ホワイトヴァイオリンと、ホームズベア
前回、ウズマキの後頭部をご紹介したヴァイオリンが、ホワイトで完成しました。
この楽器も、こんどフルサイズに持ち替えるかわいいお嬢さんに弾いていただく予定です。
表板の年輪が強い材料でしたので、エフを切り抜くのが難しかったです。
裏板のトラ杢は、今回は真っ直ぐで、細いタイプです。
コーナー部分の仕上げは、いつも時間がかかります。
表と裏で計8箇所あるのですが、印象がバラバラでは楽器としての統一感が無くなりますし、かといって、全く同じでは、面白みが無い楽器になってしまいます。
そもそも、全く同じに仕上げるほどの技術は無いのですが、、、、
ストラディバリの楽器を見ると、このあたりが絶妙だと、いつも感心します。
まだまだ、修行の道は長いですね。
ウズマキは、いつもと少しだけ違う表情かもしれません。
さて、タイトルに書いたホームズベアですが、こちらです。
ホームズらしく、パイプも持っています。
実は、昨年の4月、番組の放送後に、テディベア作家の神林宜子さんからブログにコメントをいただいたことがきっかけで、ホームページで作品を拝見したのですが、作品の中に、ホームズの衣装を着たベアを発見して、とても気に入ってしまいました。
うちの奥さんがホームズのファンということもあって、これはぜひ手に入れなくてはと思い、注文させていただいたというわけなのです。
神林さんは、テディベアの製作コンクールで数多く受賞されていて、テディベア界ではとても著名な作家さんです。
ご本人のブログ「KAN'S BEAR ROOM~テディベアの部屋~」にて、作品やイベントなどの情報をご覧いただけます。
http://blog.goo.ne.jp/teddykan
10年以上前、友人の大久保さんご夫妻といっしょに、那須高原にある「テディベア・ミュージアム」に行ったのですが、その時以来、ベアには興味があったものの、なかなか、連れて帰りたいと思うようなベアには出会うことがありませんでした。
そんな中、神林さんの手によって生み出されるベアに出会い、その生き生きとした表情に惹かれたというわけです。
帽子や衣装も、とても丁寧に作られています。
そういうわけで、クレモナにつれてきてしまったホームズベアですが、ホームズと言えばヴァイオリンの名手として有名ですね。
さっそく、腕前をご披露していただきましょうか。。
by violino45 | 2013-04-14 06:24 | 製作記 | Comments(10)
素人の私からみるとバイオリンくんたちが出来上がって行くさまはバイオリンくんたちがわくわくしているように見えます。きっとバイオリンくんたちはこれから持ち主さんたちに渡って行くのを楽しみにしてるんじゃないかな。♪( ´▽`)
ホームズベアくん、とってもかわいいですね。でもほんのちょっとさびしい感じがします。(´・Д・)」
でもこれからの菊田さんとの生活を楽しみにしているとおもいます。
それでは菊田さん、今日も素晴らしい一日になりますよ!( ´ ▽ ` )ノ
違うのですね。深いですね~(´ー`)
ホームズ君載せて頂きまして
どうもありがとうございます。
光と影が柔らかい雰囲気ですね。
うわぁ~ミニチュアのヴァイオリン!
作られたのですか?
ピッタリですね~(*^_^*)
名手というより、習い始め、
緊張って風ですね(^-^;
そういえばヴァイオリンケースに入って
密航したのでしたね(*^▽^*)
そうですか!バイオリンたちが生まれていく途中で、ワクワクしているように感じていただけるのでしたら、嬉しいです。
ホームズ君は、そうですね~、生まれ故郷を離れて寂しいかも、ですが、本当の故郷のロンドンには少し近づいたので、喜んでいるかも、です。
Rさんも、良い一日になりますように。
遅くなりましたが、やっとご紹介することができました。
ベアの撮影は、バイオリンよりも難しかったです、、、^^。
ミニチュアのバイオリンは、昨年、兄のお嫁さんからプレゼントしていただいたものです。
小さい楽器は、本物以上に作るのが大変ですし、、、そんな暇があったら本物を作れ!と怒られそうですね、、。
ベアも、いろいろな材質で作られますよね。
それぞれ、いろいろな表情が生まれて、素敵ですね。
やはり、作りやすさに違いがあるのでしょうか、、。
そうでした~、、スーツケースに入れるのは可哀想だったので、、丁度空きができていたバイオリンケースに入ってもらったのでした。
これも、可哀想だったかも?
