思い出話② ラッザリ工房での修行時代

昨年、思い出話①としてミニカンナにまつわる話を書いてから、だいぶ時間が過ぎてしまいました。

今回は、関西弦楽器製作家協会のコラムにて、ラッザリ工房での修業時代の話を書きましたので、ブログでも思い出話としてご紹介させていただきます。

尚、当ブログでは、師匠の名前の表記を「二コラ・ラザーリ」と書いておりましたが、公式には「ラッザリ」と表記されていることを受け、今回のコラム掲載を機会に、今後のブログでは「ラッザリ」表記に統一させていただこうと思いますので、ご了承くださいませ。

コラムでは、2004年当時、ラッザリ工房での修業時代に使っていた、小さな作業台について書いております。
今年1月の宮地楽器さんのイベントの際に、奥様の渚さんからこの作業台をご紹介いただいて懐かしくなり、今回、コラムに書かせていただきました。

ではコラムをご覧くださいませ。

ご覧いただき、ありがとうございました。

では、コラムでは使わなかった写真を追加しつつ、少し補足させていただきます。

2004年当時の私の近影です。
43歳になる年、、やはり若いです。

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この、引き出しの家具が置かれていた場所には、現在、作業台があり、奥様の渚さんが仕事をされています。

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アレッサンドロ・メンタ氏と二人で作業中、ラッザリ師匠は外出中でしょうか。

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製作学校を卒業したばかりで、楽器が売れるかどうかまったく想像もできない状況でしたが、念願だった師匠の工房で仕事をすることができて、希望にあふれた、幸福な時代でした。

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当時の師匠、同い年ですから43歳の頃ですね。
コラムにも書きましたが、弟子入り前の数年間、この位置から師匠の仕事ぶりを見学していました。
その貴重な時間があったからこそ、今も製作家として活動できていると思いますので、私のワガママを許してくれた師匠には感謝しております。

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ご覧いただき、ありがとうございました。

以下、恒例の猫雑感です。

ちび丸がのんびり転がっていると、

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ビッキーがやってきてちょっかいを出し、

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相撲が始まります。
仔猫だったビッキーも、ちび丸とほぼ同じ体格になってしまいました。

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ビビ丸は、少しだけダイエットしたら、自力でソファーに上れるようになり、ご満悦です。

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クロ丸は、仔猫の時から好きだった猫タワーが今でもお気に入りです、完全に身体がはみ出してますが。

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この三匹は、いつも仲良しで、くっついて寝てますね。

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お彼岸ですね、これから一気に日照時間も長くなり、春めいてきますが、季節の変わり目、引き続きご自愛くださいませ。





# by violino45 | 2022-03-20 17:45 | 思い出話 | Comments(2)

次回作ヴァイオリン、製作中です。

3月も半ばを過ぎましたが、クレモナはまだ肌寒い日が続いています。

作業のほうは、現在、2022年の最初のヴァイオリンのニス塗り、そして2番目のヴァイオリンの製作を進めております。

こちらはニス塗り中の楽器、だいぶ色が付いてきました。

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次のヴァイオリンの製作の様子は、いつもどおり、ダイジェストでご紹介いたします。

横板の貼り付けです。
Scondaと書いてありますが、1705年モデルの2番目の内型という意味です。

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カーブが強くで曲げにくいセンター部分の横板、無事に貼り付けが終わると、少し安心できます。

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クロ丸が点検に来ました。

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そして、裏板の荒削りです。
今回は、お客様の御要望にお応えして、一枚板での製作となりました。
木材の質を確かめながら、削っていきます。

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そして、ミニカンナでのアーチ削りです。

ここまで来ると、木材の性質も掴めてきているので、どのような膨らみにしたら音響的に良いのかを考えながら、見た目も美しいバランスのアーチを目指して削っていきます。

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もう20年以上使っているミニカンナは、頼もしい相棒です。

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光を斜めから当てて、影を頼りに削っていきます。

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表板も並行して作業します。
エフを描いては削っての繰り返しで、仕上がりのイメージを掴んでいきます。

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さて、まだまだ春が来ないクレモナですが、少しずつ日も長くなって、明るい陽射しも感じます。
ベランダから見える風景も、真冬とは少し違います。

