弦楽器フェアのご報告
弦楽器フェアには大勢のお客様にご来場いただき、ありがとうございました。
大変遅くなりましたが、写真にてご報告させていただきます。
3日間、宮地楽器のブースにはたくさんのお客様にご来場いただきました。
お客様と、楽しく歓談させていただいたり、、、
貴重なご意見もたくさんいただきました。
ヴァイオリンの音を聴いていただく時は、とても緊張しますが、貴重な勉強の時間です。
今回も、試奏担当として、宮地楽器の講師先生にご参加いただきました。
佐々木梨花先生には、何年もお世話になっております。
長直子先生は、今年初めてご参加いただきました。
弦楽器フェアでの、大久保さんとの記念撮影、大切な恒例行事となっております。
知り合ってから、もう20年となりました。お互い、まだまだ元気で頑張っていきたいものです。
そして、ラザーリ師匠との記念撮影です。
15年前に師事して以来、ずっと大きな目標であり、大切な同い年の友人でもあります。
さて、今年の弦楽器フェアは、60周年ということで、「日本のヴァイオリン製作の歴史」が紹介されていました。
やはり、代表的な製作家としては、鈴木バイオリンの創設者、鈴木政吉さんが筆頭となりますね。
90年前の作品、風格と凄みを感じさせる楽器でした。
そして、個人製作家としては、やはり宮本金八さんが有名です。
今回は、氏のカルテットが展示されていました。
さすがの、安定した技術を感じさせる、すばらしい作品でした。
恥ずかしながら、私の勉強不足で、存じ上げない製作家の作品もありましたが、雰囲気のある、力強い作風に惹きつけられました。
大先輩方の作品を拝見していて、どのようなお気持ちで製作をされていたのか、想像しました。
今よりも情報が少ない時代、きっと、無我夢中で、熱い思いで挑戦されていたのではないかと思います。
私たち後世の製作家は、先輩たちが築いてこられた歴史を汚すことの無いように、真摯に取り組んでいかなければならないと思いました。
今回来日されていたジェノバのマエストロ、ジョルダーノ氏に楽器を見てもらっている高橋明さん。
さすがに、緊張してますね。
クレモナの製作家仲間、そしてライバルでもある、メンタさんとダニーロさんに私の楽器を見ていただきました。
良い評価だったので、嬉しかったです。。
小さいお子さんにはフルサイズのバイオリンは大き過ぎですが、、でも、手作りの楽器の雰囲気を感じて、良い経験になっていただければ、弦楽器フェアの意義は大きいのではないかと思います。
天野さん、講師の長先生に試奏していただいて、真剣に音のチェック中です。
フェア最終日、皆、壊れてきました。
突然、チェロを弾き始める高橋明さん。
私と山本さん、足をストレッチして気合を入れ直します。
無事にフェアも終わり、記念写真です。
お客様との触れ合いがとても楽しい3日間でしたし、今後の製作活動に向けて、とても勉強になる時間となりました。
あらためて、感謝申し上げます。
来年も、この場所で皆さまとお目にかかれます日を楽しみにしております。
打ち上げは、イタリアの仲間との、居酒屋での宴会でした。
イタリア人、特にメンタさんが居酒屋での作法(取り分け等)を完璧に心得ていてビックリでした^^。。
by violino45 | 2017-11-10 22:30 | 日記 | Comments(2)
日本での、お忙しい滞在の中
弦楽器フェアのアップ有難うございます。
6年前から、弦楽器フェアに足をはこばせて頂いいておりますが、その特別な空間を肌で感じ、スペシャルな経験に 益々楽器への興味が湧いてきます。これも、フェアに関わる沢山の方々のでお陰と感謝しております。
毎年、必ず同じ製作者さんの楽器を手に取るようにしているのですが、こうして菊田さんのアップを拝見いたしますと、あ、、、この楽器も見たかったーと、。また、来年の楽しみが増えました。
今回の60周年、日本のバイオリン製作の歴史ブース、、、ひゃ、、、全く気が付きませんでした❗️
だから、こうして、菊田さん解説の元、お写真みれて良かったです!!
また、宮地楽器さんブースは、色々お世話になっている事もあり、なんだかホーム的な感覚を覚えます。菊田さんはじめ、製作者さん皆様が暖かく迎えてくださる感が、溢れていて素晴らしいと思います。これが、いつもお客様でいっぱいになる
要素なんですね。
菊田さん楽器の美しさ に圧倒されたり、同じ楽器の音が毎年、変化していく不思議さ、本当に貴重な経験させてくださいました。
拙い弾き手では、ありますが、
複雑な事を考えるのでなく、単に楽器を、音楽を楽しんでいけばよいんだなーと、また、そう言う経験が出来る自分のおかれた状況が、なんて幸せなんだろうと改めて気付きました。
長文になりましたが、
楽器フェアのご成功、おめでとうございます。
これからも、日本での滞在 ご活躍される中、
呉々も、お身体ご自愛くださいませ。
先日は宮地楽器ブースにご来場いただき、ありがとうございました。
私たちのブースが、ホーム的な雰囲気に感じていただけたのでしたら、とても嬉しいです。
私たちのほうこそ、Junjunさんはじめ、ご来場いただける皆様のご厚意、お心遣いに触れることが大きな喜びとなっておりまして、体力的には厳しい3日間ではありましたが、楽しい時間を過ごさせていただきました。
楽器に対するご感想もいただけて、とても勉強になりました。
また次回、新たなテーマ、方向性を目指して、ブース展示をしていければと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
日本のヴァイオリン製作の歴史ブース、少し目立たない展示でしたので、見逃された方も多かったかと思うと、残念ですね。
写真で、少しでも雰囲気を感じていただけたのでしたら嬉しいです。
弦楽器フェアに来場されたお客様が、音楽、そして楽器に対する思いをさらに深めていただけるお手伝いができたのでしたら、私たち製作家としてはとても嬉しいことと思っております。
また来年、会場にてお目にかかれます日を楽しみにしております。
寒くなってきましたね、お風邪などにはお気をつけてお過ごしくださいませ。