ビオラ41.5センチ ダイジェスト2 完成
「耳をすませば」では聖司君がウズマキの凹みの部分を丸ノミで削ってましたが、、、、
あの後は、このようにヤスリで仕上げます。
ここの部分の深さや、丸みの加減で、ウズマキの印象はかなり違ってきます。
私は、少し深めが、好みです。
というわけで、仕上がったウズマキです。
「そのくらいのもの、誰でも作れるよ、、まだ全然ダメさ!」
という聖司クンのセリフが頭の中をぐるぐる、、、、、。
はて、私は本当の原石を見つけたのでしょうか、、、?
「はじめから完璧なんて期待してはいけない、、、」という、おじいさんのセリフに慰めてもらいましょうか、、、、。
さて、耳すまの世界は置いておいて、、、。
だいぶ、はしょりましたが、ビオラの完成です。
やはり、出来上がると、大きいです。
いくつか、ディティールをご覧下さい。
「戦士の休息」デス。
完成のお祝いに、「ジャンボ大盛りのラーメン」、いただくことにします^^。
by violino45 | 2008-02-24 16:01 | 製作記 | Comments(24)
あれれ~~、耳すまの話題が~~(嬉)
宝石のようなキラキラした言葉が随所に出てきますよね。
「遠くのものは大きく、近くのものは小さく見える」とか他にもいっぱいあったけど。。。思い出せないですが^^;
あのおじいさんて、ヴァイオリン製作家?なのでしょうか(って、菊田さんに聞いても何ですが・・・^^;)教室も開いていて、修理とかも請け負っていてガンバが弾けて・・・タダモノではないしステキな方・・・。
菊田さんが聖司くんの年齢だった頃は、どんな少年だったのでしょうね~(想像中)。
聖司くんみたいな泣かせるセリフを、ぢつは叫んでいたかも?!きゃーーー
あ、、、ホワイトヴィオラの完成、おめでとうございます!(今頃^^;)
「耳をすませば」子供と見ました。この映画を見ると自分が高校生の頃を思い出します。
あの頃ヴァイオリンに夢中になって、当時まだ出来て間もないマイスター無量塔蔵六先生の東京ヴァイオリン製作学校に入りたくてうずうずしてました。家の都合で夢を叶えることが出来なかったですけど、あの頃の夢に少しでも近づけるように今ヴァイオリンを作っています。
菊田さんのヴィオラ細工いつもながらすばらしいですね。その仕事に千分の一でも近づける様に今力木削っています。(去年の弦楽器フェアでS.V.S.TONEWOODSで買ったやつ)なかなかぴったり行かなくて難しいけどそこがおもしろいところなんですよね。早く菊田さんみたいに机の上にホワイトヴァイオリン立てて写真撮りたいです。
暖かい春までもう少しです。風邪ひかないで頑張って下さい。
緻密な創作とは別の次元にある「美しさ」です、、、
何なんだろう???
まー、、、それが分かれば、僕も「いかさま製作家」脱却できるのかも、、、^^;;;
こうして、拝見しているうちに、出来上がってしまうのですね。時間の流れを感じます。。
「耳すま」からの、心に残る言葉も、、私も自分の原石を、探さなきゃ。。?
「戦士の休息」も、ちょうど大野雄二作品アルバムを拝聴してこの曲も含まれていたので、実に奇遇です。
♪ああ~まぶたを開くな~♪
ああ~美しいひとよ~
無理に向けるこの背中を~見られたくはないから~♪
・・ですか^^
「ジャンボ大盛りのラーメン」は、どちらからの引用でしょうか?
