次回作ヴァイオリン、製作中です。
3月も半ばを過ぎましたが、クレモナはまだ肌寒い日が続いています。
Scondaと書いてありますが、1705年モデルの2番目の内型という意味です。
ベランダから見える風景も、真冬とは少し違います。
背景に見える窓が、この2匹が保護されて来た猫シェルターです。
by violino45 | 2022-03-17 15:08 | 製作記 | Comments(2)
次回ヴァイオリン製作中のアップ有難うございます
昨年末からの、美しい二枚板の楽器、ついにニス塗り、さらに美しさが 引き立って見えます。
ニスの色も、とても綺麗です。 新しいヴァイオリンの製作の画像を同時に拝見すると
一台の楽器が出来あがるまでには、沢山の工程があり、そして沢山の気持ちがつまっているのだと 伝わってきます。この楽器を心待ちにしているオーナー様には、特別なものですね。
今回は、楽器の出来上がりと、春の訪れが重なり
卒業、入学といった雰囲気もぴったりです。^ ^
ミニカンナさん、20年以上ともにする頼もしい相棒の称号に、なんだか嬉しそう。。
物に対する想いも伝わっているのでしょうね。
ベランダで 猫さん達が外を見て楽しそうにしている背景にシェルターというのも、とても感慨深いと思いました。
他の猫さんも楽器さんも、新しい飼い主さん、オーナーさんの手元で幸せに暮らせる、日の光を浴びてるとても素敵な映像です。
お庭の桜さん、もう少しで開花ですね。
うちの近くの早咲き桜は満開になりました。
ソメイヨシノはまだ先です。20度超える日や、10度に達しない日の、まさに三寒四温な日々。
お忙しい中とは存じますが、くれぐれも
お身体には気をつけて、お過ごし下さいませ。
はい、毎回、内型に横板を貼り付ける作業から始まり、ホワイトでの完成、そしてニスも色付いてくると、いよいよ、ヴァイオリンとしての完成が近づいてきて、ワクワクするとともに、緊張感も高まってきます。
ニスを上手く仕上げられるかどうかで、楽器の美しさが決まりますし、その後の音出し、最終調整という、さらに集中力が必要な作業が続きますが、良い楽器が誕生して、お客様に喜んでいただけるように、完成までじっくりと仕上げていきたいと思っております。
ミニカンナ、最近は、両サイドの模様が目玉のように見えて、生き物のように感じてきました(笑)。
私自身の残り時間を考えると、たぶん、生涯の付き合いになる気がしていますので、大切に使っていきたいと思っております。
一方で、昨年生まれたばかりの猫たちは、元気いっぱいで、手に負えない状況ですが、それもまた、楽しですね。
先のことは分からない世の中ですが、毎日、楽しいと思えることが一つでもあれば、それが幸せなことだとあらためて思います。
桜が咲くころには、世の中が少しでも落ち着いてくれることを祈りたいです。