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弦楽器フェア参加のお知らせ、と、製作ダイジェスト

10月31日(金)から11月2日(日)まで、東京九段下の科学技術館で行われる、
『第51回 2008弦楽器フェア』に参加いたします。

今年も、宮地楽器さんのブースにて、高橋明さん、天野年員さんとともに皆様のご来場をお待ちしております。
宮地楽器さんのページは、こちらです。
弦楽器フェアの公式サイトは、こちらです。

展示楽器ですが、昨年に引き続き、2007年チャイコフスキーコンクールでの受賞楽器3台を展示させていただけることになりました。

私たち3人それぞれの最新作もご覧いただけますので、ぜひ会場にお越しいただければ嬉しいです。
(ただ、お客様のご厚意によりお借りしている楽器もございますので、楽器によってはご自由に試奏していただけない場合もございますことを、あらかじめご了承くださいませ。)

今年の宮地楽器さんの展示には、テーマがあります。
題して 「クレモナの伝統を受け継ぐ日本人製作家」 です。

私たちが、何を目指してクレモナに渡って、何を身につけようと修行し続けているかを具体的に感じていただければと、それぞれの師匠の作品も並べて展示させていただこうという趣向です。

具体的には、モラッシーさん、マルキさん、ラザーリさん、アジナーリさんの楽器を展示するのですが、マルキさん、ラザーリさん、アジナーリさんはモラッシーさんの弟子ですので、私や高橋さんは、いわゆる孫弟子になるわけです。

ストラディバリの時代から脈々と受け継がれて変わらないもの、そして製作者のオリジナリティを感じさせる部分など、ひとつひとつの楽器から感じていただければ嬉しいです。

私がクレモナに留学する強い動機となったのは、ラザーリさんのバイオリンに出会ったことが大きく、こういう楽器を製作するためにはクレモナに渡って本人に習うしかないという決断となったわけですが、今回展示するラザーリさんのバイオリンは、まさしくその時に私が出会った楽器そのものです。(2000年作)

なので、今回、その楽器とともに自分のバイオリンを展示させていただけるのは、とても感慨深いものがあるのです。

マルキさんの楽器は、これも、お客様のご厚意によりお借りすることができたのですが、20年前のとても貴重な作品ですので、この機会にぜひご覧くださいませ。

今回、ラザーリさん、そしてアジナーリさんはともに来日して、弦楽器フェアでの、ALI(イタリア弦楽器製作協会)のブースに来場しますので、ぜひお話もしてみてください。
シメオネ・モラッシーさんも、もちろん来場します。
皆、とても気さくな、いい人たちですよ。

では、会場でお会いできるのを楽しみにしております。


製作の方は、少しずつ進めておりますが、ブログに上げる余裕がなく、失礼しております。

ダイジェストで、少しご紹介します。

今回の裏板は、少し広めのトラ杢です。
やさしい感じで、好きな模様です。
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パーフリングの溝掘りです。
コーナー部分は、毎回、とても悩みますが、少しずつ自分なりの方法が見えてきた今日この頃です。
ストラディバリも、同じように悩みながら溝を掘っていたのだと想像しながら作業するのも、楽しいです。

そんな、、見られると、緊張します。
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入れ込む前のパーフリングです。
左右で、微妙に先端の長さが違うのが見えますでしょうか?
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ニカワで接着後です。
う~ん、微妙に乱れてますね、、、。
まだまだ修行が必要のようですね、フクロウ師匠。
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by violino45 | 2008-10-22 19:04 | お知らせ | Comments(20)

横山進一さんの著書 『ストラディヴァリウス』 発売

ストラディヴァリの撮影で世界的に知られる写真家、
横山進一さんの著書『ストラディヴァリウス』が10月10日に発売になりましたので、遅ればせながらご紹介いたします。

書 名: ストラディヴァリウス
著 者: 横山進一
判 型: 新書判
ページ数: 232ページ
(巻頭カラー32+本文200)
定 価: 890円(税込)
ISBN: 978-4-04-867417-1
発 行: (株)アスキー・メディアワークス
書店発売日 : 2008年10月10日(金)

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横山進一さんは、今までに300本以上のストラディヴァリと出会い、100本もの楽器を撮影された、ストラディヴァリ撮影の世界的な権威として有名な方です。

この著書では、ストラディヴァリウスに関する様々な情報とともに、32ページもの貴重なカラー写真をご覧いただけるという、とてもお得な内容になっています。


私事ですが、横山さんとは、昨年、知り合うことができまして、私のバイオリン(チャイコフスキーコンクール受賞作品)を撮影していただくという、とても光栄な出来事もありました。
その写真は、私のHPでご覧いただけます。


以下、『ストラディヴァリウス』の、目次をご覧ください。

第1章 ストラディヴァリとは何者か
 1 聖地クレモナ
 2 ストラディヴァリの生涯 
 3 ヴァイオリン三大名器とは?
 4 ストラディヴァリウスの特徴

第2章 謎と伝説
 1 名器の価値はどこにあるか
 2 木材の謎
 3 音の謎
 4 ニスの謎

第3章 激動のヨーロッパ史と失われた楽器
 1 スパニッシュ・セット
 2 タスカン・セット

第4章楽器は誰のものか?
 1 ヴァイオリンに魅せられた三人
 2 ストラディヴァリウスを所有するとは

第5章 演奏家が愛した名器
 1 海外の演奏家
 2 日本の演奏家

by violino45 | 2008-10-15 18:56 | お知らせ | Comments(12)

モンドムジカ2008

今年も、クレモナモンドムジカ2008が無事に終了しました。
毎年、広い会場で目が回ります。
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いろいろな、工夫を凝らした展示が面白いです。
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絵のように見えますが、、、。
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商談も、いたるところで行われています。
成果はいかに?
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材料屋さんも、年々増えていきます。
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トラ杢マニア?にはたまりません。
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ここにも、一人。
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これは、ロゼッタ、、、ギターのサウンドホールや、チェンバロの飾りになります。
専門の職人さんの、手作りです。
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変わったデザインの楽器も、目を楽しませてくれます。
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これは、誰のデザインのコントラバス?
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ダリ?
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思わず買いそうになったメトロノーム、、。
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珍しい、縦型のチェンバロ。
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アクセサリーも、いろいろ、、。
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というわけで、3日間、楽器に囲まれて楽しく過ごしました。
毎年、数日間、頭の中でバイオリンが飛び交って、不眠症になりますが、、、。
来年こそは、、ぜひお越しくださいませ、、。
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by violino45 | 2008-10-12 06:10 | 日記 | Comments(8)

再放送のお知らせです。

7月に放送されて、ご好評をいただきました「バイオリンの聖地クレモナへ」が再放送されることになりました。

10月10日金曜日、午後7時~9時の2時間です。
前回より少し早い時間帯ですね。

チャンネルは、前回と同じくBSジャパンですので、ご覧いただくにはBSデジタルチューナーが必要ですが、良い番組ですので、一人でも多くの方にご覧いただければ嬉しいです。

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前回ご覧頂いた皆様のご感想のコメントは、こちらでご覧いただけます。

BSジャパンさんのHPでも、番組の紹介をご覧いただけます。

by violino45 | 2008-10-08 05:33 | お知らせ | Comments(8)