2018後半に向けて、ストラドモデルの製作
早いもので2018年も半ば、6月になりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?
今年の前半はガルネリモデルの製作で一区切りでしたが、後半はストラドモデルのヴァイオリンを中心として製作していく予定です。
製作を開始しましたのは、私の定番となっております、ストラディバリ1705年モデルです。
いつものように、丸ノミでの荒削りから、アーチの形成が始まります。
この段階では、まだまだ数ミリの余裕を保っておりますので、文字どおり、荒っぽく削っていますが、それでも、仕上げのアーチをイメージしながら、バランス良く削っていくことが大切です。
この荒削りにも、いくつかの段階がありまして、次の段階では、かなり仕上げに近づいたところまで削りますので、気を抜くと削り過ぎてしまい、取り返しのつかないことになりますし、この時点でアーチのバランスが取れていないと、最後の段階まで、そのアンバランスさを引きずってしまい、良い仕上がりにならないこともありますので、荒削りとはいえ、繊細な作業ではあります。
実は、この後でパーフリングを入れますが、パーフリングを入れた後に、最後の荒削りをします。
この作業は、以前に撮影した動画でご覧くださいませ。
ほとんど仕上がりラインに近いところまで削りますので、慎重になりますが、木材を残しすぎると、次のミニカンナ作業が大変になりますので、その兼ね合いが難しいところです。
クレモナも、このところ暑くなってきまして、体調維持が大変ではありますが、2018年の後半戦を元気に乗り切っていきたいと思っております。
ミケにゃんは、どんな夢を見ているのでしょうか?
by violino45 | 2018-06-08 05:57 | 製作記 | Comments(2)
早くも、六月となり 気ぜわしい毎日です。
つい、秋のイベントを思い、焦ったり?
日々、いつまでに アレをやりコレをやり
とか、、、。
そのような中、菊田さんブログを拝見すると、先の事を考えながらも
目の前の事に集中するという大切さ、改めて教えて頂きました。まずは 出来る事をコツコツ行うのが大切で、それには早道も回り道も無いと。。
お写真が美しく、硬い木すら 柔らかさを感じて目に映りますが、動画を拝聴すると
やはり 硬い木製なんですね。
製作者さんの手で、材料から楽器へと変わっていく過程 製作工程の音 は、興味深く感じます。
ミケニャン、気持ち良さそう。。
暑くても、寒くても ブレず 我が道を行く、
やはり、癒されます。(o^^o)
ほんとに、、^^、先のことを考えることは大切ですが、気にしすぎてしまうと、今やるべきことに集中できなくなってしまうので、意識のバランスを上手く取れるように、意図的に工夫することも必要ですよね。
私の場合、ブログで目新しいことは書けなくなってきましたが、こうして、同じ作業であっても繰り返し書いていくことで、製作者としての自分のあり方を再確認できている気がします。
また、ご意見ご感想をいただけることで、自分の気持ちも整理できますので、いつも感謝しております。
木材、特に裏板のカエデは、特に硬いです^^。
体調が万全でない時の荒削りは、ほんとうに挫けそうになりますが、、この段階で木材と仲良くなっておくと、その後の作業がスムーズになりますので、やはり、目の前のことに集中することの大切さを実感します。
ミケにゃんも、常に目の前のことに集中しているように思われます。
その、ブレない姿勢、見習いたいものです。。