池袋の展示会のお知らせと、最新作ヴァイオリン

日本バイオリン製作研究会
第14回「春の作品展示会」



今週末開催の、池袋での展示会が近づいてきましたので、再度、お知らせいたします。

会場: Academy Hall (アカデミーホール) ★入場無料★
住所: 東京都豊島区東池袋1-30-6 セイコーサンシャインビル B1
日時: 5月21日(土)と22日(日) 両日とも午前10:00から午後17:00までの開催です。
(会場は以前の自由学園明日館講堂ではありませんので、ご注意ください。)

こちらでチラシをダウンロードできます(PDF)

日本バイオリン製作研究会のホームページはこちらです。
http://www.vsj-japan.com/index.html

この展示会では、残念ながら最新作ヴァイオリンは展示できませんが、2005年のヴァイオリン、2011年のヴァイオリン、そして2006年のビオラを展示させていただく予定です。
5年前、そして10年前の楽器達が、現在どのような音で鳴っているか、ぜひ御試奏いただければ嬉しいです。


2005年のヴァイオリンは、以前、ブログの記事でご紹介しています。
http://violino45.exblog.jp/15744312/
まだ元気だったシマにゃんも登場していますね。
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「笑ってコラえて」の番組で、千住さんに演奏いただいたのもこのヴァイオリンでした。
あの「ストラディヴァリ・デュランティ」と、TV番組内で比較試奏されたヴァイオリン、なかなか貴重な経験だったとあらためて思います。

昨年、工房にてこの楽器を録画した時の動画を、あらためてご紹介させていただきます。
演奏は、小寺秀明さんです。

小寺さん、あらためて、素敵な演奏をありがとうございました。


もう一台の、2011年のヴァイオリンは、大阪の展示会にも出品しましたが、現在、宮地楽器さんの試奏楽器として、小金井ショールームに展示されています。
こちらの宮地楽器さんのサイトでご紹介いただいております。(録音も聴けます)
http://strings.miyajimusic.jp/item/HiroshiKikuta/
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この楽器は、2013年、スロバキアのコンクールに参加して、3位ブロンズメダルと、最優秀技術賞、イタリア弦楽器製作家協会からALI賞をいただいた、思い出深い楽器です。
http://violino45.exblog.jp/19672611/
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2006年のビオラは41センチの楽器です。
この10年間、一人のお客様にずっと弾き込んでいただいて、新作の若々しい音色から、少し枯れた響きへと変化してきた感じです。
先日の大阪の展示会でも、試奏されたお客様から良い評価を多くいただきました。
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この三台の楽器を、ぜひ会場にてお試しいただければ幸いです。
最新作は展示することができませんが、誕生してから5年、10年と経過した楽器が、どのような響きになっていくのかを体験していただければ嬉しいです。
また、製作家としても大変貴重な勉強の場となりますので、忌憚のないご意見を伺えれば幸いです。
よろしくお願いいたします。

両日とも、会場では、展示楽器を使用した試奏コンサートが開催されます。
ヴァイオリンの試奏は、川畠成道さんが担当されます。
私の楽器は、5月21日(土)の15時からの部で演奏いただける予定です。


さて、以前から製作記でご紹介していました、細かいトラ杢の一枚板のヴァイオリンが完成しております。
すでにお客様の元に旅立ってしまいまして、展示会には出品できませんが、写真と動画にてご紹介させていただきます。

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細かく、少し変化のあるトラ杢の裏板です。
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エフは、↑の二台と比べると少し変化がありますが、基本的には、ラザーリ師匠からいただいた同じモデルを使っています。
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ウズマキの材料も少し細目のトラ杢を使い、全体の印象として、少し繊細なイメージを目指して製作しました。
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さて、今回も、輪野光星さんに演奏をお願いしました。
前回の、二枚板の楽器と同じ日に撮影した動画です。

一曲目は、クライスラーの、前奏曲とアレグロの冒頭部分です。


そして、バッハの、無伴奏パルティータ・2番の冒頭部分です。


輪野さん、いつもながら、楽器の特長を引き出す演奏をありがとうございます。

生まれたての楽器の声をご紹介させていただきましたが、末永く、お客様とともに音楽を奏でて欲しいと願っております。
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by violino45 | 2016-05-17 09:41 | お知らせ | Comments(2)

Commented by junjun at 2016-05-17 13:55 x
菊田さん、こんにちは。

ついに、今週末!
今からワクワクしています。(^○^)

この時期 日本では暑かったり、涼しかったりですが、ご多忙の中、体調崩されないようお祈りしています。

新しいバイオリンの動画up有難うございます!
さすが輪野 光星さん。素晴らしいですね。
特にA線D線の響きが素敵です。
勿論全ての音が素直に響いていました!
生まれたてなのに
少し弾きなれた楽器の様なまろやかさを
感じました。。って、またまた 生意気すいません。

展示会で会える楽器達の 改めての紹介有難うございます。小寺秀明さんの演奏、美しいです。
数年経って色々な人が弾かれている貴重な楽器。
今回半年ぶりに拝見するのを楽しみにしています。

この年になると、2〜3年前は本当につい最近って感じがします。
だからこそ、今 毎日を大切にしていきたいと感じました。有難うございました。





Commented by 菊田 at 2016-05-17 21:54 x
Junjunさん、こんにちは。

ほんとに、暑かったり、雨が降って気温が急に下がったりと、着るものにも苦労する感じの気候ですね。
私自身、少々、大阪で疲れが出てしまい、今は、東京に向けて休憩中の日々を送っております。。

動画へのご感想をありがとうございました。
前回の楽器とはほぼ同時に仕上がって、同じ日に録音したのですが、元気さは変わらないけれど、それでも、微妙に音色の違いがあって、興味深かったです。
弦の違いもあるのですが、輪野さん、高橋さんも、Junjunさんと同じご意見でした。

今は、どちらの楽器もお客様の元で、元気に歌っていることと思います。

一方、展示会に参加する楽器たちは、それこそ百戦錬磨とはいきませんが、いろいろな場面で揉まれてきた強者たちですので、展示会では、その実力を十分に発揮してくれるものと楽しみにしています。

ぜひ、たくさん弾いてくださいませ。

そうですね~、私も、10年前のことがつい最近のように感じてしまって、、少し怖いですが、やはり毎日を大切に生きることの大切さを実感しています。

会場にてお会いできるのを楽しみにしています。
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