本年もよろしくお願いいたします。 & 仕事納め2017

旧年中は、拙ブログに御来場いただき、まことにありがとうございました。
おかげさまで、一年間、無事に過ごすことができました。
2018 年も、よろしくお願いいたします。

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早いもので、前年の最後に製作したウズマキでの年賀も8年目となりました。
年々、視力も落ちてきていて、拡大写真はハードルが高くなっていくのを感じますが^^、、、
でも、気持ちは、まだまだ現状維持ではなく、より美しい楽器を目指して、さらにチャレンジしていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

さて、大晦日も、通常通り仕事をしておりまして、文字どおりの仕事納めとなりました。
ちょうど区切りよく、ボディを閉じる作業となりました。
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貼り付けたラベルの年表示を、2018と書いたところで、年が変わることを実感しました。
製作台数の表示は、106となりました、、200まではまだまだ遠いです。。。
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慎重に最終確認をして、ボディを閉じる作業です。
毎回、なにかやり残したことが無いか、気になる瞬間です。
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ボディが仕上がりました、まだまだ楽器の誕生までは先が長いですが、生まれ出るその日まで、静かに呼吸しているようにも感じます。
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今年も、鏡餅的なミケにゃんでご挨拶させていただきます。
ミケにゃんともども、本年もよろしくお願いいたします。
(鏡餅的というよりも、雪だるま的、かもですね~)
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# by violino45 | 2017-12-31 23:24 | 製作記 | Comments(2)

良い年末をお過ごしください。

気がつくと、今年もあと一週間となりました。
クリスマスな日々ではありますが、いつもと変わらず、楽器製作をご紹介させていただきます。

前回、ミニカンナまでご紹介しましたストラドモデルですが、スクレーパーでの仕上げをしております。
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この作業、基本的には、出っ張っている部分を削っていけば、希望のアーチに仕上がるはずなのですが、ある部分を削ると、他の部分がふくらんで見えてきたり、少し照明の位置を変えると、さっきまでとはまったく違うアーチに見えたりと、なかなか到着地点が見えない、ここで終わりと決められない、悩ましい作業です。

でも、ふと、ある部分を削ってみたら、いままでの悩みが嘘みたいに全体のバランスが取れてきたりすることもあって、面白い作業でもあります。
以前撮影した動画がありますので、よろしければご覧くださいませ。





さて、せっかくのクリスマスの投稿ですので、少しだけ、雰囲気を出して写真を撮影してみました。
いただきもののミニツリーですが、毎年、菊田家のクリスマスを彩っております。
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今年も、展示会やイベントなど、いろいろな出来事がありましたが、皆様には大変お世話になり、あらためて感謝申し上げます。

良いクリスマスの一日、そして、年末をお過ごしくださいませ。

最後に、クリスマスイブのミケにゃんです。
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# by violino45 | 2017-12-25 02:12 | 製作記 | Comments(2)

ストラドモデル開始 と クックロビン

クレモナに戻って二週間ほど経ちますが、未だに時差ボケが抜けきらない感じです。
ブログを開始した2005年の頃は、一週間もかからずに普段の生活に戻れていたような気がするのですが、、、
とりあえず、気のせいと思うことにして、ブログを再開いたします。

クレモナに戻って早々、次のヴァイオリンの製作を開始しております。
今回も、ストラディバリ、1705年モデルです。

横板の、Cの部分を貼り付けて、カンナで高さを揃えているところです。
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ヴァイオリン製作の中では、比較的地味な作業となりますが、、
曲がっているものにカンナをかけるのは意外と大変で、気を付けないと、削り過ぎてやり直しという事態にもなるので、慎重に作業します。
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ちょっとスキップしてしまいますが、裏板の荒削りです。
体力を使う仕事なので、時差ボケの身には堪えますが、寒い時期には、体が温まっていい感じです。
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そして、ミニカンナでのアーチの削りです。
低い照明での影を見ながら、バランスの取れたアーチを作り出していきます。
見た目の美しさに気を取られますが、カーブによって、音の出方が変わってきますので、木材の性質を見極めながらの作業になります。
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さて、最近、真冬にもかかわらず、ベランダに野鳥が飛んできまして、どうやら、餌を探しているように見えたので、植木鉢の皿に鳥の餌を入れておいたら、毎日、ご飯を食べにくるようになりました。
でも、すごく用心深くて、写真を撮ろうとすると逃げてしまうので、無人カメラを設置して、動画を撮影してみました。
後で確認したら、見事に写っていましたので、ご覧下さいませ。


