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池袋の展示会、無事終了しました。

5月20日~21日と開催されました、「日本バイオリン製作研究会 春の展示会」が無事に終わりました。
真夏のように暑い二日間、たくさんのお客様にご来場いただき、まことにありがとうございました。

今回は、クレモナから3人で参加させていただきました。
左から、根本和音さん、菊田、高橋明さんです。
根本さんは、10代半ばからクレモナで修業されて、まだ20代半ばですが、将来有望と期待されている製作者仲間です。
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二日間とも、大勢のお客様にご来場いただき、賑わいました。
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私はヴァイオリン3台とビオラ1台を展示させていただきました。
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最新作のヴァイオリンです、4月に完成ばかりの楽器で、今回の展示会が初のお披露目となりました。
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2011年のヴァイオリンです、宮地楽器さんのイベントでは、ファーストヴァイオリンとして演奏いただいた楽器です。
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そして2005年のヴァイオリン、イベントではセカンドヴァイオリンとして演奏いただきました。
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2006年のビオラです、このビオラもカルテットで演奏いただいた楽器です。
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展示楽器を使用したリサイタルは、製作者にとって、とても貴重な経験となる時間です。
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今年は、三澤裕美子さんに演奏いただきました。
製作研究会のリサイタルでは、何度も出演いただいておりますが、今回も、とても素晴らしい演奏をご披露いただきました。
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製作者にとって、自身の楽器が、プロ奏者による演奏で会場に響く瞬間は、やはり何度経験しても嬉しいものです。
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私は、4月に完成したばかりの最新作を演奏いただきました。
ニスの乾燥もままならない、赤ちゃんのような楽器ですが、どのように響くのか聴いてみたかったのです。
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三澤さんの演奏によって、元気な声を響かせていただきました。
製作者として、とても感動的な時間でした。
素敵な演奏をありがとうございました。
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高橋明さんが15年前に製作された、カノン砲のコピー楽器も久しぶりにお披露目されました。
試奏リサイタルでは、まさにカノンという感じで鳴り響いておりました。
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2日間、ご来場いただいたお客様には、たくさん楽器を試奏いただき、ありがとうございました。
とても楽しい時間を過ごさせていただくとともに、まだまだ勉強すべき点が多々あることを、あらためて実感できた展示会となりました。
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まだヴァイオリンを始めたばかりという方との出会いも嬉しいものですし、製作者を志している若い人たちとの語らいの時間も、私にとって、とても貴重で楽しい時間です。
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今回、宮地楽器さんには試奏弓をご提供いただき、また、スタッフの平山彩子さんには展示のサポートをいただきました。あらためて感謝申し上げます。

クレモナから参加した3人にとって、貴重な経験となった二日間でした。
また次回、お目にかかれます日を楽しみにしております。
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by violino45 | 2017-05-21 22:57 | 日記 | Comments(2)

5月20日(土)~21日(日)、池袋の展示会でお待ちしています。


日本ヴァイオリン製作研究会 春の展示会

日時:5月20日(土)~5月21日(日) 両日とも10時~16時30分 ☆入場は無料です☆
場所:アカデミーホール(セイコーサンシャインビル B1) 東京都豊島区東池袋1-30-6  
   ☆池袋駅東口から徒歩10分です☆

展示作品による試奏コンサート(無伴奏)が開催されます。
5月20日(土) 
〈ビオラ〉    11:30~ 演奏:石川 暁さん、
〈ヴァイオリン〉 13:00~、15:00~ 演奏:三澤 裕美子さん
5月21日(日)
〈ヴァイオリン〉 11:00~、13:00~ 演奏:三澤 裕美子さん

私のヴァイオリンは、21日の日曜日、13時からの部で三澤 裕美子さんに試奏いただく予定です。

この展示会では、先日のチェロは展示いたしませんが、カルテットで演奏いただいたヴァイオリン2台とビオラ、そして、もう1台、最新作ヴァイオリンを展示させていただく予定です。

今回は、久しぶりに高橋明さんも参加されます。
あと、クレモナからは、将来有望な若手製作家、根本和音さんも参加されますので、ぜひ、この機会に私たちの楽器を御試奏いただければ嬉しいです。
会場にて、お目にかかれますのを楽しみにしております。

昨年の、展示風景です。
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広い会場で、ゆっくりと楽器をご覧いただけます。
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展示予定の最新作ヴァイオリンと、2005年のヴァイオリンは、こちらのブログの記事で動画とともに詳しくご紹介しておりますので、ぜひご覧くださいませ。
http://violino45.exblog.jp/24133796/

