コンクール参加楽器の試奏会(動画)

ミッテンバルト・コンクールが終わり、無事に?楽器を引き取ることができましたので、出張で来られていた宮地楽器の山本岳志さん、岩下誠治さん(後列右)とともに、仲間が集まっての試奏会を行いました。
 
メンバーは、私と高橋明さん、百瀬裕明さん(後列左)、西村翔太郎さん(前列中央)、輪野光星さん(前列右)です。
私の奥さんは、アシストと、ケータリングでの参加でした。
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ドイツでの戦いを終えたばかりの楽器たち、故郷イタリアに戻って来られて、安堵の表情です。
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演奏は、お二人にお願いしました。
お一人目は、宮地楽器の山本岳志さん、ト長調の音階と、タイスの瞑想曲の冒頭を演奏いただきました。
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お二人目は、輪野光星さん、バッハのソナタ・第一番の冒頭部分、そしてクライスラーの前奏曲とアレグロの冒頭部分を演奏いただきました。
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では、さっそく、動画をご紹介いたします。
まずは、6台のヴァイオリンの1台目、コンクールで22位となった、私のヴァイオリンです。
動画は、音階に続いて3曲が連続して収録されていまして、約4分半程度の内容になっております。


次に、高橋明さんのヴァイオリンです、コンクールでの成績は、17位でした。


百瀬裕明さんのヴァイオリンです、コンクールでは20位でした。
この楽器は、7月19日現在、宮地楽器小金井店にて販売中です。


輪野光星さんのヴァイオリンです、コンクールでは26位でした。
この楽器は、7月19日現在、宮地楽器小金井店にて販売中です。


西村翔太郎さんのヴァイオリンです、コンクールでは27位でした。


この日、製作者本人は不在でしたが、金子 祐丈さんのヴァイオリンです、コンクールでは8位でした。
この楽器は、7月19日現在、宮地楽器小金井店にて販売中です。


次に、ビオラです。
ビオラは、3台を一つの動画にまとめさせていただきました。
コンクールで好成績の4位となった高橋明さん、12位となった百瀬裕明さん、そして22位となった西村翔太郎さんの順番で収録されています。
山本さんに、音階に続いて、バッハのアリオーソを演奏していただきました。
百瀬さんのビオラ(現品、41センチ)は、宮地楽器で開催中のビオラフェア(7/19~8/3)にて展示販売中です。

また今回録音はできませんでしたが、宮地楽器のビオラフェアではコンクールで9位となりました松上一平さんのビオラ(現品、40.8センチ)も、展示販売中です。

試奏会を終えて、参加者は皆、それぞれの感想を持ったことと思います。
コンクールでは、結果が出てしまえば終わりという印象もあります。
ですが、こうして、お互いの楽器を真剣に試聴することで、何か「杭」のようなものが胸に刺さり、次の楽器に活かしていくことが、やはり大切なことだと思います。

今回のコンクール、そして試奏会では、あらためて、若手の製作家たちが実力を付けてきているなと感じました。
普段、こうした試奏会では、一台くらいは、音量に不満があったり、バランスが悪かったりする楽器が存在するものですが、今回は皆無でした。
それが、全員30位以内というアベレージの高さにつながっていると思います。
国際コンクールで優勝するためには、さらにそこから一段階突き抜ける物が必要になりますが、近い将来、誰かがそれを実現してくれることと思っています。
ぜひ、宮地楽器さんにて、彼らの楽器を試していただければ幸いです。

さて、長くなりますが、今回の私のヴァイオリンを、写真にてご紹介いたします。
完成した楽器と、ホワイトの状態、ご覧いただければ幸いです。

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裏板は、少し細かいトラ杢の材料です。
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エフです。
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裏板のコーナー部分です。
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ウズマキです。
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斜め45度です。
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次に、ホワイトヴァイオリンです。
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長文ご覧いただき、ありがとうございました。
コンクール関連の記事は、これで終わりです。
これからも、少しずつ更新していきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
by violino45 | 2014-07-19 15:49 | 動画 | Comments(9)
Commented by Junjun at 2014-07-21 15:59 x
菊田さん、こんにちは。
今回は盛りだくさんなUP有難うございました。実は、何度も何度も楽器の音を聴いていました。どれも素晴らしい音が出ていますね。山本さん、輪野さんの演奏素敵でした。聴いていると、バイオリン、私も弾きたいーって衝動にかられました。笑
また、菊田さんの楽器のUPは素敵でした。個人的には、ホワイトバイオリンがメチャ可愛く見えます。笑
東京では、明日梅雨明けかも、です。
夏らしい日々がやってきます。
Commented at 2014-07-21 16:09 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 菊田 at 2014-07-21 20:19 x
Junjunさん、こんにちは。
何度も聴いていただき、そして、非公開での^^貴重なコメントもありがとうございました。

今回のコンクールでは、主催者からの実質的なフィードバックはまったく得られませんでしたので、残念に思っておりました。
なので、こうしてご意見をいただけるのはとても嬉しく、勉強にもなることなので、とても感謝しております。

こうした試奏会では、皆、それぞれの楽器の音を比較しながら、自分の楽器の実力を知るために真剣になるのですが、なかなか、客観的に聴くことは難しいです。

それでも食い下がって、数分間の演奏の中で、耳をすまして、客観的に音を分析していこうという気持ちが、文中にも書きましたが、心の中に杭として残って、次の楽器に活かされていくのだと思います。

