大阪の展示会(5/2~5/3)に参加します。

GWに入りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私はGW中に二つのイベントに参加予定ですが、第一弾、5/2~5/3の大阪での展示会を、あらためてご紹介します。

第11回 関西弦楽器製作者協会 展示会

5月2日(木) 12:00 -20:00
5月3日(金) 10:00 -18:00
大阪市中央公会堂 3階 中集会室(入場無料)

問い合わせ先 藤井勉 (絃楽器工房セレーノ) 
TEL : 06‐6862‐4050 info@kansai-violinmakers.jp

詳しくは、こちらのサイトをご覧下さい。

私はヴァイオリン2台とビオラを展示いたします。
ヴァイオリン1台とビオラは、昨年のクレモナ・トリエンナーレコンクールに参加した楽器を展示いたします。
この機会に、御試奏いただければ嬉しいです。
(私の楽器は、聴き比べ&ミニコンサートには出品いたしません)
会場にて、皆様にお目にかかれますのを楽しみにしております。

トリエンナーレコンクールに参加したヴァイオリンの写真はこちらでご覧いただけます。
https://sguscia50.exblog.jp/239145277/

写真は、3年前に参加したときのものです。(少し若い?)

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また、GWイベント第二弾の、私の楽器を吉田直矢さんに演奏いただくコンサートですが、まだお席に余裕があるようです^^ので、ぜひ宮地楽器さんにお問い合わせいただければ嬉しいです。(宮地楽器小金井店 042-385-5585

『吉田直矢 Plays KIKUTA』
新作マスターヴァイオリンの伝道者 吉田直矢が迫る菊田浩の世界


5月6日(月・振休)
【開場】13:30 【開演】14:00
宮地楽器小金井店 さくらホール
料金 MSC会員:1,000円/一般:2,000円 全席自由(要予約 042-385-5585

演奏 ヴァイオリン:吉田直矢、ピアノ:山本有紗
ゲスト:菊田浩(弦楽器製作家)

イベントの成り立ち、内容については、こちらの記事でご紹介しております。
https://violino45.exblog.jp/27562837/

GW期間中に、皆様にお目にかかれますのを楽しみにしております。

# by violino45 | 2019-04-28 22:33 | お知らせ | Comments(2)

クレモネーゼ 1715モデル 動画と写真でご紹介

以前、ホワイトヴァイオリンとしてご紹介しました、ストラディバリ、クレモネーゼ 1715モデルが完成しました。

今回も、クレモナ在住の演奏家、横山令奈さんに試奏していただきましたので、動画と写真でご紹介させていただきます。


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今回、たっぷり4曲演奏いただきましたので、10分を超える動画となりましたが、ミニ・リサイタルのように楽しんでいただけるように編集しましたので、ごゆっくりご覧いただければ嬉しいです。
特に、後半のタイスの瞑想曲は、全曲通していただいておりまして、高音から低音までの、楽器の特徴が良く分かる動画となったのではないかと思っております。

この、クレモネーゼ 1715モデルは、5月6日の、宮地楽器さんでのイベントでもお披露目させていただく予定です。
御試聴いただき、ありがとうございました。

横山令奈さんのプロフィールは、こちらです。
https://profile.ameba.jp/ameba/lena-violin

実は横山さんは現在来日中で、4月26日と27日には、大阪で演奏会があるそうです。
妹の横山亜美さんが、ブログに演奏会について書かれています。

4月26日について
4月27日について

前回同様、完成したばかりのヴァイオリンをプロの演奏家さんに試奏いただくのは緊張しますし、また、慣れない楽器での演奏を動画として残すことへの申し訳ない気持ちもあるのですが、そういう不安を一切感じさせない横山さんの演奏は、さすがですね。
そして、生まれたての楽器の最初の状態を記録に残すという意義にご賛同、ご協力いただけて、横山さんにはとても感謝しております。


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では、最後に、写真にて楽器をご紹介いたします。
いつもの1705年モデルとは、やはり少しだけ趣が違うシルエットです。

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エフも、師匠のニコロ・アマティの影響が少なくなり、黄金期のストラドらしい、力強いエフの造形です。

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ホワイトの状態でも説明しましたが、この、Cの部分のラインの流れ方が、1705モデルとは微妙に違うところです。
超マニアックな違いではありますが、、

