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エフの舞

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お久しぶりです、、、、。
かつてない程の仕事のエンドレス状態、、、、。
理由があるのですが、、それはもう少ししたら、書きますね。

バトンで書いた、運命のヴァイオリンも、、、(おおげさな、、、)。
もう少しお待ち下さい、、、(誰も待ってはいない?)

次のバイオリンも、エフを切り終わりましたので、吉例の、「エフの舞」でございます。
たにつちさんの、「足の舞」に対抗するにはまだまだ修行がたりませんが。

ご覧になって分かるように、前回ほど木目が目立たない材料です。
でも、音響的には、全く遜色なく響きます。
このあたりが、材料選びの難しいところで、見た目ばかりにこだわっていると失敗しますし、巨匠に怒られる所以でありますね。

最終的にホワイトで仕上がった楽器の表面は、なめらかな柔らかさを感じますが、このエフの段階では、まだまだ表面もざらざらで、エフのエッジも尖っています。

このシャープな雰囲気も好きなのですが、このままヴァイオリンになってしまうと、どこか硬さの残る、冷たい雰囲気の楽器になってしまうので、少し角を落として柔らかさを出すのですが、その兼ね合いはとても難しいです。
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by violino45 | 2006-03-21 16:48 | 製作記 | Comments(10)

私とヴァイオリン(バトン)

ニューヨーカーのパンダさん(ヴァイオリニスト)からバトンをいただいてしまいました。

私と○○バトン とのことで、○○にはお題が決められているそうです。
で、「私とヴァイオリン」ってことで。

Q1.パソコンまたは本棚に入っている「ヴァイオリン」は?

パソコンには、今までに製作したヴァイオリンの写真がいっぱい入ってます。
あらためて見直してみると、、、、製作技術やスタイルは日々変遷しているんですけれど、それぞれの時期にいろいろな思い出があって、どれも大切な楽器たちです。
使っていただいている方の顔や声がすぐに浮かんできて、、、宝物です、この写真集。

本棚は、バイオリン関係の写真集、製作資料、文献などで溢れています。
あと、製作学校時代の一般科目の教科書やノートが未だに、、、、。(捨てられないですよね、、、。)

ちなみに、本棚の上には、今まで買い集めたヴァイオリンの材料が山積みになってます。
数えてみたら、80台分ぐらいありました。


Q2.今妄想している「ヴァイオリン」は?

妄想、、、ですか。。。
タイムマシンに乗ってストラディヴァリに会いに行ってニスの調合を、、、、、、あ、これはnobaraさんの妄想だ。

やっぱり、パンダさんのようなヴァイオリニストが、私の楽器で、オーケストラをバックにしてコンチェルトを弾くようなことが現実に起きたらいいなと思います。
でも、それは200年後のお楽しみですね。
やっぱり、タイムマシン、欲しいなあ。


Q3.最初に出会った「ヴァイオリン」は?
 
子供の頃、某放送局の、「ヴァイオリンのおけいこ」という番組を、なぜか毎週見ていました。
その頃の先生は、すごく厳しそうな、意地悪そうなおばさん(失礼)で、生徒達もなんだか萎縮しているのが伝わってくる番組でした。
で、生徒の一人がG線上のアリアを練習していたのですが、まさに「静香ちゃんのヴァイオリン状態」で、毎週毎週、ほとんど上達しないのを見続けるうちに、ああ、ヴァイオリンというのはなんて難しい楽器なんだー!という先入観(実際そうですが)を持ってしまったのだと思います。
そのトラウマ?がなければ、もしかして今頃はヴァイオリニストになっていたかと思うと(ないない!)、テレビの影響ってすごく大きいと思いました。(パンダさんとは逆の状況ですね。)

でも、その数十年後に、再びヴァイオリンと運命的な出会いをして、私の人生そのものになってしまったわけですから、分からないものですね。


Q4.特別な思い入れのある「ヴァイオリン」は?
 
うーん、製作した楽器は、全て思い入れがあるので、どの楽器をとは決められないですね。

やっぱり、製作家になるきっかけとなった、運命の古いヴァイオリンでしょうか、、、。
この楽器のことを書き出すと、長くなるので、別の機会にご紹介したいと思います、、。


Q5.最後にバトンを回したい人とそれぞれのお題は?

やっぱり、パンダさんの生徒さんだったhiroさんとらぶさんでしょうか。
お忙しいと思いますが、よろしければぜひ、、、。
お題は、もちろん、「そば打ち」、、ではなくて「ヴァイオリン」で^^。
by violino45 | 2006-03-12 16:36 | 日記 | Comments(16)

ニス

最近、暗黒ゾーンのイメージが忍び寄ってきたので、、、、色を変えてみました。

というのは嘘で、、葉月さんやlalaさんのピンク攻撃に影響されただけでございます。
個人的には、nobaraさんの狂い咲き、、、いや、百花繚乱を期待しているのですが、、。

いずれにしても、少しキモいので、すぐ戻すと思います。


それはともかく、、、
ホワイトバイオリンも、すでにニス塗りに入っています。
奥に見える大きいのは、ビオラです。
事情により、バイオリンがビオラを追い越してしまいました。
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部屋の一角に、ニス塗りコーナーを設置してあります。
本当は、別の部屋で埃を遮断して、が理想的ですが、無理なので、かなり近接した状況で作業しています。(2mくらいです)
壁のポスターは、色の比較用ですが、壁が汚れないようにする役割の方が大きいです。

奥に見える様々なビンは、ニスの材料から抽出した染料がほとんどです。
いろいろ、スタンバイしてありますが、最近は数種類を適宜、混ぜています。

最近、ニスフェチになったpearlさんと、けいさんのために、詳しく書きますと、、、。(あ、らぶさんとnobaraさんも必要かな?)

