ミッテンバルトの楽器を録音しました。

大変遅くなってしまいましたが、ミッテンバルトのコンクールに参加した私たち3人の楽器の音を録音しました。

演奏は、おなじみになりました、高橋明さんにお願いしました。
曲は、クライスラー作曲の、「序奏とアレグロ」の序奏の部分の冒頭です。
今回は、少し派手目の選曲にしてみましたが、3台の楽器ということで、、高橋さんも少しお疲れ気味?でしょうか、、。(いつもすみませんです。)

この3台の楽器、ほぼ同時期に完成して、コンクールに参加して、戻ってきたばかりの状態ですので、こうして比較できるのは貴重な機会となりました。

3台の違い、聴き比べてみてくださいませ。

では、まずは20位だった私の楽器です。


次は、高橋明さんの、4位を獲得した楽器です。


続いて、9位という成績でした百瀬さんの楽器です。


いかがでしょうか、、、録音という限られた情報量の中でも、微妙な音色の違いを感じていただけましたでしょうか?

最後に、私の楽器の写真を少しご覧くださいませ。
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ご覧いただき、ありがとうございました。
製作記なども、また引き続きご紹介していきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

by violino45 | 2010-07-10 06:49 | 動画 | Comments(20)

Commented by ko-usagi at 2010-07-10 08:43 x
わたしでも音色の違いがすこーしだけわかります!!
もっと聴かせていただきたいです。

菊田さんのヴァイオリン、前に聴かせていただいたのよりより力強い感じがするのは、「クライスラーさん」のせいでしょうか。

在独中に、ミッテンヴァルトは二回いきました〜
大好きな町です。山が美しいし、中世の街並と、お店も質が高いですよね。
また、ヴァイオリンのみならず他の伝統工芸はあそこでは息づいていました。
懐かしくて、またしても「ホームシック」になりそうです。
Commented by aloha^^/ at 2010-07-10 16:38 x
製作者の方々のは、それぞれに特有の音色があり、これから弾きこまれてどんな音色に成長していくのかとても楽しみですね。
同じような体型でも十台十色なのが、とても面白いです。
Commented by 菊田 at 2010-07-10 18:03 x
ko-usagiさん、こんにちは。
音色の違いを分かっていただけて、嬉しいです。。

そうですね~、、クライスラーさんのこの曲は、曲調的に、自然に力強くなってしまいますよね。
でも、確かに、この楽器は、いままでの楽器よりも音が前に出やすい、明るい音色かもしれませんです。
弦も、トマスティークの新製品、ピーターインフェルドを使ったということもあるのですが、、。

ミッテンバルト、、いいですよね~。
おっしゃるとおり、メイン通りに並んでいるお店が、それぞれにきれいで個性的で、散歩しているだけで楽しくなりますよね。。
ぜひまた、クレモナとともに、旅行されてくださいね。。
Commented by 菊田 at 2010-07-10 18:11 x
aloha^^/さん、こんにちは。
そうですね~、皆、同じような材料を使って、製作方法もほとんど変わらずに製作しているのですが、製作者によって音の個性が出てくるのはとても興味深いことだと思います。

面白いのは、私が自分の楽器に足りないと感じている部分が高橋さんの楽器には存在して、またその逆もあったりで、でも、どうしてそうなるのか、お互いに具体的には思いつかないという状況だったりします。

人間は、自分自身の性格を分かっているようで、でも、100%把握できていないと思うのですが、楽器製作には、そういう部分も無意識のうちに反映されていまうのかもしれませんね。
Commented by kyoko at 2010-07-11 16:01 x
こんなにも同じヴァイオリンに微妙な音の違いがあるとは!驚きました。
菊田さんのヴァイオリンの、低い音の丸さと云うか音の奥行きって云うか広がりにジ~ンとしました(素人なのに、すみません)
どのヴァイオリンも、それぞれ凛としてキレイな音色だな~。
それと・・・お誕生日、おめでとうございます。これからの一年も実り多き日々におられますように。遠い日本からお祈りしております。
Commented by じゃまざく at 2010-07-11 21:46 x
ごぶさたしております。
久々に、菊田さんの楽器の音を堪能しました。
三者三様、どの楽器も良いところがあると思うのですが、
今回の菊田さんの楽器の、濃ゆい音なのに音が広がっていくような感じが
特に好きです。

