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メリークリスマス!

皆様、穏やかなクリスマスをお過ごしのことと思います。

私自身は、特にいつもと変わらず、生活しております^^。

新作ヴァイオリンは、思うところもあり、ウズマキから製作しています。
丸ノミを使った静かな作業は、クリスマスにぴったりです。。

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庭の桜の木は、幹だけになりました。
一見、物寂しげな風景ですが、来年3月に花を咲かせるために、エネルギーを溜め込んで、やる気満々で冬を過ごしているのだと想像すると、とても力強い景色に見えてきますね。
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最後に、15秒ほどのミニ動画でクリスマスのご挨拶とさせてください。
ほぼ完成したウズマキと、私のアパートでいつもお世話になっているシニョーラ・マッダレーナさんにいただいた可愛い電飾です。



ご覧頂きありがとうございました。
皆様、暖かくして、良いクリスマスをお過ごしください。

by violino45 | 2018-12-25 18:49 | 製作記 | Comments(3)

クレモナも寒いです。

2018年も残すところ2週間程となりましたね。

日本も寒い日が続いていると伺っておりますが、クレモナも連日、0度近くまで気温が下がりまして、かなり冷え込んでおります。

この季節になると、ヴァイオリン製作学校に通っていた頃(2001~2004)を思い出します。
「遅刻は絶対にしない」がポリシーでしたので、朝8時からの授業に間に合うように、まだまだ暗いクレモナの町を自転車で走って行ったものです。

寒くて天気が悪い日は辛かったですが、大聖堂(Duomo)の横を通るたびに神聖な気持ちになりましたし、ストラディバリが生きたこの町で修行できる幸運に感謝しながら、クレモナの町並みを抜けていきました。

製作家として開業してからは、外出することが減ってしまい、気がつけば、クレモナの町と向き合う時間が少なくなってしまいました。
今後、初心に戻る意味でも、あらためてクレモナの町を写真に納めて、少しずつですが、拙ブログでご紹介していきたいと思っております。

第1弾として、先日の日曜日、町に出た機会に撮影した写真をアップします。

学生時代に毎日見ていた、大聖堂の裏側の景色です。
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表側に回ると、見慣れた大聖堂の風景です。
凍てつく寒さの中の大聖堂の雰囲気も、好きです。
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この季節は、クリスマスツリーが飾られますが、今年は少し規模が小さめです。。。
やはり景気はよくないのでしょうか。。
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ストラディバリ広場です。この日はクリスマスのマーケットが出ていました。
でも、寒いので、皆さんあまりゆっくり見物する感じではない雰囲気でした。
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ストラディバリ広場も、学校に行く途中で必ず通る場所でしたので、思い出深いです。
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この季節になるとローマ公園に出現するメリーゴーランド、、乗ったことはないのですが、町の風物詩です。
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ストラディバリさんの墓碑も、寒そうです。
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ポンキエッリさんの彫像、、寒い中お疲れ様です。 こっち見ないで、、。
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こちらは、Via Beltrami 、町の中心地にあるベルトラミ通りです。
私が学校で習ったマルキ先生の工房がある通りです。
製作中の楽器を見てもらいに、よく通ったものでした。
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町のいたるところに、狭い路地があります。
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窓には、クリスマスの飾りがさりげなく掛けられています。
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自然の雰囲気を活かしたツリーですね。
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クレモナを観光された方は、おそらく1度は目にされたことがある看板
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このホテルの前から大聖堂を見ると、こんな感じです。
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クレモナの名前が付いた銀行は多いです。
こちらは、大聖堂に面した、店舗です。
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リストランテ・チェントラーレ(中央食堂?)のある小道です。
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なにげないドアですが、雰囲気出てますね。
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予想以上に長文になってしまい、失礼しました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今後も、不定期になりますが、クレモナの町を切り取ってご紹介できればと思っております。


by violino45 | 2018-12-18 17:58 | クレモナ散策 | Comments(2)

新作ヴァイオリンのスタート

ミケにゃんが永眠してから二週間が過ぎました。

悲しみそのものは癒えませんが、火葬も無事に終わり、気持ち的には一区切りとなりました。

ブログのコメントやSNS等で、皆様からたくさんの温かいお言葉をいただき、ありがとうございました。
ミケにゃんも喜んでいると思います。
あらためて感謝申し上げます。

さて、沈んでばかりでは前に進めませんし、これ以上ミケにゃんにも心配をかけられませんので、拙ブログも製作記を再開したいと思います。
ちょうど、12月に入り、新しいヴァイオリンの製作を始めましたので、ご紹介いたします。

今回も、ストラディバリ1705年モデルでの製作となります。
内型に、横板を貼り付けるところから始まります。

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いわゆる、Cの部分をまず貼り付けます。
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この内型は、ラザーリ師匠の下で修行中の2005年にコピーさせていただいたものです。
その後、このモデルをメインで製作すると決めてから、あと2つ、同じ内型を製作しまして、計3つの内型を順番に使って製作しておりましたが、この第一号の内型がやはり使用頻度が高かったです。

楽器を製作するたびに、ブロック材を貼り付けて、コーナー部分の形に削るのですが、その時に、どうしても少しずつ、内型そのものも摩耗してしまうので、長い年月の間に、内型が変形してしまうことになります。
内型を作り直しても良いのですが、13年間の愛着もありますし、何十台もの楽器を生み出した内型は、やはり貴重なものですので、まだ変形は許容範囲内ですが、今回、少し修理をすることにしました。
変化したカーブはごく僅かですが、少し大きめに切り取って、木片を貼り付け、本来のカーブを再現するように削り出しました。
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これでしばらくは、この内型本来の形でヴァイオリン製作ができそうです。
数年後には、別の場所を修理することになると思いますが。
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上下部分の横板も貼り付けて、ヴァイオリンの形の完成です。
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さて、クレモナも12月に入り、朝は氷点下になる日も出てきて、本格的な冬が始まりました。
ベランダから見える風景も、紅葉というか、落葉の季節であることを実感します。
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枯れ葉が散っていくのを見るのは少し寂しいものですが、一年間、太陽から栄養を吸収して、冬の間に休んで、春には一気に花を開いて果実を実らせるための大切なプロセスであることを思うと、枯れ葉の桜も、生命力が溢れたものに感じます。
3月に、また満開の桜を見られることを楽しみにしています。
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by violino45 | 2018-12-14 05:59 | 製作記 | Comments(2)