弦楽器フェアのご紹介と、ホワイトヴァイオリン

今年も弦楽器フェアに参加させていただきます。
宮地楽器さんのブースにて、高橋明さん、天野年員さん、百瀬弘明さん、西村翔太郎さんとともにお待ちしております。

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会 期:11月1日(金)・2日(土)・3日(日・祝) 各日 10:00~18:00
会 場:科学技術館(東京都千代田区北の丸公園2-1)
入場料:1,000円(3日間有効・高校生以下無料)

宮地楽器さんのホームページにて、詳しくご紹介いただいております。
https://strings.miyajimusic.jp/gengakki_fair/


さて、先日も、弦楽器フェアに展示予定のヴァイオリンをホワイトでご紹介いたしましたが、もう一台、最新作のヴァイオリンを展示する予定です。
現在、ニスを塗っているところですが、ホワイトの状態でご紹介させていただきます。

いつもの、A・ストラディバリ、1705年のモデルです。

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裏板は二枚板、製作途中の記事でも触れましたが、かなり模様に変化のあるトラ杢の二枚板です。

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トラ杢の、明るい部分と暗い部分が、ところどころで入れ替わる、いわゆる、交差杢と呼ばれる模様です。

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この裏板は、私がクレモナに来てしばらくした時に、モラッシー先生のお店で気に入って購入したもので、15年以上、手元で保管しておりました。

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コーナー部分の仕上げです。
以前もご説明しましたが、パーフリングの先端の向きによって、楽器の印象が違ってきますし、古典的なストラディバリのスタイルの表現にもなりますので、気を遣うところです。

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エフも、コーナー部分とのバランスや、アーチとの関係性によって、美観的にも音響的にも、単独では定義できない存在です。

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ウズマキは、一周目と二周目、そして目玉のバランスで大きく印象が異なります。
それぞれの曲線を変化させると、他の曲線も違って見えてきますし、バランスも違ってきますので、最終イメージを明確に持っていないと、いつまでも終わらない、無限ループに陥ります。

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360度、どの角度から見ても造形が破綻しないように仕上げたいのですが、、なかなか難しいです。

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ヴァイオリン天使も応援に来てくれました。
今回の仕上がりはどうでしょうか?

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by violino45 | 2019-10-12 15:00 | 製作記 | Comments(2)

Commented by Junjun at 2019-10-27 10:56 x
菊田さん、こんにちは。

先に新しいブログを拝見し、
ホワイトバイオリンの写真を拝見しました。
交差もく
というのですね。

ニスを塗られた楽器を見せていただき
とても美しさが、伝わってきました。

15年以上、大切に保管されていた
とのこと、

こういうエピソードを聞かせて頂きますと、
何年もお待ちになられたオーナーさんに
なられる方、お喜びになられるでしょう。

弦楽器フェアで拝見するのが
楽しみです。

天使さん、可愛らしいですね。

有難う御座います!
Commented by 菊田 at 2019-10-30 20:20 x
Junjunさん、こんにちは。
コメントありがとうございました。
日本への移動中で、お返事できず失礼しておりました。

今回の木材は、トラ杢が幾重にも折り重なったような感じで、とても複雑です。
木材が長い年月の間に、どのように成長していったら、このような模様を生み出すことになるのか、ほんとに自然界の法則は不思議です。

天使さんも、ご機嫌で祝福してくれているようで、なによりでした。

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