4台の楽器とともに、皆様のご来場をお待ちしております。
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by violino45 | 2017-05-15 22:32 | お知らせ | Comments(2)

宮地楽器さんでの演奏会、無事に終わりました!(長文です)

今年、創業100周年を迎えた宮地楽器さん、数々の記念イベントが催されておりますが、ゴールデンウィーク期間は「弦楽器フェア」と題して、様々なイベントとセールが開催されました。

その最終日の5月7日、私が製作した弦楽器5台を使用した演奏会を企画していただきました。
ヴァイオリン3台とビオラ、そしてチェロを使用しての、弦楽四重奏を中心としたリサイタルで、製作者にとって限りなく光栄で嬉しいイベントとなりました。

素晴らしい演奏をご披露いただきました演奏家の皆様、そして温かい拍手で盛り上げていただいた会場の皆様のおかげで、無事に演奏会を終えることができました。
 
当日の感動をブログでお伝えすることはなかなか難しいのですが、とりいそぎ、順を追って写真にてご報告させていただきます。

おかげさまで満席となり、熱気の溢れるホールでの演奏会、弦楽四重奏での開演となりました。
曲目は、モーツアルト作曲、「ディヴェルティメント K.138」より 第一楽章です。
演奏は、宮地楽器さんの音楽教室で講師をされながら、ソロ、アンサンブルと幅広い音楽活動をされている演奏家の皆様です。
普段からカルテットとしての活動もされている皆様ですので、息もぴったりです。
詳しくは後ほどご紹介させていただきます。
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司会は、今年、宮地楽器小金井店の店長になられた山本岳志さん、2007年にも同様の企画をしていただき、共にステージでトークをしたことを思い出しながらの進行となりました。
10年前と比べて、二人とも年齢を重ねましたが、基本的には何も変わらず、息が合っているのか、いないのか、良く分からないトークとなりましたが^^、、二人とも弦楽器を心から愛しているという点は、会場の皆様にも伝わったのではないかと思っております。

私は、相変わらずトークが苦手で、、途中で何を言っているのか分からなくなる瞬間が多くて申し訳ない状況でしたが、温かい客席の皆様と、山本さんのリードのおかげで、無事に最後まで終えることができました。
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続いて、4人の奏者の皆様によるソロ演奏のコーナーとなりました。
それぞれの楽器についての製作時期、成り立ち、エピソード、楽器に対する思い、などを私が解説しながらの進行となりました。
今まで、ブログなどでは書いてこなかった(書けなかった?)エピソードも、今回、思い切ってご披露しました。
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ソロ演奏のお一人目は、菅野志帆さんです。
2011年に製作したヴァイオリンを演奏いただきました。
このヴァイオリン、ラザーリ師匠の元から独立して数年後、そろそろ独自の音作りを考え始めた頃の作品でした。
私の理想とする新作ヴァイオリンの音は、生まれたての産声のような、元気で明るい、きらびやかな音質なのですが、この楽器は、それを求め過ぎて、少し過激な音質になってしまったようです。
でも、6年経過して、少し落ち着きも出てきた気もしています。
フランクのヴァイオリンソナタの一楽章を演奏いただきました。

菅野志帆さんのプロフィール(当日のプログラムより)
《国立音楽大学卒業。秋田アトリオンオーケストラ、ノール室内合奏団(札幌)のメンバーとして研鑽を積む。卒業後よりオーケストラ、室内楽、オペラ、バレエ公演等のプレーヤーとして演奏活動を行っており、これまでにヴァイオリンデュオコンサートやソロリサイタルを開催。》
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お二人目は、ヴィオラの宮下恵久子さんです。
2006年に製作した41センチのヴィオラを演奏いただきました。

この楽器は、実は、山本さんと2005年に知り合って、しばらくしてから、ご本人用の楽器として注文をいただいたヴィオラでした。
当時、とにかく過激な音色のヴィオラにして欲しいという要望をいただき、戸惑ったのですが、ヴィオラらしいふくよかな音色ではなく、どちらかというと「大きいヴァイオリン」のようなコンセプトで設計して製作したのでした。
完成当初は、そのコンセプトが行き過ぎてしまったようで、なかなか過激な、鳴らしづらいヴィオラになってしまったのですが、山本さんにオーケストラで弾き込んでいただいて10年経過して、今は、落ち着いた、太い音のヴィオラになっています。

