弦楽器フェアに向けての試奏会 & 新作楽器の紹介動画

11月4日から開催の、「弦楽器フェア2016」が迫ってきました。

あらためて、宮地楽器さんの特設サイトをご紹介させていただきます。
弦楽器フェアの詳しい説明、そして、参加する製作者5人のプロフィール、半生などが分かりやすく紹介されていますので、ぜひご覧下さい。
http://strings.miyajimusic.jp/gengakki_fair/2016.php

さて、宮地楽器ブースにクレモナから参加する4名(菊田、高橋、百瀬、西村)の、展示作品が仕上がってきましたので、各自持ち寄り、試奏、意見交換をする会を開きました。

参加者は、
〈後列〉、百瀬裕明さん、高橋明さん、菊田、根本和音さん。
〈前列〉、西村翔太郎さん、輪野光星さん、吉田朗子さんです。

輪野さんには試奏係とともに、私の楽器の録音もお願いしました。
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試奏の前に、とりあえず楽器を見ながら雑談が始まってしまうのが、製作者同士の集まりです。
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楽器を手に、こうして意見交換をすることは、若い製作者にとって、よい勉強の機会になることはもちろんですが、私たち中堅?(気持ちは若手)にとっても、常に新しい発見のある、とても貴重な時間になります。
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皆さん真剣です。
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なかなか終わりません。
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やっと、試奏会となります。
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こうした試奏会では、皆、それぞれの楽器の音を聴き取って、自分の楽器との違いを感じて、安心したり、危機感を持ったりという時間になりますが、言葉少なに集中することが大切だと、個人的には思っています。

その音の違いが、その場の調整で改善できるものだったり、削り方を変えるべきものだったり、材料の選択まで遡って考えるべきものだったり、いろいろですが、言葉では説明できないことがほとんどですので、まずは、集中して音の違いを聴き取り、記憶して、次の楽器製作へのヒントとすることが大切だと思います。

もちろん、アドバイスを貰うことも重要ですし、意見交換することで、1人で作業しているだけでは気が付けない問題点を再発見できたりするのが、試奏会の良い所だと思います。
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明さんにも弾いていただきました。
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なかなか、こうして皆で揃う機会は少ないですが、老若男女関係なく、皆で切磋琢磨しながら、良い楽器を生み出す努力をしています。

ぜひ、弦楽器フェアでは、私達の楽器を御試奏いただければ嬉しいです。
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さて、試奏会に先立って、輪野さんに私のヴァイオリン2台を演奏いただきましたので、動画にてご紹介いたします。

1台目は、つい先日、ホワイトでご紹介しましたヴァイオリンですが、記憶が新しいうちにということで、まずこの楽器をご紹介します。

曲は、前回と同じ、パラディス作曲の、シチリアーノです。



いつも、楽器が完成してから録音まで、十分な時間を取れないのですが、今回も、弦を張った翌日の録音となってしまい、楽器が十分に馴染んでいるとは言えない状態でしたが、とりあえず、元気に鳴ってくれたので安心していますし、こうして、生まれたての状態の音を記録しておくことは、後々、貴重な音源になるのではと思っております。

もう一台の楽器は、9月に、モンドムジカ前にホワイトでご紹介した楽器です。
こちらも、同じタイミングで完成しましたので、弦を張って1日目の状態です。



輪野さん、いつもありがとうございます。
今年はたくさん楽器を弾いていただきました。
来年も、よろしくお願いします。
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さて、長い記事になりましたが、今回動画でアップしました楽器の写真をご紹介します。
まず、1台目となります。

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続いて、2台目の楽器です。
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長文ご覧いただき、ありがとうございました。
楽器と共に、弦楽器フェアでお目にかかれますのを楽しみにしております。
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# by violino45 | 2016-10-26 13:23 | 製作記 | Comments(0)

弦楽器フェア & ホワイトヴァイオリン

2007年から参加させていただいております弦楽器フェア、今年は10回目となりました。
この10年間で、参加メンバーが変わったり、いろいろ変化がありましたが、順調に継続して来られたのは、私達の楽器をたくさん御試奏いただいたお客様のおかげと感謝しております。

今年は、3年ぶりに天野年員さんも参加されることとなりました。
その他のメンバーは、昨年同様、菊田浩、高橋明さん、百瀬裕明さん、西村翔太郎さんです。

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11月4日(金)~6日(日)、東京九段下、科学技術館での開催です。
宮地楽器さんのブースにて皆様にお目にかかれますことを、スタッフ一同、心よりお待ちしております。

