2005年製作のヴァイオリン

笑ってコラえての番組にて千住真理子さんに演奏していただきましたヴァイオリン、今まで、きちんとご紹介したことがありませんでしたので、この機会に写真にてご紹介いたします。

モデルは、ストラディバリの1705年モデルで、2005年当時、ラザーリ師匠の楽器から直接トレースさせていただいたデザインです。
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このバイオリンは、製作の勉強を初めてからの、26番目の楽器になります。
2006年にヴィエニアフスキーコンクールで受賞したバイオリンは28番目の楽器ですが、27番目はビオラですので、バイオリンとしては、受賞作の一台前ということになります。
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この、2005年という年は、このブログを開始した年でもあるのですが、私自身の問題で、イタリア生活が危機的状況になりまして、志半ばで帰国するかどうかというところまで追い込まれた年でもありました。
当時のブログの記事を読み返すと、その事も書いていまして、特に、エフの表情が悲しげになってしまったと、愚痴っぽく書いております。
今見ても、やはり、少しもの憂げな表情に見えてしまうのは、気のせいでしょうか?
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エフの事だけでなく、当時は、今となっては正視できないような恥ずかしい文章を記事やコメントに書いていまして、、、、時々、削除してしまいたいと悪魔がささやくのですが、それだけは決してできないです。
それは、当時からブログにて交流のあった皆様の温かいコメントがたくさん残っていまして、それは、今でも私の宝物だからです。
今回も、放送直後にはたくさんのコメントをいただきまして、宝物がまた増えたことは、何よりも嬉しいことと思っております。

ウズマキも、今とは少し雰囲気が違いますね。
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7年前ですので、、、今よりもまだ若かった?ので、勢いというか、押し出しの強さがあるようにも思えます。
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私にとって危機的な2005年ではありましたが、正式にラザーリ師匠の弟子になれた嬉しさもあり、夢中で製作したバイオリンでした。
事情があって、手放さず、宮地楽器さんの展示品になったのですが、当時は、少し鳴りが渋くて、、「展示品がこれでは問題だね~」と、、、山本さんともよく話をしたものでしたが、でも、宮地楽器さんのイベントでプロの演奏家さんに弾いていただいたり、弦楽器フェアなどの展示会にて、たくさんの方に試奏をしていただいているうちに、少しずつ目が覚めるように響くようになっていきました。

この楽器は、7年間、たくさんの人の手で育てていただいて、ここまで成長してきたのだと思いますので、生みの親としては本当に嬉しく思っていまして、番組にて千住さんに私の楽器を弾いていただけるという話を伺った時にも、山本さんとも、「この楽器しか無いでしょう!」ということで意見も一致したのでした。

でも、番組の収録の時に山本さん、楽屋で、千住さんから、「もっと弾いてあげなきゃダメよ!」とおこられたそうです^^。。


さて、、猫ブログも少々。
最近の、シマにゃんのお気に入りは、木の削りくずを溜めてある、ビニール袋の上です。。
もっと快適な場所を、いろいろ作ってあげているはずなのに、、、なぜか、、ここが良いようです。。
なぜ?
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ミケにゃんの特徴は、猫じゃらしで遊んでいると、手が開いて、腹ばいになってしまうことでしょうか、、、。
単なる、太り過ぎかも、、。
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by violino45 | 2012-04-19 05:47 | 製作記 | Comments(14)
Commented by junjun at 2012-04-19 08:25 x
菊田さん、こんにちは。

楽器紹介有難うございます。このバイオリンには特別な思いがあるものなんですね。危機的状況ですか。。そして、その後の楽器が受賞したと話。それを、お聞きしただけでも、重みある大切な一台だと感じますが、、、楽器一つ一つにその時の特別な想い、
また製作者自身が映し出されるものなんですね。
改めてハンドメイドの楽器の魅力が伝わってきました。

いつもそうですが、菊田さんのブログを読むと、
楽器に対してもだけでなく、ものの見方、考え方も、とても刺激を受けます。有難うございます。

もうすぐ、帰国でしょうか?
ご自愛の程、素適な時間をお過ごしくださいますようお祈りいたします。
Commented by 葉月 at 2012-04-19 18:51 x
哀愁のエフ、、、
とても懐かしいです。2008年に触らせていただきました。
その節には宮地楽器さんにてとても思いで深い経験をさせて戴きました。
番組で千住さんが演奏された時には迂闊にも意識せず、
直後お友達に教えていただき、あの楽器だと知ってもう一度録画をしみじみ見直しました。
いろいろな方々に演奏されている、特別な楽器になりましたね。
もっと弾いてあげなければ、という千住さんのお言葉、
少しのご縁があっただけな私なのに嬉しく響きました。
大阪では私のお友達も試奏させていただくそうです。どのような感想が聴けるかとても楽しみです♪

帰国間際に失礼いたしました。お気をつけておいでくださいね。
Commented by ゆきこ at 2012-04-19 19:39 x
シマにゃんなぜ、木屑の上がいいんでしょうね。カサカサして居心地あんまりよくなさそうです(笑)

昔の文章って読み返すのって、ちょっとためらいます。ちょっと違いますけど、昔未来の自分にあてた文章を高校生のときに書いたのですが、とっても恥ずかしいことを書いたような気がして読めないのです。いつかなにかタイミングがきたら読んでみようかなと思ってます(^-^)
Commented by TAKO at 2012-04-19 20:13 x
菊田さんお久しぶりです。テレビ、拝見いたしました。実家でもみんなで見ていたそうです。妹は猫ちゃん達が見られなかったのを残念がっていました。
でも私は見ました。
奥様のタオルに猫ちゃんの刺繍がしてありましたね・・・。
Commented by りんめいママ at 2012-04-19 20:14 x
ミケにゃん、太りすぎ?じゃ、私と仲間です・・・。:(
大阪の展示会、ご成功をお祈りしています。
Commented by 菊田 at 2012-04-20 01:31 x
junjunさん、こんにちは。

