アーチの荒削り、丸ノミ
初期の荒削りには、カーブの深い丸ノミを使います。
日本で売っている丸ノミとは形が違いますが、力を入れてアーチを削り出す作業にはこの形がマッチしていると思います。
刃の裏側は、こんな感じです。
中央がザラザラしているのは、グラインダーで削った跡です。
グラインダーで削ってから砥石で研ぐことにより、刃先を効率良く鋭く研ぐことができます。
でも、こうやって研ぐのは、西洋丸ノミだけです。
西洋丸ノミは、日本の丸ノミと違って、「全身、鋼鉄」なので、砥石だけで研ぐのはとても難しいからです。
(マニアックな話ですみませんデス)
上手く研げたときは、切り口がスパッとキレイですが、、、今回は、少しギザギザ、、かも。
おまけで、少しリアルな、作業風景です。
by violino45 | 2007-04-08 14:56 | 製作記 | Comments(18)
お、次の作品の製作開始ですね
この丸ノミ、やはり日本のものとは少し形が違いますね
まだノミの歯のことはよくわかりませんが、日本のノミはもう少し柔らかいということでしょうか?
愚問ですいません
ところで、菊田師匠の真似をして壁掛け式のミニ工房を居室の一角に作り始めました♪
ですので、楽器本体も気になりますが、後ろに見えるシェルフというんでしょうか、小さな棚に目が行きます
曲線のラインが使ってある素敵なデザインですね
写真を見ていると光の当て方が、すごくキレイですね。
立体感が出て、バイオリンが映えますね。
さて、グラインダーで落としているのは刃の背中の真ん中の部分だけですか?日本鉋でいう「裏スキ」を入れるような感じでしょうか?
バイオリン製作もいよいよ本格開始ですね。
そうですね、楽器製作では、細かい道具を頻繁に入れ替えながら使うので、作業台のすぐ近くの壁に道具がぶら下がっていると便利なのです。
写真のシェルフは、ミニヤスリをまとめて取り出せるように、可搬式にした時に、台座の形が味気なかったので、少し丸めただけで、デザイン的に凝ったものではないのですが、、、。
ノミですが、、日本のノミは柔らかいです。
というか刃の部分は、もちろんハガネなので固いのですが、それ以外のベースになる部分は普通の鉄なので比較すると柔らかいということですが、、、、。
これは、日本刀などと同じ構造で、切れ味と柔軟性と研ぎやすさを兼ね備えていると思います。
対して、西洋のノミは、全身がハガネで硬いので、グラインダーである程度削った方が、砥石の負担が軽くなるというわけなんです。
言葉での説明は難しいですね、、。
そうですね、光の当て方は、写真を撮るときにももちろん重要ですが、、
実際にアーチを掘る時にも、とても重要な役目を果たします。
光の当て方によって、アーチの見え方もずいぶんと変わりますので、アーチの作業中は、常にテーブルライトの位置をコントロールして、最適な状態を探しています。
研ぎですが、、、
まさしく、「裏すき」と同じ原理です。
刃の全面を、グラインダーの丸みを利用して逆カーブに削り取れれば理想的ですが、やりすぎると刃先が加熱して柔らかくなってしまうので、難しいところです。
もちろん、常に水で冷却しながらの作業になります。
さすが、写真家を目指したという背後霊さんだけのことはあります(?)
ところで、丸ノミの研ぎは難しいですね~
私はどうやって研いだらよいのか想像すらできなかったので、今まで彫刻刀以外の丸ノミは買ったことがありませんデス。
先日ダイソー製「軸付砥石」で彫刻刀の丸ノミを研いだら、案外うまくいって、ラッキーだったのですが、刃先を守るのは、やはり難しいです。水をかけるのも、ボール盤の設置位置の問題で躊躇するし・・
やはり。なるほどです。ところ変わればみな変わるんですね~
仕事の真剣さが伝わってきますよ。
いったいどうやって撮影されたかが気になります。
さて正解は?
1.タイマー撮影
2.カメラマンは奥様
3.念写
工房内って暗いのですか?
光って大事ですよね。
一方向から当てるほうがいいのですか?
刃先だけ見ていると彫刻刃の丸刃を思い出しました。
あ、またド素人発言ですみません。
私も彫刻刀を思い出しました。木版画けっこう好きでした~(下手でしたが、削るのが気持ちヨカッタ・・)
そして私も、けっこう暗い中で作業されてるのかしらん?お目目は大丈夫かしらんと思いました。
妹はもう○眼鏡作りましたが(菊田さんと年がちょっと近いのです~)裸眼でまだまだいけそうですか?
