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最新作ヴァイオリンのご紹介

以前、ホワイトの状態でアップしました2枚板のヴァイオリンが完成しましたので、写真と動画でご紹介させていただきます。
このヴァイオリンは、5月5日~7日に大阪市中央公会堂で開催されます、「関西弦楽器製作家協会」の展示会に出品いたしますので、ぜひ会場にてご覧いただければ幸いです。

展示会のご案内は、こちらでご覧いただけます。
http://violino45.exblog.jp/23093073/


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裏板は、穏やかな印象のトラ杢のカエデ材を使いました。
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エフです、最近の傾向として、少しだけシャープな印象を目指しています。
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ウズマキは、アマティの影響も感じつつ、ストラドらしい力強さを目指して製作しました。
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大阪の展示会では、この楽器と、2011年のヴァイオリン、2006年のヴィオラも展示いたします
会場にて、ぜひ実物をご覧いただければ嬉しいです。
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皆様のご来場を心よりお待ちしております。
会場にてお目にかかれますのを楽しみにしております。

さて、今回も、動画の録画には輪野光星さんにご協力いただきました。
いつも素敵な演奏をありがとうございます。
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今回も、アマティモデルの時と同じ曲を演奏いただきました。
まず、クライスラーの、前奏曲とアレグロの冒頭部分です。
録音日は、弦を張って音出しをした3日後でしたが、生まれたての、元気な声を記録できたと思います。




もう1曲、バッハの、無伴奏パルティータ・2番の冒頭部分です。
気持ちのこもった演奏をありがとうございました。




さて、少し、録音の時の様子をギャラリー的にご紹介いたします。
いつもどおり、こんな感じでの収録風景です。
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今回も、Audio TechnicaのAT4081というリボンマイクを使いました。
楽器との距離は、録音の記録として重要ですので、毎回測定しています。
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昔の仕事を思い出す瞬間です^^。
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収録後は、皆で楽器を見ながら、あーでもない・こーでもないタイムです。
実際の収録の時間よりも、この時間のほうが長くなるのは、製作者同士の常ですね。
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世代は違えど、良い楽器を目指して精進する気持ちは同じです。
これからも、お互い頑張っていきましょう。。
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by violino45 | 2016-04-30 01:25 | 製作記 | Comments(4)

5月、大阪と池袋の展示会に参加します。

久しぶりに、春の展示会に参加させていただくことになりました。

大阪&池袋の会場にて、お目にかかれますのを楽しみにしております。
ぜひ御試奏いただき、貴重なご意見をいただければ嬉しいです。

以下、開催順に、ご紹介させていただきます。


関西弦楽器製作者協会 第8回展示会

日時
5月5日(木) 12:00 -18:00
5月6日(金) 10:00 -18:00
5月7日(土) 10:00 -18:00

会場: 大阪市中央公会堂 3階 中集会室  ★入場無料★

問合せ先 : 馬戸 (バイオリン工房Liuteria BATO)
TEL : 06-6946-0316
FAX : 06-6946-0368
info@kansai-violinmakers.jp

こちらでチラシをダウンロードできます(PDF)

関西弦楽器製作者協会のホームページはこちらです。
http://www.kansai-violinmakers.jp/

私は、最新作のヴァイオリンを1台、2011年のヴァイオリン、そして2006年のヴィオラを展示させていただきます。
5年前の楽器と、生まれたばかりの最新作、音の違いを感じていただければ幸いです。
ご試奏いただいた感想など、貴重なご意見をいただければ嬉しいです。

(会場では、展示楽器を使った試奏コンサートが開催されますが、今回は菊田の楽器は参加いたしません。)


日本バイオリン製作研究会
第14回「春の作品展示会」


会場: Academy Hall (アカデミーホール) ★入場無料★
住所: 東京都豊島区東池袋1-30-6 セイコーサンシャインビル B1
日時: 5月21日(土)と22日(日) 両日とも午前10:00から午後17:00の予定です

こちらでチラシをダウンロードできます(PDF)

