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ミケにゃんは天に召されました

残念ながら、今日はとても悲しいお知らせをしなければなりません。
2012年から6年間、皆様に可愛がっていただきましたミケにゃん、夏を過ぎた頃から病と闘っておりましたが、11月28日の朝、天に召されました。
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クレモナも今年は猛暑でしたので、夏バテによる食欲不振かと思っていたのですが、心配になって病院に行った時にはすでに時遅く、腫瘍が数カ所に転移していて、あと一ヶ月も持たない可能性もあると言われました。

それでも奇跡を信じて、投薬や点滴に通っておりましたが、日々、痩せていく様子を見るのは辛い毎日でした。

その頃、タイミング的に、弦楽器フェアのために帰国する日となり、すごく後ろ髪を引かれながらも、クレモナに戻る日まで元気でいてくれることを信じつつ、でも覚悟は決めながら、10月末に日本に出発しました。

弦楽器フェアに来場された方は、私のプロフィールパネルが猫を持った写真だったことに不思議に思われた方もいらっしゃったことと思います。
本来、ヴァイオリンを持った写真を使うべきパネルでしたが、ミケにゃんとともに頑張りたいという私の気持ちを汲んで、宮地楽器さんが用意していただいたのでした。
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幸いにも、ミケにゃんの容態はその後は安定して、無事に弦楽器フェア、そして松山のイベントまで過ごすことができましたが、11月の後半になり、危ない状況との知らせが入り、日本滞在を切り上げて、11月21日にクレモナに戻りました。

ミケにゃんは、だいぶ痩せていましたが、それでも、自力でトイレにも行ける状態で、意識もしっかりしているように思えました。
ですが、その日を境に、1日ごとに元気がなくなっていき、毎日の点滴だけで命をつないでいるような状況になってしまいました。

11月27日、点滴の時に獣医さんから、「体温が低下しているので、もう長くない」と告げられて、その夜は、毛布でくるんでホットカーペットで温めながら、一晩中、声をかけていましたが、もうほとんど意識もないように感じました。

11月28日、夜が明ける頃、呼吸が荒くなってきたので、嫌な予感を感じつつ、獣医さんに行きましたが、もう見守るしかないとのことでした。
一旦、自宅に戻ろうとしたのですが、途中で容態が急変したので、急いで獣医さんに引き返したのですが、その時には、呼吸はほとんど止まっていました。
最期は、眠るような様子で、少しずつ呼吸も止まって、脈もなくなり、静かに天に召されました。

悲しい瞬間でしたが、最期にひどく苦しまずに永眠できたのは、せめてもの救いとなりました。


2013年に他界したシマにゃんもそうでしたが、本当に頭が良くて、人の気持ちが分かる、賢い猫だったと思います。
この6年間は、私自身、50代中盤にさしかかり、仕事や健康面、日常生活全般において、いろいろ大変なことも多かったのですが、シマにゃんとミケにゃんがいてくれたことで、とても癒やされ、心の支えになってくれていたことを、あらためて思います。
言葉が通じなくて、もどかしい思いをすることもありましたが、それでも、じっと目を見つめるだけで、気持ちが通じることが多かった気がします。
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享年14歳は、残念ながら早すぎる永眠ではありますが、シマにゃんの待つ天国に登って、安らかに過ごして欲しいと願っています。


以下、6年間、拙ブログの記事のエンディングでアップしていたミケにゃんの写真をご紹介させていただきます。
選びきれなかったので、枚数が多いのはご容赦くださいませ。
 

               最初の1年間と少しの間は、シマにゃんと一緒の生活でした。
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2013年の7月にシマにゃんが永眠してからは、菊田家の一人娘となりました。
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洗濯物が好きでした。
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ベランダでのんびりすることが多かったです。
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冬はホットカーペットがお気に入り。
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旅行の準備を邪魔したり。
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カゴで寝るのが好きでした。
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すべての瞬間が、愛おしかった君。

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もう苦しい日々は過ぎました。 安心して眠ってくださいね。
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長文にお付き合いいいただき、ありがとうございました。
ミケにゃんとともに、感謝申し上げます。
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by violino45 | 2018-11-29 00:51 | 猫ネタ | Comments(16)

