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ギター弾いてみました

7月の誕生日の記事で、私とギターとの関わりについて、写真とともにご紹介いたしました。
https://violino45.exblog.jp/27684446/

その時に、ギター動画へのトライについても少し書いたのですが、やはり実現するならこのタイミングしかないと思い、拙い演奏ではありますが、動画をアップしました。

曲は、ドック・ワトソン氏の演奏で有名な「ブラック・マウンテン・ラグ」です。
この曲は、このジャンル(カントリー系)のギタリストなら必ずレパートリーとする、超スタンダードです。

譜面上はとてもシンプルで、スケール練習のような曲なのですが、生半可な技術とセンスでは音楽に聞こえない、超難曲です。
私の場合、音楽に聞こえると言うよりも、止まらずに弾けるかどうかというレベルなのですが119.png、長年のドック・ワトソン氏ファンとしては避けて通れない曲で、いわば「聖地巡礼」のようなものかもしれません。

とりあえず、なんとか最後まで弾けたテイクをアップしました。
前置き(言い訳)が長くなりましたが、動画はこちらです。(1分半程度の短い曲です)


ご視聴いただき、ありがとうございました。

仕事の合間に少しずつ練習した程度なので、お恥ずかしい演奏ですが、子供のころから親しんできたギター曲を、指が動くうちに(生きてるうちに)何かしらの形で記録しておきたいという個人的な思いでアップしました。

これで聖地巡礼の一歩を踏み出すことができましたので、もし機会があれば、ほかの曲もご紹介していければと思っております。

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by violino45 | 2019-09-23 18:51 | 動画 | Comments(4)

最新作ヴァイオリンのご紹介

かなり前にホワイトヴァイオリンでご紹介していた楽器が、ようやく完成しましたので、写真にてご紹介いたします。

アントニオ・ストラディバリ、1705年モデルです。

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今回はお客様のご要望もあり、少し濃い目の色合いのニスとなりました。

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裏板の、コーナーの部分です。
コーナー全体の造形と、パーフリングの先端の向きが、ストラドモデルの特徴を示していますが、オリジナルストラドというよりも、やはり、ラザーリ師匠のスタイルを受け継いで製作しております。
もちろん、根底には、昨年他界されたモラッシー先生のスタイルが流れております。
最近は、私のオリジナリティも少しずつ自然に出てきていまして、ストラディバリ、モラッシー先生、ラザーリ師匠、私という4つの要素が、微妙にバランスを変えながら混ざり合って、一つの楽器として生まれてきている感じです。

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エフは、やはり、ラザーリ師匠から受け継いだ、アマティ的な雰囲気の造形がもっとも色濃く出ています。

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ウズマキは、数年前までは、モラッシー先生のさらに師匠である、ガリンベルティのモデルで製作しておりましたが、この数年は、黄金期のストラドを意識しての製作となっています。

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モデルはストラディバリですが、製作スタイル、仕上げはラザーリ師匠のテイストを常に目指しています。

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クレモナで楽器製作を修業して19年目となり、いろいろな大先輩のスタイルに影響を受けていますが、あらためて見返すと、ストラディバリを根底としつつも、やはり、直接の先生であるラザーリ師匠のスタイルを目指すことが私の本流で、その中で自然にオリジナリティが生まれてきたことが分かりますし、これからも、その方向性で修業していくことに変わりないと、あらためて思い至った気がしています。

今回の楽器は、すでにお客様の元にお届けいたしまして、幸いなことに、外観も音も気に入っていただけたようで、安堵しているところです。
これから、どのような楽器に成長していくのか、生みの親として見守っていきたいと思っています。

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by violino45 | 2019-09-15 14:45 | 製作記 | Comments(2)

弦楽器フェアに向けて、もう一台のヴァイオリン。

先日、弦楽器フェアに出品予定のヴァイオリンをホワイトでご紹介しましたが、もう一台、製作中のヴァイオリンがありますので、ご紹介いたします。
このヴァイオリンも、弦楽器フェアに出品させていただく予定です。

今回も、裏板は二枚板での製作です。
私は、変化のあるトラ杢のカエデを裏板に使うことが多いのですが、今回のトラ杢は特に変化が大きく、ワイルドな印象のカエデ材です。
ミニカンナで、アーチを削っていきます。


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二枚板は、センターラインが明確に見えますし、トラ杢も左右で対称なので、アーチの造形はバランスを取りやすいです。
また、二枚板は、音響的にも左右のバランスは取りやすいですが、一枚板と二枚板、どちらが音響的に有利ということはなく、良い木材を使い、その特性を最大限に活かせるかどうかが、楽器の音響にとって重要です。


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スクレーパーで、アーチを仕上げます。
ワイルドなトラ杢が、見えてきました。

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ニスを塗ったらどんな感じに仕上がるのか、なかなか予想がつかないトラ杢ではあります。

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厚み出しの工程を経て、

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ボディを閉じる段階までくると、音響に関わる根幹の作業は終わります。
もちろん、最終的に弦を張るまで、音に影響のある作業は続きますが、ボディの完成度がやはり最も重要ですので、膠付けする前に何度も確認することになります。


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いつもながらダイジェストなご紹介で失礼しました。
次回はホワイトヴァイオリンでのご紹介になる予定です。

クレモナは一気に気温が下がり、長袖の生活となりました。
日本はまだ残暑でしょうか? 皆さまご自愛くださいませ。


by violino45 | 2019-09-11 06:29 | 製作記 | Comments(2)