日本バイオリン製作研究会のホームページはこちらです。
http://www.vsj-japan.com/index.html

この展示会では、残念ながら新作ヴァイオリンは展示できませんが、2005年のヴァイオリン、2011年のヴァイオリン、そして2006年のビオラを展示させていただく予定です。
5年前、そして10年前の楽器達が、現在どのような音で鳴っているか、ぜひ御試奏いただければ嬉しいです。

会場では、展示楽器を使用した試奏コンサートが開催されます。
ヴァイオリンの試奏は、川畠成道さんが担当されます。
私の楽器は、5月21日(土)の15時からの部で演奏いただける予定です。


秋の弦楽器フェアもそうですが、こうした展示会は、製作者にとって、演奏者の皆様の御意見を直接伺える、非常に貴重な機会と考えております。
この機会にぜひ御試奏いただき、忌憚の無いご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
会場にて、お目にかかれますのを楽しみにしております。

写真は、3年前の池袋の展示会でのスナップです。(若い、、、^^)

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by violino45 | 2016-04-25 13:56 | お知らせ | Comments(2)

アマティモデル、写真と動画でご紹介

友人からいただいたマーガレットの鉢植え、元気に咲いています。
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イタリア語では、マルゲリータ。 
ピザ・マルゲリータは、イタリア王妃・マルゲリータが名付けたことが由来のようですね。
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さて、以前ホワイトでご紹介しましたアマティモデルのヴァイオリンが完成しましたので、写真と動画でご紹介させていただきます。
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裏板は、ホワイトの状態でもご紹介しましたが、特徴のあるトラ杢です。
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エフは、アマティの柔らかい雰囲気を表現できているでしょうか?
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ウズマキも、ストラドとは少し違う、繊細な感じを目指しました。。
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この楽器はすでにお客様の元で、音楽を奏でていただいているようです。
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末永く元気に歌い続けて欲しいと願っています。
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さて、動画の撮影ですが、昨秋と同じく輪野光星さんにお願いいたしました。
忙しい中、素敵な演奏をありがとうございました。
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マイクは、Audio Technicaさんの、AT-4081というリボンマイクを使いました。
昨年から使っているレトロな外観のリボンマイクは、その外観どおり、古き良き時代の音質の再現を目指した設計ですが、このAT-4081は、現代のハイテク技術を取り入れて、リボンマイクの良さを活かしながらも、より高性能を追求した設計となっています。
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では、動画をご紹介いたします。
1曲目は、クライスラー作曲、前奏曲とアレグロの冒頭部分です。

いかがでしたでしょうか?
小柄なアマティモデルらしい、明るい音色が特徴の楽器になっていると思います。

もう1曲は、バッハの、無伴奏パルティータ2番の、冒頭部分です。


今回は、輪野さんの楽器はご紹介できませんでした。
次回、ぜひご紹介したいと思っております。

長文ご覧いただき、ありがとうございました。

今年も、可能な限り、完成した楽器の音を記録して、動画でご紹介できればと思っております。
今後とも、拙ブログをよろしくお願いいたします。

ミケにゃん、少し男前に撮れてしまいました、、、。
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by violino45 | 2016-04-20 19:11 | 製作記 | Comments(2)