ミケにゃんの動画

この季節、気温の変化が大きくて体調維持が大変ですが、でも、カラッと晴れて過ごしやすいクレモナです。

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さて、いつもミケにゃんを写真でご紹介しておりますが、今回は少し動画を撮影してみました。
でも、このところの暑さで、あまり動きたくないようで、動画とは言えない映像になってしまいました。
次回は、もう少し動いている姿をご紹介できればと思っております。



by violino45 | 2018-06-18 05:44 | 猫ネタ | Comments(2)

シマにゃんは星になりました。

今日は悲しいお知らせをしなければなりません。
このブログ上で皆様に可愛がっていただき、また、応援のコメントも多数いただきましたシマにゃんが、先週、天に召されました。
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以前から、耳の奥のポリープが増え続けて、時々、獣医さんで麻酔をかけて取り除いていたのですが、昨年、組織検査の結果、リンパ腺の腫瘍と診断されました。
転移していた箇所を切除した後は少し元気になったので、もしかしたらと期待したのですが、しばらくして再発、その後、ほぼ全身にわたって転移してしまいました。

昨年の夏頃から、毎日のように抗生物質の注射を打たないとひどく化膿してしまうようになり、今年の春からは、さらに強力な人間用の抗生物質が必要になり、でも、5月頃からはそれも効かなくなってしまいました。
両耳が腫瘍で塞がってしまい、頻繁に流血するので、カラーを付けていても目が離せない状態が続いてしまって、完全看護が必要になりました。

24時間、いつ大出血しても良いように、ガーゼとタオルを手元に準備する生活が続き、私達夫婦にとっても試練の日々となり、特に、私の奥さんは毎晩シマにゃんを抱いて寝て、少しでもシマにゃんが気持ちよく過ごせるように、数時間毎に起きては血や膿を拭き取っていました。

存命が絶望的になり、日に日に痩せて弱っていく様子を見ているのは辛かったですが、最後の瞬間まで一緒に居て、ともに病気と闘っていくことが私達にできる唯一のことだと信じて、毎日、獣医さんのところに通いました。

5月の帰国が迫り、もう会えなくなるのではないかと覚悟を決めて日本に行ったのですが、危険な状態になりながらも持ち直して、シマにゃんは私を待っていてくれました。
6月になり、つきっきりで看病していたのですが、夏の暑さでさらに体力が低下して、抗生物質も効かなくなって、顔全体がひどく腫れた状態になり、獣医さんによると、いつ他界してもおかしくないという話だったのですが、それでも、シマにゃんは頑張り続けました。

そして、7月12日、、私の誕生日のお昼過ぎ、容態が急変して、そのまま息をひきとりました。
病気で苦しみながらも私の誕生日を待っていてくれたような気がして、涙が止まりませんでした。

この数ヶ月、いよいよ体調が悪くなってからは、どこで流血しても良いように、部屋中に吸水シートを張り巡らして、家中が救命病棟のような感じで過ごして、毎日獣医さんに行って注射をすることが日課になって、シマにゃん中心の生活をしていましたので、急に居なくなってしまった現実をまだ受け止めきれずにいる状況です。

2年前にガレージで保護した時も、獣医さんからは一週間持たないと言われたのですが、その時は、奇跡的に回復したのは、その時のブログでご紹介したとおりです。
http://violino45.exblog.jp/13418021/

そのまま、完全に治ると信じて、薬をあげながら通院していたのですが、再発してしまったのは本当に不運としか思えません。
ですが、もう一度、奇跡が起きると信じて、一年間ほぼ毎日、獣医さんに通う生活が続きました。

このことが、結果的にシマにゃんを苦しめてしまったのではないかと思うこともあります。
2年前に、意識不明で倒れていた時に偶然発見しなければ、その後の二年間の病気との闘いは無かったわけですから。

ですが、シマにゃんも、この二年間、苦しい思いはしたけれども、私達夫婦と暮らした日々は楽しかったと思ってくれていると信じたいです。
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思えば、私の友人の製作家、大久保さんの愛猫、「ぷにゃん」も、大久保さんの誕生日に天に召されています。
その時は、なんと悲しい偶然なのだろうと思いましたが、それは偶然ではなくて、ぷにゃんは、大久保さんの誕生日を祝ってから旅立ちたかったのだと、今は思います。

シマにゃんも、この数週間はほとんど意識が無いような状態でしたが、私の誕生日にはしっかりと瞳を開けて、一瞬でしたが、以前の可愛い表情が戻ったような気がしました。

私が生まれてきて52年、もっとも悲しい誕生日になってしまったわけですが、シマにゃんとの生活の最後の最後に、その絆を確認することができた気がして、少し救われた気持ちにもなります。

