横板曲げ

横板は気合だけでは曲がりません。
熱と水が必要です。
つまり、スチームアイロンの原理です。
スチームアイロンは曲がったものをまっすぐにしますが、横板はまっすぐなものを丸くしますので、アイロンも曲がっています。
横板に水をつけて、アイロンに押さえつけて徐々に曲げていきます。
割れないように、焦げないように、慎重に。

でも、材料によって、曲げやすい時と、なかなか曲がってくれない頑固者の時があって困ります。

今回の横板、とんでもない頑固者でした。
どのくらい頑固かというと、寺内貫太郎ぐらいです。
古すぎて分からない?ですか?
向田邦子原作、脚本の名作ドラマですね。
ちょうど30年前の作品なのですが、ヒデキが出てましたね。
毎回、大喧嘩になるシーンが懐かしいです。
あの、若者代表だったヒデキが還暦なんて、信じられないです。
あ、まだまだ先のことか。

脱線しましたが、曲がったことが大嫌いな貫太郎横板も無事にビオラのカーブになってくれました。ホッと一息。
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横板曲げ_d0047461_5135779.jpg

by violino45 | 2005-11-11 05:16 | 製作記 | Comments(2)

Commented by ゆみ at 2005-11-12 11:20 x
菊田さん、こんにちは。先日は温かい書き込みありがとうございました。とっても嬉しかったです。
で、寺内貫太郎板!無事お曲がりになってくれて良かったですね(^^)
あのドラマ見てましたよ~(はっ、年齢がバレル・・あ、もうばれてるか・・・^^;)毎回卓袱台をひっくり返すんですよね。そういえば私が小さい頃うちにも卓袱台があったなぁ~、なんて懐かしく思い出しました。あと、「時間ですよ」とか・・・お風呂場のシーンがあってどきっとしたりしてました。
向田邦子さんは不慮の事故で亡くなられて・・もっともっといい作品をたくさん世に出せたでしょうに。残念ですね。
ヒデキももう還暦・・・って、まだですよね?も~、一瞬ギョッとしてしまいましたが、彼なら還暦になってもそうは見えないのでしょうね。芸能人はなんでいつまでも若々しいのでしょう!
とりとめもなく長々と書いてしまいました、失礼致しました(^^ゞ
Commented by 菊田 at 2005-11-12 14:50 x
ゆみさん、こんにちは。
貫太郎、当時中学生だった私にはただの頑固オヤジにしか見えませんでしたが、今は、少しは気持ちが分かる年齢になってきました。(微妙)

ちゃぶ台のシーンでは、ヒデキが突き飛ばされて本当に骨折してしまうという事件もあったみたいですね。
あと、おばあちゃんの「ジュリ~!」、や美代ちゃんとヒデキが屋根で歌ったりと、あのドラマ、見所が多かったです。

「時間ですよ」も懐かしいですね。
こちらはさらに時代をさかのぼりますね。
小学生だった私にはあの銭湯のシーンは刺激が強すぎました。
両作品とも、久世光彦さんの演出が光ってます。

「ヒデキ還暦」って、某BBSで話題になっていたものですから。
でも、これからの時代、還暦なんてまだまだ若いですよね。
ミック・ジャガーみたいに活躍して欲しいものです。
女性では、吉永小百合さん、ですね。いつまでも若々しいです。
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