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40センチビオラのご紹介 & 動画

以前ホワイトでご紹介しました40センチのビオラが完成しましたので、写真にてご紹介させていただきます。
そして、いろいろ試行錯誤しております演奏動画も、最後にご紹介させていただきます。

思えば、クレモナに来てから14年になりますが、ビオラの製作は今回で12台目となりました。
生涯製作台数は、そろそろ100台目が見えてきましたが、個人製作者としてのビオラ率は、なかなか高いのではないかと、あらためて思いました。

そのなかでも、この40センチのストラドモデルは4台目になりますが、手頃な大きさと、バランスの良い音が出しやすいモデルとして、良い評価をいただいております。

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ストラドモデルですが、エフは私のヴァイオリンと同じように、アマティ的な雰囲気を出しております。
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裏板の、コーナー部分です。
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ウズマキは、小柄なビオラの割りには、少し大柄な印象になった気がしています。
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すでに日本のお客様の元へ届けられたこのビオラ、どのような音楽を奏でていくのでしょうか、、。
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さて、演奏動画ですが、今回、ビオラ演奏をお願いできる方が居なかったので、私自身が弾いております。
もちろん、人にお聴かせできるような演奏(音楽)ではないことを、あらかじめお断りしておきます、、。

ですが、記録として残す意義を求めて試行錯誤する中で、数少ない新作楽器完成の機会を逃すのは残念なので、今回このような暴挙に出た次第ですが、音楽としてではなく、楽器の記録としては意味のある動画になったと思っております。

私自身、日本で製作していた頃は、定期的に演奏のレッスンを受けていましたが、この14年間は、ほとんど弾いておりませんし、さらに不慣れなビオラということもあり、右手も左手も幽霊のようにさまよっておりますが、この暑い季節、肝試しには良いかと思いますので、勇者限定でご覧ください。

まず、ハ長調の音階を弾いてみました。



これだけでは、少し寂しいので、、カイザー練習曲の一番のビオラ版を弾いてみました。


聴いていただき、ありがとうございました。
苦しげな演奏で、失礼いたしました。
もう一度、演奏のレッスンを受けたくなってきました、、。

さて、動画に映っておりましたマイクロホンですが、前回とは別の機種を使ってみました。
写真でも分かりますが、かなり大きなマイクで、少しレトロな外観ですね。
少し専門的になりますが、リボンマイクというタイプです。
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以前使ったマイクは、コンデンサーマイクと呼ばれるもので、非常に原音に忠実に記録できるのですが、その忠実な特性から、ヴァイオリンなどの擦弦楽器を近い距離から録音する場合は、その場で耳で聞くよりも鋭い音が目立ってしまう傾向にあります。

それはそれで、記録としての意味は大きい録音なのですが、でも、その場で聴いている音にできるだけ近い音質に感じられるように録音したいという思いから、リボンマイクを試してみました。

リボンマイクは、三味線など、アタックの鋭い音の楽器などに用いると、とても自然な音色で録音できるマイクです。

まだまだ試行錯誤の段階ですが、音質の良いスピーカーやヘッドホンで聴いていただくことで、生の楽器に近い音で聴いていただけるのではないかと思います。

いずれにしても、私が目指している、理想的な記録録音への道はまだまだ長いと感じていまして、今は、やっとスタート地点に立った所と思っております。
これからも、いろいろ実験的な試みで迷走するかもしれませんが、温かい目で見守っていただければ幸いです。

by violino45 | 2015-08-14 14:54 | 製作記 | Comments(6)