シマにゃんは、私達にとって単なる飼い猫ではなくて、日本からクレモナに来て数年後の苦しかった時期に、駐車場でいつも近づいてきて励ましてくれた友人でしたし、ガレージで保護してからは、大切な家族の一員でした。 
そして、病気がひどくなってからは、共に闘う同志でもあり、命の大切さ、そして一日一日を懸命に生きる尊さを教えてくれた師匠でもありました。

亡くなって4日後の7月16日、ミラノにある動物専門の火葬場に行き、葬式をしてきました。
最後のお別れはやはり寂しかったですが、骨になったシマにゃんを見た時に、なんとなく、シマにゃんが私達に向かって穏やかに微笑んでいるような、そんな気がしました。

これで、すべての苦しみから解放されて、天の国で、ゆっくりと、丸くなって眠って欲しいと思います。

写真は、骨壺ならぬ、骨缶で、シマにゃんの骨はとりあえずこの中に納められました。
落ちついたら、バイオリンの木材で箱を作ってあげたいと思います。
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以下、元気だったころのシマにゃんの写真をご覧いただければ幸いです。
あらためて写真を見返すと、ほんとうに可愛い猫だったことを実感します。
もう少し長生きして欲しかったと、やはり思ってしまいます。

存命中には、たくさんの皆様から温かいコメントをいただき、ありがとうございました。
遠く日本からも温かく見守られて、本当に幸せな猫でした。

ちなみに、ミケにゃんは、変わらず元気で暮らしております。
少しメタボ気味なので、、ダイエットが課題の今日この頃です。。

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
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by violino45 | 2013-07-19 15:56 | 猫ネタ | Comments(24)

シマにゃんの物語

シマにゃんの物語。
(拙文の上に、記録の意味もありますので、意味も無く長い文章になっています。)
(また,少々つらい写真もあえて載せています。ご了承ください。)

私たち夫婦が住んでいる自宅アパートの敷地内には、ネコがいつも何匹か居ます。

その中に、シマ模様が印象的な、シマにゃんがいました。
シマにゃんは、7年ほど前に、このアパートの「ネコおばさん」のガレージで生まれて、基本的には野良なのですが、毎日、ネコおばさんが餌と水をガレージであげていました。

とてもかわいくて人懐っこくて、駐車場を歩いていると近寄ってきて、スリスリ、、スリスリ、、すりすり。
得意技は、スリスリしながらその場で風車のように回転を始める「クルクル」と、突然横に倒れて、お腹を撫でて!の要求をする、「ゴロン」です。

7年前というと、私がクレモナのバイオリン製作学校を卒業する直前の頃で、いろいろなストレスが溜まっていたころですが、この、シマにゃんをはじめとして、アパートに住んでいるネコちゃんたちには、いつも癒されていました。

ところが、しばらく前から、シマにゃんの耳の中が黒く変色してきたことに、我が家のネコおばさん(失礼)が気づきました。
そして、少し異臭も。
耳ダニかな?と思いつつ、でも、本家のネコおばさんが面倒を見ている手前、勝手に獣医さんに連れていくわけにもいかず、しばらく様子を見ていました。

そうこうするうちに冬になりました。

我が家のガレージには段ボールで作ったネコハウスがあるのですが、シマにゃんが一日中そこで寝ていることに気がつきました。
最初は、ネコハウスを気に入ってくれたのだと思ったのですが、2日目になっても、餌を食べに出た形跡もなく、近寄っても出てこないし、異臭もひどくなってきました。
3日目に、さすがにこれはおかしいということで、ネコハウスごと明るい場所に出してみたら、右の耳が完全に黒く塞がっていて、顔が腫れて変形して、ひどい脱水症状の状態で、倒れていました。

そして、すごい腐敗臭、、、まるで、生きたまま朽ち果てていく途中のような、ひどい状態でした。
そのまま車に乗せて獣医さんに直行しました。

獣医さんは、シマにゃんのあまりのひどい様子に、ビックリしながらも診察してくれました。
そして、耳の中のものは腫瘍で、喉にも転移して大きく腫れているので、ものを食べられないこと、つまり、手遅れの状態であるとの説明でした。
ただ、万が一、抗生物質の投与で、腫瘍が小さくなったら、手術で切除できるかもしれないとのことでした。

