ホワイトバイオリン
ものすごく更新が滞ってしまい、失礼いたしました。
完成したホワイトバイオリンの映像です。
いろいろ、、、いろいろなことを考えながら製作すると、どんどんペースが落ちていきます。
でも、急がずに1台1台、納得のいく作品を、これからも作っていきたいです。
表板の模様、節のようにも見えますが、ハーゼと言って、木の成長過程で自然に入る模様です。
熊が引っ掻いた傷のようにも見えるので、英語では、「ベアクロー」と呼ばれています。
裏板のトラ杢は、今回は傾きの少ないタイプです。
ウズマキは、チェコでのコンクールでいろいろ気持の変化もあり、少しだけ繊細な雰囲気になりました。
少々、ネット落ちとも言える状態が続いておりますが、たくさんの方にご覧いただき、ありがとうございます。
今後も、できるだけ更新していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
来週は、また、恒例の「モンドムジカ」が開催されます。
一年の過ぎるのは、本当に早いです。
またご報告させていただきます。
by violino45 | 2008-09-26 15:09 | 製作記 | Comments(20)
ホワイトヴァイオリンとっても美しいですね。
僕の今使っているヴァイオリンの表板にもかなりの模様が入っています。
板の木目とはまたちがう不思議な美しさがあります。
これからもブログ楽しみにしています。
ホワイトバイオリンの完成、おめでとうございます。
今回の作品は、光の当たり具合なのか、くびれの部分が柔らかく仕上げられているように見えますね。
ニスが塗り重ねられて、どう変化していくのか、楽しみです。
ハーゼって、バイオリンの表情のアクセントになって、素敵ですよね。
ところで、ハーゼのある板は良い材料だとお店で聴いた事があるのですが、どのような違いがあるのでしょう?
久しぶりの更新で、すみません;_;。
でも、コメントをいただけて嬉しいです。
表板の模様も、いろいろ表情があって面白いですよね。
いままでは、あまり積極的には使ってこなかったのですが、これからはこういう材料も使っていこうと思っています。
今後も、かたつむりのような歩みのブログですが、、よろしくお願いいたします。
なかなか更新できずに、失礼しております。
ホワイトバイオリンは、羽化したばかりのセミのようで、ガラスのような美しさがあるのですが、やはり生命力というか、力強さが足りない気がします。
ニスを塗ることで、はじめて楽器が目覚めるというか、生命が宿るような感覚がありますが、ニス塗りだけで一か月かけますので、まだまだ手間と時間がかかります。
ブログで音もお聴かせできれば良いのですが、、、、。
やり方を研究中、、、ということにしておいてくださいませ、、、。
そうですね~、毎回、微妙に仕上げ具合が違いますね^^。
ところで、、ハーゼがある材料のほうが音が良いということはないのですが、、、、。
お客様によっては好き嫌いがあるのは確かですし、その部分だけ硬さが違うので削りづらいですので、どちらかというと積極的に使う人は少ないのですが、良い音が出そうな材料にたまたまハーゼが入っていた場合、やはり音質を優先して使う場合が多いです。
なので、ハーゼが入っている楽器は音が良い場合が多いという理屈になります。
でも、音を決めるのは表板の材質だけではないですので、、、、。
ハーゼの有る無しで楽器を判断することはあまり意味がないと思います。
私は、最近、好みが変わってきて^^、今後もこういう材料も使ってみようと思っています。
番組が見れなかったのが痛恨なのです。。
コンクールで何か感じられるものがお有りだったのでしょう、楽器の佇まいが違いますね。拝見していて何だかとても落ち着いた感じがします。やっぱり、いつの日か、一本、製作をお願いしたいと言う気持ちを新たにしました。そのためにも、娘を連れて、クレモナにご訪問しなければ、ですね。
娘のレッスンで一緒に勉強しているうちに私もヴァイオリンをやってみたくなりました。それで一番手頃な値段のものを購入し「娘から」習ってみようかと。。本人は責任のある仕事、と張り切っています。本当にいつか菊田さんに製作をおねがいできるレベルになれたらな、と思います。また伺わせていただきます。
>急がずに1台1台、納得のいく作品を......
