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取り急ぎの、ご報告です。

トリエンナーレ・コンクールは、無事に終わりました。

応援いただきました皆様、ありがとうございました。
お陰様で、とても心強く参戦することができました。

結果を申し上げますと、私は、ビオラ部門で最終音響審査まで残りましたが、メダルを獲得するまでには至りませんでした。

ですが、ファイナリスト特別賞という形で表彰台に上ることができました。

応援いただきました皆様のおかげと、感謝申し上げます。

これを励みに、また新たな気持ちで、良い楽器を目指して精進していきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

上位入賞者の成績などが分かりましたら、また詳しくお知らせさせていただきますが、
とりいそぎ、感謝の気持ちをお伝えしたく、ご報告させていただきました。

ありがとうございました。
菊田 浩
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by violino45 | 2012-09-28 09:28 | お知らせ | Comments(17)

コンクール参加と、いろいろ。

この数週間は、いろいろな事が重なって、なかなか慌ただしい日々が続いておりました。

そのうちのひとつが、今週からクレモナで始まる弦楽器製作コンクール、「トリエンナーレ」の準備でした。

3年に一度開催のこのコンクールですが、34カ国から355人の参加者が集い、バイオリンからコントラバスまでのエントリーの合計が462本という、世界でも最大規模のコンクールであることは間違いないと思います。

バイオリンだけでも、271本の参加と伺っております。

私は、バイオリンとビオラでの参加となりまして、昨日、仲間と一緒に提出してきました。
写真は、右から、高橋明君、私、ラザーリ師匠、奥様の伊東渚さん、日本からの参加の和田さん(日本での製作仲間でした)です。
ラザーリ師匠はコンクールには参加しませんが、楽器提出の代理人をお願いしました。
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楽器は無記名で提出しますし、楽器提出は代理人にお願いしますので、書類には製作者の名前は残りません。
同時に提出する密閉された封筒の中にだけ、製作者の名前が書かれています。
公平を保つためのシステムが徹底されています。
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高橋明君の楽器は、私が代理人となって提出しました。(これも、緊張します、、)
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提出された楽器は、製作者を特定するサインなどがないか、内部までしっかりチェックされます。
もし、審査中に何かがみつかった場合は、その時点で失格になりますので、これも大切な作業になります。
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コンクール参加の意義は、いろいろあります。

もちろん、良い成績を得ることは、大きな目標の一つです。

ですが、それ以上に、コンクールに参加する過程で多くのことを学び、より良い楽器を製作するための自己研鑽の場とすることが大切だと思っています。

普段は、なかなか本音の批評は聞けないものですが、コンクールの場は無記名審査ですので、時々、情け容赦のない評価が出たりします。
その評価には納得がいかないことも多いのですが、冷静になって分析することで、思わぬヒントを掴むことができたりもします。
それこそが、コンクールに参加する醍醐味なのかもしれません。

また、「コンクール用に特別な楽器を製作するのか?」と聞かれることもありますが、普段から100%の力を出し切っていますので、それ以上の楽器は作れません。
それ以上の楽器が作れる実力があるのなら、普段から作っています、、。

ですが、最後の音調整だけは、普段以上に念入りに仕上げます。

というのも、お客様にお届けする楽器の場合、お客様が時間をかけて好みの音色を作り出せるように、ある程度の幅を持たせたセッティングをするのですが、コンクールの場合、審査で演奏される一瞬で勝負が決まりますので、ケースから取り出した瞬間から、その楽器が持つ最高のパフォーマンスを発揮する必要があるのです。

このために、いろいろな弦を試したり、駒、魂柱を何度も取り替えたり、かなりの時間をコンクールの準備のために費やしますので、音の審査の成績が悪かった時は、製作者にとってかなりのダメージがあるのですが、こうして、全力を出し切ってコンクールに参加した場合には、必ず、何か自分の中に残るものがあるのだと思いますし、製作者として成長できる大きなチャンスだと感じています。

コンクールの結果は、月末頃に発表されると思います。
また、ご報告させていただきます。

さて、、シマにゃんの状態ですが、、前回、少し涼しくなったら手術、と書いていましたが、その数日後、突然、大出血しまして、、、、。
幸いにも病院が開いている時間だったので、即、入院、手術をしました。

やはり、ポリープが破裂したとのことでしたが、切除と止血処理が成功したのか、その後は特に出血もせず、毎日の痛い注射も効いてきたのか、少しずつ、元気も出てきた気もします。

ただ、昨年から、こういうことの繰り返しですので、、安心はできないのですが、とりあえず、安定した状態になってくれてホッとしています。

夏の間、辛い闘病生活の間に製作していた楽器でのコンクール参加になりましたので、一緒に戦うつもりで臨みたいと思います。
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ミケにゃんも、以前は、どんどん近づいていっては猫パンチ合戦になっていましたが、最近は、気を遣ってか、遠巻きに見守っている感じです。
ビビっているだけかもしれませんが。
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疲れるにゃ。
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最後になりましたが、友人の製作家、大久保さんから差し入れが届きました。
メインは、ギターの本なのですが、、(ドック・ワトソンの特集記事があります)、でも、おもしろ食材の数々が、楽しいです。
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この数週間、ほんとにストレスの山に押しつぶされそうになってましたが、この差し入れのおかげで、すごく癒やされました。。。
ありがとうございました。
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by violino45 | 2012-09-17 08:07 | 日記 | Comments(16)