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大阪の展示会に向けて帰国します。(追加情報あり)

追記しました。(26日)
昨日、無事に帰国しました。
展示会の会場にてお目にかかれるのを心より楽しみにしております。
さて、その展示会がまだ終了していない状況での先行情報で恐縮ですが、、、、。
5月の4日には、宮地楽器さん(東京、武蔵小金井)に終日、お邪魔することになりました。
大阪の展示会に展示する2台の楽器も持参いたしますので、お時間がございましたら、ぜひお立ち寄りいただければ嬉しいです。
(ただ、17時から小一時間は、不在にしているかもしれませんです。)


今週末、「関西弦楽器製作者協会」の展示会に参加します。
この機会に、会場にてお目にかかれることを楽しみにしています。
お気軽にお声をかけていただければ、嬉しいです。

展示会の日時は、こちらです。

場所:大阪市中央公会堂 3F 特別室
時間:4月28日(土)12~18時
    4月29日(日)10~18時
入場無料です。
詳細は、こちらの公式ページをご覧ください。

初日は、12時からの開場となっておりますので、ご注意ください。

前回の記事では、展示するバイオリンのうち1台(2005年製作)をご紹介しましたが、もう一台展示楽器がございますので、今回はそちらをご紹介します。

このバイオリンは、昨年(2011年)製作したもので、9月にはスロバキアの製作コンクールに出品して、11位という成績だった楽器です。
11月の弦楽器フェアでも展示しましたので、試奏していただいた方も多いのではと思います。

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2005年の作品とモデルはまったく同じストラディバリなのですが、6年の時間差がありますので、微妙に作風も変化している?と思います。
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エフも、表情が違うでしょうか?
この、2011年という年は、私の中で、少し製作スタイルに行き詰まる出来事がありまして、、いろいろと暗中模索を繰り返した時期もありました。
なので、たぶん、私と師匠にしか分からない程度の違いなのですが、、多少、表情にもそれが現れている気がします。
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ウズマキも、2005年のものはストレートな勢いがありましたが、この頃の作品は、少し角が取れているような感じです。
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ウズマキは、エフ以上に気持ちの変化が出やすい部分なので、毎回、微妙に変化しています。
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前回、高橋明さんに新作の録音をお願いしました時に、この楽器もあらためて弾いていただきましたので、動画をごらんください。
曲目は、チャイコフスキー作曲、「メロディー」の後半部分、抜粋となっております
こんな感じで、、録音しております。
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さて、帰国前の、最後の猫ブログです。
最近のシマにゃんのお気に入りは、ベランダ菜園用に買ってきた、土の上です。(ポカポカ)
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突然、、無理矢理、狭いすき間を通り抜けようとする、ミケにゃん。
「ちょっと、ごめんなさいね。」
「??!」
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のけぞる、シマにゃん、、、。
「な、、なにすんねん!」
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普段なら、確実に猫パンチ合戦になる状況でしたが、、、不意を突かれて戦意が喪失したのか、、、何事も起こりませんでした、、(なによりです)
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ではでは、週末、大阪市中央公会堂にてお待ちしております。。

by violino45 | 2012-04-23 06:09 | お知らせ | Comments(23)

2005年製作のヴァイオリン

笑ってコラえての番組にて千住真理子さんに演奏していただきましたヴァイオリン、今まで、きちんとご紹介したことがありませんでしたので、この機会に写真にてご紹介いたします。