ですので、そういう状況で演奏することは、とても大変なことだと思います。
お二人に、感謝ですね。

クレモナは、昨日は35度になろうかという猛暑でしたが、今日は、いきなり17度まで下がってしまい、その温度差に倒れそうです。
でも、涼しくて、仕事は進めやすいです。

日本は、これから暑くなりますね。
熱中症など、お気をつけてお過ごしくださいませ。
Commented by 岡村 at 2014-07-23 15:27 x
菊田さん こんにちは。試奏の動画 拝見しました。どの楽器も美しい音色ですね!
審査員はどのように採点して順位をつけるのでしょうかね… どれも甲乙つけがたいですね。東京は昨日、梅雨明けして、早速 猛暑ですがイタリヤはいかがですか?



Commented by 菊田 at 2014-07-24 14:58 x
岡村さん、こんにちは。
動画をご覧いただき、ありがとうございました。

そうですね、楽器の音を採点するのは非常に難しいことですね。
コンクールによって違いますが、項目に分かれていることが多いです。
音量、各弦のバランス、音色、反応の良さ、などです。

音量は、分かりやすいですが、それ以外の項目に点数を付けるのは、やはり難しいですね。

クレモナは、猛暑の日と、涼しい日が交互に来て、温度差が10度以上あるので、体が追いつかない感じです、、。

東京は暑そうですね、お体にはお気をつけてお過ごしください。
Commented by ましゅまろ at 2014-08-13 13:08 x
ご無沙汰しております。
ミッテンバルトのコンクールお疲れ様でした。
拝読し、「ミッテンバルトめ!」と、怒りを覚え、
最初から最後まで、あまりのいい加減さに驚き、外国だなぁと感じました(笑)
菊田先生が、それに対して冷静にブログをお書きになっている事が、とても素晴らしいです!
(菊田先生は、もしかして怒る事を知らないのでは…?と思いました。)

お盆に入ると夏が終わる感覚になり、何となく寂しくなるのですが、
最近は子供の影響もあり、スキーシーズンが来ると思うとワクワクします(笑)

まだまだ残暑が続くかと思いますので、
お体にはお気をつけ下さいませ。
Commented by 菊田 at 2014-08-13 18:28 x
ましゅまろさん、コメントありがとうございます。
こちらこそ、ご無沙汰しております。

ミッテンバルトに怒っていただき、ありがとうございます^^。
私も、もちろん、内心は心穏やかではないですが、、@_@、でも、それも含めて、楽器製作の修行の一部と受け止めております。

これぐらいのことで心を乱されていては、良い楽器を製作してお客様にお届けすることはできないと、いつも自分を戒めていますが、でも今回は、ブログで少しボヤいてしまいましたね、、^^、少し反省しています。

そうですか~、スキーシーズンにはまだ少し早いですが、でも、楽しみですね。

日本の残暑は、まだこれからが本番の気がしますので、ご自愛くださいませ。
Commented by ようこ at 2015-02-03 09:45 x
最近、「耳をすませば」という宮﨑駿のアニメ映画を調べていると、
こういう人が現実にいますよと紹介され菊田様のことを知りました。
(変な知り方で申し訳ないです・・汗)
菊田様がヴァイオリン制作を開始されたのが1996年で
宮﨑駿監督のその映画が公開されたのが1995年。
もしかしたらその時期その映画を観ていたのかなとかちょっと気になりました。
(その作品の主人公の想い人はヴァイオリン職人の孫で、
 イタリアに留学して一流のヴァイオリン職人になろうとしています)

ある程度の年齢からチャレンジして前例がほとんど無いような
分野で認められるなんて相当な努力と研究を重ねられたんだな、と
自分の生活の中でも見習おうと非常に良い刺激を頂きました。
Commented by 菊田 at 2015-02-03 15:39 x
ようこさん、こんにちは。
コメントをいただき、ありがとうございました。
嬉しく拝読いたしました。

「耳をすませば」ですが、1995年の公開当時は、見逃してしまいましたが、バイオリン製作を始めてしばらくして、その存在に気付き、ビデオ(DVDはまだ一般的ではなかったです^^)で見て、やはり、かなりの刺激を受けたことを覚えております。

偶然なのですが、当時、会社勤めをしながら製作教室に通ったのですが、後で調べたら、その教室は、宮崎さんが映画のモデルにした工房だったので、、テンションも上がった記憶があります^^。

数年後には、その工房で知り合った仲間と、クレモナを訪ねて、いろいろ刺激を受けました。
セイジ君の言うとおり、見ると聞くとでは大違いでしたが、やはり、クレモナで修行したいと思いが強くなったのはこの頃でした。

映画の主人公とは、年齢が違いすぎましたので、直接的に影響を受けたのかどうか、自分でも良く分かりませんが、、でも、この映画は大好きで、DVDも日本語版とイタリア語版で持っていますし、時々、思い出したように視聴しております。

録音エンジニアとして仕事をしていたときは、それが自分の天職と思い、打ち込んでいましたが、今思うと、やはり、自分にとっての原石は楽器製作だったのかもしれないと思いますし、これからも、もっと磨いていきたいと思っております。

拙ブログを御覧いただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
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