私はもうダメです~~
(ただし、近視なので、めがねを外せば見えますが)
あらら、こそっとなんて、ずいぶん書いてしまいました、すみませんでした~~。こそこそっ。(帰る音^^;)
お返事が遅くなってしまい、ごめんなさい。
そうなんです、霊界にも写真学校があるそうで、心霊写真を撮り放題だそうです。
そういえば、この写真、どことなく実体感が無いような、、、、。
それはともかく、、
丸ノミの研ぎは、難しいですね~。
前にも書いたかもしれませんが、「鉛筆削り型自動丸ノミ研ぎ器」を誰か開発してくれないか、夢に見ているのですが、、、。
なるほど、、軸付き砥石、、いいかもしれませんね~。
私も買ってこよっと、、。(←真面目です。)
良い情報をありがとうございました~。
そうですね、作るものの形や材質によって道具の形が変わるのが常だとすると、それぞれの文化の違いを反映して、道具もそれぞれの特色を持った形になったのだと思います。
それぞれに長所と短所があると思うのですが、バイオリン製作には、不思議と西洋のノミの方がマッチしている気がします。
はい、
正解は、「背後霊さんがセルフタイマーを使って念写した。」、です。
そうですね~、楽器のふくらみ具合を確認するのには、一方向から光を当てるのが最適なので、部屋を暗くしてテーブルライトだけで作業しますです。
彫刻刀、まさしく、同じです。
ただ、ずっと巨大なだけです。
彫刻刀だと、刃が短いので、アーチを削る時に手が当たってしまって不都合なのと、力を入れづらいという理由で、大きい丸ノミを使います。
ウズマキには、彫刻刀の大きさが都合が良いので、使っている人は多いと思いますし、私も使っていましたデス。
私は、木版画は苦手でしたが、、、なぜか今はこんな仕事を、、、。
部屋は暗くするのですが、、見ているポイントはすごく明るいので、その点は大丈夫デス。
○眼鏡、、、もちろん使ってますよ~(あっさり)。
というか、若い頃から(←問題発言)、細かいところを見るためには、作業用スコープを使っていましたので、その延長ですね。
どんなに目が良くても、裸眼では限界があるのです。
時計屋さんと同じ、ですね。
○眼鏡というと、どうしてもネガティブなイメージで語られますが、そのメガネが必要な年齢まで生きてこられたという幸運を、素直に享受したいと思っています。
また、こっそりと、お越しくださいませ~、背後から。
○眼鏡の話題ですね、、
私も、今のところ近視のメガネで新聞くらいは読めますが、、
細かい字は外さないと読めなくなってきました〜
ところで、、
義父が70をずっと越えて、遅ればせながら引退したのですが。
昔からモノを作るのが好きで、なんでもお友だちに「チェンバロ作った奴がいるんだよな〜、、ボクはバイオリンでも作ろうかな〜〜」と。
バイオリン「でも」ですって!!!!!
「バイオリンもいいけど、道具が一杯いるみたいですよ?」
「うん、アパート借りて工房にするの」
「おお〜それならチェンバロキットという手もありますよ?」
(↑Vnは持ってるので、チェンバロが欲しい人)
バイオリン製作学校や、製作キットについてお話しすると、
「資料取り寄せといて!!」
「ひい〜本気なんですね〜〜〜」
わかりました!受けて立ちましょう!!資料ですね、、、
というわけで、サラサーテをもう1冊注文しましたので!
(ここにもビョーキの人が、、誰か止める人、、いませんね、、)
おお、ここにもお仲間が~!
そういえば、うちの背後霊さんも、時々メガネを外しているような、、、。
(霊なのに、なぜか要メガネ、、、)
それはともかく、、お義父様、すばらしいですね。
自ら暗黒の世界に足を踏み入れるとは、、、真の勇者デス。
どうせなら、い~ぐるさんやせばすちゃんさんが苦労された、「勇者専用製作キット」で楽しんでいただければ、い~ぐるさんのようにさらに深みにはまっていかれることでしょう、、。なむなむ。
それにしても、件のサラサーテの発売直後、、、タイミングが良いのか悪いのか、、、、、ビョーキが悪化しないことを祈ってマス。
真面目に、、、
もし分らないことがありましたら、ご相談いただければ幸いです。
久々に サイトにお邪魔します。元気ですか?
って、手紙みたいだわ・・・・
某所にて、近々海を渡られるって 情報を耳にしました。
実は私の通っている教室の子供たちが、来春にクレモナとスペインに演奏旅行をするらしく、ついていきたくてうずうずしている今日この頃です。
また お邪魔します。ではでは
とても細かい作業ですね。でも、ちょっと中学の頃の技術工作の授業を思い出して懐かしくなってしまいました(^^)!
大好きでした、その時間♪♪
今も昔と変わらず不器用なのですが、それでも何かを作る事が大好きです!
こちらこそ、ご無沙汰しております。
私は、実生活でもネット上でも死につつあります、、。
もう少ししたら、ゾンビのようによみがえる予定です。
帰国予定は、もう少ししたらブログ上でお知らせする予定です。
クレモナとスペインで演奏旅行ですか、素敵ですね。
予定が決まったらぜひお知らせください。
ではまた。
技術工作、私も大好きでした。
のこぎりの使い方などは、その時の技術が今も活きています。
課題は普通の折りたたみ椅子だったのに、勝手に背もたれを付けてしまうような、変な子供だったようです。
もの作りが好きなw-pigletさん、写真作品を拝見していると伝わってくる気がします。
猫もお好きなんですね。
あの2ショットの写真、癒されました。