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ウズマキも、黄金期のストラドを意識して仕上げましたが、毎回、いろいろ悩む部分ではあります。

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今後も、機会があれば、クレモネーゼ・モデルも製作していきたいと思っております。

ご覧いただき、ありがとうございました。


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# by violino45 | 2019-04-24 15:16 | 製作記 | Comments(4)

吉田直矢さんの演奏会(5/6宮地楽器)に向けて

5月6日に宮地楽器で開催されます吉田直矢さんの演奏会について、あらためてご紹介させていただきます。

5月6日(月・振休)【開場】13:30 【開演】14:00
宮地楽器小金井店 さくらホール
料金 MSC会員:1,000円/一般:2,000円 全席自由(要予約 042-385-5585)
https://strings.miyajimusic.jp/sale/event.php

この演奏会では、新旧、私が製作した様々な時代の楽器を取り揃えて、どのような音の違いがあるのか、私の製作ポリシーをご説明しつつ、吉田直矢さんにたっぷり演奏していただく予定です。

なぜこのような企画が実現したのか、今回は、吉田さんと私との御縁につきまして少し書かせていただきます。


時は遡って2005年、まだまだ駆け出しの製作者だった私は、先が見えない中、日本の楽器店さんを巡っては、製作した楽器へのご意見をいただいておりました。
そんな中、某楽器店にお邪魔していろいろお話ししている時に、吉田直矢さんがそのお店の常連で、ご自身も日本人製作家の新作楽器を使用されていると聞いて、ぜひご意見を伺いたく思い、ご紹介いただいたのが初めての出会いでした。

ちょうど2005年のチェコのコンクールに参加したヴァイオリンを持参していたので、試奏いただいたのですが、私が今まで経験したことがないくらい、また、自分の楽器とは思えないくらい、大きな音が鳴り響いて、ビックリしてしまったのでした。

青天の霹靂というのはこのことで、非常に衝撃的な出会いでしたし、私自身、その楽器はコンクールで音の評価が低く4位に留まったことで(高橋明さんが優勝^^)少し自信も無くしていた時でしたので、私の楽器も将来に向けて可能性があることを示していただけたような、喜ばしい出来事でした。

その時に、いろいろご意見をいただいたことも非常に勉強になり、今につながっておりますので、やはり、この2005年の出会いは、非常に大きい出来事だったと思います。

その直後に、都内で吉田さんのリサイタルがあると伺って、聴かせていただいたのですが、既存のクラシック演奏会に留まらず、斬新なアレンジや、演奏形態の新しさが非常に印象的でした。
特に、交響曲を小編成にアレンジして、ソロヴァイオリンで聴かせる試みが、迫力があって素晴らしかったです。

この出会いの前後で、宮地楽器の山本さんとも御縁ができ、私自身の製作家としての活動も勢いがついてきて、そして、2006年のヴィエニアフスキーコンクールでの優勝につながっていくわけですが、もし吉田さんとの出会いがなかったら、そういう人生もなかったかもしれないと思うと、やはり、出会いの大切さをあらためて思うわけです。

そして、2007年にはチャイコフスキーコンクールで1位をいただき、その年の11月には弦楽器フェアにて、宮地楽器さんのブースで展示させていただくことになったのですが、吉田さんはもちろん駆けつけてくださって、優勝した楽器を試奏していただきました。
以下、写真は2007年の弦楽器フェアの時のものです。

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出会いからちょうど2年で、このような形でご一緒できることは、お互いにとても嬉しいことだったのは言うまでもありません。

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その後、弦楽器フェアには毎年参加させていただいていますが、吉田さんは必ず宮地楽器ブースに立ち寄ってくださって、パワフルな大きな音で試奏いただけるので、そのたびに、2005年の出会いを思い出して、自分の楽器もここまで鳴るのだと、あらためて心強さをいただいております。
(製作家というのは、実は、このように単純なものであります^^。)

もちろん、いつも、貴重なご意見をいただけるので、製作家として、非常に勉強になる時間でもあります。

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今回、私と吉田さん、そして宮地楽器さんとの御縁が実り、演奏会を開催いただけるのは、とても嬉しいことであります。
もちろん、自身の製作楽器を使用した演奏会は、とても緊張しますし、不安に思うこともたくさんあります。
でも、2005年の出会いから14年目に、このような貴重な機会をいただけるのは、やはりとても感慨深いですし、製作家としてとても幸福なことだと思っております。

5月6日のイベントは、おそらく、かつてないほど私の楽器が鳴り響く演奏会になると思いますので^^、GW最終日、ぜひ御来場いただき、私と驚きを共有していただければ嬉しいです。
吉田さんとともに、皆様の御来場を心からお待ち申し上げます。



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# by violino45 | 2019-04-21 07:43 | お知らせ | Comments(2)

5月、展示会とイベントのために帰国します。

早いもので4月も半ばになり、ゴールデンウィークも近づいてきましたが、皆様ご予定はお決まりでしょうか?