ニスを塗った状態とは全く違った美しさがあります。
ニスを塗ったらどう変わっていくのか、いよいよ楽しみになってきました。
ところで「耳をすませば」!私はあの作品を見るたび、甘酸っぱさとこっ恥ずかしさで、のたうち回りながらも、それでも放映されていると見てしまうのです(先日、日本での放送もまた見てしまった・・・)。
いい作品ですよね。
ところで菊田さんは、今放送中の「仮面ライダー」の主人公の職業がバイオリン製作者だってご存知でしたか?私も知り合いのバイオリン弾きからきいて一度見てみましたが、結構凄いですよ(笑)。
http://www.tv-asahi.co.jp/kiva/
そうですよね、この映画、ジブリ作品の中でも、印象に残るセリフが多いですよね。
監督は宮崎駿さんではないですけれど、宮崎さんの伝えたいメッセージが率直に伝わってくる気がします。
「書きたいだけじゃだめなんだ、もっと勉強しなければ、、、」、、とか。
そうですよね、あのおじいさん、時計も修理できて、ガンバも弾けて、、私も、ああいう人になりたいなと、この作品を見るたびに思います。
というか、、年齢的には、すでにかなり近づいているかも、、、、(・_・)。
私が中学生の頃、、、う~ん、、たぶん、この作品に出てくる、その他大勢の男の子たちと同じだった気がします。
でも、聖司君の、「コンクリートロードはやめた方がいいぜ、、、」とつい憎まれ口を叩いてしまう感じは、よく分かります^^。
運命的な出会いって、最初は意外と「ヤな奴!」ってことが多いですよね。
そうですか~、高校生くらいでこの映画を見ると、いろいろ感じる部分も多いのでしょうね。
そして、今、バイオリン製作をされているのですね、すばらしいです。
バスバーは仕上がりましたか??
私も、バスバーはあまり得意でない作業の一つです。
つい、力技?で隙間をふさいでしまう誘惑に負けそうになりますが、ぐっとこらえて、、、、、。
バイオリンの完成、楽しみですね。
ぜひ、作業台の上に立った写真を拝見させてください^^。
でも、不安定なので、、気をつけてくださいね~。
いえいえ、いかさまどころか、HIROさんの創作活動は、いつもすばらしいと思っておりますですよ。
いつもながら、その発想と行動力には感動しております。
美しさって、、難しいですよね~、いつの世も。
私も、まだまだこれから、もっと美しい楽器を追求していきたいと思っておりますです。
たにつちさんの場合、本物の原石がたくさんあって、しかも、どれもしっかり磨かれていますよね。
でも、まだまだ、見えないところに、美しい原石が隠れているかも、、、、、。
戦士の休息、、さすが渋い歌詞をご存知ですね~。
大野雄二さん、いいですよね~。
耳すまでも、小説を書き終わって眠っている雫に、お父さんがふとんを掛けながら「戦士の休息だな」とつぶやくのですが、、このシーンも、なぜか好きなのです。
ジャンボ大盛りラーメンは、、やはり、小説を書き終わった雫に、おじいさんが鍋焼きうどん?を作ってあげるシーンで、「聖司のときはラーメンだったな、最初のバイオリンが完成した時、それもジャンボ大盛りだ!」というセリフがあるのですが、、これも、好きなシーンです。
今回は、ビオラなので、さらに特盛りですね。
そうですね~、ホワイトの時は独特の雰囲気があって、私も好きな瞬間なのですが、すぐにニス塗りにはいってしまいますので、写真でしかご覧いただけないのは残念です。
そうですか~、Hiryasuさんものたうち回りますか~、、同じですね。
私の場合、さらに、主人公と自分が重なってしまうので、危険な作品です。
それにしても、2ヶ月間留学しただけで、聖司君をあそこまで積極的に変えてしまうイタリアという国、、恐るべしです。
仮面ライダー、、、はい、その噂はかねがね、、、
見てみたい~。
妄想だけが膨らんでいますけど、、、、。(ミニカンナキック、、、スクレーパー手裏剣)
そちらは寒いのですか??
明日からまた東京は寒くなるとか?!春はもうちょっと先のようです。
ビオラ、この言葉の響きっていいですね♪ふと思いました。
「ビ」が弦を弾く音、「オ」がはじいた後に残る余韻、「ラ」が歌いだすようなららら〜♪
なんてそんなことを勝手に思って興奮してます。笑
アーチの具合がいいですね。
スクロールもカッコイイです。
クレモナは、日中は暖かい日もあるのですが、夜になると冷え込みます。
なので、薄着で出かけて後悔することが多いです。
日本は春一番が吹き荒れたそうですね、、、。
気がつけば、桜3月、、、早いものです、、。
そうですね~、ビオラ、、いい響きですよね♪
楽器も、良い響きになるといいのですが^^、、、。
こちらでは、はじめまして。
コメントをありがとうございます。
ビオラは、バイオリンよりも少しだけ大きいだけですが、でも、アーチの感覚は大きく違うので、難しいです。
アーチトップギターも興味あるのですが、、難しそうですね。
でも、いつか、ウズマキ付きのアーチトップギターを作ってみたいです。
すばらしいビオラが生まれるんですね。感動です!