いつもは中低音のやわらかい感じが心地よいのですが、
今回の楽器に関しては高音が。
曲のせいもあるかもしれませんが。
いや~、本当に、良い音をご馳走様でした(笑)
Commented by 菊田 at 2010-07-11 23:52 x
kyokoさん、こんにちは。
そうですよね~、楽器の音って、一台一台ほんとうに微妙に違いますよね。
録音では、なかなか伝わらない部分もあるのですが、逆に、録音だからこそ、その違いを感じることができる部分もあって、面白いですね。

誕生日、、ありがとうございます。
あとどれくらいの時間、バイオリン製作できるのか想像もできませんが、一日一日を大切にして、1台でも良い楽器を製作できるように精進していきたいと思っています。
Commented by 菊田 at 2010-07-11 23:58 x
じゃまざくさん、こんにちは。
三者三様の音の違いを楽しんでいただけたのでしたら、なによりです。

なるほど、、高音が、、、。
この曲は、高音の一音一音のハイテンションな感じが魅力ではありますので、そこを気に入っていただけたのでしたら、嬉しいです。

もしかしたら、今回初めて試したピーターインフェルドのおかげかもですね。
なんといっても、E線がプラチナメッキですから、、、。
Commented by かとう at 2010-07-13 18:49 x
菊田さん、こんばんは。
今回の楽器、裏板の虎目にアクセントがあって面白いですね〜

さてさて、動画の方は、高橋さん、さすがにご自分の楽器を演奏されているときが一番弾き慣れていらっしゃるようにお見受けしましたが、それでもお三方の楽器それぞれに個性があり、違いがありますね。
また、以前にアップされた動画と比べると、今回は残響が少なめに感じました。
映像に映っていない所に、家具や置物等が増えて来て、工房としての環境が充実してきているのかな、と勝手に想像したりして・・・^^

ちなみに、今回はピーターインフェルドを張られたそうですが、今までの楽器では、どんな弦を使って調整される事が多かったですか?
やっぱり、定番のドミナントやオリーブでしょうか??
Commented by 菊田 at 2010-07-14 06:43 x
かとうさん、こんにちは。
そうですね~、一糸乱れの無い整然としたトラ杢も美しいですが、こういう変化のある材料もとても魅力的だと思っています。

はい、高橋さんも、3台の楽器を均等に演奏するのは大変だったことと思います。
3台でも大変なのに、コンクールでは100台もの楽器を審査するのですから、、、想像するだけでも気が遠くなりそうですよね。

工房の残響は、昨年のアマティモデルの時にくらべて、別の部屋のように少なくなりましたです。

壁も増設しましたし、、、作業台や、いろいろなものが響きを吸収しているのだと思います。

弦ですが、楽器が最初に完成した時に張るのは、やはりドミナントです。
スタンダード、というか、やはり耳慣れた弦で最初にチェックするのは重要ですので。
コンクールの場合は、そこから、その楽器にもっともマッチする弦を探すために、いろいろ試しますが、お客様に納品する場合は、あまり個性的な弦は避けるようにしています。

お客様には、まずスタンダードな弦で楽器そのものの音を感じていただき、そのうえで、お客様の好みや演奏スタイルに合った弦を選択していただくことが大切だと思うからです。
Commented by りんめいママ at 2010-07-19 22:37 x
何回も聞き比べてみました。菊田さんと、高橋さんのヴァイオリンには、共通点も多いような気がします。これからも、お二人で切磋琢磨されて、良い楽器を作ってください。

リンリンもコンクールの準備、四重奏の練習にとがんばっています。
Commented by 菊田 at 2010-07-20 06:50 x
りんめいママさん、こんにちは。
何度もお聴きいただき、ありがとうございます。

そうですね、私の師匠のラザーリさんも、高橋さんの師匠のアジナーリさんも、モラッシーさんの弟子ですので、基本的な製作方法は同じなのですが、でも、音に関わる部分はそれぞれの独自研究によるところも大きいですので、そのあたりが微妙に個性となって現れつつ、でも、基本的な方向性には大きな違いは無いという感じだと思います。

これからも、お互いの良いところを吸収しつつ歩み寄ったり、独自路線で突っ走ったり、いろいろあるかもしれませんが、でも、いつも、さらに良い楽器を作るという姿勢には変わりなく、進んでいきたいと思っています。

リンリンちゃん、コンクールも近いのですね。
クレモナから応援していますので、がんばってくださいね。
Commented by りんめいママ at 2010-07-22 09:54 x
リンリンの先生にも聞き比べてもらいました。菊田さんのヴァイオリンは音が明るく、ストラドに近い。高橋さんのヴァイオリンは、グァルネリのような音だというコメントでした。
Commented by 菊田 at 2010-07-23 14:54 x
りんめいママさん、こんにちは。
そうですか~、、先生にも聴いていただき、、恐縮ですが、、嬉しいです。
ありがとうございます。

