ミケにゃんは天に召されました
残念ながら、今日はとても悲しいお知らせをしなければなりません。
2012年から6年間、皆様に可愛がっていただきましたミケにゃん、夏を過ぎた頃から病と闘っておりましたが、11月28日の朝、天に召されました。
クレモナも今年は猛暑でしたので、夏バテによる食欲不振かと思っていたのですが、心配になって病院に行った時にはすでに時遅く、腫瘍が数カ所に転移していて、あと一ヶ月も持たない可能性もあると言われました。
それでも奇跡を信じて、投薬や点滴に通っておりましたが、日々、痩せていく様子を見るのは辛い毎日でした。
その頃、タイミング的に、弦楽器フェアのために帰国する日となり、すごく後ろ髪を引かれながらも、クレモナに戻る日まで元気でいてくれることを信じつつ、でも覚悟は決めながら、10月末に日本に出発しました。
弦楽器フェアに来場された方は、私のプロフィールパネルが猫を持った写真だったことに不思議に思われた方もいらっしゃったことと思います。
本来、ヴァイオリンを持った写真を使うべきパネルでしたが、ミケにゃんとともに頑張りたいという私の気持ちを汲んで、宮地楽器さんが用意していただいたのでした。
幸いにも、ミケにゃんの容態はその後は安定して、無事に弦楽器フェア、そして松山のイベントまで過ごすことができましたが、11月の後半になり、危ない状況との知らせが入り、日本滞在を切り上げて、11月21日にクレモナに戻りました。
ミケにゃんは、だいぶ痩せていましたが、それでも、自力でトイレにも行ける状態で、意識もしっかりしているように思えました。
ですが、その日を境に、1日ごとに元気がなくなっていき、毎日の点滴だけで命をつないでいるような状況になってしまいました。
11月27日、点滴の時に獣医さんから、「体温が低下しているので、もう長くない」と告げられて、その夜は、毛布でくるんでホットカーペットで温めながら、一晩中、声をかけていましたが、もうほとんど意識もないように感じました。
11月28日、夜が明ける頃、呼吸が荒くなってきたので、嫌な予感を感じつつ、獣医さんに行きましたが、もう見守るしかないとのことでした。
一旦、自宅に戻ろうとしたのですが、途中で容態が急変したので、急いで獣医さんに引き返したのですが、その時には、呼吸はほとんど止まっていました。
最期は、眠るような様子で、少しずつ呼吸も止まって、脈もなくなり、静かに天に召されました。
悲しい瞬間でしたが、最期にひどく苦しまずに永眠できたのは、せめてもの救いとなりました。
2013年に他界したシマにゃんもそうでしたが、本当に頭が良くて、人の気持ちが分かる、賢い猫だったと思います。
この6年間は、私自身、50代中盤にさしかかり、仕事や健康面、日常生活全般において、いろいろ大変なことも多かったのですが、シマにゃんとミケにゃんがいてくれたことで、とても癒やされ、心の支えになってくれていたことを、あらためて思います。
言葉が通じなくて、もどかしい思いをすることもありましたが、それでも、じっと目を見つめるだけで、気持ちが通じることが多かった気がします。
享年14歳は、残念ながら早すぎる永眠ではありますが、シマにゃんの待つ天国に登って、安らかに過ごして欲しいと願っています。
以下、6年間、拙ブログの記事のエンディングでアップしていたミケにゃんの写真をご紹介させていただきます。
選びきれなかったので、枚数が多いのはご容赦くださいませ。
最初の1年間と少しの間は、シマにゃんと一緒の生活でした。
2013年の7月にシマにゃんが永眠してからは、菊田家の一人娘となりました。
洗濯物が好きでした。
ベランダでのんびりすることが多かったです。
冬はホットカーペットがお気に入り。
旅行の準備を邪魔したり。
カゴで寝るのが好きでした。
すべての瞬間が、愛おしかった君。
もう苦しい日々は過ぎました。 安心して眠ってくださいね。