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一本桜も、開花に向けて、太陽の光を一身に取り込んでいるようです。

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よく見ると、だいぶツボミが膨らんできているようです。

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3月の終わりには、今年も綺麗な花を見せてくれそうです。

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猫たちも、春の訪れを感じているようです。

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というか、この子たちにとって、初めての春の到来ですね。

背景に見える窓が、この2匹が保護されて来た猫シェルターです。


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暖かい季節の到来とともに、ますます元気に育って欲しいです。

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# by violino45 | 2022-03-17 15:08 | 製作記 | Comments(2)

「カノン砲モデル」と「ストラドモデル」の音色比較

前回、ガルネリ「カノン砲」モデルの外観をご紹介いたしましたが、ぜひ音色も聴いていただければと思い、試奏動画を作成しました。

また、この機会にストラディバリモデルとの違いを客観的に聴いてみたくなり、昨年9月のトリエンナーレ・コンクールに参加した楽器との音色比較をしました。

動画では、最初にファースト・ポジション、続いてサード・ポジションで音階を弾いております。
それだけで音色の違いは分かりますが、ほかに、2弦に渡るメロディーでの比較や、1弦で弾くメロディーでの比較をしております。

どちらの楽器も、弦は「エヴァ・ピラッツィ・ゴールド」です。

私の拙い演奏では音のバラツキが多く、厳密な比較とは言えませんが、モデルによる音色の違いを参考程度に楽しんでいただければ嬉しいです。
9分ほどの動画です。




ご視聴いただき、ありがとうございました。

ヴァイオリンの音色は、木材の質、削り方が大きな違いを生みますし、ニス、魂柱、駒、弦など、様々な要素が絡み合って、最終的な音色が決まっています。

なので、言うまでもありませんが、今回の2台のヴァイオリンの音色差は、モデルの違いだけではありません。

ですが、製作者としての率直な印象として、2台の楽器の音の違いの中に、比較的大きな割合で、ガルネリモデル特有の音色を感じることができたような気がしています。

もちろん、それは今回のような限られた条件の試奏で結論付けられるものではないので、今後も、機会を見つけて音色の検証を続けていきたいと思っております。

さて、音色の比較をしたついでに、外観の違いについても、あらためてこの機会にご説明してみたいと思います。

以下、ストラドモデル、ガルネリモデルの順番で、一枚づつ、並べていきます。

まずは、表板です。
こちらは、いつものストラディバリ、1705年のモデルです。
2021年9月のトリエンナーレコンクールにて、150台の参加楽器の中で15位だったヴァイオリンで、音色、外観ともに、私の基準となるモデルと言えます。

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こちらは、ガルネリ「カノン砲」モデルです。
ストラドモデルに比べると、全体に丸い雰囲気です。
後ほどご説明しますが、エフ孔の表情にもご注目ください。

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続いて、裏板です。
ボディのシルエットが、より分かりやすいです。
ストラドモデルは、やはり全体的にスクエアな印象で、特に、黄金期のストラディバリの特徴となっています。

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こちらは「カノン砲」モデル。
上下部分の丸まった雰囲気も印象的ですが、センター部分の開き方が、より開放的で、丸みを帯びているのがガルネリモデルの特徴です。

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センターの部分を抜き出してみました。

ストラドモデルは、くびれの部分が直線的で、閉じたカーブを感じます。

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ガルネリモデルは、より丸いカーブで、しかもコーナー部分で少し開放的な雰囲気を感じます。

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ストラドモデルのエフは、少し横方向に広がりがあり、全体的に丸みを帯びた柔らかい造形が特徴です。

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ガルネリモデルは、縦方向の勢いが強く、また全体に尖った印象で力強さを感じます。
眼光鋭い感じでしょうか。

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ストラドモデルのウズマキは、バランスが取れていて、繊細かつダイナミックな造形です。

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ガルネリモデル、特に「カノン砲」のウズマキは、無骨でワイルドなところが魅力です。
この造形に慣れてしまうと、ストラドモデルが少し物足りなく見えてしまいます。

