アマティモデルの製作

次のヴァイオリンとして、アマティモデルを製作中ですので、ご紹介します。

アマティモデルを作るのは、2009年以来ですので、4年ぶりになります。
モデルは、ニコロ・アマティの1666年の楽器のポスターになります。
2009年の写真をそのまま使いましたので、アンモナイト師匠が居ますね、久しぶりです。
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内型は、前回作ったものをそのまま使います。
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2009年と書かれていますね。
Genは、Gennaio(ジェンナイオ)、イタリア語で一月という意味です。
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横板を曲げて、貼り付けます。
普段のストラディバリとは、かなり形が異なりますので、曲げていても勝手が違います。
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完成した横板の形を、裏板に写します。
ストラドに比べて、やはり全体に丸くて小ぶりな印象です。
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荒削りです。
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今回、少しトラ杢の狭いカエデを選びました。
やはり、繊細なイメージのアマティモデルには、この方が合うような気がします。
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パーフリングの溝は、ストラドよりも少しアウトラインに近く掘ります。
コーナー部分は、より繊細にして、アマティらしさを出したいところですが、なかなか難しいです。
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全体のアウトラインがストラドとは違いますので、アーチも少し発想を変えて作っていきます。
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アマティ的?な、繊細で優美なアーチになりましたでしょうか、、。
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とりあえず、ここまでで失礼します。
続きはまたご紹介いたします。

by violino45 | 2013-10-18 06:44 | 製作記 | Comments(10)

Commented by R at 2013-10-18 17:03 x
アンモナイト師匠も今から菊田さんの楽器が出来上がるのをわくわく楽しみになさっているのですね。(^∇^)
Commented by kan at 2013-10-18 18:18 x
美しくて優美な曲線ですね〜(*^^*)
Commented by 菊田 at 2013-10-19 00:14 x
Rさん、こんにちは。

アンモナイト師匠は、常に上から目線ですので、、^^、たぶん、できあがっても「まだまだだね。」の一言で終わりそうですが、4億年ぐらい先輩ですので、仕方ないですね。

でも、心の中では、楽しみにしてくれていると、思ってます。。
Commented by 菊田 at 2013-10-19 00:19 x
Kanさん、ありがとうございます。

木材そのものが、例えようのない美しさを持っていますので、それを隠してしまわないように責任は重大ですが、上手く美しさを引き出せた時は、製作者として嬉しい瞬間ですね。
Commented by kawailaw at 2013-10-19 06:57 x
アンモナイト師匠、お久しぶりです(笑)
Commented by 菊田 at 2013-10-19 18:24 x
kawailawさん、こんにちは。
そうですね、4年ぶりの登場ですが、アンモナイト師匠が眠っていた数億年にくらべたら、一瞬のことなのでしょうね。。
Commented by junjun at 2013-10-20 07:54 x
菊田さん、こんにちは。
素敵な写真UP有難うございます!
ブログを通してバイオリンには色々なモデルがありんだと知りました。木を選ぶ所から意識されるんですね。また、音質などもそのモデルの特徴があるってググってみたら書いてありました、、。
どんな楽器なっていくのか、楽しみです。
Commented by あゆ at 2013-10-20 14:27 x
菊田さん、はじめまして。
小学校3年生の娘がヴァイオリンを弾いております。
ザハール・ブロン先生のレッスンを受けるにあたり、
身体も大きくなってきたし・・・と4分の3のサイズの楽器を探すことになりました。
Roberto Delfantiさんの中古が見つかり、試奏させていただいているところです。
なかなか分数のよい楽器を見つけるのは難しいのですね。
菊田さんは、分数楽器は作られていないのですか?
Commented by 菊田 at 2013-10-21 03:22 x
junjunさん、こんにちは。

そうなんです、私がモデルにしているのはクレモナの製作者が多いのですが、イタリア全土、そしてヨーロッパ諸国の製作家など、たくさんのモデルが存在します。

現在は、世界中で、ストラディバリモデルが作られることが多いですが、それ以前は、ドイツのシュタイナーが好まれて、たくさんのコピーモデルが製作された時期もあったようです。

シュタイナーは、いわゆるハイアーチで、膨らみがかなり大きいので、ストラドとはかなり違う音色のようですね。

木材は、このポスターの影響もあり、私の中では、アマティ=細かいトラ杢のイメージが強いので、どうしてもそういう材料に行き着いてしまいます。

引き続き、ご紹介させていただきますね。
Commented by 菊田 at 2013-10-21 03:42 x
あゆさん、こんにちは、はじめまして。

分数楽器は、小さいですが、製作家が一台の作品として取り組みますので、手間は同じで、価格も同じになってしまいます。

ですが、実際に演奏される期間は数年と限られていますので、オーダーに踏み切られる方は少ないと思います。

私自身、数年前に一度だけ、分数楽器を製作させていただいた経験があります。
姉妹で演奏を習っていて、引き継いで演奏できるから、ということでしたが、今ではすでにフルサイズの楽器を演奏されています。

私としては、ご依頼いただければ喜んで製作いたしますが、納期の問題もあり、現実的ではありませんので、良い状態の楽器を試奏の上、選ばれることをお薦めいたします。

ザハール・ブロン先生のレッスンを受けられるのですね、すばらしいです。
9月に、クレモナでリサイタルがあり、聴かせていただきましたが、今まで聴いた誰の演奏会よりもすばらしいと思えるリサイタルでした。
良い成果となりますことを、お祈りしております。
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