ストラド クレモネーゼ ”1715” モデルの製作
2019年、2台目となるヴァイオリンは、ストラディバリの、いわゆる黄金期とされる1715年に製作された「クレモネーゼ」です。
by violino45 | 2019-02-15 06:44 | 製作記 | Comments(4)
製作アップ有難うございます!
7年前このブログをきっかけに、全く知識がなかった私がバイオリンに興味を持ち、
ストラディバリ に色々な名前の楽器があると知り、楽しみが広がった事、いつも感謝しています。
同じストラディバリ の楽器も 形やカーブ変えているのですね。。今回の文章を拝読して
わかりました。
前回のモデルから、何を考えて どこを変えて、、、どんな思いを持ち 製作されたのか、
など 違う方向からの楽器への興味も感じました。
楽器作りって、人が色々考えて
大切に作られているんだなと、改めてわかりました。
菊田さんの、製作者さんサイドからの
説明は、楽器への思いの新しい世界が広がり
美しい写真をみていると、本当にワクワクします。
これからも、大切に作られた楽器を、私も大切にしていきたいと思います。
二月も半ばになりました。まだまだ
寒い日々ですが、呉々もお身体ご自愛くださいませ。
私のブログをご覧になって、楽器へのご興味が広がったのでしたら、とても嬉しいです。
このブログに書いている内容は、かなりマニアックとも言えますので、一般の音楽愛好家の皆様にどれだけご理解いただいているのか分からないのですが^^、でも、興味を持っていただけるきっかけになれば、製作家として、とても喜ばしいことと思っております。
現実的には、ストラディバリとアマティ、ガルネリの違い程度でしたら、楽器を見慣れてくれば判別は難しくないのですが、今回のような、同じストラディバリ同士で、10年くらいの差の場合、専門的に研究した人でないと、見分けるのは難しいかもしれません。
ですが、製作者にとっては、その違いはとても大きくて、製作する際には、とても悩んでしまうくらいなのです。
私には奥歯と親知らずの見分けがつきませんが、歯医者さんには一目瞭然という感じに近いでしょうか、、^^。
いつも丁寧にご感想をいただき、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
クレモネーゼ型が今回初めて、とは正直意外でした。そうでしたっけ?って感じ。
1705年モデルと比較しても、製作者視点では、そんなにデリケートな違いを感じながら、作られているのですね。
どんな風に違いが産まれるのか、その辺りも注目しつつ、出来上がりを楽しみにしております。
クレモネーゼ型なればこそ、こんな風に工夫した、ということなどあれば、ぜひご説明があるとありがたいと思います。
まだ寒き折、ご自愛くださいませ。
クレモネーゼは、たにつちさんにもご覧いただいた、日本での修業時代の最後に製作したヴァイオリン以来になるのです。
いつもの、1705年モデルとの違いは、なかなか明確に説明するのは難しいのですが、ホワイトで完成したら、その違いをお伝えできればと思っております。
それにしても、A.Stradivariがクレモネーゼを製作した1715年には70歳ぐらいだったこと、そして亡くなる93歳まで、さらに改良を重ねていったことを思うと、ヴァイオリン製作というのは本当に奥の深い世界だとあらためて思います。
私自身、その真髄にどの程度まで近づけるのか、見当もつかない遠い道のりであることは明かなのですが、クレモナの地で、いましばらく精進していきたいと思っております。