宮地楽器さんのサイトで、弦楽器フェアについて詳しく紹介いただいております。
http://strings.miyajimusic.jp/gengakki_fair/2016.php

さて、タイトルにも書きましたが、先日動画でご紹介したホワイトヴァイオリンの他に、もう一台、ホワイトで完成しておりましたので、遅くなりましたが、動画と写真でご紹介させていただきます。

今回、新しい試みというほどではないのですが、BGMは、私自身がギターで演奏しております。
演奏と言っても、、、適当に分散和音を弾いているだけのアドリブなので、お耳汚しなのですが、曲はともかく、、楽器の収録技法などいろいろ試していく中での一つの形としてトライしてみました。



引き続き、写真にてご紹介させていただきます。
A.Stradivari 1705年モデルで製作しました。
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裏板は、素直な、優しい感じのトラ杢のカエデを使いました。
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表板は、少し年輪が幅広い材料を使いました。
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コーナー部分の仕上げです。
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ウズマキは、ストラディバリのスタイル、そして師匠からの教えを追求しながら、自分自身の個性も少しずつ盛り込んでいければと思っておりますが、なかなか難しく、いつも課題ばかりが増えていきます。
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先日ご紹介しました、隣の窓の猫ちゃんたち、元気です。
窓越しに、遊んでおります。
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ミケにゃん、少しすねてるかな?
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# by violino45 | 2016-10-20 17:09 | 製作記 | Comments(2)

新作ヴァイオリン 動画でご紹介

7月頃にホワイトでご紹介しましたヴァイオリンが完成しました。
今回も、輪野光星さんに演奏をお願いしました。

新しい試みとして、新曲を弾いていただきました。
パラディス作曲の、シチリアーノです。



いかがでしょうか? 歌うような旋律で、ヴァイオリンの音色が分かりやすい曲ではないかと思います。

今回も、数日前に弦を張ったばかりのヴァイオリンの、生まれたての音色ではありますが、輪野さんに情感を込めて演奏いただけて、楽器もよく歌っているように感じました。

もう1曲、いつも弾いていただいている、バッハの無伴奏パルティータの二番です。



輪野さん、いつも素敵な演奏をありがとうございます。


では、写真にて、楽器をご紹介させていただきます。
A.ストラディヴァリ、1705年モデルです。
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裏板は、少し変化のあるトラ杢の1枚板を使いました。
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エフは、アマティ的な柔らかさと、ストラディバリのシャープなラインを目指しています。
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ウズマキは、イタリアの楽器らしい柔らかい雰囲気を持ちつつ、精密さとの両立が難しいところです。
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この楽器は、すでにお客様の元にお届けしておりまして、元気に音楽を奏でていると思います。
弦楽器フェアに出展する楽器は、またあらためてご紹介させていただきます。
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さて、今年の夏頃から、隣の部屋の窓に、猫ちゃんの姿が見えるようになりました。
私達がベランダに出ると、物音を聞きつけて、窓際に来ます。
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最初は、謎の猫ちゃんズだったのですが、いろいろ話を聞くと、かわいそうな身の上だったところを保護された子達のようです。
今は、可愛がってもらえてるようで、なによりです。
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ミケにゃんは、特に興味はなさそうです。。
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# by violino45 | 2016-10-10 07:36 | 製作記 | Comments(2)

