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雑誌の御紹介を3つ、、と、製作ダイジェスト

再び、雑誌で「菊田ヴァイオリン工房」を御紹介いただけることになりました。

毎度、拙いインタビューでまことに申し訳ないのですが、編集者様のご尽力で立派な記事にしていただき、本当にありがたいことだと感謝しております。

今回、発刊が3月に重なってしまいましたこともあり、ご一緒に紹介させていただきます。

「モーストリー・クラシック」5月号(3月21日発売)
先日、ジャーナリストの方にクレモナの工房までお越しいただき、インタビューしていただきました。
5月号の特集は、「ストラディヴァリウスを追跡せよ!」で、その中の1コーナーに登場いたします。
表紙の画像は、こちらでごらんいただけます。

日本能率協会発刊の「JMAマネージメントレビュー」3月号(3月1日発行)
こちらの雑誌は、おそらく、書店ではあまり見かけないと思います。
年間購読が基本のビジネス専門誌なのですが、その中に、「時代のカタリスト」というコーナーがありまして、私のインタビューが5ページに渡って掲載されております。

③「Yahoo! Internet Guide」5月号(3月29日発売)
こちらは、インタビュー記事ではありませんが、連載「イカすブログ天国」の中で、このブログを御紹介いただけるようです。
イカしているどころか、最近は停滞気味で申し訳ないのですが、これを励みに、また更新をしていきたいと思っております。


以上、御紹介させていただきました。
もし、お目にとまる機会がございましたら、ご感想などをお聞かせいただければとても嬉しいですので、よろしくお願いいたします。


さて、バイオリン製作は、パーフリングを曲げているところです。
外周の大きなカーブは、曲げなくても大丈夫なのですが、センター部分などの急なカーブは、あらかじめ熱で曲げておかないと、折れてしまいます。
横板を曲げる時の半分くらいの温度で、じっくりと曲げていきます。
気を緩めると、「ポキッ」(ぎゃ)とすぐに折れてしまうので、要注意です。
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溝に沿って、自然に納まるように十分に曲げておきます。
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溝にニカワを入れて、ハンマーで少しずつ叩いて打ち込んでいきます。
叩くと言っても、ホンの1センチほどの高さから軽く打ち下ろすだけなので、ヴァイオリニストも安全デス。
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パーフリングが仕上がったら、周辺部をノミで削りとっていきます。
これが、アーチの基準の高さになるわけです。
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私からの見た目の映像はこうなります。
まだまだ荒々しい削り跡ですね。
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by violino45 | 2008-03-16 00:36 | 製作記 | Comments(24)

バイオリン製作ダイジェスト、、、

どうもご無沙汰してしまい、申し訳ありません。
こまめな更新ができず、どうしても製作記はダイジェストになってしまいつつあります。

といいつつ、最初の画像は、こちらです。
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美味しそうでしょ?
先日、ウイーン在住の製作家、友人の沼波君が遊びに来てくれたときのお土産です。
ホテル・ザッハというと、「ザッハトルテ」が有名ですが、これは、少し違うテイストのチョコレートケーキです。
こってりとしたチョコレートに、乾燥フルーツが良く合って、おいしいデス。
ウインナーコーヒーが飲みたくなりますね。
それにしても、この豪華な箱、、、、さすがホテルザッハですね~。
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沼波君は、私と同じ年にクレモナの製作学校を卒業して、昨年からウィーンに移住して今は主に修理の仕事をしながら、新作バイオリンも製作しています。

クレモナ在住中は、マエストロ・ビソロッティの弟子として長年活躍していました。
彼の、精密で、ビソロッティスタイルを受け継いだバイオリンはとても美しい楽器です。
近い将来、日本でもその名を広く知られるようになる製作家の一人だと思います。
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さて、バイオリンのライニングですが、私は表板と同じ材質のスプルースを使っていますが、柳を使ったり、いろいろな流派があるようです。

私は、製作を始めたころ、東○○ンズの木材売り場で売っている、ヒノキの棒材を使っていました。
これは、厚さが2ミリで、幅が9ミリと、まさしく貼り付ける前のライニング材として理想的な大きさだったのです。
難点は、その匂いが、まさしくヒノキ風呂そのものだったことで、当時の私のバイオリンからは、そこはかとなくヒノキ風呂の香りがしていました。
でも、音に関しては、まったく問題なかったと思います、、、(たぶん)。
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ライニングを貼り付ける方法も、いろいろ流派がありますが、私は、センター部分だけブロック材にはめ込むやり方をしています。
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表板の荒削りです。
削る前は、右側の部分のように、濃い茶色ですが、これは表面だけで、すこし削ると白い木肌が表れます。
購入してから5年以上寝かせた表板ですが、太陽に当てていたわけではないのに、最初は白かった材料がここまで日焼けします。
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製作したバイオリンも、最初は白いのですが、年月とともにニスの下の木材の色そのものが変化して、味わい深い楽器に変わっていくわけですね。
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by violino45 | 2008-03-08 23:33 | 製作記 | Comments(15)