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弦楽器フェアのお知らせと、新作ヴァイオリン完成

早いもので、弦楽器フェアまで10日を切りましたので、再度ご紹介いたします。

【主催】 日本弦楽器製作者協会(JSIMA)
【会期】 2013年11月1日(金)~3日(日)  各日10:00~18:00
【会場】 科学技術館 (東京都千代田区北の丸公園2-1)
【入場料金】 1,000円 (全イベント3日間有効・高校生以下無料)


宮地楽器さんのブースにて、楽器を展示させていただきます。
フェア会場に入ってすぐの部屋に、ブースがあります。
会場にて、お目にかかれるのを楽しみにしております。

また、今回、宮地楽器ブースに新たに4人の製作家が参加します。
宮地楽器さんのHPにて、詳しくご紹介されていますのでご覧下さい。
http://strings.miyajimusic.jp/gengakki_fair/

さて、弦楽器フェアにて展示させていただく新作ヴァイオリンが完成しましたので、写真にてご紹介させていただきます。

ストラディバリ "1705"モデルです。
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同時に展示いたします2005年製作のヴァイオリン、そして、先日のコンクールで3位になったヴァイオリンも、同じモデルですが、少しずつ違った雰囲気になっていると思いますので、会場にて比較していただけると面白いと思います。
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エフの雰囲気は、いかがでしょうか?
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少し広めのトラ杢の、裏板です。
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ウズマキは、若干違う雰囲気を目指して、ホワイトでは完成しましたが、ニスを塗ると、あまり違いが分からなくなってしまいました。 微妙なものです。
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ですが、2005年のウズマキとは、あきらかに違う雰囲気になっていると思いますので、ぜひマニアックな視点で見比べていただければ幸いです。
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フェア会場に皆様にお目にかかれますのを、心より楽しみにしております。
お気をつけてお出かけくださいませ。

by violino45 | 2013-10-23 06:20 | お知らせ | Comments(8)

アマティモデルの製作

次のヴァイオリンとして、アマティモデルを製作中ですので、ご紹介します。

アマティモデルを作るのは、2009年以来ですので、4年ぶりになります。
モデルは、ニコロ・アマティの1666年の楽器のポスターになります。
2009年の写真をそのまま使いましたので、アンモナイト師匠が居ますね、久しぶりです。
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内型は、前回作ったものをそのまま使います。
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2009年と書かれていますね。
Genは、Gennaio(ジェンナイオ)、イタリア語で一月という意味です。
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横板を曲げて、貼り付けます。
普段のストラディバリとは、かなり形が異なりますので、曲げていても勝手が違います。
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完成した横板の形を、裏板に写します。
ストラドに比べて、やはり全体に丸くて小ぶりな印象です。
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荒削りです。
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今回、少しトラ杢の狭いカエデを選びました。
やはり、繊細なイメージのアマティモデルには、この方が合うような気がします。
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パーフリングの溝は、ストラドよりも少しアウトラインに近く掘ります。
コーナー部分は、より繊細にして、アマティらしさを出したいところですが、なかなか難しいです。
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全体のアウトラインがストラドとは違いますので、アーチも少し発想を変えて作っていきます。
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アマティ的?な、繊細で優美なアーチになりましたでしょうか、、。
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とりあえず、ここまでで失礼します。
続きはまたご紹介いたします。

by violino45 | 2013-10-18 06:44 | 製作記 | Comments(10)

弦楽器フェアの展示ヴァイオリン、ホワイトで完成。

早いもので、弦楽器フェアまで3週間ほどとなってしまいました。

【主催】 日本弦楽器製作者協会(JSIMA)
【会期】 2013年11月1日(金)~3日(日)  各日10:00~18:00
【会場】 科学技術館 (東京都千代田区北の丸公園2-1)
【入場料金】 1,000円 (全イベント3日間有効・高校生以下無料)

今回も、宮地楽器さんのブースにて、楽器を展示させていただきます。
会場にて、お目にかかれるのを楽しみにしております。

今回、宮地楽器ブースに新たに4人の製作家が参加します。
宮地楽器さんのHPにて、詳しくご紹介されていますのでご覧下さい。
http://strings.miyajimusic.jp/gengakki_fair/