2大巨匠に例えていただき、さらに恐縮ですが、まさしく、私の楽器は高音がキラキラした感じで、高橋さんの楽器は中低音が太くて温かい音色ですね。

ストラド、ガルネリの域には及びませんが、でも、新作の段階からこうした個性が現れるのは、興味深いところですね。

これからも、機会があれば、こうした比較も続けていきたいと思っています。

先生にもよろしくお伝えください。
Commented by hilo at 2010-08-19 21:39 x
菊田さんの楽器は大きくて明るい音、高橋さんの楽器は音は大きくないけどバランスがとても良く、百瀬さんの楽器は少し音が硬い感じが録音から感じました。一般的にドイツの楽器って重たくて少し陰のあるダークな音がするイメージなんですが、もしかすると菊田さんの楽器はお国柄に合わなかったのかな~なんて勝手に理屈付けてます。

イタリアの楽器を見ているうちに、私もしっとりとした音色よりも明るくてパリッとした音を好むようになって来ました。今回の菊田さんの楽器の音色も私は好きですよ~。
Commented by たか at 2010-08-20 13:07 x
菊田さん、こんにちは。
何回も聞かせていただきました♪
明るく、力強く、ビロードの様な音色で、未来のストラディヴァリウスを感じました。
アマティモデルの音とはまた違った魅力がありますね。
今度は菊田さんのガルネリモデルの音が聞きたくなりました!
Commented by 菊田 at 2010-08-21 19:09 x
hiloさん、こんにちは。
聴いていただき、また精密な分析をありがとうございます。

そうですね~、お国柄というのも、興味深い分析ポイントではありますね。
精神的なことは置いておいても、たとえば言語によって耳の特性も微妙に変わってきたり、気候の違いや建物の構造など、日頃から親しむ音にも違いがあるのかもしれませんね。

もちろん、そういうことを防ぐ意味でも、審査員は世界中から選ばれるわけなのですが、、。

私も、どちらかというと明るい音色が好きで、そういう楽器製作を目指しているのですが、究極的には、やはりどんな音楽を演奏しても違和感の無い、懐の深い楽器を製作できたら理想かなと思っています。
Commented by 菊田 at 2010-08-21 19:17 x
たかさん、こんにちは。
何度も聴いていただき、ありがとうございます。

ビロードのような音色、、嬉しいです。
ビロードって、ほかには無い質感、手触りがありますよね。
理想的なバイオリンの音色を表すのに、良い表現ですね。。

ビロードって、ベルベットと同じ意味ですよね。
ベルベット・イースター、、とても好きな曲です、、(関係ないですが、、)

ガルネリモデル、完成しましたら、また明君にお願いして録音しますので、、楽しみにしていてくださいね。。
Commented by Yです(^^) at 2010-08-22 15:34 x
ベルベット・イースターに反応してしまいました~(荒井由実ですよね?)
私も大大大好きな曲なので、菊田さんもお好きだとわかって嬉しくて!
アマゾンで試聴してきたらもうやたら懐かしくなってしまい、
買ってしまいそうです。たぶん買います♪♪

思い出させて頂きありがとうございました。

音色の違い、(最後になってスミマセン)・・・
全部ステキに聞こえてしまうのですが、、・・・(^^ゞ
お三方の楽器それぞれの音を聴き比べできるなんて、とても幸せな事だと思います。

ありがとうございましたm(__)m
Commented by 菊田 at 2010-08-22 17:56 x
Yさん、こんにちは。
こちらでは、お久しぶりです。。

ベルベット・イースターに反応していただき嬉しいです、ありがとうございます。。
ユーミンさんの、ファーストアルバム「ひこうき雲」のB面の一曲目ですね。
このアルバム、発売されたのが1973年ですから、、、37年前?

タイトル曲の「ひこうき雲」とともに、何十年経ってもまったく古くならない、その普遍的なセンスは、ほんとうに凄いと思ってしまいます。

バックミュージシャンの凄さもあると思うのですが、、それを書き出すと、限りなくマニアックな世界に突入してしまうので、、このへんで。

バイオリンの音も聴いていただき、ありがとうございます。
そうですね~、楽器の音って、それぞれに良いところがあって、比較できるものではありませんよね。

演奏者の方との相性がぴったり合えば、それが一番なのかもしれませんです。
でも、それが一番難しいことだったりもしますが、、、。
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