野鳥にはまったく詳しくない菊田家ですが、胸が綺麗なオレンジ色という特徴を頼りに、ネットで調べたら、どうやら、「ヨーロッパ・コマドリ」という種類らしいことが分かりました。
英語では、「ロビン」というそうで、もっと調べたら、マザーグースの歌で有名な「誰がクックロビンを殺したか?」の「ロビン」のようです。
たまたまベランダにご飯を食べに来てくれた野鳥が、そんな由緒正しい有名人(鳥)だったということで、ビックリでしたが、その後もロビン様は毎日食事に来ております。

ミケにゃんは、野鳥が来ても、まったく関心が無いようで、熟睡しております。
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大久保さんにいただいたクッションがお気に入りです。
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# by violino45 | 2017-12-19 06:45 | 製作記 | Comments(4)

松山での音楽イベントに参加しました。

毎年、11月の後半には松山市にお邪魔して、音楽イベントに参加させていただいておりますが、今年はレクチャー形式の演奏会、大人のための音楽教室【モーツァルトはなぜ良いのか?、なんて良いのか!】と題されたイベントに参加いたしました。

場所は、松山市の中心街にあります、マツヤマ楽器さんの2Fホールです。

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最初は、松山市を中心に活躍されているピアニスト、池田慈さんによる、モーツァルトのピアノ曲の解説、そして演奏も聴かせていただきました。

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池田さんとは、実は、10年前からの御縁です。
2007年に、チャイコフスキー・コンクールのヴァイオリン製作部門で一位を獲得した時に、諸事情で表彰式と展示会には行けなかったのですが、その時に、モスクワに住む知人に紹介していただいたのがロシア留学中だった池田さんで、池田さんの友人が写真に詳しいとのことで、展示会の様子を撮影していただいたのですが、その時にはまだ面識もありませんでした。

その後、諸事情で楽器がクレモナに戻ってきてしまい、2009年に、ようやくコンクール事務局に楽器を返還することになり、高橋明さんとモスクワに渡ったのですが、楽器が無事返還できて、ホッとして、モスクワ市内の「うどん屋」に入った時に、偶然、その場にいらっしゃったのが池田さんだったのです。

それがご縁で、翌年にはクレモナに来訪されたりして、親交が続いていたのですが、ロシア留学が終わって松山を中心に活動を開始されていたのは存じていましたが、池田さんが、この会の主催をされている西村真也さんと出会われて、このようなイベントでご一緒することになったのはまったく偶然の流れでしたので、御縁の不思議さを感じております。

ですが、御縁があったのにもかかわらず、今まで、ピアノの生演奏を聴かせていただいたことがなかったので、今回、初めて間近で聴くことができて、嬉しかったです。
モーツァルトのピアノソナタ、素晴らしい演奏でした。
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続いて、松山で英語教師をされている長岡アーティさんによる講演でした。
非常に幅広く深い知識をお持ちの長岡さんが、モーツァルトの魅力を、CDによる音楽再生を交えながらじっくりと説明されて、私自身もとても勉強になる時間でした。

腕に抱えておられるのは本物の猫ちゃんではなく、今は他界された愛猫ピクシーを模したぬいぐるみなのですが、長岡さんによると、ピクシーはとても頭の良い猫だったため、教授となって蘇ったとのことです。
今回の講演は、ピクシー教授と長岡さんの掛け合いで、楽しく進行されました。

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最後は、主催者であり、松山モーツァルト会会長である西村真也さんと、御子息の壮さんによるヴァイオリン・ソナタ演奏、そして、モーツァルトの音楽の魅力を解説いただきました。
表題の、【モーツァルトはなぜ良いのか?、なんて良いのか!】というテーマに向けて、実演を挟みながらの解説は、とても興味深い内容でした。

演奏していただいたのは、2009年に私が製作したヴァイオリンです。
今回、ガット弦(オリーブ)が張られていましたが、メリハリがあって深みのある音色で、モーツァルトの演奏に合っていると感じました。
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今回、私もイベントに参加させていただきましたが、モーツァルトについて語れる知識も話術もありませんので、モーツァルトの時代にどのような楽器が使われていたのかを、バロック時代のヴァイオリンを使って実演できないかと思い、宮地楽器の山本さんに相談したところ、バロック・バイオリンの新作を貸していただけることになりました。