ラフマニノフのヴォカリーズを演奏いただきました。

宮下恵久子さんのプロフィール(当日のプログラムより)
《国立音楽大学を経てハンガリー国立リスト音楽大学(ヴァイオリン専攻)卒業。在学中よりUnited Philharmonic Vienna のメンバーとして主にヨーロッパで研鑽を積む。 現在はフリーランスの奏者としてジャンルを問わず幅広く活動を行っている》

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3番目は、チェロの、永瀬惟さんです。
2003年~2014年製作のチェロを演奏いただきました。

このチェロは、2014年にブログでもご紹介しましたが、クレモナの製作学校時代にマルキ先生とともに製作して、2003年にホワイトの状態で完成したのですが、まだニス塗りが未熟で、チェロを塗る自信が無かったので、数年後、数年後、、、と思っているうちに10年が経過してしまったのでした。

2014年に、とあるきっかけをいただいた事もあり、思い立ってニス塗りをして完成させたチェロでした。
楽器そのものは、マルキ先生のスタイルで製作し、ニスは、ラザーリ師匠に習った方法で塗った、珍しい楽器となりましたが、ホワイトの状態で10年間乾燥させたこともあり、最初から良く響く楽器となりました。

フォーレの「夢のあとに」を演奏いただきました。

永瀬惟さんのプロフィール(当日のプログラムより)
《4歳からチェロを始める。国立音楽大学卒業、室内楽コース終了。 第10回日本アンサンブルコンクール入選、第10回大阪国際音楽コンクール室内楽の部入選。 これまでにチェロを、長瀬冬嵐、寺島都志子、藤森亮一の各氏、室内楽を漆原啓子、徳永二男の各氏に師事。》

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4番目は、松永真理子さんです。
2005年に製作したヴァイオリンを演奏いただきました。
この楽器は、まさしくラザーリ師匠の元で修業中、無我夢中で製作していた時期のものです。

実は、完成した楽器に技術的なトラブルを発見してしまい、販売することができなくなって、途方に暮れたのですが、山本さんから、展示見本楽器としたらどうか?という提案をいただき、宮地楽器さんとのご縁が深くなるきっかけとなった楽器でした。
この楽器のおかげで、無名だった私の楽器も少しずつ知っていただけるようになり、この一年後には、ヴィエニアフスキーコンクールでの優勝など、幸運が舞い込むきっかけともなった、とても思い出深い楽器です。

モンティのチャールダーシュを演奏いただきました。 

松永真理子さんのプロフィール(当日のプログラムより)
《国立音楽大学卒業。在学中に学内ソロ、室内楽演奏会等に参加。 市民オーケストラとの協演をはじめ、オーケストラ、室内楽、ソロ演奏、テーマパークの演奏を担当。 クラシックからポピュラー、Jazz等、幅広く演奏活動を行う》

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ピアノ伴奏は、木島亮子さんでした。
素敵な演奏をありがとうございました。

木島亮子さんのプロフィール(当日のプログラムより)
《慶応義塾大学卒業。桐朋学園大学カレッジディプロマコース・ピアノ専攻一年次修了。 ピティナピアノコンペティション金賞受賞。 山本直純氏の指揮でオーケストラと共演。 ピアノを古村義尚、奈良場恒美、ラファエル・ゲーラ、室内楽を和波孝禧の各氏に師事。》
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休憩をはさみ、後半のスタートは、ヴァイオリン3台による音色の比較コーナーです。
前半に演奏いただいた、2005年、2011年のヴァイオリンに加え、4月に完成したばかりの最新作も試奏いただきました。
左から、2017年、2011年、2005年のヴァイオリンです。
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演奏いただいたのは、松永真理子さんです。
2005年から、年代順に演奏していただきました。

製作した時期によって、いろいろな事を試しながら音作りをしていますので、もともと持って生まれた音色が異なっていて、単純に年代の比較はできないのですが、でも、やはり、新しい楽器になるにつれて、声が若いという印象ですし、10年以上経過している2005年の楽器は、奥行きを感じる音に変化してきたように感じました。
いずれにしても、まだまだ成長過程にある楽器同士での比較ですし、オールドの楽器のような、深みのある音色に成長するには、まだまだ時間が必要と思いました。

