<   2013年 07月 ( 4 )   > この月の画像一覧

新しいヴァイオリンの誕生

皆様には、ご一緒にシマにゃんを弔っていただき、誠にありがとうございました。
シマにゃんも心強く天に上って行けたと思います。
今ごろは、仲間と一緒に走り回っていることでしょう。


シマにゃんが星になったころ、新しいヴァイオリンが誕生しました。

魂を込めて製作したヴァイオリンが、これからどのような生涯を歩んでいくのか、いつも不安と期待が入り交じった心境になりますが、きっと良い一生を全うしてくれると信じて、明るい気持ちで送り出したいと思っています。

今回、久しぶりに、高橋明さんに演奏していただきました。
曲は、エルガーの、愛の挨拶です。
シマにゃんへの追悼の気持ちも込めて、演奏していただきました。
高橋さん、ありがとうございました。


以下、写真にてご紹介させていただきます。
d0047461_15251287.jpg
d0047461_15253579.jpg
d0047461_1526618.jpg
d0047461_15262177.jpg
d0047461_15265857.jpg
d0047461_15271615.jpg
d0047461_15274560.jpg
d0047461_1527583.jpg
d0047461_15282073.jpg

by violino45 | 2013-07-28 15:37 | 製作記 | Comments(14)

シマにゃんは星になりました。

今日は悲しいお知らせをしなければなりません。
このブログ上で皆様に可愛がっていただき、また、応援のコメントも多数いただきましたシマにゃんが、先週、天に召されました。
d0047461_14101884.jpg

以前から、耳の奥のポリープが増え続けて、時々、獣医さんで麻酔をかけて取り除いていたのですが、昨年、組織検査の結果、リンパ腺の腫瘍と診断されました。
転移していた箇所を切除した後は少し元気になったので、もしかしたらと期待したのですが、しばらくして再発、その後、ほぼ全身にわたって転移してしまいました。

昨年の夏頃から、毎日のように抗生物質の注射を打たないとひどく化膿してしまうようになり、今年の春からは、さらに強力な人間用の抗生物質が必要になり、でも、5月頃からはそれも効かなくなってしまいました。
両耳が腫瘍で塞がってしまい、頻繁に流血するので、カラーを付けていても目が離せない状態が続いてしまって、完全看護が必要になりました。

24時間、いつ大出血しても良いように、ガーゼとタオルを手元に準備する生活が続き、私達夫婦にとっても試練の日々となり、特に、私の奥さんは毎晩シマにゃんを抱いて寝て、少しでもシマにゃんが気持ちよく過ごせるように、数時間毎に起きては血や膿を拭き取っていました。

存命が絶望的になり、日に日に痩せて弱っていく様子を見ているのは辛かったですが、最後の瞬間まで一緒に居て、ともに病気と闘っていくことが私達にできる唯一のことだと信じて、毎日、獣医さんのところに通いました。

5月の帰国が迫り、もう会えなくなるのではないかと覚悟を決めて日本に行ったのですが、危険な状態になりながらも持ち直して、シマにゃんは私を待っていてくれました。
6月になり、つきっきりで看病していたのですが、夏の暑さでさらに体力が低下して、抗生物質も効かなくなって、顔全体がひどく腫れた状態になり、獣医さんによると、いつ他界してもおかしくないという話だったのですが、それでも、シマにゃんは頑張り続けました。

そして、7月12日、、私の誕生日のお昼過ぎ、容態が急変して、そのまま息をひきとりました。
病気で苦しみながらも私の誕生日を待っていてくれたような気がして、涙が止まりませんでした。

この数ヶ月、いよいよ体調が悪くなってからは、どこで流血しても良いように、部屋中に吸水シートを張り巡らして、家中が救命病棟のような感じで過ごして、毎日獣医さんに行って注射をすることが日課になって、シマにゃん中心の生活をしていましたので、急に居なくなってしまった現実をまだ受け止めきれずにいる状況です。

2年前にガレージで保護した時も、獣医さんからは一週間持たないと言われたのですが、その時は、奇跡的に回復したのは、その時のブログでご紹介したとおりです。
http://violino45.exblog.jp/13418021/

そのまま、完全に治ると信じて、薬をあげながら通院していたのですが、再発してしまったのは本当に不運としか思えません。
ですが、もう一度、奇跡が起きると信じて、一年間ほぼ毎日、獣医さんに通う生活が続きました。

このことが、結果的にシマにゃんを苦しめてしまったのではないかと思うこともあります。
2年前に、意識不明で倒れていた時に偶然発見しなければ、その後の二年間の病気との闘いは無かったわけですから。

ですが、シマにゃんも、この二年間、苦しい思いはしたけれども、私達夫婦と暮らした日々は楽しかったと思ってくれていると信じたいです。
d0047461_14221367.jpg

思えば、私の友人の製作家、大久保さんの愛猫、「ぷにゃん」も、大久保さんの誕生日に天に召されています。
その時は、なんと悲しい偶然なのだろうと思いましたが、それは偶然ではなくて、ぷにゃんは、大久保さんの誕生日を祝ってから旅立ちたかったのだと、今は思います。

シマにゃんも、この数週間はほとんど意識が無いような状態でしたが、私の誕生日にはしっかりと瞳を開けて、一瞬でしたが、以前の可愛い表情が戻ったような気がしました。

私が生まれてきて52年、もっとも悲しい誕生日になってしまったわけですが、シマにゃんとの生活の最後の最後に、その絆を確認することができた気がして、少し救われた気持ちにもなります。

シマにゃんは、私達にとって単なる飼い猫ではなくて、日本からクレモナに来て数年後の苦しかった時期に、駐車場でいつも近づいてきて励ましてくれた友人でしたし、ガレージで保護してからは、大切な家族の一員でした。 
そして、病気がひどくなってからは、共に闘う同志でもあり、命の大切さ、そして一日一日を懸命に生きる尊さを教えてくれた師匠でもありました。

