ストラディバリモデル、ホワイトで完成。
日本はまだまだ猛暑が続いているようですね、暑中お見舞い申し上げます。
熱中症にはくれぐれもご注意くださいませ。
実は、クレモナも先週から35度越えの日が続いておりまして、厳しい暑さで集中力の維持が難しいですが、地道に仕事をしております。
6月から製作記でご紹介しておりました、ストラディバリモデルのヴァイオリンがホワイトで仕上がりましたので、いつもどおり写真にてご紹介させていただきます。
A・ストラディバリ、1705年のモデルです。
裏板は、私の好みの、少し変化のあるトラ杢の1枚板を使用しております。
コーナー部分の仕上げです。
エフもいつもどおり、アマティ的な丸みのある造形を目指しております。
ウズマキはこの1年間使用している、ストラドの黄金期のモデルです。
この後頭部の造形も、美的感覚を問われる部分で、なかなか難しいです。。
巻き貝のように、このままの形で生まれて成長したような、自然な造形を目指していますが、理想のウズマキの完成は、まだまだ難しい道のりだと感じています。
たまにはウクレレでも練習しようと準備して、少しよそ見をしていたら、楽譜の上に居座ってしまいました。
by violino45 | 2018-08-02 06:51 | 製作記 | Comments(4)
美しいホワイトのアップ、有難うございます
うずまきや、エフ、コーナー部分など
他のタイプのものとの差は、私にはよくわかりませんが、大変品があり素敵だと感じます。
また 製作者さんが こだわりを持って作られる
部分なんだという事が、ブログを拝見することで知り、少しバイオリンに対して気持ちが
近くなったような気分になりました。(^ ^)
クレモナで、35度超えているとのこと。
日本でも、それ以上の酷暑の為、エアコンが大活躍です。
ミケニャン、楽譜がひんやり感じるのでしょうか?(^ ^)気持ち良さそう。これでは、ウクレレ練習は、出来ませんね。。
気がつけば、八月!
体調には、くれぐれもお気をつけて
ご自愛くださいませ。
メールもありがとうございました。
おかげさまで、暑さと戦いながら、何とか仕事を進めております。
ホワイトヴァイオリンは、羽化したばかりの蝉のようなもので、独特の美しさがありますが、でも、蝉もそのままでは飛べませんし、鳴けないように、ヴァイオリンも、ニスを塗って色が着いて、初めて本来の姿になるのですが、一日だけ存在できるホワイトの姿は、やはり刹那的な美しさがありますので、毎回、写真でご紹介しております。
ウクレレ・モーツァルトの楽譜は友人からいただいたものですが、ウクレレの素朴な音色がモーツァルトの旋律にマッチして、なかなか良い雰囲気です。
リュートの音色も良いですよね。
見た目も美しい楽器なので、製作にも興味があるのですが、、今のところ、ヴァイオリン以外の楽器を作る余裕はなさそうです。。。
コメントありがとうございます。
そうですね~、このブログで10年以上書き続けているエフやウズマキの造形の話題は、やはりかなりマニアックと言いますか、、一般の演奏者さんや愛好家の方が、その違いを気にされることはほとんど無いレベルの話だと思います。。
楽器の命である音にはあまり影響しない部分ですし^^。
ですが、弦楽器製作の世界では、誰に師事して、どの流派に属するかという意味で、楽器の音色も重要ですが、同じくらい、見た目が重要になってきますので、先日のコラムにも書きましたが、会社を辞めてイタリアに留学する理由となったりもするわけです。。
実際の造形の違いは、なかなか細かく、分かりづらいのが正直なところですが、そのあたりは置いておいて、楽器としての美しさを感じていただければ、製作者としてとても嬉しいです。
いつもご感想をいただき、ありがとうございます。
Junjunさんからいただいたウクレレ・モーツァルトの本、けっこう難しくて、なかなか曲には仕上がりませんが、部分的にモーツァルトの旋律をつま弾くだけでも楽しく、癒やされております。
ありがとうございました。
日本はまだまだ暑い日が続きそうですね、、
くれぐれもご自愛くださいませ。。