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緊張の中にも、山本さんの笑えるネタ振りのおかげで、楽しい時間を過ごさせていただきました。
完成したばかりの最新作も、予想以上に良く響く楽器で、会場からも高評価をいただきました。
ただ、まだまだ若い声なので、今回のような無伴奏でのゆったりした曲では美しく響くのですが、カルテットの中で、百戦錬磨の兄弟楽器と対等に渡り合うには、まだまだ時間が必要ではないかと、製作者として感じました。
でも、将来がとても楽しみな楽器ですので、皆様にも聴いていただけて、嬉しかったです。
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さて、後半の演奏会のスタートは、菅野志帆さんと松永真理子さんによる演奏で、バッハの「2台のヴァイオリンのための協奏曲」より、第一楽章です。
楽器は、前半のソロと同じく、菅野さんには2011年を、松永さんには2005年のヴァイオリンを演奏いただきました。

この二台のヴァイオリン、6歳違いの兄弟になるわけですが、それぞれが独特の個性を持っていることをあらためて感じました。
性格が過激な弟(2011年)を、少し落ち着いたお兄さん(2005年)が、たしなめているようにも聴こえましたし、お互いが自己主張をしながらも、最終的には仲良しで、一つの音楽の中で混ざり合っていくようにも聴こえました。
いずれにしても、我が子の成長を見守る親御さんの心情を想像しながら、製作者として嬉しく聴かせていただきました。

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いよいよ、今回の演奏会のメインプログラム、弦楽四重奏のコーナーとなりました。
それぞれの楽器が個性豊かに歌う瞬間、そして、ハーモニーとして一体となって響く瞬間、どちらも鳥肌の立つ思いで聴かせていただきました。
製作者としてクレモナに渡って16年、いろいろ大変なこともありましたが、あきらめずに頑張ってきて良かったと、心から思える時間となりました。

曲目は、
レスピーギの、「リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲より 宮廷のアリア」
ボロディンの、「弦楽四重奏曲より、第3、4楽章」
そして、アンコールとして、ロンドンデリーの歌、弦楽四重奏版でした。

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このような企画をしていただいた宮地楽器さん、すばらしい演奏で応えていただいた演奏家の皆様、そして温かい拍手で盛り上げていただいたお客様と一緒に、素敵な時間を共有できたことが、なによりも嬉しいことでした。
深く感謝申し上げます。
この貴重な経験を糧として、これからも、さらに良い楽器を製作できるように精進していきたいと思っております。

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全て終了しての、記念撮影です。
山本さんは、終演直後から忙しくて、ご一緒できなくて残念でした。。
数日前にお渡ししたばかりの不慣れな楽器にもかかわらず、素敵な演奏を聴かせていただいた音楽家の皆様に、あらためて感謝申し上げます。
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そしてもう一枚の記念写真。。
会場でビデオ撮影をしていただいた高橋明さんも乱入しての楽しい撮影でした。
私だけ、妙に硬くてスミマセンでした、、^^。
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長文を最後までご覧いただき、ありがとうございました。


by violino45 | 2017-05-10 03:06 | お知らせ | Comments(7)

もう1台の新作ヴァイオリン、と2005年のヴァイオリン 動画でご紹介

先日ホワイトでご紹介しました、もう一台のヴァイオリン、輪野光星さんに試奏いただきましたので、動画にてご紹介させていただきます。

このヴァイオリンは、日本ヴァイオリン製作研究会、春の展示会」にて展示予定です。

日時:2017年5月20日(土)と21日(日) 両日とも10時~16時30分
場所:Academy Hall (アカデミーホール)
住所:東京都豊島区東池袋1-30-6 セイコーサンシャインビル B1