そういうの凄くいいなと思います。
これは、また鬼気迫るごとき、精密に作成された作品、、という感じですね。
そして、マングースくんの背中がとってもかわいいです。
私信ですが、前々からご連絡したいことありつつ、つい伸び伸びになってます。
お忙しいようですね、そちらも寒くなっていることでしょうから、ご自愛くださいませ。
ためいきが出そうなくらい、静かな雰囲気の写真ですね。
思わず息を止めて見ちゃいました(^ ^;
ハーゼって初めて耳にしました。音優先ってことですね。このバヨくんも。
ニスを身にまとってどんな雰囲気になるのか、またまた楽しみです。
なんだか不思議なんですけど、音を聴いていないのに、
ここで写真を見てると菊田さんのバイオリンの素敵な音が
聴こえてくるような気がします。
それだけ、何かオーラが出てるのかな、
いつか聴ける機会がくる日を楽しみにしてます。
こちらこそ、ご無沙汰しております。
そうですか~、番組、ご覧いただけなかったのですね。
残念なような、ほっとしているような、、^^。
クレモナにお越しいただければ、DVDをご覧いただけますので、、、、お待ちしております。
バイオリンも、製作させていただく日がくることを楽しみにしております。
コンクールや、日常の、いろいろな刺激を受けて、楽器も変化していくことが、自分でもとても興味深い今日この頃です。
そういう意味でも、ブログとして、記録に残しておいてよかったです。
数年後は、どうなっているのでしょうか、、、。
そうですか~、バイオリンを始められるのですね。
しかも、お嬢さんが先生とはすばらしいですね。
ご家族でアンサンブルができたら、とても楽しいと思います。
私の楽器も、始めたばかりなんてことは気にされずに、弾いてみていただければ嬉しいです。
私にとって大切なのは、オーナーさんが楽器を愛してくれることと、私の楽器を弾くことで幸せになっていただけることだけですので、製作をお願いできるレベル、、なんておっしゃらないでくださいね。。
Grazie. mille!
そうですね~、ほんとに、気持ちは、一台一台ゆっくりとなんですが、、、。
生活に余裕が無くなると、作品にも影響が現れる気がするので、そのあたりのバランスが難しいところですね。
美味しいオリーブオイルで、健康維持だけは気をつけたいと思っておりますです。
いえいえ、、鬼気迫っているわけではありませんが、、、精密さという点では、私の製作家人生の中で、ピークの数年間の中にいるのは確か、、、という気がしています。
でも、いずれ、そのピークを過ぎてからも、いろいろな意味でさらに成長していきたいと思っています。
ストラディバリが、クレモネーゼを製作した年齢までは、まだまだ10年以上あるわけですから、、、。
私信、お待ちしていますです。
嬉しいご感想をありがとうございます。
静けさが漂う、というのは、ジャンルを問わず、物を作っている人間にとって、嬉しい言葉ですよね。
オーラが出ている、、^^かどうかは分かりませんが、、映像から想像していただいたバイオリンの音が、実際の音と同じだったら素敵ですよね。
でも、不思議と、見た目の印象に近い音が出てくるという経験をすることが多いです。
いつか、実際に弾いてみてくださいね。
私も、楽しみにしています。
そうですね、製作者さんによって、ポリシーが違うので、好んで使う方もいらっしゃいますね。
また、一時的に、ハーゼの入った材料が大量に出荷されることもあって、質が高ければ購入しますので、同じ製作家でも、一時的にハーゼの板の楽器が増えることもあります。
製作者としては、実は、削りづらい板ではあるのですが、、、、。
7月に放映された
バイオリンの聖地クレモナへ
~ストラディヴァリウスに魅せられた日本人たち~
旅人:バイオリニスト 川久保賜紀
が再放送されます。
こちらのサイトを見ておられる方で、前回見られなかった方、録画されなかった方は、再度のチャンスですのでお見逃しなく。
BS JAPAN
10/10 午後7時より
菊田さんの出てくる音にこだわるあまりの、苦悩と苦労が伝わってきて、私は言葉を失ってしまいました。
取り急ぎお知らせまで。
こちらこそ、ご無沙汰しております。
おお、全然知りませんでした、再放送。
急に決まったのかもしれませんね。
後ほど、記事で再告知させていただきます。
ご感想もありがとうございます。
いえいえ、苦しみばかりではありませんので、、、良い音が出てきた時の喜びは、何度味わっても嬉しいものですね。
また、弦楽器フェアでお会いできることを楽しみにしています。
ありがとうございました。