これからも、かわいいベアを作り続けてくださいね。
ホームズ君とともに、応援してます。
ホームズ君は、見る角度や光の加減で、表情が違って見えるところが魅力でもあります。
バイオリンも、同じですけれどね。。特に、裏板は、ニスを塗るとまた違った雰囲気になってくるのが、おもしろいところです。
今回のホワイトバイオリンもとても綺麗です!!
前回の作品と同じく始めてフルサイズを手にする女の子さんの為の楽器だとか、、彼女にとっても、その家族さんにとっても素晴らしいバイオリンに育っていくのでしょうね。
実は、コーナーや渦巻きの違いすら、わからないド素人の私が生意気言ってすいません、、、汗、、。
でも、ホワイトの状態のバイオリン、菊田さんのブログを見て とても好きになりました。
ホームズベアさん、すっごく可愛いです!神林さんのブログをチェックさせて頂きましたが、他のベア達も本当に優しい表情をしていて、素敵ですね。また、バイオリンを持っているベアさん、どんな曲を弾いてるのかしら?って思うと、見ているだけで、ほっこりした気分になります。
お忙しい中でのブログUP有難うございます。お忙しいと存じますが呉々もお身体ご自愛くださいませ。菊田さんファミリーのご健康心よりお祈りしています。あと約一ヶ月で、お目にかかれるのが、とーっても楽しみです!
菊田さんのヴァイオリンが届けられるお嬢さん、ワクワクしてらっしゃることでしょう。
「印象がバラバラでは楽器としての統一感が無くなる
かといって、全く同じでは、面白みが無い楽器になってしまう」
とおっしゃるところに、手作りの深みと難しさを感じました。
バランスの具合。製作者の腕の見せ所なのでしょうね。
ホームズベア、とっても素敵です!奥さまが羨ましい!笑
神林さんのブログ拝見してきました。どのベアも表情がすごくいいですね。
愛らしいのに、大胆で個性的でときにキッチュ。絶妙のバランス。
私もいつか是非一人連れて来たいですねえ。
そうですね~、製作者としては、楽器が家族のような存在で、ゆったりと育っていってくれれば、一番嬉しいことなのですが、人生と同じで、波瀾万丈、いろいろなことがあったほうが、深みが出てくるような気もしています。(反抗期?)
ホワイト状態のバイオリンを好きになっていただけるのは、私もとても嬉しいことですね。
ブログを始めて8年になりますが、、細々と続けてきて良かったと思っています。
ホームズベア君も気に入っていただけて嬉しいです。
神林さんのベアの表情は、不思議な魅力がありますよね。
私のヴァイオリンも、こんな魅力を持って欲しいと、いつも思って製作しているのですが、、。
あ、あと一ヶ月なのですね~、、焦りが、、、。
こちらこそ、お会いできるのを楽しみにしています。
そうですね~、時々は休んだほうが、いろいろ充電できて、仕事にも良いとは思うのですが、、、、なかなか難しいです。
バイオリンって、、すべての部分が対になっていて、左右対称でもあるのですが、人間の顔と同じで、完璧に同じでは魅力に乏しくなってしまうような気がしています。
このあたりは、製作者にとっての永遠のテーマなのでしょうね。
神林さんのベアも、見る角度によって表情が微妙に変わって、いろいろな面を見せてくれるところが、魅力の一つではないかと思っています。
ぜひ、いつか連れてきてくださいませ。(クレモナ2号?)