良い年末をお過ごしください。
気がつくと、今年もあと一週間となりました。
クリスマスな日々ではありますが、いつもと変わらず、楽器製作をご紹介させていただきます。
前回、ミニカンナまでご紹介しましたストラドモデルですが、スクレーパーでの仕上げをしております。
この作業、基本的には、出っ張っている部分を削っていけば、希望のアーチに仕上がるはずなのですが、ある部分を削ると、他の部分がふくらんで見えてきたり、少し照明の位置を変えると、さっきまでとはまったく違うアーチに見えたりと、なかなか到着地点が見えない、ここで終わりと決められない、悩ましい作業です。
でも、ふと、ある部分を削ってみたら、いままでの悩みが嘘みたいに全体のバランスが取れてきたりすることもあって、面白い作業でもあります。
以前撮影した動画がありますので、よろしければご覧くださいませ。
さて、せっかくのクリスマスの投稿ですので、少しだけ、雰囲気を出して写真を撮影してみました。
いただきもののミニツリーですが、毎年、菊田家のクリスマスを彩っております。
今年も、展示会やイベントなど、いろいろな出来事がありましたが、皆様には大変お世話になり、あらためて感謝申し上げます。
良いクリスマスの一日、そして、年末をお過ごしくださいませ。
最後に、クリスマスイブのミケにゃんです。
by violino45 | 2017-12-25 02:12 | 製作記 | Comments(2)
気がつけば、あと一週間で、、。
時間が目まぐるしく流れる中、バイオリン作りは数百年前から着実に時間を刻み新たな楽器が生まれてくる、また聖夜にもその過程は着々と進んでいく、、
菊田さん工房の、照明の具合が本当に素敵です。
製作過程を拝見することで、バイオリンが大切に作られているのが、凄く伝わってきました。可愛いツリーさんも、ぴったりな感じですね。
そんなツリーさんにも負けず?
マイペースなミケニャンにも、メリークリスマス🎅🎅🎄です。
ほんとに、気がつけば、残り一週間という感じです。。
ストラディバリさんも、クレモナの街を歩きながらクリスマスを祝ったのかと思うと、300年という時間の流れが、凄く長いような、つい最近だったような、不思議な感覚になりますね。
長い長い歴史の中では、私が生きた時間はほんの一瞬ではありますが、製作した作品はもう少し長く生きて、いろいろな環境で演奏者さんに寄り添いながら、音楽を奏でていってくれれば嬉しいなと、あらためて思うクリスマスとなりました。
クリスマスが過ぎると、日本は新年に向けて一気に駆け抜ける感じですね、寒さ厳しい季節ですが、良い年末をお過ごしくださいませ。