モンドムジカ終了しました。

クレモナモンドムジカ、無事に終了いたしました。
毎年、同じような記事になってしまいますが、写真にて少しご紹介いたします。
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今年も、宮地楽器スタッフの山本さん、そして御子柴さんが買い付けに来られました。
この製作者さんは、ゴンザロ・バヨロさん、2012年のトリエンナーレ・コンクールでの3位受賞をはじめ、多くのコンクールで受賞を重ねているスペインのマエストロです。
数年前から、宮地楽器さんでも販売されています。
http://strings.miyajimusic.jp/item/GonzaloBayolo/
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バロック弓を試奏中の御子柴さん。
最近の宮地楽器では、バロック弓の販売にも力を入れているそうです。
http://strings.miyajimusic.jp/handmade_ins.php#bow
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会場でも、以前より、バロック楽器の展示が多いような気がしました。
こちらは、ヴィオラ・ダ・ガンバの新作楽器です。
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コントラバスも並んでますね。
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チェロも並んでます。
右端の白い楽器が気になりますが、、、。
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オールドの楽器をたくさん見られるのも、モンドムジカの楽しみです。
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毎年、工夫を凝らした展示が目を引きます。
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カラフルな肩当てや、、
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こちらは、ニス用の顔料や、調合のための道具です。
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カーボンのヴァイオリンも、増えてきたような気がします。
製作者としては、気になる存在です。
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材料を見る目は、やはり真剣になってしまいますね。
数ヶ月かけて製作する楽器の音色を決める、大切な要素ですので。
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こちらは、いつも演奏をお願いしている輪野光星さんと、毎年弦楽器フェアで一緒に展示している百瀬裕明さんです。やはり目が真剣です。
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と言いつつ、悩みながら選ぶのも楽しい時間ではありますね。
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モンドムジカでは、近年、ヴァイオリン系以外の楽器の展示も増えています。
こちらは、ピアノコーナーでの1台、前衛的なスタイルで目を引いていました。
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シェーカーなどの打楽器や、、
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カホンというんでしたっけ? ノリノリで叩いてました。
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ウクレレも目立ってました。
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そして、今年から大きくスペースを取っていたのが、ギター関係のブースです。
こちらは、有名どころの、テイラー・ギター。
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そして、マーチン・ギターのブースです。
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まさか、クレモナでマーチン・ギターのブースを見る日が来るとは、想像もしていませんでしたので、嬉しい驚きでした。
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ギターを見ている時が、一番嬉しそうですね。。
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長文ご覧いただき、ありがとうございました。

モンドムジカも無事終わり、一ヶ月後にはいよいよ弦楽器フェアとなりました。
今年は11月4日(金)~6日(日)、東京九段下、科学技術館での開催です。
いつものように、宮地楽器さんのブースにてお待ちしております。

フェアに先立って、宮地楽器さんのサイトで、特設ページとしてご紹介いただきました。
こちらでご覧下さいませ。
http://strings.miyajimusic.jp/gengakki_fair/2016.php

会場にて、みなさまにお目にかかれますのを楽しみにしております。
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# by violino45 | 2016-10-04 06:18 | 日記 | Comments(4)

ホワイトヴァイオリン、写真と動画でご紹介。

アーチの完成までご紹介してきた製作動画ですが、滞っておりまして、すみません。

撮影は、地道に進めているのですが、編集やアップロード作業にかかる時間が大きく、本来の楽器製作に影響してしまっては本末転倒になってしまいますので、時間の余裕があるときに、またご紹介させていただく予定です。

という状況の中、今まで動画でご紹介していた楽器がホワイトで完成してしまいましたので、いつものように写真にてご紹介いたしますが、今回、一つの試みとして、ホワイトヴァイオリンを紹介する動画を作成してみましたので、ご覧下さいませ。

撮影も編集も拙い動画ですが、楽器製作の世界をより身近に感じていただけるようにご紹介してきました製作動画の一端として、実験的に試作してみました。
楽器をターンテーブルで回転させての撮影でしたが、性能が十分でないため、途中、動きがぎくしゃくしておりまして、見苦しくてすみませんです。

あと、無音ではさすがに寂しいので、著作権フリーの音楽をお借りしました。
2分30秒ほどの動画となっております。


ご試聴いただき、ありがとうございました。
今後も、いろいろな形式で、楽器製作の世界を御紹介していければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

さて、以下は、いつもどおり、写真でのご紹介となります。
この楽器は、11月の弦楽器フェアにて、展示させていただく予定です。

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2枚板の裏板、少し特徴のあるトラ杢の材料です。
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動画でご紹介したとおり、少しアマティ風な柔らかいエフは、ラザーリ師匠から習ったモデルです。
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コーナー部分の仕上げです。
精密さと柔らかさの調和を目指していますが、難しいポイントです。
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ウズマキは、どの角度から見ても調和の取れた姿を目指していますが、動画でクローズアップでご紹介するのはヒヤヒヤものです。
いずれにしてもハードルが高いですが、写真のほうが、気持ちが少し楽です。
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これから秋にむけて、慌ただしい季節となっていきますが、可能な限り、ブログのアップも続けていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

整理中のCDを枕にして御満悦の表情のミケにゃんですが、、痛くないですか?
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# by violino45 | 2016-09-23 07:13 | 製作記 | Comments(7)

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