もう一つのストラドモデル、ホワイトで完成。

アパートの中庭の生け垣に、綺麗な花が咲いています。
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普段、ここを通るたびに、クローバーだと思って、四つ葉を探していたりしたのですが、、、
このきれいなピンク色の花、クローバー(シロツメクサ)ではないことに気がつきました(遅い)。
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ネットで少し調べたら、ムラサキカタバミという植物だということがわかりました。
桜に負けず、元気に咲いてますね。
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さて、先日、製作工程をご紹介しました、もう一つのストラディバリモデルの、ホワイトでの写真をご紹介いたします。
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裏板は、柔らかい印象のトラ杢の2枚板です。
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エフです。
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先日ご紹介した羽の部分、効果は出ていますでしょうか?
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裏板のコーナー部分の仕上げです。
この部分も、正面からだけではなく、360度、どこから見ても美しく仕上げるのは難しい造形です。
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ウズマキは、ストラドらしい力強さを持ちつつ、エレガントに仕上げたいと思っているのですが、、いつも悩む部分です。
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参考までに、これは、先日製作したアマティモデルのウズマキです。
微妙な違いですが、アマティらしさが出ていますでしょうか。。
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これは、背後霊が写っていますが、以前製作しました、ガルネリモデル「カノン砲」のウズマキです。
ここまで大胆な造形ですと、違いがわかりやすいですね。
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ストラドモデルに戻って、いつもの斜めの映像です。
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後頭部も、無事に仕上がりました。
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前回のクロ猫ちゃんに替わり、今回は天使さんがヴァイオリンを弾いてくれました。
でも、弓が斜めになっているあたり、さしずめ、私と同じくらいの演奏レベルでしょうか、、。
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現在、ニス塗り中です。
この楽器は、5月5日~7日の、大阪での展示会にて出品させていただく予定です。
会場にてご覧いただければ幸いです。
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ミケにゃんは、洗濯したばかりのシャツやタオルが好きみたいです。
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by violino45 | 2016-04-09 15:25 | 製作記 | Comments(2)

もう1台のストラディバリモデル

ベランダから見える一本桜も、満開となりました。
今年もこの季節を無事に迎えられたことを感謝しつつ、お花見です。
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15年間見続けたベランダからの風景ですが、いつも季節を感じることができて、日々の製作活動の大きな助けになっていることを実感します。
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先日いただきました二鉢のヒヤシンス、開花が遅れていた鉢も満開となりました。
こちらは淡いピンクでした。
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さて、先日、ホワイトヴァイオリンをご紹介しましたが、少し遅れて、もう1台ストラディバリモデルを製作しておりましたので、駆け足になりますが、写真を少しご紹介いたします。
今回の裏板は2枚板です。
大きな丸ノミで荒削りをして、、
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ミニかんなでのアーチの整形です。
この作業で、一気にヴァイオリンらしい雰囲気になりますので楽しい仕事ですが、音色にも直結しますので、材質を見極めながら、慎重に削っていきます。
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スクレーパーで仕上げていくと、虎杢が浮き上がってきます。
今回の木材は、少し優しい感じの虎杢です。
ギラギラした材質も良いですが、落ちついた雰囲気のこうした裏板も、好きです。
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表板の厚み出しをしたあと、バスバーを貼り付けます。
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貼り付けた後、ミニかんなで、形を作っていきます。
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表板の材質、アーチの形状、板の厚み、バスバーの材質などが複雑に絡み合って、理想的なバスバーの形状は決まるのですが、その回答は無限にあるようにも感じます。
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おそらく、駒や魂柱と同じくらい、微妙に音に影響するパーツですが、箱を閉じてしまった後は、そう簡単には修正できないのが、製作者としては悩ましく感じる部分です。
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そういうわけで、箱閉じです。
いつもながら、やり残したことはないか、、後ろ髪を引かれながらの作業になります。
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ウズマキは、少し気分を変えて、削っていきます。
音のことを考えずに造形に集中できる、唯一の部分です。
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ウズマキが完成したら、今度はネックの仕込みです。
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楽器の構造的な強度の要となる、とても大切な部分なので、ある意味、製作者の技術レベルが最も問われる部分かもしれません。
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これでヴァイオリンの形になりましたが、この後、細部を綺麗に仕上げて、ホワイトヴァイオリンになるまでに数日間かかります。
今回も、駆け足でのご紹介となりましたが、実際には、1ヶ月間、ほぼ休み無しで毎日木材と向き合った結果誕生する、分身のような存在ではあります。
ホワイトヴァイオリンは、また後日、ご紹介いたします。


先日、荷物を運んだ時の段ボールを床に広げていたら、そのままミケにゃんのお気に入りの場所になってしまいました。
陣地、兼、爪研ぎ場所のような感じで、御満悦です。
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by violino45 | 2016-04-02 14:21 | 製作記 | Comments(4)