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ニス、その後、、、

実家でニス塗り、いよいよ佳境でございます。

でも、前回とほとんど変わらんじゃないか!と言うツッコミが聞こえてきそうです。

少し、変わっているんデスけど、、。

実際、ここまで来ると、作業環境が違いすぎるので、思い切って色を付けられないのは確かです。
なので、ここまでで中断、残りはクレモナに帰ってから仕上げることとします。

クレモナには9月の4日に帰りますが、明日から4日ほど留守にしますので、ブログの更新はしばしお休みです。
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by violino45 | 2005-08-24 17:28 | 製作記 | Comments(5)

ヒカルの碁

hiroさんからお借りしたヒカルの碁を読破しました。
さすがに一世を風靡した人気漫画ですね。
面白くて、あっというまに読んでしまいました。

このマンガの魅力、いろいろありますが、絵がキレイなのが良いですね。
天才棋士が現代によみがえるという発想も面白いし、キャラクターも中性的なものが多く、すっきりとした印象です。
あと、恋愛のもつれを描いたために野暮ったくなってしまったマンガも多いのですが、ヒカルの碁はそれを一切排除してストーリーにスピード感を出していますね。
(ヒカルが鈍感なだけ?という見方もありますが)

スピード感がありすぎて、終盤は一気に盛り上がって、そのままあっさり終わりすぎという感じもしますが。

いずれにしても、囲碁というものの面白さ、奥深さを十分に感じることができてよかったです。

でも、ルールはなんとなく分かったものの、実際にどういう風に打つのかは謎のままで、こればかりは経験してみないと分からないという感じです。
やはり囲碁部だったhiroさんに習うしかないかな?

私にも、ストラディヴァリさんがよみがえって、取り憑いてくれないかな?なんて事を考える今日この頃でございます。

写真は、ヒカ碁とはまったく関係ないのですが、某BBSで話題になっていた、のだめカンタービレCDブックのしおり「千秋さま」です。
ご参考までに。
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by violino45 | 2005-08-24 00:36 | 日記 | Comments(5)

カーペンターズな夜

昨日、カーペンターズのベストアルバム(DVD付き)を買ってきました。
何をいまさら、という突っ込みは覚悟の上デス。

カーペンターズは、ちょうど70年代前半にリアルタイムで聴いていたわけですが、ラジオから流れてくるその美しい歌声とアレンジ、コーラスに圧倒された記憶があります。
中学生だった私はまだテープレコーダーも持っていなくて、毎日ラジオにかじりついていたものです。

でも、当時、私がギターで演奏していたのは日本のフォークソングだったので、カーペンターズのサウンドはまったくの別世界、夢のような音楽に聴こえていました。

そんなわけで、10代の私にとって特別な存在だったカーペンターズでしたが、カレン・カーペンターは1983年に拒食症による心臓発作で亡くなりました。

あまりにも突然で衝撃的な出来事に、当時22歳の私は対処できず、カーペンターズの曲を聴く勇気がなくなってしまいまして、以来20年間、CDを買うこともできず過ごしてきました。もちろん、テレビやラジオで流れることはありましたが、そんなときはもうドキドキもので、悲しい気分で聴いたものです。

ある意味、トラウマだったわけですが、さすがに20年も経てば気持ちも変わり、あの美しい歌声を再び聴いてみたくなってきたのと、先日、小学校時代の恩師に再会し、自分が今まで生きてきた軌跡をあらためて見直す機会になったこともあり、「封印」していたカーペンターズのCDを買ってきたのです。

聴いてみると、カレンの唯一無二なヴォーカルと、リチャードのコーラス、そして今なお斬新なアレンジが、耳に心地よく響いてきました。
でも、当時の私にはただ明るく、優しく響いていた歌声が、実はすでに拒食症に悩み、苦しんでいた上での歌だったと思うと、より深く、哀愁をおびて聴こえるのは気のせいだけではないでしょう。

それは、当時のプロモーション映像のDVDを見て、はっきりと分かりました。
無理なダイエットと、過酷なスケジュールの影響が見て取れるやつれたカレンの表情、明るい曲であってもそれは隠し切れないものです。
でも、少しだけ、彼女の本当の姿を見ることができたような気がして、よかったと思っています。

20年間、聴いていなかったにもかかわらず、私の耳の中には常にカレンの歌声が聞こえていたような気もします。

ヴァイオリンの音作りでは、いつも女性ヴォーカルをイメージしてしまうのですが、その中の一人はいつもカレンになってしまいます。
あの、少しかすれた、しかも暖かい低音、ああいうイメージの楽器を作りたいと思っています。

長くなりましたね。
失礼しました。

by violino45 | 2005-08-22 00:37 | 日記 | Comments(1)