長文にお付き合いいいただき、ありがとうございました。
ミケにゃんとともに、感謝申し上げます。
by violino45 | 2018-11-29 00:51 | 猫ネタ | Comments(16)
悲しいお知らせ、しっかり読ませて頂きまさした。 ミケにゃん、菊田さんご家族と 一緒に入れた事 本当に幸せだったと思います。
寒い中、ガレージ生活をしていたミケにゃんが、先に家族になったシマにゃんと一緒に
菊田さんの家の子になり、
最初は警戒していたけど、段々とその距離が縮まってきた、、、バイオリンの内容と供に
興味もって読ませて頂いていました。
女の子らしい、穏やかな表情が現れてきたのも、沢山の愛情に包まれていたからですね。
1/1月の弦楽器フェアで一緒に写ったお写真、予定を繰り上げ、帰られた 菊田さんの気持ち、しっかり通じたのですね。。
ミケにゃんのお写真、、
お部屋でゆっくりする、ベランダで伸び伸びする、、菊田さんと見つめ合う、、そんな一枚一枚が カメラを通してみている 撮影された側からも、深い愛情が感じられる素敵な お写真ですね。
最後は、家族に見守られながら、、
ゆっくりと 逝かれた事、心にしみました。
菊田さん。奥様、
今はとても悲しいでしょうが、ミケにゃん、シマにゃんも、天国で ゆっくり しながら、お二人の健康と笑顔を見守っていると思います
呉々も、お身体ご自愛くださいませ。
ミケにゃん、、有難うございました。
温かいお言葉、ありがとうございます。
この数日間、痩せてやつれたミケにゃんの顔だけを見ていたのですが、あらためて、昔の写真を見返してみると、元気で健康で、幸せそうな姿なので、ああ、やっぱりミケにゃんを保護して良かったのだと思い返しているところです。
というよりも、元気だった頃のミケにゃんから、たくさんの癒やしをはじめ、大切なモノをもらっていたのは私達のほうだったと、あらためて実感して、感謝しています。
1日ごとに弱っていく様子を見るのは辛い毎日でしたが、最後の一週間を共に過ごせたのは良かったと思っています。
健康と命の大切さを、あらためて教えてもらった気がします。
Junjunさんをはじめ、ネットを通じて可愛がってもらえたミケにゃんは、やはり幸せな猫だったと思います。
少しブログも寂しくなりますが、今後ともよろしくお願いいたします。
ミケにゃんのためにお祈りしていただき、ありがとうございます。
きっと天国でシマにゃんと再会できていることと思います。
過去の写真が、今見ても幸せそうに見えるのは、私にとっても救いになっています。
なにげなくカメラを向けていましたが、かけがえのない時間を過ごさせてもらっていたのだと、あらためて思っております。
菊田さんが撮られるミケにゃんの写真が、いつもとても良い表情で、お互いの信頼関係と愛情が伝わってきました。
お辛いと思いますが、幸せなニャン生を送らせてあげることができたと思いますよ。
愛する人に見守られて、安心してお星様になったと思います。
今頃はもう虹の橋を渡って、シマにゃんと再会しているでしょうね。
ミケにゃん、可愛い姿をたくさん見せてくれて、本当にありがとう。
優しいお言葉をありがとうございます、ミケにゃんも喜んでいると思います。
ほんとに、淡い三毛柄と、少し混じったシマ柄、そして白い胸とお腹が印象的な猫でした。
ここだけの話^^、顔を正面から見ると、「?」の模様に見えるのもチャームポイントでした。。
今ごろはシマにゃんと再会して、仲良く猫パンチ合戦をしているかもしれないですね。。。
残念です・・・
そうですね、ほんとにそう思ってくれていたとしたら、嬉しいことですね。
shigeさんには、シマにゃんの時からいろいろお気遣いをいただいて、本当に感謝しております。
