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愛媛県 松山市での演奏会のご報告

11月24日(火)に松山市、愛媛県医師会館5Fホールにて開催されました、
~菊田浩製作楽器による演奏会「クレモナからの響きⅢ」~ が無事に終了いたしました。

簡単ではございますが、写真にてご紹介させていただきます。
演奏の動画は、また後日、ご紹介いたします。

演奏者様のプロフィール紹介は、こちらのチラシをご覧いただければ幸いです。
クリックしていただきますと、拡大表示が可能な画面に移動します。
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こちらは、リハーサル中の画像です。
愛媛県医師会館ホールの特長として、ステージの奥がガラス張りになっています。
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日中は、ガラス越しに松山城を見ることができます。
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全客席にテーブルが完備されていて、普段は学会などで活用されているホールだということが伺い知れます。
音響的にも素晴らしく、弦楽アンサンブルが温かく響くホールでした。
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演奏会の一曲目は、主催者である「松山モーツアルト会」会長の西村真也さんのピアノ、そしてご子息のヴァイオリニスト、西村壮さんの演奏で、
<モーツァルト/ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調 K.526> です。
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西村壮さん演奏のヴァイオリンは、2009年に製作したストラディバリモデルで、普段から壮さんご自身に弾き込んでいただいていることもあって、安定した音色で鳴っておりました。
そして、医師会館のスタインウェイピアノも、とても美しい音色で響いていました。
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二曲目は、
<モーツァルト/ディヴェルティメント ニ長調 K.136> です。
私の楽器だけを使用した弦楽四重奏の音色を聴かせていただけるのは初めての経験でしたので、とても感激しつつ、緊張した時間となりました。
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ファーストヴァイオリンは、折笠美和子さんです。
普段はイタリアの名器、ガリアーノを弾いていらっしゃるとのことで、2011年製作の私の楽器がどこまで頑張ってくれるか冷や汗ものでしたが、、とても瑞々しい音色で演奏していただけて、ホッとしました。
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セカンドヴァイオリンは、野澤健太郎さんです。
2005年に製作したヴァイオリンを弾いていただきました。
10年経過して少し馴染んできた音色を上手く引き出す演奏をしていただけて感謝しています。
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ヴィオラは、西村壮さんです。
2012年に製作した楽器を演奏いただきました。
同年のトリエンナーレ・コンクールにてファイナリストとなったこのビオラ、3年経過して、少し音に深みが増してきた印象でした。
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そして、チェロは、折笠満さんです。
チェロの教則本などでも有名なチェリストさんに演奏いただくのは大変恐縮でしたが、この楽器の持つ可能性を最大限に引き出していただき、感謝しております。
以前は多くのNHKの音楽番組でも演奏されていたとのことで、何度かお仕事をご一緒させていただいた可能性も高く、その話で盛り上がりましたが、こうして別の形でお世話になるのも、不思議なご縁と感じました。
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休憩時間を利用して、私が製作したヴァイオリンを年代順に並べて、音色の比較をするコーナーがありました。
演奏は、野澤健太郎さんにお願いしましたが、それぞれの楽器の特長を引き出す演奏をしていただき、また、的確な感想コメントもいただけて、お客様とともに楽器の音色の違いを楽しめる、素敵な時間となりました。
そして今回、演奏会を通じての総合司会を、宮地楽器の山本さんにお願いしました。
軽妙かつツボを押さえたトークで、大いに盛り上げていただき、ありがとうございました。
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ノリノリで楽器を振り上げているように見えますが^^、、会場の後ろのほうのお客様にも楽器をご覧いただけるように頑張っているところです。。
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プログラム後半の一曲目は、
<サン・サーンス/ヴァイオリンとハープのための幻想曲 op.124> でした。
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昨年も砥部町の演奏会にてお世話になりました、ハーピストの田中淳子さんにゲスト出演していただきました。
2009年のヴァイオリンとハープの響きが美しく溶け合って、まさに幻想的な演奏でした。
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続いて、
<モーツァルト/ファゴットとチェロのためのソナタ 変ロ長調 K.292> です。
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ファゴットは、昨年に引き続き、後藤一宏さんにお願いいたしました。
数々の輝かしい御経歴は、プロフィールをご覧いただければ幸いですが、私と同い年であること、そして不思議なご縁もあって、こうした演奏会でご一緒できていること、あらためて出会いの大切さを思い返しながら、素晴らしい演奏を聴かせていただきました。
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チェロは、一年前の砥部町の演奏会にてお披露目させていただき、そのまま、松山で保管いただいていましたので、一年ぶりの再会となりました。
健康状況が心配でしたが、一年ぶりとは思えないほど元気に鳴ってくれたので、安心しました。
折笠さんには、このチェロの持つ可能性を引き出す演奏をしていただき、感動するとともに、製作者としても非常に勉強になる時間でした。
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演奏会の最後は、
<モーツァルト/クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581> でした。
弦楽四重奏の皆様と、クラリネット奏者として、竹内良宜さんをお迎えしてのアンサンブルとなりました。
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竹内さんは愛媛県出身で、現在は大阪音大の二年生、20歳の若者です。
表現力豊かな、素晴らしい演奏で会場を魅了しておりました。
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夢のような演奏会でしたが、あっというまに終了の時を迎えました。