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長文ご覧いただきありがとうございました。

今回、2台のヴァイオリンの音色と外観を比較しましたが、それぞれに独特の魅力があることを再認識しました。

今後も、ストラドモデルをメインに製作していくと思いますが、時々、他のモデルを製作する機会が得られることを願っています。


さて、恒例の猫ブログ、前回はアクティブに走り回る写真でしたので、今回は、少し落ち着いた様子をご紹介します。

ビッキーとクロ丸は、体は大きくてもまだ仔猫という感じで、好奇心旺盛です。
作業台にも、よく登ってきます。

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やんちゃ坊主のビッキーは、誰にでも付いていって甘えて、最後にはケンカになるパターンが多いです。

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少しお兄さんのクロ丸、幼少時代のトラウマからか、いまだに怖がりですが、とても穏やかで、ビッキーの面倒をよく見ています。

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気が付くと、狭いカゴの中で、重なるように寝ています。

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ラブラブな兄弟です。

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一歳年上のビビ丸は、この二匹に慕われて嬉しそうですが、時々、手に負えずに避難しています。

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足が不自由で走れませんが、仲間とともに楽しく暮らしています。

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紅一点のちび丸、弟たちと走り回る時は楽しそうですが、それ以外は一人でゆっくり過ごしたいようです。
玄関のインターホンの横がお気に入りです。

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そして、寒くなると、時々、膝に上ってきて暖を取っていきます。
その間、私も強制的に休憩時間となります。

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菊田家の特別な存在、お姫様です。

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# by violino45 | 2022-03-03 16:04 | 製作記 | Comments(6)

最新作ヴァイオリンのご紹介 「カノン砲モデル」

昨年、製作工程とホワイト・ヴァイオリンを紹介しました「カノン砲」モデルのヴァイオリンが完成しましたので、動画と写真にてご紹介させていただきます。

こちらがスライドショー動画になります、3分ほどの映像です。
御覧いただければ嬉しいです。





ご視聴ありがとうございました。

では、写真でも解説させていただきます。

ガルネリ・デル・ジェズ、1742年、「カノン砲」モデルです。

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裏板は、オリジナルの「カノン砲」のイメージに近い、上向きのトラ杢のカエデ材を選びました。

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比較として↓、ストラディバリ、1705年モデルの裏板をご覧ください。
全体のシルエットの違いを感じていただければ嬉しいです。
ガルネリの方が、全体に丸みを帯びている印象でしょうか。

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こちらは、ガルネリのエフ孔です。
全体的に縦方向に伸びたデザインで、力強い印象です。

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こちらは、ストラディバリモデルのエフ孔です。
ガルネリに比べ、横方向に広がったデザインで、全体的に柔らかい印象です。
その他、コーナー部分の造形も、ガルネリモデルとは違います。

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そして、ウズマキの大胆な造形も、ガルネリモデルの特徴です。

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こちらはストラドモデルです、ガルネリに比べて全体的に繊細で、特に、二周目のカーブが小さいのが特徴です。

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以下は、ギャラリー風に写真でご紹介します。

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別角度でのエフ孔です。

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エフ孔から見える名前、100年後も製作家として認知されていたら嬉しいのですが、、。

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裏板のアーチは、表板ほどではないですが、音響的に重要です。

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木材の特性を見極め、見た目の美しさとともに、音響的にも理想のアーチを目指して、試行錯誤しています。

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コーナー部分は、ストラドモデルと比べて小ぶりです。
弓のフロッグが当たる事故が減るという点では、より実用的なモデルと言えます。

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ネックのヒール部分は、美観的にも重要ですが、左手の親指がスムーズに当たることでハイポジションの演奏が安定しますので、機能的にとても大切な部分です。

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ガルネリの大胆なウズマキを見慣れてしまうと、ストラディバリモデルが物足りなく思えてきますが、どちらも、力強さと繊細さを併せ持つモデルですので、トータルバランスで造形を追及することが大切と思っております。

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こちらが、同じ角度でのストラドモデルのウズマキです。

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背面のくぼみも、ウズマキと同じくらいの時間をかけて丁寧に仕上げています。

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どの角度から見ても破綻なく、美しく見えるような造形を目指して仕上げていますが、完成した後に、いろいろ気になってきます。
でも、すでに手直しはできませんので、次回作への課題となるというわけです。