さて、フェアでは、先日のスロバキアでのコンクールにて3位を獲得したヴァイオリンを展示させていただきますので、この機会にぜひ御試奏いただければ幸いです。

そして、製作したばかりの新作ヴァイオリンも展示いたします。
現在、ニス塗り中ですが、ホワイトヴァイオリンの状態で写真を撮りましたので、ご紹介します。

ボディを閉じる前の状態です。
早く接着したい気持ちを抑えて、、内側を丁寧に仕上げます。
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表板の接着です。
「板」から「箱」になる瞬間、楽器としての構造が確立する、重要な工程です。
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少し飛びますが、ネックを取り付けて、最後の仕上げをして、ホワイトヴァイオリンの完成です。
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ニス塗りを始める前に、仕上げが不十分な部分が無いか、チェックします。
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エフも、見る角度によって、いろいろな表情になります。
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裏板は少し幅広のトラ杢です。
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コーナー部分、、時間をかけて仕上げる箇所です。
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ウズマキは、いつもより少し彫りを浅めにして、ボリューム感を出すようにしてみました。
ほんの僅かな違いですが。
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ニス塗りが終わって完成したら、またご紹介させていただきます。
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by violino45 | 2013-10-10 06:48 | 製作記 | Comments(16)

モンドムジカ 2013



先週末、クレモナの弦楽器見本市、モンドムジカが開催されました。
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バイオリンを撮影しても同じような写真ばかりになるので、ついつい、面白い楽器を撮ってしまいます。
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こちらは、凝りに凝った彫刻ですね。
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どんな音が出るのでしょうか。。
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独創的なヴァイオリンもありました。
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いつもお世話になってる宮地楽器の山本さんが、仕事中です。
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真剣に弓を選んでるところですね。
どんな楽器、そして弓を仕入れたのか、、ぜひ宮地楽器さんでご確認くださいね。
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ポーランドのポツナンで活躍する製作家、クルッパ兄弟と記念撮影です。
二人とも、国際コンクール入賞の常連で、弟のクリストフは、私が1位となった2007年のチャイコフスキーコンクールでは、チェロ部門で第1位でした。
二人の製作楽器と弓は、宮地楽器さんで取り扱っていますので、機会がありましたらぜひご覧下さい。
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モンドムジカおなじみの光景は、木材業者のブースで材料を選ぶ製作家の姿ですね。
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材料選びで失敗すると、その後の労力が報われないことになりますので、その真剣さが背中から伝わってきます。
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会場では、糸巻きなどの部品も販売しています。
質の高い部品は、目の保養にもなります。
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駒メーカーは、巨大なモニュメントで人目を引きます。
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チェンバロの展示も多いです。
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あのケースメーカーの、新製品?でしょうか。
三毛柄ですね。
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あの肩当てメーカーも、たくさん展示してました。
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中には、こんなワイルドな展示も。
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これは、お土産屋さんですね。
どれが誰だか、分かりますか?
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さて、私自身は、モンドムジカに楽器は出品せず、市内で開催されたイタリアヴァイオリン製作者協会(ALI)の展示会にヴァイオリンを展示しました。
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モンドムジカ会場と比べて、静かな環境でゆっくりと楽器を見られます。
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こちらが、私の楽器です。
先日の、スロバキアでのコンクールで3位になったヴァイオリンを展示しました。
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ALIの会員が、持ち回りで会場当番をします。
この日は、ラザーリ工房での兄弟弟子のメンタ君、そして友人の製作家のルイジ・アクイリーノさんとの三人でした。
このクレモナの地で、イタリアヴァイオリン製作者協会の一員として展示会に参加できるのは、とても光栄で嬉しいことですね。
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長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
コンクール、そしてモンドムジカと慌ただしい日々が続きましたが、クレモナに静けさが戻りました。
少し落ちつきましたら、製作記を再開したいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

by violino45 | 2013-10-02 05:04 | 日記 | Comments(12)