ネック

祝、イタリア優勝!
サッカーはぜんぜん詳しくないので、書く資格はないのですが、やっぱり、自分が生活している国が優勝すれば嬉しいです。
ライバルのドイツとフランスを破っての勝利だけに、イタリアの人はとても喜んでます。

、、、というか、、、クラクションがうるさくて、寝れないんですけど!(深夜0時です、、、夜通し続きそうな気配、、、、、。

まあ、めったにないことなので、、、、。

でも、いつか、日本の晴れ姿も見たいですよね。
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というわけで(どゆわけ?)、エフはとりあえず置いておいて、ネック材の整形です。

この作業で、横からのシルエットが決まってしまうので、慎重に作業しますが、作業そのものはあまり面白いものではありません。

でも、この時点で美しくないと、この後どれだけがんばってもきれいな渦巻きにはならないので、やっぱり、大切な作業です。

王蟲の目のように見えるのは、左右対称に仕上げるためのガイドで、コンパスで丸を描いたものです。(あ、これ前も書きましたよね、、、。)
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# by violino45 | 2006-07-10 07:00 | 製作記 | Comments(9)

エフ@のこぎり

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表板の厚さが4ミリくらいになったら、エフを切り抜きます。

3ミリ前後になってしまうと、板がたわんでしまって、糸鋸が使いづらいからです。

あと、エフが開いていると、厚みが目で確認できるというメリットがあります。

糸鋸で切り取る作業は、けっこうウルサイです。
バイオリン製作の中でも一番やかましい作業かもしれません。

これをしていると、いつも、ある妄想に取りつかれます。
鉛筆の線の、外側を切ってしまっているような錯覚に陥るのです、、、、。
これは、はっきり言って、怖いです。
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切り抜いたら、エフはとりあえず置いておいて、厚みを仕上げます。
厚み出しの最後は、やはりスクレーパーを使います。

この作業で、楽器の音が大きく左右されます。
この作業のポイントは、「祈り」です。
材料によって、理想的な厚みは違ってくると思うのですが、神様でもない限り、それを知ることは不可能だと思います。
経験で、ある程度は見極めることはできるのですが、最後には、祈りを込めて厚みを決めます。

でも、神様は、気まぐれ、、、。

コンクールの時は、機嫌が良かったのかな?



あれ、猫君、どこに行ってしまったの?

# by violino45 | 2006-07-08 05:05 | 製作記 | Comments(12)

ぎゃぼ!

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はい、、、拍子抜けさせてしまって、すみません。
日本から、友人がわざわざ送ってくれたので(^^)、嬉しくなって載せてみました。

貴重な限定版を、、、ありがとうございました~。

早速、遊んでみました。「ぎゃぼ!」意外と、かわいい声ですよね~。

そして、ぬいぐるみそのものも、よくできてます。
今にも、動き出しそうです。
鍵盤ハーモニカも、本物みたいに細かくできていて、びっくり。

猫君も、仲間ができて、嬉しそうですね~。


あ、もう一つお知らせです。
コンクールで一位を受賞したバイオリンの写真を、HPの作品紹介にアップしました。
ちょっと重いかもしれませんが、ポーランドに永久保存になってしまったバイオリンですので、よろしければご覧くださいませ、、、。

ぎゃぼ!_d0047461_6295675.jpg

# by violino45 | 2006-07-06 06:32 | 日記 | Comments(56)

無事に、、、?終了

はい、、、。

お騒がせしておりましたラジオ放送も無事に??、、終わりました。

私としては、アンニュイな気分が100乗くらいに増幅された結果に終わりましたが、とりあえず終わってほっとしています。

これからも、いつもどおり、この製作記を少しずつ進めてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

ちなみに、今日から一週間、NHKの下記のサイトの、左下の「前回の放送」ボタンで、私の放送分がお聞きいただけます。

http://www.nhk.or.jp/gr/index.html
(7月2日分の、18時台、17分頃です。)

# by violino45 | 2006-07-03 06:00 | 日記 | Comments(27)

厚み出し

表板の厚み出しです。

最初、表板は16ミリぐらいの厚さがあるのですが、それを、最終的には3ミリまで薄くします。

表板の「もみの木」は柔らかく、力を入れすぎるとあっという間に削りすぎてしまいますので、すごく怖い作業です。(キンチョー)

この、丸のみで5ミリくらいまで一気に削ります。
その後、ミニカンナで4ミリまで削り、、、エフを切ります。

この削りくず、、、○○チップスみたいで、おいしそうです。

でも、紙一重で、バイオリンになれずに削りくずになってしまったこの子達のためにも、良い楽器を作らなければ、、、と、いつも思います。
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# by violino45 | 2006-07-01 14:25 | 製作記 | Comments(6)