モデルは、ストラディバリの1705年モデルで、2005年当時、ラザーリ師匠の楽器から直接トレースさせていただいたデザインです。
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このバイオリンは、製作の勉強を初めてからの、26番目の楽器になります。
2006年にヴィエニアフスキーコンクールで受賞したバイオリンは28番目の楽器ですが、27番目はビオラですので、バイオリンとしては、受賞作の一台前ということになります。
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この、2005年という年は、このブログを開始した年でもあるのですが、私自身の問題で、イタリア生活が危機的状況になりまして、志半ばで帰国するかどうかというところまで追い込まれた年でもありました。
当時のブログの記事を読み返すと、その事も書いていまして、特に、エフの表情が悲しげになってしまったと、愚痴っぽく書いております。
今見ても、やはり、少しもの憂げな表情に見えてしまうのは、気のせいでしょうか?
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エフの事だけでなく、当時は、今となっては正視できないような恥ずかしい文章を記事やコメントに書いていまして、、、、時々、削除してしまいたいと悪魔がささやくのですが、それだけは決してできないです。
それは、当時からブログにて交流のあった皆様の温かいコメントがたくさん残っていまして、それは、今でも私の宝物だからです。
今回も、放送直後にはたくさんのコメントをいただきまして、宝物がまた増えたことは、何よりも嬉しいことと思っております。

ウズマキも、今とは少し雰囲気が違いますね。
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7年前ですので、、、今よりもまだ若かった?ので、勢いというか、押し出しの強さがあるようにも思えます。
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私にとって危機的な2005年ではありましたが、正式にラザーリ師匠の弟子になれた嬉しさもあり、夢中で製作したバイオリンでした。
事情があって、手放さず、宮地楽器さんの展示品になったのですが、当時は、少し鳴りが渋くて、、「展示品がこれでは問題だね~」と、、、山本さんともよく話をしたものでしたが、でも、宮地楽器さんのイベントでプロの演奏家さんに弾いていただいたり、弦楽器フェアなどの展示会にて、たくさんの方に試奏をしていただいているうちに、少しずつ目が覚めるように響くようになっていきました。

この楽器は、7年間、たくさんの人の手で育てていただいて、ここまで成長してきたのだと思いますので、生みの親としては本当に嬉しく思っていまして、番組にて千住さんに私の楽器を弾いていただけるという話を伺った時にも、山本さんとも、「この楽器しか無いでしょう!」ということで意見も一致したのでした。

でも、番組の収録の時に山本さん、楽屋で、千住さんから、「もっと弾いてあげなきゃダメよ!」とおこられたそうです^^。。


さて、、猫ブログも少々。
最近の、シマにゃんのお気に入りは、木の削りくずを溜めてある、ビニール袋の上です。。
もっと快適な場所を、いろいろ作ってあげているはずなのに、、、なぜか、、ここが良いようです。。
なぜ?
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ミケにゃんの特徴は、猫じゃらしで遊んでいると、手が開いて、腹ばいになってしまうことでしょうか、、、。
単なる、太り過ぎかも、、。
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by violino45 | 2012-04-19 05:47 | 製作記 | Comments(14)

製作記再開します。。& 猫ブログ

「笑ってコラえて」をご覧いただきました皆様には、たくさんの温かいコメントをいただき、感激いたしました。
あらためて、御礼申し上げます。

この気持ちを胸に、さらに良い楽器を目指して精進していきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

ところで、番組で千住真理子さんに弾いていただきました私のバイオリン(2005年製作)は、現在、宮地楽器小金井店さんに展示されております。
ご自由に試奏していただけますので、この機会に、お試しいただければ幸いです。

そして、4月の28日(土)と29日(日)には関西弦楽器製作者協会主催の展示会が開催されます。
私も帰国して、参加いたしますので、この機会に、会場にてお目にかかれればとても嬉しいです。
また、この展示会には、上記の2005年のバイオリンも宮地楽器さんからお借りして展示いたしますので、こちらでも御試奏いただければ幸いです。

場所:大阪市中央公会堂 3F 特別室
時間:4月28日(土)12~18時
    4月29日(日)10~18時
入場無料です。
詳細は、こちらの公式ページをご覧ください。