いずれにしても、ネコおばさんには無断で連れてきてしまいましたが、こうなったら我が家で看病するしかありませんので、その日は、皮下点滴で水分を補給して、強力な抗生物質を注射してもらって、帰宅しました。
(最初の状態は、あまりのことに写真を撮る気になれず、、映像は残っていませんです。)

その日は、自宅で、ネコハウスに入れて様子を見ましたが、餌は少しだけ食べたけれど、喉を通らないので苦しそうで、水はまったく飲まず、グッタリとしていました。

最初は、耳の中が真っ黒で何も見えませんでしたが、掃除をしたら、患部が見えるようになりました。
完全に塞がってしまっています。
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2日目は、やはりほとんど動かずでしたが、驚いたことに、トイレの時だけは立ち上がって、砂箱にきちんと済ませました。
なんと良い子。。。
でも、顔がはれて、苦しそうです。
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3日目の朝、息が苦しそうになって、咳もし始めました。
喉にできた腫瘍のせいで、呼吸が困難のようです。
再び脱水症状になってきたこともあり、獣医さんへ。
皮下点滴と抗生物質注射。
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獣医さんによると、このまま腫瘍が大きくなったら、いつかは呼吸困難で苦しみ始めるので、その場合は、安楽死も考える必要があると言われました。
安楽死は避けたいと思いましたが、目の前で窒息して苦しんでいるのを見て、そのままでいられるかどうか自信はなく、、覚悟も必要かと思いました。

この日から、強力な抗生物質の副作用なのか、よく分かりませんが、意識がほとんど無くなり、夢遊病のようにフラフラと歩き回るようになりました。
周りの動くものにまったく反応しなくなり、表情も無く、でも、いろいろな場所に行っては暗がりに隠れたり、ネコの本能のままに歩き回っているような感じでした。
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また、眠り方も、ネコらしさが消えて、うずくまるような感じになってきました。
いわゆる、ネコがよくやる、箱座りとはちょっと違っていて、苦しそうな感じです。
獣医さんによると、ネコはこういう眠り方になると、かなり体調が悪いそうです。
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眠るときも目が閉じなくなり、瞬膜?が出たままになって、なんとも怖い顔になってしまい、かつての、美人ネコの面影がどこかに行ってしまったのは悲しかったですが、それよりも、餌も水もまったく取らないし、呼吸もだんだん苦しくなってきて、ほんとうに、この数日で命が危ないのではないかと思いました。
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とりあえず、注射器で、水と、ネコミルクを口から与えてみたら、抵抗しながらも飲んだので、抗生物質の錠剤も水に溶かして投与することにしました。

そのまま、数日間はこうして毎日数回、注射器で水分とミルク、抗生物質を投与する日が続きましたが、これだけで栄養が足りるわけもなく、徐々に痩せていくのが目に見えましたが、でも、ひたすら歩き回るのはやめようとせず、その足取りもフラツキ始めて倒れることが多くなり、これはいよいよ危ないかと感じ始めました。

でも、耳の中を良く観察してみると、最初に比べると、少し腫瘍が小さくなっているような気がしました。
のどの腫れも少し引いてきて、呼吸もあまり苦しそうではなくなりました。
これは、もしかすると?と希望の火も見えた気もしましたが、目の前のシマにゃんの状態を見ると、回復に向かうとはとても思えない状態でした。
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拾って10日ほど過ぎた頃、耳から大量に膿みが出てくるようになって、(抗生物質が効いているのだと思います)また、頭の上のコブのような物が大きくなってきている事に気がついて、触ってみると、なんだかブヨブヨしているので、もしかしたら膿みかもしれないと、獣医さんに連れていくと、太い注射器で頭から直接吸い出されました。
でも、完全には取りきれないようで、まだコブは残っていました。

でも、膿みが減ったことで、脳の圧迫が減ったのか、、少し様子が違ってきました。
少しだけ、動くものに反応するようになったのと、瞬膜が小さくなってきました。

2、3日、小康状態が続きましたが、ある時、獣医さんが頭に注射器を差した穴から、膿みが出ているのを発見。
少し押してみたら、大量の膿みが出るわ出るわで、、頭にどれだけ膿みが溜まっていたのか、、、
とりあえず、出せる膿みは全部絞り出したのですが、それからしばらくして、大きな変化が、、。

