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次のヴァイオリン

コンクールに関しての温かいコメントをたくさんありがとうございます。
余韻に浸っていたいところなのですが、、次のヴァイオリンをすでに製作中です。
今は、横板を曲げて、接着しているところです。

でも、なんか、居ますね~。
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そうなんです、このネコちゃん、明月さんのブログのトップページに居るネコちゃんと同じものです。
明月さんのブログにはコメントしたのですが、私の友人(ねこぽの大久保さん)がイタリアまで送ってくれたのです。
それ以来、我が家でいつもヴァイオリンを奏でていてくれます。
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この、コーナー部分の形は、自由に変えることができるので、同じ型を使っていても、微妙にスタイルの違うバイオリンが毎回できあがります。
少し長くしてみたり、短くしてみたり、オープンにしたりクローズにしたり、ほんの少しの変化でも、バイオリンの表情が微妙に変わります。
今回は、少しだけ短めで、オープンにしてみました。
でも、この横板の段階では、最終的にどんな形になるのか予測が難しいので、あまり冒険はできませんが、、、。

by violino45 | 2006-04-30 14:53 | 製作記 | Comments(8)

コンクール(長文です)

こんにちは、、、、。
菊田デス。
ご無沙汰しています。

突然、夜逃げのようにブログをストップしてしまいまして、大変失礼しました。

この数ヶ月の間に、いろいろな事が重なりまして、体力的にも精神的にも余裕がない状態だったのですが、その理由の一つが、楽器製作コンクールでした。

今年は、なぜか同じ時期に二つのコンクールが重なってしまったのですが、どちらも魅力のあるコンクールだったので、両方への参加を決めたのは良かったのですが、、、、、。

いざ提出期限が迫ってくると、二台の楽器をそれぞれに良い状態に仕上げるというのは、なかなか大変で、しかも平行して別の楽器も製作していたので、体力的に無理がきて寝込んでしまい、逆に仕事のペースも落ちてしまうという悪循環で、ブログの更新まで手が回らなくなってしまいました。

でも、おかげさまで、2台の楽器の提出期限には無事に間に合わせることができました。

提出して数日間は燃え尽きた白い灰のようになっていたのですが、実は二つのコンクールのうちの一つ(スロバキアで開催)はすぐに審査が始まってしまうので、燃え尽きている暇はありませんでした。

結果発表の日(一昨日です)、やはり落ち着かない心境だったのですが、夜になって、現地に行っていた仲間から電話がありました。

結果は、5位入賞でした(^^)。

クレモナからは、日本人を含めて10人参加したのですが、最高位は私の同期でライバルの天野さんの3位でした。(おめでとうございます!)

1位と2位は、ポーランドの製作家が独占したのですが、10位までの得点差は非常に僅差だったようです。

ちなみに、5位には、同じクレモナから参加した若手売れっ子製作家のマルコ・オジオ氏が同点で入りました。

5位という結果は、昨年のチェコのコンクールの4位入賞よりも順位を下げた形ですが、コンクールの規模とレベルの高さを考えると、とても嬉しい結果です。

審査基準として、音質が特に重要視されたコンクールだったようで、この点でも、結果にはとても満足しています。

ブログの閉鎖という緊急事態まで招いてしまったコンクール参加ですが、とりあえず嬉しいご報告と共に再開できて、ほっとしております。

いろいろご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
メールでエールもいただきました。本当にありがとうございました。

ところで、、、(まだ終わりません!)

コンクール参加の直前に嬉しい出来事がありました。

今回のコンクールに先立って、実は参加する仲間内で楽器を持ち寄って、試奏会をする予定を立てていたのですが、誰に楽器を演奏してもらうのかを悩んでいました。

そんな時、いつもお世話になっている宮地楽器の山本さんとお話する機会があり、クレモナへの出張とあわせて、その試奏会での演奏をお願いする事になりました。

コンクール直前の楽器を並べて、順番に弾いてもらう経験は初めてでしたが、とても良い経験になりました。
まず、出来上がったばかりの楽器を弾き込むことによって、楽器が目覚めて良い音が出始めますし、(事実、この数時間ですごく音が変わった楽器もありました)、また、普段からいろいろな楽器を取り扱っている販売のプロの視点から、各楽器にアドバイスをもらう事は、コンクールという目的でなくても、とても有意義な事でした。
私や、天野さんの楽器が、上位入賞を果たせたのも、少なからずこの試奏会の成果だと思います。
ありがとうございました。

写真は、その試奏会の様子です。
山本さんにはご了解の上、顔出し有りです。
他の参加者の人は、念のため、ぼかしを入れさせていただきました。
それにしても、私の工房、、、、ぐちゃぐちゃですね。
整頓しなければ、、、、。

あ、あと、全然関係ないですが、、
たにつちさんから、蕎麦の出前をいただきました。
日本~クレモナでも出前できるんですね。
ありがたくいただきます~(^^)。
おいし~。

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by violino45 | 2006-04-28 00:45 | 日記 | Comments(28)

すみません

いつも御覧いただき、ありがとうございます。
個人的な理由で恐縮なのですが、しばらくお休みさせていただきます。
もうしわけございません。

菊田

by violino45 | 2006-04-14 07:01 | 日記

水もしたたる、、、。

バイオリンがホワイトで完成したら、最後にきれいに磨くのですが、この磨き作業がとても重要で、仕上がりに大きな違いが出てきます。

ランドリーなら、アイロンがけ、、、。
料理なら、盛り付け、、、、。
美容師なら、ブロー、、、、。
飛行機なら、着陸、、、、、。
猫なら、砂かけ、、、、、、、。

とにかく、仕上げが大切なんです。

で、磨く前には、水で全体をぬらします。
といっても、一緒に入浴するわけではなくて、、、水でぬらした布で全体を拭きます。

なぜかというと、ひとつは、磨く前に、汚れや油分を取ってきれいにするのと、もうひとつは、ぬらすことによって表面を一度毛羽立たせて、それを紙やすりで取り除くためです。
そうしないと、ニスを塗ったときに表面が毛羽立ってしまい、具合が悪いのです。

水でぬらすと、トラ目がくっきりと浮き出てきて、とても美しいです。
宝石のような感じです。
トラ猫のような気も、、、。

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by violino45 | 2006-04-06 15:17 | 製作記 | Comments(18)

メダマ

そろそろ更新しないと、あの世へ旅立ったと思われる危険性があるので、ワンパターンですが、新しい渦巻きをご覧下さいませ。
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この、渦巻きの真ん中の部分、、、通称、メダマです。
イタリア語でも、オッキオ(複数形ではオッキ、メダマの意味)です。
この、メダマの大きさや形が、渦巻きの仕上がりにすごく影響します。
そして、渦巻きが消えていく最後のところの消え方がエレガントかどうかで、製作者のセンスが問われてしまう、恐ろしい部分でもあります。
すぐに消えたり、しぶとくメダマに食い込んだり、いろいろなスタイルがありますので、いろいろな楽器で、違いをご覧いただくのも一興かと思います。
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日本は桜が満開のようですね。
すご~~く、うらやましいです。

イタリアにも桜はあることはあるのですが、ところどころで一本だけ咲いてます。
日本の桜並木は、やはりとても美しいものだと思います。

そういうわけで(どういう?)、私の精神状態にもそぐわなくなってきたので、ピンクモードから通常モードに戻ります~。(地味~)
さらばじゃ~。

by violino45 | 2006-04-01 19:48 | 製作記 | Comments(4)