さて、前回、ホワイトでバイオリンが完成しましたので、新しい楽器の製作を開始します。
内型にブロック材を貼り付けて、センター部分の横板を曲げます。
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ニカワを付けて、クランプで押さえて接着します。
この部分の接着の仕方は、いろいろな方法があるようですが、、、私は、ラザーリ師匠から習ったこの方法でやっています。
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内型とすき間が空かないように、、、そして、垂直を保つようにします。
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上下の部分も接着して、横板の完成です。
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この横板の形にあわせて、裏板と表板の形を作っていきます。(続きは、また次回。)
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さて、その後のシマにゃんとミケにゃんですが、なんとなく、少しずつですが、距離が近づいているような気もします。
たとえば、、こんな感じとか。
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と思えば、、、、急接近です。
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実は、このソファの角に、電気アンカがありまして、、、暖まろうと近寄ってきて、思わず接近してしまったようです。
あ、シマにゃんが珍しく歩み寄った、、。  良い雰囲気、、、これは、和解のチャンスか?
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次の瞬間、、、猫パンチ合戦です、、、。。 速すぎて、、ぶれまくってます。。
ミケにゃんのパンチが決まった瞬間でしょうか?  シマにゃん、のけぞっています。
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まだまだ、仲良し姉妹への道は、遠そうです、、、。
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by violino45 | 2012-04-15 08:13 | Comments(10)

番組のお知らせ(最終)と、ホワイトバイオリン完成

皆様、番組をご覧いただき、そして、たくさんの温かいコメントをありがとうございました。
とても嬉しく拝読させていただき、また、たくさんの勇気をいただきました。
あらためて、感謝を申し上げます。

そして、この場を借りて、日本テレビのスタッフの皆様、出演者・ゲストの皆様、そして千住真理子様、宮地楽器様、クレモナの製作学校様、もちろん、ラザーリ師匠様、この番組がすばらしい内容になり、温かいコメントをいただけたのは、すべて、皆様のおかげと感謝しております。

厚く御礼申し上げます。

番組では、畏れ多くも、「世界一の」というご紹介をいただいておりましたが、もちろん、コンクールの優勝=世界一という生やさしい世界ではないのは言うまでもありませんで、まだまだスタートしたばかりの挑戦者という気持ちでこれからも走り続けていきたいと思っております。

ただ、こうして、良い番組でご紹介いただき、そして、千住真理子さんというすばらしい演奏者さんにバイオリンを弾いていただけるような機会はめったにあるものではないですので、そういう意味では、4月11日の私は「世界一幸せなバイオリン製作者」だったことには間違いないと思っております。

ありがとうございました。        4月12日 菊田 浩


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いよいよ、、「笑ってコラえて」の放送が今週水曜日になりました。
私がいまさら緊張しても何も変わらないのですが、、^^、でも、落ち着かないです。

日本テレビ系にて4月11日(水)に放送予定の、 
『1億人の大質問!? 笑ってコラえて! ~春の4時間スペシャル』 にて、
私をご紹介いただけることになりました。
番組は、19時から4時間の放送ですが、私のコーナーは後半になる予定です。
ぜひご覧いただければ嬉しいです。


「笑ってコラえて」公式サイト内の、「次回の笑コラは・・・」の中で、4時間スペシャルの事が告知されていますのでご覧ください。

の公式サイトの中でも説明されていますが、スタジオに千住真理子さんが登場されます。
そして、千住さんが所有されるストラディバリ、「デュランティ」も演奏されるとのことで、これは、私のコーナーは置いておいても、バイオリンがお好きな方には必見の番組になると思いますので、ぜひご覧ください。

そして、、なんと、その場で、私のバイオリンも弾いていただけるのです。。
文字通り、「300年早い!」と言われそうですが、でも、こんな貴重な経験はありませんので、私自身、とても楽しみにしています。

私のバイオリンは、宮地楽器小金井店さんに見本品として常設展示させていただいている楽器で(2005年製作)、毎年、弦楽器フェアにて展示していますので、試奏していただいた方も多いのではないかと思います。

