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魂柱

なかなか更新できませんが、、
気持ちだけでも春らしく、今年もピンクにしてみました。(期間限定)

バイオリンは指板を接着しました、、こんな感じです。↓
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まだ磨き作業に入る前の、バイオリンの姿です。
そのあとの作業は、魂柱です。

魂柱を入れると、表板が微妙に変形するので、その形に合わせて駒を合わせるため、魂柱が最初の作業になります。
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表板の傾きに合わせて、ぴったりと密着するように、少しずつ削っていきます。
私は、ナイフで削りますが、カンナ、平ノミ、ヤスリ、いろんな方法があるようです。

結果が良ければ、方法にこだわる必要はないと思います。
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少々、アワタダシイ日が続いておりまして、更新できないにもかかわらず、拙ブログをご覧いただき、まことにありがとうございます。

数日前から風邪をひいてしまいましたが、仕事は無事にすすめております。

日本も本格的な春ですね。
日本の桜並木を見ることができなくなって6年目となり、毎年、懐かしさがつのるばかりです。

by violino45 | 2007-03-31 17:25 | 製作記 | Comments(26)

少々マニアックな、カンナの話題

次のバイオリンです。
はぎ合わせしたあとの平面出しには、大きなカンナを使います。
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押して使うタイプの、いわゆる洋ガンナは、スタンレー社が有名で、私も使っていますが、最近の私のお気に入りは、このクリフトン社のカンナです。
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刃の切れ味も良いですし、機構部も精度が高くて使いやすいです。
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そして、金属の表面仕上げが美しく、使っていて楽しいです。
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道具は、性能が命ではあるのですが、、、でも、見て、触って、心が和む物をつい選んでしまいます。

そういう道具は、例外なく高価ではありますが、、、、(;_;)。

by violino45 | 2007-03-17 17:44 | 製作記 | Comments(32)

ニス塗り その3 

なかなか余裕が無く(@_@)、更新ができないにもかかわらず、お越しいただきありがとうございます。
ニス塗りもほぼ終了で、バイオリンも色付いてます。
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今回は裏板のトラ杢が特徴的だったので、それをできるだけ活かせるような色合いと色の濃さを考えてニス塗りをしてきたのですが、まずまず上手くいったのではないかと思います。

いずれにしても、どの時点でストップするのかは、色だけでなく、ニスの層の厚さにも影響してきますので、見きわめが難しいところです。

ニス塗りが終わったら、指板を付けますが、この時点で最終的なカーブを仕上げるためにスクレーパーと紙やすりで削ります。
黒い粉が舞いますので、ウサギ君には向いていない仕事です。
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仕上がった指板はこんな感じです。
演奏性に直接影響する、重要なところですので、妥協は許さず、真っ黒になりながらも慎重に仕上げます。
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by violino45 | 2007-03-07 21:19 | 製作記 | Comments(33)

横板の曲げと貼りつけ

早いもので、3月ですね。
今日は横板の曲げを少し詳しくご説明します。

横板曲げには、「横板曲げ器、、、別名、ベンディングアイロン」を使います。
コンロで直火であぶるタイプもありますが、私のは電熱器が内臓されています。
これを、作業台の万力に固定します。
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横板は、あらかじめ1ミリ強の厚さに仕上げて、水に濡らしておきます。
トラ杢の強い、綺麗な材料ほど、曲げづらく、割れやすいので、ついたくさん水に浸してしまいます。
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横板曲げのもう一つの主役は、この薄い金属板です。
この薄い板で、横板をアイロンに押し当てて曲げるのですが、金属板の硬さや弾力性によっては曲げやすさが大きく違ってきますので、とても重要な道具です。

私はこのトタン板の切れ端を長年使っていますが、今のところ、これ以上の材質には出会ったことがありませんし、使い込んで、ほど良い柔らかさになっていますので、もし、この板を紛失したら、途方にくれてしまいます。(;_;)
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さて、いよいよ曲げ作業です。
一気に曲げると割れますので、少しずつ、蒸気の力を利用して曲げていきます。
アイロンは、センター部分の形をしていますので、一見、このまま押し当てれば綺麗なカーブに仕上がってくれそうな気がするのですが、、、それは甘いデス。
一旦曲げた後、じわじわと修正作業をして、内型にピッタリと沿うように仕上げます。
ちなみに、上に乗っているダイヤルは、「表面温度計」で、い~ぐるさんのブログでおなじみのS-Mac社で購入しましたが、これは便利です。
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無事に曲げ終わった横板です。
湿気を取るために、少し寝かしてから接着します。
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センター部分の貼り付けには、スプールクランプという、裏板や表板を貼り付けるときに使うミニ万力を使います。
でも、この接着方法は、マエストロによって千差万別で、いろいろなアイデアがあって面白いです。
私もいままでにいろいろな方法を試しましたが、今は、このやり方に落ち着いています。
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拡大すると、こうなります。
単純な仕掛けですよね。
こうしておいて、横板を外側から少し叩くと、内型にピッタリと密着するという理屈です。
でも、やってみると、なかなか理屈どおりにはいかないですが、、、、(汗)。
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横板は、美観にもとても影響しますし、裏板と表板をしっかりと支える土台となる重要な部分ですので、きっちりと仕上げることが第一だと思っています。

by violino45 | 2007-03-01 18:09 | 製作記 | Comments(16)