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弦楽器フェア2009 と、友人のリサイタルのお知らせ

今年も、弦楽器フェアに参加させていただきますので、よろしくお願いいたします。

2009年 10月30日(金)~11月1日(日)の3日間。
東京、九段下の科学技術館が会場です。
開催時間は、10時から18時です。
入場料は、1000円です。

今年も、宮地楽器さんのブースにて、クレモナでのライバル、高橋明さんと天野年員さんとともに、3日間常駐しておりますので、お時間がございましたらぜひお越しください。

宮地楽器さんのHPでもご紹介しています。(写真がすごいですので、、、ビックリしないでくださいね。)

フェアの公式ページは、こちらです。
このページにて、別会場での試奏コンサートの情報がご覧いただけます。

今回のフェアでは、先日行われたトリエンナーレコンクールの参加作品をメインに展示します。
3人揃って製作技術で高ポイントを獲得したバイオリンはもちろんですが、7位に入った私のビオラと10位に入った高橋さんのビオラも展示しますので、ビオラを弾かれるかたは、ぜひご試奏いただければ嬉しいです。

また、現在宮地楽器さんに試奏用楽器として置かれています2005年製のバイオリンも展示しますので、この4年間で私の作風がどのように変化したかも、じっくりとご覧いただければ嬉しいです。

では、会場でお会いできるのを楽しみにしております。
お気をつけてお出かけください。

さらに情報ですが、、
弦楽器フェア開催初日の10月30日(金)19時から、BSジャパンにて昨年放送されました「バイオリンの聖地クレモナへ」が再放送されることになりました。
BSデジタル放送ということで、視聴環境が限られてしまいますが、ぜひご覧いただければ嬉しいです。
番組の公式ホームページは、こちらです。

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さて、この場を借りて、友人のクラリネット演奏家、奥田英之さんのリサイタルをご紹介させていただきます。

4人のクラリネット演奏家によるアンサンブルで、オペラやオーケストラ作品のアレンジ演奏をお楽しみください。
編曲も、奥田さんが行っています。
ちなみに、グループ名の「クアットロ・アンチェ」ですが、アンチェは管楽器のリードの意味で、クアットロは、4つの、という意味です。(この場合は、4人の、になるのでしょうか?)

クラリネット四重奏 クアットロ・アンチェ 第4回 演奏会
2009年 11月 6日 金曜日 すみだトリフォニー 小ホール
18:45開場 19:15開演
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>>プログラム<<
・アルディーティ(編曲:奥田)/くちづけ(華麗なワルツ)
・3つの小品(編曲:奥田)
  ガッロ:「ソナタ」より第1楽章 - ペルゴレージ:「スターバト・マーテル」よ
り「悲しむ聖母がたたずんでおられた」 - ペルゴレージ:「スターバト・マーテル」
より「聖母は悲しみ、苦しまれていた」
・デポルト:イタリア組曲
・レスピーギ(編曲:奥田):リュートのための古風な舞曲とアリア 第3番
・ロッシーニ(編曲:奥田):歌劇「セヴィリアの理髪師」より抜粋

演奏 : クアットロ・アンチェ
松田康治  上田奈緒  田中香  奥田英之 相島咲貴子(賛助)
チケット : 前売り 2500円 当日 3000円
お問合せ先・・・奥田英之
E-mail wky2700@ezweb.ne.jp
TEL 090-8107-6587

詳細はこちらへhttp://vagaoku.exblog.jp/11317242/
by violino45 | 2009-10-24 18:23 | お知らせ | Comments(14)

2009 トリエンナーレコンクールのご報告

先日開催されました「トリエンナーレ・弦楽器製作コンクール」ですが、結果がなかなか発表されず、また、その直後に弦楽器見本市「クレモナ・モンドムジカ」があり、慌ただしくしておりまして、ご報告が遅くなってしまい失礼しました。

今回のトリエンナーレは、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス、トータルで480台もの楽器が集まる、巨大なコンクールとなりました。
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先日お知らせしました通り、私はバイオリン部門とビオラ部門に参加しました。

結果を申し上げますと、私のバイオリンは、製作技術やスタイル、フィッティング、ニスの審査では高得点を得て10位圏内に残っていたようで、上位入賞の可能性もあったようなのですが、音の審査では審査員の皆様に気に入っていただけなかったようで、結果的に順位を下げてしまい、入賞は叶いませんでした。
この、音の結果に関しては、実は心当たりがありまして、、、後ほどご説明いたします。
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対して、ビオラ部門では、私の楽器は「7位」という成績でした。
上位入賞までもう一息で惜しかったという気持ちもありますが、ビオラだけでも92台の参加という世界最大規模のコンクールで、しかも初めて参加したビオラ部門で10位以内に残れたことはとても嬉しいですし、私にとって大きな成果と納得できる結果でした。
高橋明さんも、ビオラ部門で10位に入りました。
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この2台の楽器は、10月30日からの弦楽器フェア(九段下、科学技術館)にて展示させていただきますので、ぜひご覧くださいませ。
宮地楽器さんのHPで、フェアのご紹介がされています。