共に過ごしたミケにゃん、楽器製作の写真の片隅にいつもいるのではないかと、その存在を感じられました。あたたかい菊田さんご夫妻のもとで幸せに暮らせたんだなあと、しみじみと、互いの愛情の深さをおもいました。菊田さんはミケにゃんを愛し、そしてミケにゃんは菊田さんを愛していたのですよね。この事を知り静かに哀悼の時を過ごしました。
こちらではご無沙汰しております。
先日はお目にかかれず、残念でした。
ミケにゃんへの温かいコメントをありがとうございました。
ブログを通じて、遠く離れた日本からも皆様に可愛がっていただいた、幸せな猫だったと思います。
永眠してから数日が過ぎましたが、いまだに、家の中のどこかに居るような気がしています。
これからも、大切な思い出とともに、共に過ごしていければと思っております。。
嬉しく拝読いたしました。
そうですね、動物達との暮らしは、幸福感が大きいほど、別れも辛いものになりますが、私達が忘れずに、ずっと思い続けていれば、ミケにゃんも共に生き続けてくれるのだと思います。
また日本でお目にかかれます日を楽しみにしております。
フェアの時にミケにゃんのこと伺っていたのでとても気になっていました。
あの写真パネルはとても深い愛情を感じました。
同じ猫好きの私も、にゃん子を天に見送ったことが何度もありますので、菊田さんの辛く寂しい気持ちを想像することができます。
ミケにゃんは、天に上ってシマにゃんと再会し、菊田さんと奥さまとの楽しかった色々な思い出話をしているのではないかと思います。
寂しさは時間によって少しづつ少しづつ薄らいでいくとは思いますが、シマにゃんやミケにゃんの思い出はずっとずっと菊田さんと奥さまの心にいつもいることでしょう。
みんなで色々話題にして話すことがミケにゃんはきっと嬉しいと思います。
少し遅くなってしまいましたが追悼の言葉をお送りさせていただきました。
温かい追悼のお言葉をありがとうございました。
弦楽器フェアの時には、かなり心配な状況だったので、クレモナに戻る日まで間に合わないかもと覚悟はしていたのですが、あのパネルで共に頑張れたのは良かったですし、その後もミケにゃんは頑張ってくれて、最後の一週間を一緒に過ごせたのは良かったです。
亡くなって数日後に、火葬に行き、最後のお別れをしまして、悲しみは癒えませんが、気持ちの節目にななった気がしています。
シマにゃんとミケにゃんは、生前、猫パンチ合戦ばかりしていましたので、天国で仲良くしてくれているかどうか心配ですが、きっと、元気に走り回っていると想像しています。
クレモナはすでに真冬ですが、日本も気候が安定しないようですね。
季節の変わり目、ご自愛くださいませ。
ミケにゃんが闘病中であったことや、帰国中、そのようなご心配をもっていらっしゃったと気づけず、、
ミケにゃんの写真には、菊田さんからの愛情の視点がひしひし伝わってくるし、ミケにゃんの安心しきった落ち着いた面持ちもわかります。
シマにゃんにしてもミケにゃんにしても、菊田さんのところは、賢くて素敵なネコが来ることになっているのですね。
お気持ち察します、またお悔やみしか申し上げられない自分ですが。
お気遣いのお言葉、嬉しく拝読いたしました。
ありがとうございました。
日本滞在中も、心配な日々ではありましたが、ミケにゃんが頑張っているのに私が落ち込んでいてはイカンので、松山のイベントが終わるまでは突っ走っておりました。
弦楽器フェアでは、やはりミケにゃんとのパネルが心の支えになりました。
というように、いつも、精神的に助けてもらっているのは人間の方だということを、あらためて思っております。
我が家に来る猫は、日本時代から、いつも、なにかしらの運命的な出会いがきっかけになっておりまして、その度に、良いことを運んできてくれた気がしています。
今は、ミケにゃんはじめ、すべての猫たちに感謝しながら、命と健康の大切さをあらためて思いつつ、2018年の締めくくりを過ごしていきたいと思っております。
たにつちさんも、年末に向けて、ご自愛くださいませ。