亡くなって4日後の7月16日、ミラノにある動物専門の火葬場に行き、葬式をしてきました。
最後のお別れはやはり寂しかったですが、骨になったシマにゃんを見た時に、なんとなく、シマにゃんが私達に向かって穏やかに微笑んでいるような、そんな気がしました。

これで、すべての苦しみから解放されて、天の国で、ゆっくりと、丸くなって眠って欲しいと思います。

写真は、骨壺ならぬ、骨缶で、シマにゃんの骨はとりあえずこの中に納められました。
落ちついたら、バイオリンの木材で箱を作ってあげたいと思います。
d0047461_149464.jpg
d0047461_1495920.jpg


以下、元気だったころのシマにゃんの写真をご覧いただければ幸いです。
あらためて写真を見返すと、ほんとうに可愛い猫だったことを実感します。
もう少し長生きして欲しかったと、やはり思ってしまいます。

存命中には、たくさんの皆様から温かいコメントをいただき、ありがとうございました。
遠く日本からも温かく見守られて、本当に幸せな猫でした。

ちなみに、ミケにゃんは、変わらず元気で暮らしております。
少しメタボ気味なので、、ダイエットが課題の今日この頃です。。

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
d0047461_14225646.jpg
d0047461_14233612.jpg
d0047461_14235139.jpg
d0047461_14242839.jpg
d0047461_1425351.jpg
d0047461_14254984.jpg
d0047461_142621.jpg
d0047461_14263824.jpg
d0047461_14271752.jpg
d0047461_14274697.jpg
d0047461_14282856.jpg
d0047461_14295660.jpg
d0047461_14303122.jpg
d0047461_14304792.jpg
d0047461_1438848.jpg
d0047461_14382446.jpg
d0047461_14392834.jpg
d0047461_14395033.jpg
d0047461_14402031.jpg

d0047461_14414826.jpg

d0047461_1441711.jpg

by violino45 | 2013-07-19 15:56 | 猫ネタ | Comments(24)

52

一年前に「51」というタイトルでアップしたのが、つい先日のような気がします。

誕生日、そして正月、どちらも一年の区切りには違いないのですが、「自分だけの区切り」という点で、誕生日のほうがより自分自身の事について考えるきっかけになるような気がします。

この一年間も、仕事の面では大いに悩みつつ、でも、新しい楽器を製作してお客様にお届けすることができました。
楽器をお納めする時は、いつも極限まで緊張しますが、その分、喜んでいただけた時は、大きな幸せをいただける気がします。
あらためて感謝申し上げます。

11月の弦楽器フェア、5月の池袋での展示会では、たくさんのお客様にお越しいただき、また、すばらしい出会いがたくさんありました。
ありがとうございました。

また、昨年秋には松山市にて、そして5月には宮地楽器さんにて、私の楽器に関連したイベントを開催していただきました。
製作者として至福の時間であるとともに、貴重な経験となりました。

こうして思い返してみると、どの瞬間も、多くの方に大変お世話になってきたこと、そういう一日一日の積み重ねがこの一年だったということを、あらためて実感しています。

健康面では、不安に思うことも少なからずですが、それでも仕事を休むことなく一年を過ごせたことは、やはり幸せなことだと思っています。

一年後、「53」というタイトルで日記を書くことができるように、また今日から一日を大切に思いつつ、過ごしていきたいと思っています。

拙ブログに訪問いただける皆様、いつも感謝しております。
今後とも、よろしくお願いいたします。

2013年7月12日 菊田 浩

by violino45 | 2013-07-12 06:13 | 日記 | Comments(6)

友人が参加するイベントのお知らせ

宮地楽器さんでのイベントから、早いもので一ヶ月以上過ぎてしまいました。

日本は本格的な夏の到来ですね。
熱中症にはお気をつけください。

クレモナは、6月には猛暑になったり、逆に冷え込んだりと、不安定な天候が続いていて、体調を崩す人が多いようです。
私も、その1人です、、。

さて、タイトルに書きましたように、今回は、友人が参加するイベントをご紹介します。

第21回 日本テディベア withFriends コンベンション

会場:東京国際フォーラム展示ホール(地下2階)

日時:7月13日(土) 会員プレビュー 11時~12時
              一般入場    12時~17時
    7月14日(日) 会員・一般   10時~16時

チケット: 前売り・2日間有効800円
      ローソンチケットにて販売中 Lコード31794
      当日・2日間有効1000円

国内・海外のテディベア作家、アニマル作家、ディーラーが多数出展、展示販売します。

テディベアというと、以前、ホームズベアをご紹介しましたが、作者であるベア作家の神林宜子さんがこのイベントに出展します。

神林さんは新潟在住で、東京で作品を見ることができるのは貴重な機会ですので、ご興味がございましたら、ぜひお立ち寄りください。
ブースNo.は、F-1だそうです。

もちろん、内外の有名なベア作家さんの作品も一堂に展示されます。

コンベンションで展示される神林さんの作品は、こちらのブログで紹介されています。
http://blog.goo.ne.jp/teddykan

コンベンションの内容は、こちらで詳しくご覧いただけます。
http://blog.goo.ne.jp/teddykan/e/493276574684ea1f18d5b7bbb199c386

チャリティー抽選会や、作品コンテストなどもあるようですね。
この機会に、テディベアの世界を体験されてはいかがでしょうか?

ちなみに、我が家のホームズベアー君は、こちらです。
d0047461_6241026.jpg
d0047461_6242554.jpg

by violino45 | 2013-07-06 06:31 | お知らせ | Comments(6)