さて、今回のトリエンナーレコンクールは、チェロ部門でクレモナのシルビオ・レバッジさんが金メダルを獲得されましたが、そのほかの部門ではイタリア人もしくはイタリアで活動している製作家にとって少し厳しい結果となりました。
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こちらで上位入賞者のリストがご覧いただけますが、フィンランド、イギリス、フランス、アメリカ、韓国、オーストラリア、ドイツなど、イタリア以外の国の製作者の活躍が目立った大会になりました。

日本人では唯一、松下敏幸さんがバイオリン部門でファイナリストとなり、表彰台に上られました。
安定した実力は、さすがと感じました。
おめでとうございます。
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さて、先ほど書きました、バイオリンの音についての心当たりですが、、
実は、提出期限の数日前には音の調整はほぼ終わっていて、まずまず無難な仕上がりと感じていたのですが、まだ時間が残っていたこともあり、さらに良い音に調整できる可能性を探るために、製作学校時代の恩師、マルキ先生を訪ねました。

マルキ先生は独自の調整ノウハウをお持ちで、在学時代にも何度か習ったことがあるのですが、当時の私にはレベルが高すぎてその神髄を理解するには至らず、残念な思いをしていたのですが、卒業後、機会があればぜひもう一度習いたいという希望を持っていましたが、今回、コンクールに参加する直前で、良い機会と感じたので、思い切って師匠を訪ねたわけです。

マルキ先生は、もちろん喜んで迎え入れてくれて、在学中とまったく変わらない熱意で楽器の最終調整のノウハウを教えてくださいました。

もちろん、在学中よりはずっと先生の話は理解できましたし、魂柱調整などによるすごく微妙な音の変化も実感として感じることができましたが、それを最終的に一つの楽器の音としてまとめて、より完成度の高い楽器に昇華するまでには時間が足りず、私自身の気持ちの焦りもあり、結局、もっと楽器の音が良くなるという可能性を感じつつ、未消化のまま時間切れとなってしまい、心残りの気持ちを引きずったまま、楽器を提出しました。

コンクールの結果は、この未消化な気持ちがそのまま形になって返ってきた気がしています。

でも、マルキ先生に相談したことは、まったく後悔はしていません。
コンクールを、競技という視点だけで見れば、もしかしたら数日前の無難な状態のまま提出していたほうが良い結果を残せた可能性もあるのですが、提出前の極限状態の中、あえて思い切って門を叩いたことで、とても貴重で有意義な経験ができたと思いますし、自分の問題点がはっきり実感できたことで、今後追及すべき課題が明確に見えてきたからです。
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思えば、2005年から毎年コンクールに参加し続けてきて、通算8度目の大会だったのですが、今までは、2度の優勝を含めてすべて10位以内の成績でした。
これは、おそらく他にはあまり例の無い記録で、私の中ではもちろん誇りではあるのですが、反面、プレッシャーにもなっていて、無難な成績を残したいと意識するあまり、思い切った挑戦ができないという重荷にもなっていました。

今回で、この記録は途絶えたわけですが、私の中では新しい挑戦をした結果ですので、むしろ清々しい気持ちですし、プレッシャーが無くなった分、今後もいろいろなコンクールに挑戦していきたいという意欲がさらに湧いてきました。

さて、今回、楽器を提出する前に、仲間たち、そしてラザーリ師匠も交えて試奏会を開きました。
コンクール前の緊張状態の中、お互いの楽器の音を聞くことで、インスピレーションをもらったり、落ち込んだり、焦ったり、悲喜こもごもではあるのですが、こうしてお互いに刺激し合えるのも、コンクールに参加する大きな意義だと思います。
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残念ながら、仲間の中からは上位入賞者は出ませんでしたが、皆この経験を通して、将来さらに良い楽器を製作できるヒントを掴むきっかけになったと思います。
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また、いつもお世話になっている宮地楽器の山本さんからも、今回もいろいろアドバイスをいただきましたし、心強い応援をいただきました。
上位入賞という形でお応えできなかったのは残念ですが、この場を借りて感謝申し上げます。
弦楽器フェアでは昨年同様、宮地楽器さんのブースにて、高橋さん、天野さんと一緒に楽器を展示させていただきますので、お時間がありましたらぜひお立ち寄りくださいませ。

長文になってしまい、失礼しました。
最後に、今回参加した楽器の写真を少しご覧ください。
まずは、バイオリンです。
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ここからは、ビオラです。

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by violino45 | 2009-10-09 08:45 | お知らせ | Comments(18)

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