突然、目覚めたのです、、シマにゃん。

「ここはどこ?私はだれ?」状態です。
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急にキョロキョロ、周りが気になりだしたようです。
でも、まだ半分夢の中のようで、すぐに夢遊病状態にもどったり、突然我に帰ったり、、。
試しに餌をあげてみたら、匂いをかいで、食べ始めました。
これは、感動しました。
まさか、ふたたび自分で餌を食べることができるようになるとは、以前の様子からは、想像もできませんでしたので。。
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こうなると、とうぜん、元通りに元気になるのでは?という期待が生まれますが、、、
シマにゃんの試練の日々は、実はここから始まるのでした。

目が覚めた翌日、獣医さんに連れて行くと、その回復の様子に、驚かれたようです。
腫瘍は悪性ではなくて、ポリープかもしれない、ということになり、内視鏡で見てみると、耳の奥の方に、たくさん、キノコみたいにポリープが生えているそうです。
早速、切除開始です。。

でも、このくらいのオペでは、麻酔は使わないようで、、、。

小さいポリープを、ブチッと切り取るたびに、、「ウギャー!」という、化けネコのような叫び声が響いて、、、
そりゃ、痛いですよね、、。
シマにゃんを押さえつけている、私の方が大汗で、、見てられませんでした。
でも、シマにゃんの偉いところは、どれだけ痛い思いをしても、逃げようとはしますが、爪でひっかいたり、噛み付いたりしないことでした。
これには、私、惚れました。

3~4個のポリープを取ったところで、今日はこれまでで、次はまた次回、、、
結局、反対側の耳にもポリープがある事が分かり、計4回、獣医さんに通って、痛い思いをしました。
一応、目立つポリープは取ったので、しばらくは、様子を見ようということになり、とりあえず、病院通いは終了しました。(良かった、、)

まだまだ完全には治っていないとは思いますが、でも、最初に拾った時の状態から見れば、信じられないくらいに回復したと思います。
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ただ、シマにゃん、、夢遊病状態で生死の境をさまよっていた時のことは、まったく覚えていないようです。(当然ですが)
そのころは、抱っこしても平気でしたし、膝の上でも眠っていましたが、覚醒したとたん、私たちの顔を見ると、逃げてしまうようにもなりました。(ある程度は予想はしていましたが、これは悲しいですよね~)
でも、気が付いたらまったく知らない場所で、知らない人に取り囲まれて、しかも、4回も痛い思いをさせられてですから、、、仕方がないですよね。
でも、記憶のスイッチは、入ったり切れたりするようで、、、リラックスして落ち着いているかと思えば、急にビックリして逃げ出したり、変化を繰り返すようにもなりましたが、その感覚が、序所に長くなり、リラックスモードの方が多くなってきました。
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リラックスしている時は、得意技の、スリスリ、クルクル、ゴロン、もするようになってきて、少しずつ、新居にも慣れてきているのかもしれません。
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シマにゃんはヒモが好きで、ヒモでジャラしてあげると、ものすごいスピードで完璧なフットワークで追いかけることができるようにもなりました。
少しの段差につまづいて、よろけて倒れていた頃から思うと、その回復力はさすがだと感じます。
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覚醒したころ、ネコおばさんの部屋にシマにゃんを連れていったら、涙を見せて喜んでくれました。
餌を食べに来なくなってしばらく経つので、もうどこかで死んでいると思っていたそうです。
ネコおばさんは、これから家族の看病で忙しくなるので、ガレージネコの面倒は見られないとのことで、私たちによろしくと言っていました。
シマにゃんが、名実共に、私たちの家族になった瞬間でした。
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今は、シマにゃん、耳の中にできたカサブタが痒そうですが、それ以外は、普通に生活しています。
このまま、ポリープが完全に無くなってくれるのか、、それはまだ分かりませんが、とりあえずは健康な状態に戻ったので、しばらくは様子を見ていこうと思っています。
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シマにゃんが、以前暮らしていた駐車場のことを覚えているのかどうか、分かりませんし、今の暮らしを喜んでいるのかも、その表情からはよく分かりません。
まだまだ、時々、警戒モードになってしまいますし、心の底からリラックスしてくれるまでには時間もかかると思いますが、でも、あの日、助けていなければ、おそらくもうこの世にはいなかったと思いますので、シマにゃんが、ご飯をたくさん食べて、安心して丸くなって眠ってくれれば、やはり、これで良かったのだと思います。
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私が、製作家になれるかどうか不安で、苦しんでいたころ、駐車場で気持ちを癒してくれたことには本当に感謝していますので、これで、少しだけ恩返しができた気がしています。