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長文、ご覧いただきありがとうございました。

最後に、恒例となりました猫ブログです。

相変わらず、昼夜問わず、家の中を走り回っています。

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若いビッキーが、やはり一番活動的です。(生後8か月)

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少しお兄さんのクロ丸も、躍動感がすごいです。(生後9か月)

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1歳半になるちび丸は、少し落ち着きながらも、余裕で駆け抜けていきます。

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そろそろ2歳になるビビ丸は、脚に麻痺があって早くは走れませんが、それでも、追いつこうと頑張っています。

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最後に、連続写真で、ビッキーのダッシュをご覧ください(笑)、5枚ありますが、4枚目がハイライトでしょうか。

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# by violino45 | 2022-02-16 14:08 | 製作記 | Comments(2)

新作ヴァイオリン、ホワイトでご紹介

昨年の後半からブログでご紹介しておりましたヴァイオリン、ホワイトで完成しましたので、ご紹介いたします。

いつものように、スライドショー動画を作成しましたので、ご覧いただければ嬉しいです。




ご視聴ありがとうございました。

では、写真でもご紹介させていただきます。

先日の宮地楽器さんでのイベントでもご説明しておりました、ストラディバリ 1705年モデルです。

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2005年にラザーリ師匠から譲り受けて以来、8割以上のヴァイオリンをこのモデルで製作しています。
ヴァイオリン製作の技術は、師匠から弟子に伝授され、代々、受け継がれていくものですが、モデルはそのスタート地点として、とても重要です。
モデルの伝授なしに師弟関係は成り立たないですし、また、信用できる弟子と認められて初めて、モデルを譲り受けることができるのです。

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同じモデルで作り続けることのメリットは、音の特徴を掴みやすくなることです。
その上で、木材の選択や、アーチや厚みなどを変えて、理想の音を目指していきます。
モデルを毎回変えてしまうと、音のポイントを絞りづらくなるというわけです。

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今回の裏板は、お客様のリクエストで、少し幅の狭いトラ杢の二枚板を使いました。
繊細な中にも、少し変化のあるトラ杢です。

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コーナー部分は、ストラディバリの特徴である、少し内側に寄ったパーフリングにしつつ、バランスの取れた造形を目指しています。

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ネックの付け根の部分は、「ボタン」と呼ばれ、デザイン上のポイントとなっています。
綺麗な丸なら良いというものではなく、流派によって、いろいろな特長があります。
モラッシー派の特徴としては、少し潰れた、栗のような形と言われていますが、なかなか言葉で表すのは難しい部分です。

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珍しい角度から見た、表板です。

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反対側から見ると、こんな感じです。
アーチは膨らみ過ぎず、痩せすぎず、を目指していくと、やはりストラディバリの形に近づいていきます。

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エフは、いつも通り、アマティの柔らかい雰囲気と、ストラディバリのシャープな力強さを感じさせる造形を目指しています。

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エフとコーナー部分、そしてアーチの膨らみの調和が理想です。

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ウズマキは、ストラディバリの黄金期のスタイルで製作しています。

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ストラディバリが、アマティの弟子だった頃の繊細なウズマキから一歩抜け出し、大胆な力強さを身に着けた時代のモデルです。

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背面も、ウズマキと同じくらいの時間をかけて、丁寧に仕上げることで、エレガントさと力強さを併せ持つ造形となります。

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どの角度から見ても破綻せず、美しい佇まいを持ったウズマキは、なかなか難しいテーマですが、これからもじっくり取り組んでいきたいです。

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クレモナも寒い日が続いていますが、4匹の猫たちは元気です。
廊下で集まって、なにやら悪巧みでしょうか。

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目が合ってしまいました。

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猫じゃらしに真っ先に飛びつくのは、ビッキーです。

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先輩のちび丸も身軽ですが、少しタイミングを逸したようです。

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クロ丸も、惜しいジャンプでした(笑)

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ビビ丸は、ジャンプできないですが、楽しそうにじゃれてます。

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今日のチャンピオンは、やはりビッキーです、お見事!

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# by violino45 | 2022-01-28 13:32 | 製作記 | Comments(2)