<   2018年 06月 ( 3 )   > この月の画像一覧

宮地楽器の山本さん、急遽クレモナ来訪。

10月には、3年ぶりとなりますクレモナ演奏ツアー(宮地楽器主催)が予定されておりますが、昨年決定していた演奏会場がクレモナ市の都合で使えないことになり、別の演奏会場を検討するため、急遽、宮地楽器の山本さんがクレモナに来訪されました。
d0047461_05305193.jpg


今回、候補地の視察に同行して思ったのは、海外で大人数の演奏会をすることの大変さでした。
まず、演奏者数が前回の倍以上となり、それだけの人数が同時に演奏できるかどうかが問題となりました。
3年前の会場はとても雰囲気が良いのですが、40人以上のオーケストラは入らないということで、断念となりました。
d0047461_05520940.jpg


さて、会場の選定ですが、経験豊富な現地のプロモーターに任せるという判断もできたと思うのですが、山本さんとしては、半年間、厳しい練習を続けてきた40名の参加者さんに、できるだけ良い環境で演奏して欲しい、思い出に残る演奏会となって欲しい、という強い思いから、二泊三日の強行軍でクレモナに来られたのだと思います。

宮地楽器の店長という立場もあり、忙しい中、クレモナに来られることは大変だったと想像しますが、それでも、自分の目で確認しなければ納得できないという気持ちで実行に移してしまうところが、山本さんが山本さんである所以であり、さすがだなと思いました。
d0047461_05284263.jpg


そして、会場を見るだけではなく、実際に演奏してみて、良い音で響くかどうかも確認しなければ納得できないのも、山本さんらしいなと思います。
私が製作した2005年のヴァイオリンを、試奏用にご提供しました。
私としても、いろいろな会場でどのような音で響くのか確認できて、製作者として貴重な機会となりました。
d0047461_05281340.jpg


屋内だけではなく、クレモナ大聖堂に面した旧市庁舎内の広場も候補に挙がりました。
d0047461_05311556.jpg

開放的で、クレモナの象徴的な場所ですので、記念演奏会の候補としては魅力的ですが、10月の天候、気温が予想がつかないことと、周りの騒音で演奏が聞こえなくなってしまう可能性も考えると、リスクが大きく、なかなか難しいという判断となりました。
d0047461_05353664.jpg


そのほか、数カ所を視察しましたが、残念ながら条件が合わず、最終候補地として有力となったのは、大聖堂から歩いて数分の場所にある、マッダレーナ教会でした。
d0047461_05313387.jpg

レンガ造りの素朴な教会ですが、内部は荘厳な雰囲気です。
d0047461_05315205.jpg

許可を得れば、祭壇の上で演奏できるのが魅力です。
d0047461_05321797.jpg

実際に椅子を並べてみて、演奏可能かどうかのチェックです。
d0047461_05324042.jpg

広々とはいきませんが、十分に演奏できるという判断となりました。
d0047461_05340300.jpg

もちろん、実際に弾いてみてのチェックも欠かせません。
教会らしく、とても豊かな響きでした。
私のヴァイオリンを教会で弾いていただく機会もめったにないので、嬉しい機会となりました。
d0047461_05343502.jpg


無事に会場も決まり、山本さんの肩の荷も少しは軽くなったことと思います。
10月6日には、この会場で演奏会が開かれると思うと、私も今から楽しみです。
山本さん、大変お疲れ様でした。
d0047461_05350031.jpg





by violino45 | 2018-06-21 08:42 | 日記 | Comments(2)

ミケにゃんの動画

この季節、気温の変化が大きくて体調維持が大変ですが、でも、カラッと晴れて過ごしやすいクレモナです。

d0047461_05341305.jpg

さて、いつもミケにゃんを写真でご紹介しておりますが、今回は少し動画を撮影してみました。
でも、このところの暑さで、あまり動きたくないようで、動画とは言えない映像になってしまいました。
次回は、もう少し動いている姿をご紹介できればと思っております。



by violino45 | 2018-06-18 05:44 | 猫ネタ | Comments(2)

2018後半に向けて、ストラドモデルの製作

早いもので2018年も半ば、6月になりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?

今年の前半はガルネリモデルの製作で一区切りでしたが、後半はストラドモデルのヴァイオリンを中心として製作していく予定です。

製作を開始しましたのは、私の定番となっております、ストラディバリ1705年モデルです。
いつものように、丸ノミでの荒削りから、アーチの形成が始まります。

この段階では、まだまだ数ミリの余裕を保っておりますので、文字どおり、荒っぽく削っていますが、それでも、仕上げのアーチをイメージしながら、バランス良く削っていくことが大切です。
d0047461_05292577.jpg
 
この荒削りにも、いくつかの段階がありまして、次の段階では、かなり仕上げに近づいたところまで削りますので、気を抜くと削り過ぎてしまい、取り返しのつかないことになりますし、この時点でアーチのバランスが取れていないと、最後の段階まで、そのアンバランスさを引きずってしまい、良い仕上がりにならないこともありますので、荒削りとはいえ、繊細な作業ではあります。

d0047461_05294956.jpg

d0047461_05303215.jpg

実は、この後でパーフリングを入れますが、パーフリングを入れた後に、最後の荒削りをします。
この作業は、以前に撮影した動画でご覧くださいませ。
ほとんど仕上がりラインに近いところまで削りますので、慎重になりますが、木材を残しすぎると、次のミニカンナ作業が大変になりますので、その兼ね合いが難しいところです。



クレモナも、このところ暑くなってきまして、体調維持が大変ではありますが、2018年の後半戦を元気に乗り切っていきたいと思っております。
ミケにゃんは、どんな夢を見ているのでしょうか?
d0047461_05313244.jpg

by violino45 | 2018-06-08 05:57 | 製作記 | Comments(2)