前回の記事で紹介したシマにゃんの写真の、少し複雑な表情の理由が、これでお分かりいただけたかと思います。
足の先の、茶色く染みのようになっているのは、血や膿みがこびりついて取れなくなっているのでした。。
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最近は、呼んだら小走りで近づいてくるようにもなりました。
本当に心を許せる家族になってくれるのも、そう遠い日ではないかもしれません。
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また、シマにゃんに変化があったら、ご紹介しますね。。

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

by violino45 | 2011-04-20 06:18 | 猫ネタ | Comments(30)

思い出の猫 その1 にゃんざえもん

バイオリンネタも無いので、猫ネタということで。
クレモナに移住する前は東村山に10年間住んでいたのですが、アパートの周りには常に野良猫が居る状態でした。
かみさんは、いわゆる「猫おばさん」(失礼)なので、しばしば餌に困った親子猫達の面倒を見ていたわけです。
そんなある日、ごみを出しにいくと、いつもはすばやく逃げる親子猫たちのうち、一匹がうずくまって逃げないんです。
よく見ると、衰弱しきった子猫で、目もつぶれて見えず、動けずで、このままでは死んでしまうのは明らかでした。
我が家では、こういう猫を見つけた場合の対処法は決まっていて、「即、救助」です。
獣医に見せると、脱水症状とのことで、背中に水を打たれました。
その日から、注射器でミルクを飲ませ、目薬を差し、猫背?になった背中をマッサージして介抱した甲斐もあり、数週間後には目が開きました。
写真は、開眼記念の一枚です。
名前ですが、このアパートでは猫が飼えないので、里子に出すことは決まっていることもあり、普通の名前では情が移りすぎてしまってつらいので、とりあえず「にゃんざえもん」と呼んでいました。元気が出そうな名前という意味もあったのですが。
その後、すっかり元気になったにゃんざえもんは、とあるお宅に引き取られていきましたが、やはり別れる時は寂しかったですね。
そんなわけで、昔の話ですが、思い出深い猫としてご紹介しました。
それにしても、目が完全に開いたときは嬉しかったデス。
うるうるして、「柳沢教授」の猫みたいでした。(知らない人はスミマセン)
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by violino45 | 2005-08-16 23:06 | 猫ネタ | Comments(2)

ネコポ(nekopo) 復活!

ここのところ、バイオリンネタばかりだったので、(工房に閉じこもっていたので)久しぶりに猫ネタということで。
今は幻となってしまった私の以前のホームページのアイドルだった、大久保さんちのネコポが再度登場。
ちなみに、大久保さん、私がご紹介したコンサート(9月3日、オフコースの夕べ、7/12日の日記参照)のリードヴォーカルです。
この写真は2000年当時のネコポです。スマートでかっこいい猫ですよね。
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性格もとても可愛くて、ごろごろしてくれます。
下の写真は、最近のネコポ。
ごめんねー。
でも、普段はあいかわらずかっこいいんだよね。念のため。
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でも、いい感じでのびてますよね。

大久保さんちには、まだ3匹、猫ちゃんがいますので、これから少しずつ紹介していきますね。

by violino45 | 2005-07-26 16:29 | 猫ネタ | Comments(0)

おねむのテト

友人のクレモナの製作家の猫、テトです。
数年前に一週間預かったのですが、バイオリンを削っているとすぐに登ってきて座り込み、そのうち寝てしまいました。
製作している様子を見て、ご主人様を思い出して、安心したんでしょうね。
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by violino45 | 2005-05-14 07:23 | 猫ネタ | Comments(2)

ミーチョ

近所で飼われている猫なのですが、人なつこくて我が家にもよく遊びに来ます。
名前は「ミーチョ」、と我が家では勝手に呼んでいます。
イタリア語で「猫」はガットですが、「ニャンコちゃん」、みたいな言い方は「ミーチョ」で、イタリア人が彼のことをそう呼んでいるのをまねしてミーチョ、ミーチョ、と呼んでいたら、いつの間にかそれが彼の名前になっていました。
人なつこいですが、抱っこは大嫌いで、すぐに逃げて行きます。
でも、遊ぶのは大好きみたいです。
時々、夜も泊まっていきますが、朝方騒ぐ困り者です。
写真の楽器は、昨年製作したフラットマンドリンです。
その内、ご紹介します。
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by violino45 | 2005-05-11 05:22 | 猫ネタ | Comments(4)