☆入場は無料です☆ 
池袋の展示会では、両日とも、展示楽器を使用した演奏会が開催されます。
このヴァイオリンは日曜日の13時からの部で演奏いただく予定です。

では、輪野さんの演奏をお聴きくださいませ。
1曲目は、パラディスのシチリアーノ、2曲目はバッハのパルティータ2番の、いずれも冒頭部分です。



この楽器、誕生直後で、まだニスの乾燥も不十分な状態での録音でしたが、元気に歌ってくれて安心しました。
輪野さん、今回も素敵な演奏をありがとうございました。

では、楽器の写真をご紹介させていただきます。
前回と同じく、A.Stradivari、1705年モデルです。
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裏板は、少し変化のあるトラ杢です。
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エフとコーナー部分の仕上げです、柔らかさとシャープさの融合は、永遠のテーマです。
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裏板の、コーナー部分です。
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ウズマキは、前作と同じく、新しいモデルを使って製作しました。
具体的には、1715年のA.Stradivari、"Emperor"を意識したモデルとなっておりますが、もちろん完全コピーではなく、自分なりのスタイルを目指して製作しました。
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 ぜひ展示会場にて、実物をご覧いただき、貴重なご意見を伺えれば嬉しいです。
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久しぶりに、ラザーリ師匠にも見ていただき、いろいろご意見を伺いました。
2002年からの修業時代を経て、独立して10年近くになりますが、まだまだ勉強すべきことが多いです。
こうしてお邪魔することは私にとって、とても大切な時間となっています。
今回も、製作スタイルからニスの仕上げまで、たくさんの貴重なご意見をいただくことができました。
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さて、今回、輪野さんにはもう1台、楽器の試奏をお願いいたしました。
2005年から2015年までの10年間、宮地楽器さんにて試奏用楽器として展示しておりましたヴァイオリンです。
現在は、その役目を終えて私の手元にあるのですが、弦楽器フェアなどの展示会では、毎回おなじみの楽器となっております。
池袋の展示会でも展示させていただきます。

そして、この機会に、製作から12年経過してどのような音になったのか、記録に残しておこうと思った次第です。

早速、動画をごらんくださいませ。


いかがでしたでしょうか?
よく、ヴァイオリンを弾き込むことで音が成長して、味わいが出てくるという表現があるのですが、今回、録音しながらあらためて聴いていて、そういう面もあるのですが、また違った面での変化があることを、あらためて実感した録音となりました。

この楽器は、個人の演奏家さんに弾かれていたヴァイオリンではありませんが、宮地楽器さんや展示会にて、かなり頻繁に演奏いただいておりましたし、いろいろなイベントにてステージで演奏いただく機会も多かったので、弾き込みに関しては十分で、木材やニスも十分に乾いていて、鳴りという点では、かなりのレベルにあるのではないかと感じております。

ただ、それを、味わいが出てきたという言葉で表現してよいのかどうか、製作者としては慎重になるところです。

率直な感想としては、12年前に比べて成長しているのは確かですが、まだまだ、味わい深い音になったというわけではなく、人間でいうと、中学生のような、まだまだ元気の良い盛りのような音、もっと言えば、反抗期に突入したような尖った音でもあるような気がしました。

録音で、その雰囲気が伝わるのかどうか、あまり自信はないのですが、製作者として12年間、ずっとこの楽器の音を聴いてきての、率直な感想です。

ただ、もう一つの要素として考えなければならないのは、楽器が成長していくのに合わせて、それに見合った調整をする必要があるのは事実で、今回、あらためてじっくり音を聴いた結果、製作者の判断として、音の調整をし直すことにしました。
でも、帰国直前で時間が無いので、魂柱を交換するだけに留まりましたが。。

再調整した結果、元気の良い音には変わりはないのですが、若干、年齢なりの落ち着きを感じさせる音色になったのではないかと思っております。
調整後の録音はできませんでしたので、お聴きいただくことはできないのですが、5/20~21の池袋の展示会では、実際に御試奏いただければ幸いです。

では、この楽器の写真を少しご紹介いたします。
12年前の撮影ですので、クオリティはご容赦くださいませ。

最新作と同じ、A.Stradivari 1705年のモデルです。
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エフは、今とは少し雰囲気が違いますが、同じモデルで、アマティ的なスタイルです。
当時のブログの記事を見ると、いろいろ精神的な不安定な状態がエフに出ているようで、「哀愁のエフ」と自ら命名しておりました。
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ウズマキは、この頃から使い始めた、ラザーリ師匠から譲っていただいたモデルで製作したものです。
ストラディヴァリのスタイルですが、モデルとしては、ガリンベルティのモデルとなります。
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あらためて見直すと、ラザーリ師匠の後ろ姿を見ながら、ひたすら走り続けていた44歳当時のことを思い出します。
この楽器の1年後に、ヴィエニアフスキー・コンクールで1位をいただき、ある意味、人生が変わっていくのですが、根本的な部分では何も変わることなく、一台一台の楽器に集中して製作を続けられていることに感謝して、これからも精進していきたいと思っております。

長文をご覧いただき、ありがとうございました。


by violino45 | 2017-05-03 16:42 | 製作記 | Comments(4)

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