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秋に向けて。

クレモナは、しばらく涼しい日が続いていたのですが、先週から急に猛暑になってしまいました。
毎日35度超えの日が続いていまして、、これには、ビックリしました。
例年ですと、8月の後半はすでに秋の気配が漂って、そろそろ冬物の準備をしなければと思うのですが、今年は、まだまだ夏が続きそうです。

さて、タイトルに書きましたように、今年の秋も、日本に行くことが決まりました。
11月4日~6日の弦楽器フェア(東京、九段下)にて、今年も宮地楽器さんのブースにて、天野さん、高橋さんとともに新作楽器を展示させていただきますので、お時間がございましたら、ぜひ会場にてお目にかかれれば嬉しいです。

現在は、弦楽器フェアにて展示をさせていただく楽器の製作を開始しております。
まずは、バイオリンです。
今回は、一枚板を使いました。
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まず、おおまかにアーチを削っていきますが、一枚板の場合、左右のバランスが虎杢に幻惑されて見失いがちですので、注意します。
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パーフリングを入れた後、周辺の逆カーブの部分を掘っていきます。
パーフリングと裏板を同時に削りますので、ちょっと変わった削りくずが大量生産されます。
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さて、もう一つの楽器は、ビオラです。
しかも、いままで製作したことのない、42センチというサイズのビオラです。
初めてのサイズなので、まずは、モデルを決めなければいけませんが、ラザーリ師匠も製作した経験がないということですので、独自に探さなければなりません。
いろいろ写真なども探したのですが、いまひとつ、魅力的なモデルが見つからず、困っていたところに、以前購入した図面に42センチのビオラがあることを思い出しました。
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これは、ラザーリ師匠によると、モラッシーさんのモデルではないかということでしたし、見るからに安定した、大型ビオラにふさわしいデザインだと感じましたので、今回は、このモデルで製作することにしました。
まずは、デザインを元に、薄板モデルを製作します。
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内型となるベニア板に、モデルのアウトラインを写し取ります。
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アウトラインから内側に約4ミリ、横板の厚さと、表板裏板のはみ出した分を引いたラインを引きます。
これが、内型のアウトラインになります。
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切り抜いて、ブロックを貼り付ける部分を切り取れば、内型の完成になります。
この時点では、楽器の形とは離れたイメージですので、内型の製作が成功したかどうかは、実はよく分かりません。
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次回以降、主にこのビオラの製作をメインにご紹介していきます。
もちろん、バイオリンも随時ご紹介いたします。
この2台の楽器と、バイオリンをもう一台、弦楽器フェアでは展示させていただく予定です。

シマにゃんも、この暑さでノビております。
でも、暑いのにわざわざベランダに行ったり、やはりその行動は謎めいております。
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by violino45 | 2011-08-27 06:04 | 製作記 | Comments(12)

ホワイトバイオリン完成

前回の、ウズマキから飛んでしまいましたが、ホワイトバイオリンとして完成しましたので、ご紹介します。

毎回、まったくおなじに見えてしまう?ホワイトバイオリンですが、、、製作した本人から見ると、一台一台、微妙に違っています。

言葉でそれを言い表すのは、なかなか難しいのですが、、。

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最近の楽器は、少し繊細な方向に寄っているかもしれません。
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この楽器の裏板は、いわゆる、クラシカルな虎杢です。
ギラギラした派手さは少ないですが、でも、上品な感じで、気に入ってます。
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完成したウズマキです。
ウズマキも、最近は繊細な方向を目指していますが、なかなか思うようには仕上がってくれません。
繊細さと虚弱は紙一重という感じなので、なかなか思い切って削り込めないです。
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シマにゃんは、あいかわらず、妙なところに入りたがります。
狭くて、おちつくにゃ。
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テニスボールも、気になる存在のようです。
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手応えのないやつだにゃ。
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by violino45 | 2011-08-08 06:45 | 製作記 | Comments(8)