ビオラの事は、まったく詳しくなくバイオリンより一回りくらい大きいくらい・・ こんな事しか知りませんでした。先日、N響アワーでモーツァルトの「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調K364第2楽章」を聞いた時に、ビオラの音に感動しました。
バイオリンとビオラが会話をしているような美しい曲で、私は大好きです♪
私はバイオリンを習っていますが、菊田さんのバイオリンいいなー・・・と思っています。
今のバイオリン君で、もう少し綺麗な音がだせるようになったら、欲しいなー♪ と夢みています・・・
コメントをありがとうございます。
そうですね~、ビオラって、ほんとうに、バイオリンよりも一回り大きいだけなのですが、担当する音域は5度下なので、独特の柔らかい響きが美しいですよね。
モーツァルトの協奏交響曲、私も好きな曲です。
また聴いてみたくなりました。
私の楽器も、ぜひぜひお気軽に弾いてみてくださいね。
今年もまた、5月に展示会がありますし、、、。
お時間がありましたら、ぜひお越しくださいませ、
失礼な文面があればどうかお申し付け下さい。
しかし、こうやって見させていただくと、サロの時代からやはりビオラも変化しているのだな、とド素人ながら感じます。
いつも思うのですが、フォルムもすばらしいですけれど、まるでバターを切ったかのように軽々と造作されたように見える仕上がり具合はすごいです。
実際に自分で硬いメイプルと格闘すると、菊田さんの技術のすごさが改めて身にしみますデス。
お返事が遅くなり、すみません。
そ、、そうですか~、こんなオチャラケた写真ばかり撮っていると、Y先生に叱られそうな気がしていたのですが、チョコ・ア・チョコさんにそう言っていただければ嬉しいデス。
ブログでご紹介いただき、ありがとうございました。
フラットマンドリンも、ギターも、、そのほか、作ってみたい楽器はいろいろあるのですが、、、、。
そうですね~、ガスパロ・ダ・サロのビオラは、とても形が個性的ですよね。
ビオラは、サイズが一定しない時代が長く続いたこともあり、いろいろな大きさと形の楽器が作られたようです。
それは、今の時代も続いていて、2センチの違いは楽器の音色や演奏性に大きく影響しますので、難しく、でもまたそれがおもしろいところでもあります。
そ、そうですね~、、実際は、軽々とは作業していないのですが、仕上がりがそう見えるのでしたら嬉しいデス。
メープルも、確かに硬いですが、、、ミケランジェロの石像の、あの柔らかい曲線を見ていると、楽器が大理石でできていなくて良かったと思う、今日この頃です。
究極的には、人間が手で削り出したものではなく、バイオリンという生き物が自然の中から生まれたように見えるのが理想ですが、アンモナイト師匠からは10億年早いと叱られそうです。
い~ぐるさんのウズマキも、良いと思いますよ~。
あとは、表面処理が勝負になってくるのですが、スクレーパーの使い方が、なかなか難しいのです。
ビオラ完成おめでとうございます!白木の楽器は綺麗ですね~。特に杢がきれいな材木の時はそのままにしておきたくなります(笑)私の場合ニスの塗りすぎ?なのか杢がはっきりしなくなっちゃうんですよね!なので今塗ってる楽器はニス成分薄目にして色成分多めのニスで塗ってみてます。今のところいい感じです。
スクロールはスクレイパーかけにくいんですよね!何種類もスクレイパー作れば良いんですが、面倒くさがりなので2種類ぐらいしか作ってないです。後難しいのは、スクロールの目玉とのつながりですね!ここがなかなか、かっこよくならないです。
まあ、まだ5本しか作ってないのでそのうちうまくなると思ってます(笑)
では、またです~。
そうですね、白木で杢がキレイでも、ニスを塗るとあまり目立たなくなってしまうときもあって、その辺が難しい、というか、私もまだまだ経験不足だと感じることが多いです。
ウズマキ用のスクレーパーは、私もたくさん作りましたが、最終的には2~3種類しか使っていないことが多いです。
やはり、丸ノミでいかに仕上がっているかが大切なのだと思います。
目玉の部分は、私もまだまだ納得のいく仕上がりにはならないです。
360度から眺めて、破綻のない美しさが理想的ですが、、、。