原点へ回帰

今日はひさししぶりに小学校6年生の時の担任だったM先生のお宅にお邪魔しました。
いままでもお会いしたことがあるのですが、あまりお話しすることはできなかったので、実感としては30年ぶりの再会という感じです。
お二人の素敵なお嬢さんも交えて、とても楽しいひと時を過ごすことができました。

M先生にとっての初めての卒業生だった私達、個性的なメンバー揃いで印象的だったようですが、先生自身も、当時流行していた「青春学園ドラマ」のような熱血?先生でした。

実は、私、M先生から勉強を教えてもらった記憶はまったく無いのです。
印象に残っているのは、教室でギターを弾きながらフォークソングを歌う姿、体育の授業でサッカーを教える姿、キャンプファイヤーで歌う姿などです。

私は、この中でもギターに強い影響を受け、教室に置いてあったギターを無断で弾いては壊してしまったような記憶があります。
中学に入るとすぐに、自分のギターを購入し、その後はギターとバンドの日々でした。
M先生に出会っていなかったら、ギターにのめりこむことも無かったでしょう。

また、先生からは物事にこだわらず、自由に発想する姿勢というものを学んだような気がします。
毎日、何かが起きるような予感がして、わくわくしながら学校に通っていたような記憶があります。

この小学校の経験というものが、やはりその後の生き方に大きく影響しているのは事実です。
ギターを通じて楽器の構造に興味を持ち、よりメカニカルなバイオリン製作への道に入ったわけですし、イタリアに渡るときに必要だった決断力や実行力も、先生と当時の仲間達の影響が大きいと思っています。

そんな、私の原点だったM先生ですが、久しぶりにお会いしても、当時のイメージそのままでした。
それがとても嬉しかったと同時に、なぜもっと早くお会いできなかったのか、少々後悔しています。
これからは、時々、お邪魔しますね。先生。

そういえば、先生が当時、口癖のように言って(書いて)いた、「ボンボヤージュ」という言葉、当時は意味が分からなかったのですが、イタリア語ではボンビアッジョ、「良い旅立ちを」、という意味だったのですよね。
その言葉どおりに、私は遠く旅立ってしまいました。
やっぱり、先生は私の原点です。

by violino45 | 2005-08-20 20:06 | 日記 | Comments(0)

ニス、その後

前回(8月14日)から5日過ぎて、大体20回ぐらい塗り終わったところです。
かなりバイオリンの色に近づいてきました。

このぐらいになると、少し危険、というか、神経を使います。
調子に乗って塗っていると、突然濃くなりすぎる事があるからです。

クレモナに居れば、いろいろな楽器と比較したり、マエストロの意見を聞いたりできるのですが、今はそれができないのが苦しいところデス。
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でも、いずれにしても、様子を見ながら、あと10回以上、合計40回近くは塗ることになるわけですが。

またご報告します。

by violino45 | 2005-08-19 10:02 | 製作記 | Comments(2)

思い出の猫 その1 にゃんざえもん

バイオリンネタも無いので、猫ネタということで。
クレモナに移住する前は東村山に10年間住んでいたのですが、アパートの周りには常に野良猫が居る状態でした。
かみさんは、いわゆる「猫おばさん」(失礼)なので、しばしば餌に困った親子猫達の面倒を見ていたわけです。
そんなある日、ごみを出しにいくと、いつもはすばやく逃げる親子猫たちのうち、一匹がうずくまって逃げないんです。
よく見ると、衰弱しきった子猫で、目もつぶれて見えず、動けずで、このままでは死んでしまうのは明らかでした。
我が家では、こういう猫を見つけた場合の対処法は決まっていて、「即、救助」です。
獣医に見せると、脱水症状とのことで、背中に水を打たれました。
その日から、注射器でミルクを飲ませ、目薬を差し、猫背?になった背中をマッサージして介抱した甲斐もあり、数週間後には目が開きました。
写真は、開眼記念の一枚です。
名前ですが、このアパートでは猫が飼えないので、里子に出すことは決まっていることもあり、普通の名前では情が移りすぎてしまってつらいので、とりあえず「にゃんざえもん」と呼んでいました。元気が出そうな名前という意味もあったのですが。
その後、すっかり元気になったにゃんざえもんは、とあるお宅に引き取られていきましたが、やはり別れる時は寂しかったですね。
そんなわけで、昔の話ですが、思い出深い猫としてご紹介しました。
それにしても、目が完全に開いたときは嬉しかったデス。
うるうるして、「柳沢教授」の猫みたいでした。(知らない人はスミマセン)
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by violino45 | 2005-08-16 23:06 | 猫ネタ | Comments(2)

