ストラドモデル ホワイトで完成しました

前回、アーチ作業をご紹介してから、間が空いてしまいましたが、ホワイトで完成しました。

いつもの、A.Stradivari 1705年モデルで製作しました。

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裏板は少し繊細なトラ杢ですが、動きのある模様の1枚板です。

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コーナー部分の仕上げです。
切れ味があって、しかも柔らかい雰囲気の造形を目指しておりますが、、今回はどうでしょうか。

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エフは、ストラドの力強さに、アマティ的な柔らかさが含まれた雰囲気を目指しています。

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前回ご覧いただいたアーチ、完成形はこんな感じです。

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ウズマキは、このところの私の定番となりました、黄金期のストラディバリのモデルです。

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クリスマスの時期に、静かに削っていたウズマキでした。

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さて、ミケにゃんにお供えしていたヒヤシンスですが、、

少し咲いてきたと思ったら、

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どんどん勢いがついてきて、、

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あっというまに満開になりました。
花が重くて倒れてしまうので、、ゴムで支えています。。
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ヒヤシンスの花、ひとつひとつが繊細な花弁ですね。
そして、香りがすごいことにあらためて驚きました。
部屋中、ヒヤシンスの芳香に包まれております^^。

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by violino45 | 2019-01-28 16:01 | 製作記 | Comments(2)

Commented by junjun at 2019-01-29 06:42 x
菊田さん、こんにちは。

ホワイトバイオリンのアップ有難うございます。いつも、思うのですが、お写真の光と影が素敵で、被写体の美しさに
圧倒される感じです。
見た目だけでなく、その楽器が奏でる音がどういうものか、、想像すると ワクワクします。裏板の虎杢も、美しいです。

先日貴重なオールドのバイオリンを見る機会がありました。裏板が虎杢でなかったのですが、そのような差を感じることが出来るようになったのは、やはり
こうした製作記事をアップしてくださっている菊田さんのお陰だと感じます。

より、楽器に興味が向けられるようになりました。有難うございます。

ミケニャンヒヤシンス。
凄い迫力がある美しさですね!
うずまき部分のカーブと、リンクして見えました!!

気がつけばもう一月が終わります。あと寒さも一か月くらいですが、かなり乾燥した寒い日々です。クレモナでも、寒い日々と存じます。呉々も、お身体ご自愛くださいませ。
Commented by 菊田 at 2019-01-29 23:01 x
junjunさん、こんにちは。

楽器と共に、写真も褒めていただいて、嬉しいです^^。

写真の撮り方、特に光の当て方、陰影の作り方は重要で、それによって、被写体がまったく違う印象になってしまいますので、とても大切なのですが、ちょっと怖い部分もありますね。

真実を写すと書いて写真なのですが、ほんとうに真実を伝えているのか、ブログをアップする上で、いつも自問自答しているところではあります。

オールドのヴァイオリン、裏板が地味な楽器も多いですが、年月と共に存在感が増してきて、貫禄がありますよね。
音の良さはもちろん重要ですが、私の楽器も年月と共に、本質的な部分で存在感が増すような成長をしてくれれば嬉しいです。

ホワイトヴァイオリンも頑張ってくれていますが、最後のヒヤシンスの写真の存在感、、やはり自然の造形の美しさはまだまだ遠い存在ですが、少しでも近づけるように精進したいです。
でないと、楽器になってくれた木材に申し訳ないですので。。

もう2月ですね、クレモナも寒いですが、少しずつ、日が暮れる時間が遅くなってくるのを感じると、春も近いことを実感しています。
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