千住さんが演奏されたらどんな音になるのか、、、ぜひ番組でお楽しみくださいませ。

さて、ご紹介していた楽器もホワイトで仕上がりましたので、ご紹介します。
こちらは、箱を閉じる直前の映像です。
いろいろな意味で、忘れ物が無いか、、、、気になる瞬間です。
家の鍵を掛けた直後に、ガスの火を消したかどうか気になる感覚と似ていて、、何度も確認してしまいます。
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無事に完成した楽器です。
ニス塗りに入る前の数日間、白い状態で過ごします。
脱皮した直後の、太陽の光を浴びる前のセミにも似ています。
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今回のエフは、どんな表情でしょうか?
この楽器は、まだまだ小さい男の子の所に行くのですが、彼の事を考えながら製作しましたので、そういう表情になっているかもしれません。(どんな?)
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裏板の虎杢は、今回は標準的な感じですが、前回の細かい杢を見慣れていると、幅が広く見えてしまうのが面白いです。
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パーフリング、、上手く行っているでしょうか?
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ウズマキは、少しワイルド系に戻った感じでしょうか?
ワイルドな男の子に育って欲しい、、?
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今回は、猫画像は一枚だけ。。
ミケにゃん(右)が来て一ヶ月半が経過して、少しずつ、距離が近づいているようにも見えるのですが、、、。
やはり、鍵になるのはシマにゃん(左)の体調、でしょうかね。。
夏場は体調が良くなるので、期待したいです。
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ではでは、「笑ってコラえて」お楽しみくださいませ。

by violino45 | 2012-04-12 09:56 | Comments(105)

製作記の続きと、バイオリンの完成

「笑ってコラえて」の放送が来週に迫ってきました。。
どんな番組になっているのか、、楽しみです、、でも、緊張です。

日本テレビ系にて4月11日(水)に放送予定の、 
『1億人の大質問!? 笑ってコラえて! ~春の4時間スペシャル』 にて、
私をご紹介いただけることになりました。
番組は、19時から4時間の放送ですが、私のコーナーは後半になる予定です。
ぜひご覧いただければ嬉しいです。


「笑ってコラえて」公式サイト内の、「次回の笑コラは・・・」の中で、4時間スペシャルの事が告知されていますのでご覧ください。
なんだか、すごい内容の4時間になるようで、、、、あらためて、ビビってます。。


こちらのYAHOOサイトでも紹介されています。

さて、最近、完全に猫ブログになっていましたが、今回は、製作記の復活です。
パーフリングを入れた後、ミニカンナでアーチを作り出します。
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カーブが強いところは、小さめのカンナを使います。
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スクレーパーという、薄い鉄板で削りながらカーブを整えていきます。
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カエデの、美しい木肌が現れてきます。
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表板は、年輪が引っかかるのでスクレーパーをかけるのが難しいです。
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厚み出しをしたら、バスバーを貼り付け、削っていきます。
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表板の木材の質、アーチの形状、板の厚みを考慮しながら、バスバーの材質を決めて、最適な形状を目指して削るのですが、どのような形が最適なのか、、、この段階で確信を持つことは難しいです。
組み上がって音を出してみて、初めて分かるのですが、その時にはバスバーは削れない、、というジレンマに毎回苦しむところではあります。
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バスバーを貼り付けてからも、表板の厚みを調整することも多いです。
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さて、先日、ホワイトで仕上がっておりました虎杢の狭いバイオリンですが、完成しまして、例によって高橋明さんにお願いして演奏していただきましたので、ご紹介いたします。
曲目は、チャイコフスキー作曲、「メロディー」の後半部分、抜粋となっております。
盛り上がりのところは、楽器のチェックということで、難易度の高い、オクターブ上のバージョンでお願いしました。


写真でもご紹介いたします。
裏板の虎杢が細く、繊細な材料でしたので、それを活かせるような仕事、そして、ニスを目指しました。
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長くなりましたが、、最後に、やはりシマにゃんミケにゃんも少し。
この両名、じっくり観察していると、ミケにゃんは友好的に近づいて行くのですが、シマにゃんのほうが、新参者を気に入らないような感じです。
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人間の世界でも、よくあることではありますよね。
そのうち、仲良くなってくれると思います。(というか、姉妹ですので、、。)
重苦しい雰囲気↓
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怖い、、、。
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でも、こういう時もあるのです。
間に扉があるから、平気なのかな?
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by violino45 | 2012-04-04 15:22 | 製作記 | Comments(15)