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帰国します

急なお話ですが、12月に日本に行きます。

東京滞在中、いつもお世話になっている楽器屋さんにお邪魔させていただくことになりました。

もし、近くにお立ち寄りの際は、のぞいて見てくださいね。

店員さんの振りをした菊田が、怪しげにたたずんでいると思いますので。

私の新作バイオリンも参考展示させていただく予定です。

お会いできる事を楽しみにしています。


私が出没する楽器屋さん、、、、

~その1~
12月4日(日) 
ヴァイオリンクリスマスセール in 「MUSIC JOY渋谷(10:00~18:00)
(セールは12月3日(土)も開催しています)

  宮地楽器 MUSIC JOY渋谷   
  東京都渋谷区桜丘町24-1(橋本ビル5F) TEL 03-5456-8300
  http://www.miyaji.co.jp/mj/shibuya/topics/xmas.htm


~その2~
12月10日(土)~12月11日(日) 
ヴァイオリンセール in 「宮地楽器小金井店」(10:00~19:00)
(セールは12月8日(木)~12月11日(日)まで開催しています)

  宮地楽器 小金井店ショールーム  
  東京都小金井市本町5-15-9 Tel 042-385-5585
  http://www.mmjp.or.jp/MIYAJI/koganei/sale/gen.htm


~その3~
12月17日(土) 
「マリオルッチ」(11:00~19:00)

  弦楽器専門店「マリオ・ルッチ」(MARIO LUCCI)
  東京都渋谷区神南1-20-16 高山ランドビル3F Tel 03-3496-3670


以上の日程で、各楽器店さんにお邪魔します。(営業時間内はいつも居る予定です)
この機会に、ぜひお目にかかれれば嬉しいです。

では、失礼いたします。

by violino45 | 2005-11-27 15:54 | 日記 | Comments(12)

パーフリングの向き

パーフリングを入れ終わりました。
ところで、パーフリングがコーナーで交わる部分ですが、そのまま真ん中を向いているわけではないんですよ。
少し、内側の方向に傾いているのが分かりますでしょうか?
これ、ストラディバリスタイルで製作する時のポイントの一つです。

でも、この、少しだけ、、、という加減が難しいです。
傾きが足りなくて真ん中を向いてしまったり、やりすぎて内側を向きすぎたり、なかなか完璧にはいかないものです。

でも本物のストラディバリの楽器を見ても、時々失敗しているのがあります。
それを見て、安心していいわけではないですが、少しホッとしたりします。
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by violino45 | 2005-11-22 07:11 | 製作記 | Comments(12)

パーフリングカッター

荒削りが終わって、淵の厚みが仕上がったら、パーフリングを入れます。
正確に線を引くために、パーフリングカッターという道具を使います。
二枚の刃が、正確に2本の線を引いてくれます。
この線に沿って、ナイフで切り込みを入れて、溝を掘ります。
表板は、木目が強いので、ゆがみやすいです。泣きたくなります。

このパーフリングカッター、いろいろな形の物が市販されていて、私もいくつか試しましたが、クレモナで購入したこのシンプルな形の物が一番のお気に入りでずっと使ってます。
一番安かったんですけどね。
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by violino45 | 2005-11-18 17:08 | 製作記 | Comments(4)

荒削り

おおまかにビオラの形に切り抜いた表板と裏板を荒削りします。
この作業、ひたすら体力勝負です。
特に、裏板のカエデは硬いので大変です。

でも、バイオリンやビオラはまだ良いほうです。
チェロになると、長さが2倍、面積で4倍、体積で8倍ですから、削り取る木の量も半端ではありません。
コントラバスになると、、、、、やった事ないですが、、、私には無理です。

体力だけでなく、この段階である程度形を整えておかないと後で苦労するので、頭も使う作業です。

節(ふし)とか、虫食いとか、しみとか、そういう問題が出てこないように祈りながら削ります。
材料を買ったときには見えなくても、削っていくうちに出てくる欠点も多いのです。
かなり削ってから虫食いなどを発見してしまうと、、、、泣きます。
捨てるしかないからです。
すばらしく綺麗な材料の場合は、修理して使うこともありますけれど。
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by violino45 | 2005-11-17 18:48 | 製作記 | Comments(2)

ハギ合わせ

表板や裏板が二枚板の場合、はぎ合わせという作業が必要です。
カンナで削って、隙間がないようにピッタリと合わせます。

すきまが空いていると、楽器が完成してから、開いてしまったり、線が見えてしまうと美感をそこねるので、可能な限りピッタリとあわせます。

第一の難関ですね。
実際、これで失敗すると、えらいことになるので、慎重に作業します。

巨大なクランプを使って接着した後は、カンナで平面を出します。
ここで、初めてカエデの木目がくっきりと見えます。

綺麗な木目に、癒される瞬間デス。
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by violino45 | 2005-11-15 16:06 | 製作記 | Comments(10)

