スクレーパーによるアーチの仕上げ(動画)
9月になりました。
今年も時間の流れの速さを実感しつつ、2016年の残り3分の1を、しっかりと過ごしていきたいと思っております。
さて、製作記を動画でご紹介する試みも、3回目となりました。
今回は、スクレーパーを使って、アーチを仕上げていく工程をご紹介いたします。
今回、スローモーションの映像を、動画の途中に入れてみました。
トータルで3分半ほどの動画になっております。
これで、ヴァイオリン製作の山場のひとつ、アーチが終了となります。
この後、音作りに影響の大きい、厚み出しの工程に進みます。
少しずつ、ご紹介していきたいと思っております。
クレモナも残暑がなかなか厳しい毎日ですが、時々は、日光を浴びた方が良いのは猫も同じようです。
by violino45 | 2016-09-01 05:34 | 製作記 | Comments(8)
9月になりました。朝晩は大分涼しく感じます。
スクレーパーの動画 有難うございます。
硬い木剤が、あたかもそうでないかの様に、一定のリズムで 削られ 整えられていく様子に、美しさを感じました。
細かいアーチの具合は、照明の具合でチェックされるとの事も、初めて知りました。
ほんの僅かな差が、アーチのフォルムだけでなく 音にも反映する、とても 慎重に作業されている事でしょうが、動画をみている私には、これからどんな楽器になっていくのだろうと想像を重ねると、とてもワクワクしました。
これからも、お体無理のないよう ご活躍 お祈りいたします。
また、新たな動画も 楽しみにしています❣️(^^)
ミケニャン、幸せモード写真、可愛いいです。(^○^)
気まぐれな主演女優さんの、プライベート写真、いいんですか? 許可はもらいました?
日本も少し涼しくなったようで、なによりです。
そうなのです、この作業の時は、部屋の明かりを消して真っ暗にして、テーブルライトの影をたよりに削っていきます。
光の当て方の違いで、アーチも変化して見えるので、ライトの位置も常に調整しながらの作業になりますが、それでも、指先で触ると、見えなかったデコボコに気がつくことが多いですので、指先の感覚がとても大切な作業です。
アーチの仕上げ方にも、いろいろ流派があって、どれが正解というものはないのですが、いつも、もっと良い形があるのではないかと探求することが、楽器製作者にとっての悩みであり、喜びでもあると思います。
動画のアップは、なかなか実際の製作スピードに追いついていかないですが、、気長にご紹介していきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
動画では3分少々のスクレーパー作業ですが、実際は丸一日、状況によっては数日間、この作業を繰り返して、やっと楽器としての形が誕生します。
精神力はもちろんですが、、やはり体力がないとできない仕事だと、あらためて思う今日この頃です。
主演女優さん、カメラを意識しない、自然な演技のほうが得意なようです^^。
スクレーパー作業、照明の影や指先の感覚で進めると知り驚きました。とてと繊細な作業なのですね。
私自身、ヴァイオリンに関してど素人ですがヴァイオリン製作や修理の仕事に興味を持っています。菊田さんの動画に心惹かれている自分自身を信じたいと思いますが、思い切りが付かず悩んでおります^_^;
お忙しいと思いますが、動画楽しみに待ってますので、是非次回もアップをよろしくお願いします❗️
動画をご覧いただき、ありがとうございました。
ご感想も嬉しく拝読いたしました。
ヴァイオリンのお仕事にご興味を持たれているとのこと、、
なかなか大変な世界ではありますが^^、、、正面から向き合った分だけの手応えがある仕事というのは事実だと実感しております。
私も、留学するまでに5年間悩みましたが、、悩み甲斐のある選択だと思いますので、じっくり考えてくださいね。
動画、これからも地道にアップしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
終始、肌理の手触りが伝わってくる映像です。それは、もしかすると音声による技術によるところも大きいのかと思いました。
また、スローモーションでは、木材がどういう風に削り上がるかという科学番組的な仕上がりを感じました。
ご感想ありがとうございます。
嬉しく拝読しました。
編集など、やり始めると、いろいろ凝りたくなってくるのですが^^、、楽器製作のイメージがうまく伝わるように、できるだけシンプルにまとめたいと思っております。
音声も、凝り始めるとキリが無いのですが、、とりあえず、カメラの内蔵マイクではクオリティが足りないので、外付けのステレオマイクを使っておりますが、効果を感じていただけたのでしたら嬉しいです。
スローモーションでは、私自身、スクレーパーの削り上がりを客観的に見ることができて、いろいろ勉強になっているところです。
今後も、あまりマニアックにならない範囲で、製作の世界をご紹介していきたいと思っておりますので、またご感想などいただければ嬉しいです。。