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松山でのリサイタルのご報告

開催から二週間が過ぎてしまいましたが、松山でのリサイタルの様子を、写真と動画でご紹介いたします。

会場は、高畠華宵大正ロマン館、昨年の11月のリサイタルに引き続いて、お世話になりました。
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今回も、大正ロマン館の館長、高畠澄江さんはじめ、関係各位の皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。
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今回は、私の製作した楽器ではありませんが、チェリストさんにもご参加いただき、音の厚みが増した演奏会となりました。
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ヴァイオリニストは、須賀陽子さんです。
東京藝術大学音楽部ヴァイオリン科で井上武雄氏に師事。卒業後、同大学指揮科助手を経て、現在、徳島文理大学音楽学部准教授。県内外で数多くの演奏活動を行っておられる方です。
今回は、2009年製のヴァイオリンを演奏いただきました。
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チェロは、須賀千浪さん。
徳島文理大学音楽学部卒業。これまでにチェロを林俊明氏、林口眞也氏、他に師事。
室内楽やオーケストラを中心にフレキシブルな演奏活動を行っておられます。
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お二人の演奏で、「ベートーベン:ヴァイオリンとチェロのためのデュオより」です。




ヴィオラ演奏は、西村壮さん。
昨年と同じく、2012年製作のトリエンナーレ・コンクールにて5位に入賞したヴィオラを演奏いただきました。
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ピアノは、このリサイタルの主催者で、司会もされた、西村真也さんです。
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お二人の演奏で、「シューベルト:アルペジオーネソナタ(ヴィオラ版)第1楽章」です。




休憩時間には、お客様と、ヴァイオリンについて楽しくお話をさせていただきました。
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今回のリサイタルのメインプログラムは、モーツァルトの、「モーツァルト:ディベルティメント K.563 全曲」でした。
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モーツァルトの全作品中、オペラを除いた器楽曲の中で最も長い演奏時間の楽曲で、今回も、全6楽章で1時間近い演奏となりました。
こういう大曲を、不慣れな楽器を使って演奏していただくのは、本当に恐縮なのですが、素晴らしい演奏を聴かせていただきました。
私のヴァイオリンは、普段は少し重く響くことが多いのですが、今回はとても軽やかな響きを聴かせていただけたのは、製作者としてとても貴重な経験となりました。

今回は、抜粋して、1楽章のみをご紹介いたします。




さて、今回、須賀さんには2009年製のヴァイオリンを弾いていただきましたが、会場には、先日完成したばかりのアマティモデルと、2011年製のヴァイオリンも持参しておりましたので、3台のヴァイオリンを比較試聴していただきました。
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チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の、冒頭部分を順番に弾いていただきました。
背景に写っている私が、挙動不審ですみません。
こうして、自ら製作した楽器同士を比較するというのは、もちろん、非常に貴重な体験で、喜ばしいことなのですが、反面、我が子同士を競走させているような感じで、ハラハラ、落ち着かないものなのです。。




最後に、アンコールとして、できあがったばかりのアマティモデルで小品を演奏していただきました。
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生まれたての若い楽器ですが、反応良く響いて、将来が楽しみな楽器となりました。
クライスラーの、美しきロスマリンです。




そして、同じくクライスラーの、ウィーン風奇想曲です。



長文におつきあいいただき、ありがとうございました。
最後に、ミケにゃん画像です。
ラ・フォル・ジュルネの講演でお世話になったヴァイオリニストの三ツ木さんにいただいたおもちゃを抱いて、ご満悦です。

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by violino45 | 2014-05-27 01:55 | 日記 | Comments(4)