製作者として、とても幸福な時間を過ごさせていただきました。

演奏者の皆様、主催、後援いただいた関係各位の皆様、そしてご来場いただきましたお客様に、あらためて厚く感謝申し上げます。

私自身、楽器製作者として、そして一人の人間としても、まだまだ勉強すべき点が多いとあらためて感じることも多かったイベントとなりました。

今後も、さらに成長できますよう、精進させていただく所存ですので、今後ともよろしくお願いいたします。
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by violino45 | 2015-11-28 10:24 | 日記 | Comments(2)

2015弦楽器フェアのご報告

大変遅くなりましたが、先週末に開催されました弦楽器フェアにつきまして御報告させていただきます。

2007年から宮地楽器さんのブースにて楽器を展示させていただくようになり、早いもので、今年で9回目となりました。
今年も、たくさんのお客様にお越しいただき、まことにありがとうございました。
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最新作のヴァイオリンも、この晴れの舞台に戸惑いつつ、、喜んでいるように感じました。
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毎年、この会場でお目にかかれるお客様にご挨拶できるのも、弦楽器フェアの楽しみの一つになっております。
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恒例の、大久保さんとの記念撮影、奥様も入っていただきました。
出会ってから20年近くになるのですが、いつも変わらないお二人です。
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9回目のフェアとなりましたが、毎回、目の前で新作ヴァイオリンを試奏いただくのは、やはり緊張します。
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演奏家として、試奏を担当いただいた佐々木梨花さん、今年もお世話になりました。
貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
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思えば、2004年には、ラザーリ師匠のお手伝いでフェアに参加したのですが、10年後に、こうして記念写真できていることは、とても光栄で嬉しいことだと、あらためて思います。
でも、私にとって、まだまだ遠い目標なのです。
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今回、宮地楽器ブースの目の前には、マエストロ・アルドリさんのブースがありました。
お弟子さんの二人の日本人、根本和音さんと吉田朗子さんとは、一緒にテニスをしたりする仲間ということもあり、楽しい三日間を過ごすことができました。
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実は、三年前に放送された「笑ってコラえて」の中で、製作学校の入学面接で私が一つ覚えのイタリア語を連呼したシーンがありましたが、その時の面接官の一人が、このアルドリさんでした。
ですので、アルドリさんに会うと、つい緊張してしまうのですが、、、楽器を見ていただいたりして、楽しい時間を過ごさせていただきました。
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そして、高橋明さん、
明さんの楽器を初めて見たのが20年前、この弦楽器フェアのアマチュア部門の展示だったのですが、当時からプロの作品以上の完成度で、すごい人が居るものだと驚いたものでした。
それ以来、常に私の目の前に立ちはだかる強力なライバルなのですが、こうして一緒に楽器を展示できるのはとても幸せなことだと思っています。
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でも、気が付くと、楽器について、ここがどーだの、議論が始まってしまいます。。
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ラザーリ師匠も巻き込んで、、、
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さらに、若手の製作者も近寄ってきて、、
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最後はいつもこうなってしまうのでした。。
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無事に三日間のフェアも終了いたしました。
ご来場いただき、まことにありがとうございました。
来年は、いよいよ10回目となります。
一年後に、皆さまにお目にかかれますのを楽しみにしております。
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by violino45 | 2015-11-06 10:01 | 日記 | Comments(4)