ニス塗り途中

ニス塗り途中の楽器です。
途中、東京出張などで塗れなかったのですが、10回ぐらい塗り終わりました。
少しだけ、バイオリンらしい色が付いてきました。
7月30日の日記と比べると、よく分かります。
でも、まだまだ、あと20~30回は塗ると思います。
でも、環境が違うので、色の具合とかが分かりづらいので大変です。
ですので、日本では7割ぐらいでやめておき、クレモナに帰ってから仕上げることになると思います。

さっきまで、女子マラソンを見ていました。
日本勢は残念だったですが、皆さんすごくがんばっていましたね。
それにしても、40km走り終わってすぐに平然と立ち話をしている様子にはびっくりというか、その道を極めた人たちの凄みを感じます。

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by violino45 | 2005-08-14 23:21 | 製作記 | Comments(4)

ニスの材料

今日は、ニスの材料をご紹介します。
先日ご紹介したドラゴンブラッドは、ニスに色をつけるための物ですが、ニスそのもの(透明)は別の材料で作ります。
私がクレモナで作っているニスはこの写真の材料で作ります。
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前列中央と右側のキラキラしている物体がニスのメイン材料で、シェラックといいます。
この物体、「カイガラムシ」という虫が分泌した物質を固めたものらしいです。
バイオリン、実は虫の力を借りて、完成されていたのですねー。
左側は、ジネプロといって、樹液を固めたものです。これとシェラックがニスのボディになります。
後列の左側は、マスティックと言って、やはり樹液を固めたものですが、ニスを少し柔らかくする性質がありますので、入れすぎると大変なことになります。
真ん中は、ベンゾエといって、すごく芳香性のある硬い物質です。
おいしそうな匂いがします。
事実、お菓子作りに使われていたそうですよ。
ニスに入れると、輝きが増しますが、入れすぎると硬くなりすぎます。
右端が、エレミといいまして、これまたすごくアロマティックな香りがします。
イタリアバイオリン独特の香りは、このエレミやベンゾエの力が大きいです。
エレミは、見るからにニスを柔らかくしますが、入れすぎると乾かないニスになります。
今の楽器にはこの6種類の材料をアルコールに溶かして透明ニスにしています。
その比率は、申し上げることはできませんが、実際、試行錯誤しているところです。
日本の気候を考えると、硬く、乾きやすいニスを使いたいところなのですが、硬くしすぎると音が響かなくなるので、ちょうど良い妥協点を探るのが難しいところです。

by violino45 | 2005-08-12 16:19 | 製作記 | Comments(2)

帰郷

暑かった東京から名古屋に戻ってきたら、同じでした。蒸し暑いです。

愛工大名電も負けたし、衆議院も解散だし、いろいろありますね。
スペースシャトルが無事だったのは嬉しいニュースです。

でも、解散が決まったらなぜバンザイなんでしょう?

それはともかく、

東京では、大切なお客様にお会いすることができました。
皆様のおかげで、とても充実した滞在となりましたことをあらためて感謝いたします。
ありがとうございました。
特に暑い週だったようですが、体調も崩さずに東京を満喫しました。

「のだめカンタービレ」にも出会うことができましたしね。
6巻までですが。
貸していただいたO様、ありがとうございました。
後半が気になるので、購入してこようと思います。
かなり好きです。この世界。
千秋君、カッコ良すぎですね。
個人的には峰君のキャラがお気に入りです。
のだめは、、、ありえんでしょう!という感じですが、好きですね。部屋の感じとかも。

ちなみに、「ヒカルの碁」も一巻だけ買ってきましたが、こちらもはまりそうです。

明日、大阪に行ってきます。

by violino45 | 2005-08-10 01:20 | 日記 | Comments(0)

謎の物体

これ、なんだと思います?
隕石?花火?
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実は、ニスの原料のかたまりです。
その名も「ドラゴンブラッド」、竜の血です。
イタリア語でも「サングエ ディ ドラゴ」、竜の血。
日本語、というか中国語でも「麒麟血」、竜の血。
この物体から感じるイメージは世界共通のようです。

でも、竜が実在するかどうかは別として、ニスを作るたびに竜と戦っていては命が持ちませんね。

実は、この物体、ある樹木の樹液を酸化させて固まらせた物です。(樹脂といいます)
クレモナのバイオリン製作者のほぼ全員がこの樹脂を使っていると思われるほど、ニスの色作りには欠かせない、ニス界のホームラン王のような存在です。
もう一人の覇者、アカネという存在もあるのですが。
長くなるのでこの辺で。
この写真は、この物体を割ったものです。
まさに、竜の血ですね。
ニス作りには、このほかにもたくさんの原料を使います。
またおいおいご紹介しますね。
今日から、東京出張です。
東京でネット環境があるかどうか、未定なので、ブログ更新は一週間ほどお休みするかもです。
では、また。
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by violino45 | 2005-08-01 14:40 | 製作記 | Comments(0)