大阪の展示会のご報告

さらにご報告が遅くなりましたが、今回の帰国イベントの二番目、「関西弦楽器製作家協会」の展示会を、写真でご紹介いたします。

会場は、大阪市中央公会堂、壁や天井の絵画が印象的な建築物です。
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今回のテーマはヴィオラでしたが、チェロやコントラバスも、例年通り展示されました。
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今回、私は二台の楽器(ヴァイオリン、ヴィオラ)を展示いたしました。
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ヴァイオリンは、先日のラ・フォル・ジュルネの講演会でも演奏いただきました2011年製作の楽器で、昨年9月のスロヴァキアでのコンクールで3位をいただいたヴァイオリンでした。
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ヴィオラは、2012年のトリエンナーレコンクールにて5位に入賞した楽器を、今回、お客様からお預かりしての展示となりました。
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二日間、たくさんのお客様にお越しいただき、ありがとうございました。
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展示楽器を使用した試奏コンサートも、盛況のうちに開催されました。
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弦楽四重奏のリサイタルが計4回行われ、毎回、演奏者の方が楽器を選択しての演奏となりましたが、光栄なことに、私のビオラも選んでいただきました。
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また、ヴィオラがテーマの展示会にふさわしく、5台のヴィオラを選んでの比較試奏も行われましたが、その中にも、私のヴィオラがありました。(右端です)
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5台のヴィオラの音色を聴いていて、ほんとうに色々な音色の楽器があるものだと、あらためてヴィオラという楽器の可能性を感じるとともに、弦楽器製作者としての道はまだまだ長いということを実感する時間となりました。
良い経験をさせていただいた二日間でした。
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今回、長旅の疲れが出てしまい、二日間、風邪で思うように声も出せず、せっかくお声を掛けていただきましても、上手く会話もできず、大変申し訳ありませんでした。
製作者としての寿命を維持するためにも、やはり体調管理が大切であることを、あらためて痛感しました。
次回は、体調を整えてまいりますので、また会場にてお目にかかれますのを楽しみにしております。
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松山での演奏会の様子は、また後日、ご紹介させていただきます。

by violino45 | 2014-05-13 22:26 | 日記 | Comments(6)

ラ・フォル・ジュルネ 講演会のご報告

5月3日、ラ・フォル・ジュルネの講演会、無事に終了いたしました。
GW中の貴重な時間を割いてお越しいただいた皆様、そして手厚くご対応いただきました事務局の皆様、厚く感謝申し上げます。

大変遅くなりましたが、写真にて少しご報告させていただきます。

広い会場で、大きなスクリーンを使っての説明で、緊張しました。
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私が製作者としての修業を始める前の状況や、クレモナでの修業の様子を、写真を使ってお話させていただきました。
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今回も、拙い説明ではありましたが、宮地楽器の山本さんと一緒に、できるだけ分かりやすく楽器製作の世界をご紹介させていただきました。
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具体的な製作の紹介は、以前から撮影していました動画を使っての説明でした。
大画面で、分かりやすくお伝えできたのではないかと思います。
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締めくくりとして、2005年に製作したヴァイオリンと2011年のヴァイオリンの音色の違いを実感していただきました。
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宮地楽器の講師で、ソロ活動やアンサンブルでもご活躍中の、三ツ木摩理さんに演奏していただきました。
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素晴らしい演奏で、私の楽器の音色を引き出していただきました。
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それぞれ、音色に特長があって、興味深い試奏会となりました。
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さて、ラ・フォル・ジュルネに参加させていただいたのは初めてだったのですが、とにかく大きな規模のイベントで、驚きました。
講演会の後、すぐに大阪に移動しましたので、演奏会はまったく聴けませんでしたが、メイン広場でのオーケストラ演奏の様子を、写真でご紹介します。
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特設ステージからはみ出しそうなオーケストラ、迫力ですね。
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会場内には、地元千代田区の楽器店の集合ブースもあり、宮地楽器さんも神田店として参加されていました。
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私のヴァイオリンも展示されていましたので、ご覧いただけた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
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緊張の講演が終わった後の、メンバー一同です。
またお目にかかれます日を楽しみにしております。
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関西の展示会のご報告は、数日後にさせていただく予定です。

by violino45 | 2014-05-09 17:16 | お知らせ | Comments(6)