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私の拙い説明では、バロックバイオリンを上手くご紹介できたかどうか怪しいところですが、実物をご覧いただけたことで、また、壮さんに少し弾いていただけて、当時の音色をお客様にも感じていただけたのではないかと思います。
山本さん、ご協力いただき、ありがとうございました。
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ちなみに、このバロックバイオリンを製作したのは、クレモナ在住の金子祐丈さんなのですが、なんと、出身は松山市とのことです。
今回のイベントは、いろいろな御縁を感じる場となりました。
あらためて、お世話になりました皆様に御礼申し上げます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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# by violino45 | 2017-11-19 19:15 | 日記 | Comments(4)

弦楽器フェアのご報告

弦楽器フェアには大勢のお客様にご来場いただき、ありがとうございました。

大変遅くなりましたが、写真にてご報告させていただきます。
3日間、宮地楽器のブースにはたくさんのお客様にご来場いただきました。
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お客様と、楽しく歓談させていただいたり、、、
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貴重なご意見もたくさんいただきました。

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ヴァイオリンの音を聴いていただく時は、とても緊張しますが、貴重な勉強の時間です。
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今回も、試奏担当として、宮地楽器の講師先生にご参加いただきました。
佐々木梨花先生には、何年もお世話になっております。
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長直子先生は、今年初めてご参加いただきました。

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弦楽器フェアでの、大久保さんとの記念撮影、大切な恒例行事となっております。
知り合ってから、もう20年となりました。お互い、まだまだ元気で頑張っていきたいものです。
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そして、ラザーリ師匠との記念撮影です。
15年前に師事して以来、ずっと大きな目標であり、大切な同い年の友人でもあります。

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さて、今年の弦楽器フェアは、60周年ということで、「日本のヴァイオリン製作の歴史」が紹介されていました。

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やはり、代表的な製作家としては、鈴木バイオリンの創設者、鈴木政吉さんが筆頭となりますね。
90年前の作品、風格と凄みを感じさせる楽器でした。
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そして、個人製作家としては、やはり宮本金八さんが有名です。
今回は、氏のカルテットが展示されていました。

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さすがの、安定した技術を感じさせる、すばらしい作品でした。
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恥ずかしながら、私の勉強不足で、存じ上げない製作家の作品もありましたが、雰囲気のある、力強い作風に惹きつけられました。

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大先輩方の作品を拝見していて、どのようなお気持ちで製作をされていたのか、想像しました。
今よりも情報が少ない時代、きっと、無我夢中で、熱い思いで挑戦されていたのではないかと思います。
私たち後世の製作家は、先輩たちが築いてこられた歴史を汚すことの無いように、真摯に取り組んでいかなければならないと思いました。
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今回来日されていたジェノバのマエストロ、ジョルダーノ氏に楽器を見てもらっている高橋明さん。
さすがに、緊張してますね。

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クレモナの製作家仲間、そしてライバルでもある、メンタさんとダニーロさんに私の楽器を見ていただきました。
良い評価だったので、嬉しかったです。。

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小さいお子さんにはフルサイズのバイオリンは大き過ぎですが、、でも、手作りの楽器の雰囲気を感じて、良い経験になっていただければ、弦楽器フェアの意義は大きいのではないかと思います。
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天野さん、講師の長先生に試奏していただいて、真剣に音のチェック中です。
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フェア最終日、皆、壊れてきました。
突然、チェロを弾き始める高橋明さん。

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私と山本さん、足をストレッチして気合を入れ直します。
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無事にフェアも終わり、記念写真です。
お客様との触れ合いがとても楽しい3日間でしたし、今後の製作活動に向けて、とても勉強になる時間となりました。
あらためて、感謝申し上げます。
来年も、この場所で皆さまとお目にかかれます日を楽しみにしております。
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打ち上げは、イタリアの仲間との、居酒屋での宴会でした。
イタリア人、特にメンタさんが居酒屋での作法(取り分け等)を完璧に心得ていてビックリでした^^。。
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# by violino45 | 2017-11-10 22:30 | 日記 | Comments(2)

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