そうですね、その時々、良いこともあれば、悪いこともあるのが人生で、でも、それに流されず、自分のやるべき仕事に集中したいと思ってはいるのですが、でも、作品にはその時の精神状態が微妙に現れてしまうという怖さもありますね。

でも、後から見返してみると、そうやって、危機的状況の中で暗中模索していたことが、後の製作にプラスに影響していたという痕跡が、この楽器のいたるところから発見できて、自分自身の中でも、この楽器の存在は大きいものとなっています。

こちらこそ、junjunさんからいただくコメントから、私もいろいろなことを学ばせていただいております。
今後とも、よろしくお願いいたします。

気がつけば、あと数日で帰国です。。
やはり、タイムマシンが欲しい、、かも。
Commented by 菊田 at 2012-04-20 02:12 x
葉月さん、こんにちは。

そうですね~、哀愁のエフ、、、もう7年も前のことなのですね。懐かしいです。

葉月さんからは、まさしく、その時の記事にコメントをいただいてますね。

そして、2008年には実際に触って(弾いて?)いただけて、今年は番組でご覧いただいてと、少しずつ成長していく様を見ていただけて、私も嬉しいです。

千住さんのお言葉は、ヴァイオリンという存在そのものへの愛が感じられて、嬉しいですよね。

大阪の展示会、ご友人様にお目にかかれるのを楽しみにしております。
Commented by 菊田 at 2012-04-20 03:05 x
ゆきこさん、こんにちは。
ほんとに、猫って、どう考えても快適では無さそうなところに、時々、ご満悦の表情で座っていることがあって、面白いですよね。

昔の文章は、なんとも言えない照れくささがありますよね。
私も、中学の卒業文集に書いた作文を先日読む機会があったのですが、、チョー生意気なことを書いていて、赤面だったのですが、「将来の自分のために、今生きている時間を犠牲にしてはいけない。」などと書いてあって、なるほどと、妙に納得してしまうこともありました。

ゆきこさんも、ぜひ、この機会に??その手紙を読んでみてくださいませ。。
Commented by 菊田 at 2012-04-20 03:22 x
TAKOさん、こんにちは。
こちらこそ大変ご無沙汰しております。
お父様とは、時々、お会いしてますが、、^^。

TAKOさんとは、まさしく、2005年に初めてお会いしたんですよね。
あの時、ニス塗り途中の楽器をご覧いただいたと思うのですが、あの楽器は、今回ご紹介したバイオリンの一台前、25番目の楽器でした。
あれから7年、、早いものですね。。

番組の取材の時は、シマにゃんもミケにゃんも、ソファの下に隠れてしまって出てこなかったのでした、、、。

猫ちゃんの刺繍、よく気がつかれましたね、、さすがです。
あのタオルは、私が冷や汗をかいた時のために用意されていたのでした、、^^。
Commented by 菊田 at 2012-04-20 03:24 x
りんめいママさん、こんにちは。

いえいえ、私の方が、最近は仲間になりつつあって、、
ミケにゃん、ちょっと心配なので少しダイエットをお勧めしているのですが、、説得力が無いらしく、、なかなか聞き入れてくれないのです。

大阪の展示会では、楽しんできたいと思っております。
たぶん、時差ボケでメロメロかもしれませんが、、@_@。。
Commented at 2012-04-20 21:10 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kan at 2012-04-20 22:32 x
ヴァイオリンそれぞれに表情があるんですね。
なるほど・・・気持ちが出ちゃうんですね。
顔作りは緊張しますね。

今日のニュースで、蜘蛛の糸1万本で弦を作ると
すごい良い音がすると言ってました。
どれだけの蜘蛛を飼えばよいか・・・ぞっとしますけど。
以前、部屋の中に脚の長いのがいたのですが、
見ないふりしてほっといて寝たら、夜中に
「痛い!」腕を噛まれました。次の日もつねられたような
痛みがずっとあって、それから蜘蛛は苦手です。



Commented by 菊田 at 2012-04-21 07:13 x
非公開コメント様、こんにちは^^。

温かいコメントをありがとうございます。
年月を重ねたものの強さ、、私も、まったくその通りだと、思います。

ほんとうに、バイオリンも、人生も、奥が深くて面白いものですよね。

ありがとうございました。
Commented by 菊田 at 2012-04-21 07:39 x
kanさん、こんにちは。
そうですね、、、エフは特に、目玉もあるので、バイオリンの顔に見えてしまうんですよね。

イタリア人も、この部分は、「オッキオ(目玉)」と呼んでいますし、、。

kanさんのお仕事も、まさしく表情作りが大切ですよね。

蜘蛛の糸の弦、、、なんだかすごい話ですよね。
どうやって1万本集めるのか、、、その様子が見てみたいものですが、どんな音がするのかも興味深いですね。

そうですか~、足の長い蜘蛛が、、、
それは災難でしたね。
苦手にもなりますよね~。。

製作家にとって、蜘蛛は、木食い虫の侵入を防いでくれたりするので、味方でもあるのですが、、でも、噛む蜘蛛は、、いやですね~。。

ちなみに、クレモナって、サソリが居るんですよ。。。

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