私事ですが、今年も5月に帰国しまして、2つの展示会と、宮地楽器さんのイベントに参加いたします。

5月2日~3日   関西弦楽器製作者協会 展示会(大阪市中央公会堂)
5月6日      吉田直矢さんによる、菊田ヴァイオリンを使用した演奏会(宮地楽器小金井店内ホール)
5月18日~19日   日本バイオリン製作研究会 春の展示会(池袋アカデミーホール)

以下、順に、詳しくご紹介いたします。


第11回 関西弦楽器製作者協会 展示会

5月2日(木) 12:00 -20:00
5月3日(金) 10:00 -18:00
大阪市中央公会堂 3階 中集会室(入場無料)

問い合わせ先 藤井勉 (絃楽器工房セレーノ) 
TEL : 06‐6862‐4050 info@kansai-violinmakers.jp

詳しくは、こちらのサイトをご覧下さい。

今回のメインテーマはチェロですが、私はヴァイオリン2台とビオラを展示いたします。
ヴァイオリン1台とビオラは、昨年のクレモナ・トリエンナーレコンクールに参加した楽器を展示いたします。
この機会に、御試奏いただければ嬉しいです。
(聴き比べ&ミニコンサートには出品いたしません)
会場にて、皆様にお目にかかれますのを楽しみにしております。

写真は、3年前に参加したときのものです。 

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『吉田直矢 Plays KIKUTA』
新作マスターヴァイオリンの伝道者 吉田直矢が迫る菊田浩の世界


5月6日(月・振休)
【開場】13:30 【開演】14:00
宮地楽器小金井店 さくらホール
料金 MSC会員:1,000円/一般:2,000円 全席自由(要予約 042-385-5585

演奏 ヴァイオリン:吉田直矢、ピアノ:山本有紗
ゲスト:菊田浩(弦楽器製作家)

以前から親交のありましたヴァイオリニストの吉田直矢さんに、宮地楽器さんのイベントにて、私のヴァイオリンを演奏いただくことになりました。
吉田さんの迫力のある演奏を、ぜひお楽しみくださいませ。
私も、楽器の説明などで参加させていただきます。

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吉田直矢さんのプロフィール他、イベントの詳しい情報は、こちらのサイトをご覧下さい。

GW中、宮地楽器さんでは弦楽器フェアとしてセールが開催されます。
5月6日以外のイベントもお薦めですので、ぜひ御来場ください。
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第17回 日本バイオリン製作研究会 春の展示会

場所:東京池袋アカデミーホール
東京都豊島区東池袋1-30-6  ホテルグランドシティの隣 B1
(池袋駅東口徒歩6分 03-3989-0715)
日程:5月18日(土)19日(日) 両日共 10:00-17:00 (入場無料)

試奏コンサート
18日(土)11:00~      ヴィオラ 石川暁(当会会員)
      13:30~、15:00~ バイオリン 三澤裕美子
19日(日)11:00~      チェロ 植草ひろみ
      13:30~、15:00~ バイオリン 星野美葉

私は、2017年のヴァイオリン、2011年のヴァイオリン、そして、2018年のビオラで参加の予定です。
試奏コンサートには、両日とも参加の予定です。
会場にて、お目にかかれますのを楽しみにしております。

写真は、2年前の展示会(同会場)の時です。
今回は高橋明さんは参加しませんが、根本和音さんは参加されます。

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ご覧いただき、ありがとうございました。
展示会、そしてイベントにて御来場をお待ちしております。
皆様にお目にかかれますことを楽しみにしております。







# by violino45 | 2019-04-08 06:54 | お知らせ | Comments(2)

ストラディバリ、1705年モデル  動画と写真でご紹介

クレモナも、ようやく暖かくなり、中庭の桜も満開となりました。


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日本のソメイヨシノとは違って、天に天にと向かって伸びていくような、力強い枝振りです。