カキ

季節の話題です。

我が家のベランダからの風景なのですが、近所の修道院の庭が見えまして、結構和みます。
というか、ここからの風景が気に入って、アパートを決めたようなものです。

庭には、いろいろな果物の木が植えられていて、今はちょうど柿の季節です。
そうなんです、イタリアにも柿があるんです。
その名も「カキ」です。
そうです、数少ない、日本語がそのままイタリア語になったケースです。

ところで、イタリア語の単語って、語尾が「オ」の場合、複数形になると「イ」に変化するんです。
例えば、
ペペロンチーノ ~ ペペロンチーニ
ヴィオリーノ ~ ヴィオリーニ
ブラボー ~ ブラビー  などなど。

この法則によると、イタリア人的には「カキ」は複数形になるようです。

で、単数形だと「カコ」、、、になるんです、、、。

実際、スーパーに行くと、パック売りでは、「カキ」表示、単品売りでは「カコ」なんです。
おばちゃんが、「カコ、一つちょうだい!」とか言ってるんです。

なんだか、力が抜けてしまいます。

でも、イタリア語が日本語になるときも同じような事がおきているんですよね。
例えば、ニョッキ、もともとは「ニョッコ」という単語です。
スパゲッティ、も「スパゲット」という単語の複数形ですね。

どうでも良い話題、でした。
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by violino45 | 2005-11-13 15:29 | 日記 | Comments(6)

横板曲げ

横板は気合だけでは曲がりません。
熱と水が必要です。
つまり、スチームアイロンの原理です。
スチームアイロンは曲がったものをまっすぐにしますが、横板はまっすぐなものを丸くしますので、アイロンも曲がっています。
横板に水をつけて、アイロンに押さえつけて徐々に曲げていきます。
割れないように、焦げないように、慎重に。

でも、材料によって、曲げやすい時と、なかなか曲がってくれない頑固者の時があって困ります。

今回の横板、とんでもない頑固者でした。
どのくらい頑固かというと、寺内貫太郎ぐらいです。
古すぎて分からない?ですか?
向田邦子原作、脚本の名作ドラマですね。
ちょうど30年前の作品なのですが、ヒデキが出てましたね。
毎回、大喧嘩になるシーンが懐かしいです。
あの、若者代表だったヒデキが還暦なんて、信じられないです。
あ、まだまだ先のことか。

脱線しましたが、曲がったことが大嫌いな貫太郎横板も無事にビオラのカーブになってくれました。ホッと一息。
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by violino45 | 2005-11-11 05:16 | 製作記 | Comments(2)

ニスその後

ニス塗りも順調に進んでます。
本格的に色ニスを塗り重ねていく段階なので、ひと塗りごとに濃くなっていきます。
それにつれて、ムラもでてきますので、リタッチもしながら塗り重ねます。
この段階で、20回近く塗っていると思います。
だいぶバイオリンらしい色になってきましたが、まだまだこれからです。
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by violino45 | 2005-11-09 18:49 | 製作記 | Comments(4)

ビオラの型

バイオリンのニス塗りを始めたので、次の楽器に取り掛かります。
次はビオラです。
前回のビオラは39cmと小型だったのですが、今回は41cmとすこし大型です。
新しい楽器を作る時は、まず型紙(薄板)から始めます。

薄い板をビオラの形そのものに切り取り、次に、ベニヤ板(15mm厚)にその形を写し取ります。

その後、糸のこで切り取るのですが、表板や裏板がはみ出す分や、横板の厚さを差し引いて、4mmほど内側を切り取ります。

綺麗に仕上げた後、ブロックを貼り付ける部分を切り取ったり、万力用の穴を開けて完成です。

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これ、内型といいまして、内側から楽器を組み立てていく方法です。
これに対して、外型というのもあります。
文字通り、楽器の外側から作っていきます。
それぞれの利点があるのですが、私は内型で主に製作しています。
最近作ったバイオリンで、この外型で作ったものもあるのですが、それは秘密です。
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by violino45 | 2005-11-08 16:58 | 製作記 | Comments(4)

ニス開始

ニス塗りの開始です。
この状態で、下塗りを含めて10回ぐらい塗っています。
少しだけ黄色くなってますね。
でもまだまだ序盤戦です。
あと30回ぐらいは塗ると思います。
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by violino45 | 2005-11-07 15:22 | 製作記 | Comments(6)