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しばらくすると、葉桜になり、そして、美味しそうなサクランボが実りますが、毎年、見るだけです。。

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さて、タイトルに書きましたように、以前、ホワイトでご紹介していました、ストラディバリ、1705年モデルが完成しました。
昨年までは、楽器が完成すると、製作仲間の輪野光星さんに動画撮影をお願いしておりましたが、いろいろな都合で、継続することが難しくなってしまいました。
輪野さんには、今まで素晴らしい演奏でコラボしていただき、とても感謝しております、ありがとうございました。


地道に続けてきた動画撮影なので、これからどうしようか思案しましたが、クレモナで演奏活動をされているヴァイオリニストの横山令奈(れな)さんに試奏をお願いできないか尋ねてみたところ、快く引き受けていただきましたので、先日、動画の撮影を行いました。

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横山令奈さんは、2006年にイタリアに留学され、2011年にはクレモナのモンテヴェルディ音楽院を審査員一致の満点で卒業された後、イタリアを中心に活動、ソリストとして数々のオーケストラやアンサンブルとの共演を実現する中、数多くの国際コンクールにて優勝されるなど、輝かしい経歴をお持ちです。
この場では書ききれませんので、横山さんの公式ブログのプロフィールのページをぜひご覧ください。

また、ピアノ、チェロとのトリオでの演奏活動「トリオカノン」もされています。
トリオカノンの公式ページはこちらです。
https://www.triokanon.it

多忙な中、演奏活動をされている横山さんですが、2013年からは、クレモナのヴァイオリン博物館にて、展示楽器の公開演奏者を務められています。
つまり、博物館のホールでは、定期的にストラディバリなどの名器を紹介するリサイタルが開催されていますが、現在、公開演奏者の役職を務められているのは3名の演奏家で、横山さんはその一人なのです。
横山さんの演奏の芸術性、そして楽器の個性を引き出す演奏技術が、高く評価されていることの証明だと思います。

このような役職の方に、新作ヴァイオリンの試奏をお願いすることは、なかなか畏れ多く、勇気がいることではありましたが、伺うところによると、横山さんご自身もクレモナの新作ヴァイオリンを愛用されているとのことですし、私自身、楽器を試奏いただいてご意見を伺うだけでも大変勉強になることですので、思い切ってお願いしたというわけです。

そういうわけで、無事に録音も終了しましたので、動画をご紹介させていただきます。
曲は、バッハのパルティータ2番、ブラームスのハンガリー舞曲5番、タイスの瞑想曲、それぞれ冒頭部分を弾いていただきました。


横山さん、素晴らしい演奏をありがとうございました。
これからも、継続して試奏をお願いできればと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

ちなみに、この日は、録音の直後に、ヴァイオリン博物館にてストラディバリの試奏コンサートがあるとのことで、急いで移動されました^^。

横山さん、4月には帰国されて、26日と27日には大阪にて、トリオカノンとして演奏会に出演されるとのことです。

詳しくは、横山さんの妹の亜美さん(日本でヴァイオリニストとして活動されています)のブログにてご紹介されていますので、ぜひご覧ください。
https://ameblo.jp/ami-yokoyama-violino/entry-12447151700.html



さて、今回試奏いただきましたヴァイオリンを、写真でご紹介させていただきます。

私のメインモデルとなっております、A・ストラディバリ、1705年のモデルです。

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裏板は、少しだけ細かい、そして変化のあるトラ杢の1枚板を使用しました。

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エフは、この1705モデルと相性の良い、アマティ的な雰囲気を持ったデザインです。

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裏板のコーナー部分です、このモデルの特長である、伸びやかな造形を目指しています。

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ウズマキは、この二年ほど、継続して使用しています、黄金期のストラディバリのモデルで製作しました。
最近は慣れてきましたが、毎回、いろいろ悩むのは、どのモデルでも同じです。

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正面からの造形です。

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斜めからも。
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この楽器も、間もなく手元を離れ、お客様の元に旅立っていきます。

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お客様の元で、どのような音色で鳴ってくれるのか、製作者としては毎回心配しつつ、もちろん、とても嬉しい気持ちで送り出します。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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# by violino45 | 2019-03-31 06:38 | 製作記 | Comments(4)