黄色は、、、
ガンボージ、日本語ではなんて言うんでしたっけ、、、しおう?だったかも。
しおう、ではなくて、すおう(蘇芳)でした、、、、。

あ、、やっぱりしおう(雌黄)でした、、、、すみません!

これは、毒性がありますので、取り扱い注意です。
あと、クルクマというのを使います。日本語では、ウコンです。(読み間違えないでくださいね)
あとは、アロエという樹脂も時々使います。

赤系では、、、
ドラゴンブラッドがメインです。
あとは、ラターニャという木から取った染料や、カテキュ、サンダルウッド、ローズウッド、などですが、ドラゴンブラッドがほとんどを占めて、あとは微妙な色の調整用です。

ニスの母体は、以前も書きましたが、
シェラック、ジネプロ、マスティック、ベンゾエ、エレミ、ラベンダーオイル少々です。
比率は、大まかに、シェラックとジネプロが3分の1ずつで、残りを他の樹脂で補います。
この比率は、私も毎回試行錯誤です。
硬すぎたり、柔らかすぎたり、なかなか難しいです。

たぶん、製作者の人じゃないと、呪文のように聞こえると思いますが、本当に呪文のような物で、文字情報そのものにはあまり意味はありません。
でも、実践している人には、ヒントぐらいにはなるのでは?と思います。

マニアックな内容になってしまいまして、すみません。
こんな変な事を普段やってます、、、ぐらいに見ていただければ、、、。
by violino45 | 2006-03-10 05:13 | 製作記 | Comments(44)

ホワイトヴァイオリン

ホワイトヴァイオリンが仕上がりました。
白木(しらき)と、普段は言っていますが、、、。
イタリア語では、ビアンコ、、です。
ボンゴレ・ビアンコ・スパゲッティ、、、。(アサリのホワイトソース・スパゲッティ、、、)

白木でキレイに仕上がったときは、ニスを塗るのがもったいないような、そんな不思議な気分になります。
しばらく、このままで眺めていたい、、、、と思うのですが、、実際は、即座にニス塗りを開始します。
文字通り、ホワイトバイオリンは、一瞬のはかない命です。
つい、写真を撮りたくなってしまいます。
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by violino45 | 2006-03-08 16:46 | 製作記 | Comments(21)

フラットマンドリン


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2004年にクレモナのヴァイオリン製作学校を卒業したのですが、その時の卒業論文のテーマに選んだのが、フラットマンドリンでした。
子供の頃から、カントリー/ブルーグラス音楽に親しんでいた私は、いつかはフラットマンドリンを製作してみたいと思っていたので、自分用の楽器を作る良い機会だったわけです。
イタリアといえば、ナポリマンドリンに代表される、胴体が丸いマンドリンが主流なので、私がこのフラットマンドリンを製作して、学校に持っていった時は、イタリア人の先生達は非常に喜んでくれました。
おかげで、卒業論文も大成功に終わりました。

卒論では、フラットマンドリンの歴史や、音楽的背景、バイオリンとの構造の違い、類似点などを発表しました。
もともとイタリアで誕生したマンドリンが、19世紀末にイタリア人移民と共にアメリカに渡ったのですが、当時、アメリカでバイオリン製作をしていたギブソン氏が、バイオリンの構造をマンドリン製作に応用したのが、フラットマンドリンの誕生です。
その後、ロイド・ロアーという天才技術者がさらに完成度を高め、究極のフラットマンドリンを完成させました。(ギブソンF5)
このF5は、フラットマンドリンのストラディバリウスと言われ、現在、非常な高値で売買されています。
その後、多くの製作者が改良を試みても、結局はF5のスタイルからは抜けられないという状況も、バイオリンにおけるストラディバリと良く似ています。

私が製作したこのフラットマンドリンも、そのF5をモデルにしています。
オリジナルは、非常に美しいサンバースト仕上げですが、私はその技術を持たないのと、やはりクレモナで学んだバイオリンの技術を応用したかったので、ヴァイオリンニス仕上げとなってます。

このマンドリンの写真を、私のHPの、ギャラリーのコーナーにアップしました。
写真が重いかもしれませんが、お時間がありましたら、ご覧下さいませ。
http://www.webalice.it/violino45/
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by violino45 | 2006-03-05 17:15 | 製作記 | Comments(23)

渦巻き

ここのところ、余裕が無くてブログの更新ができなかったのですが、その間に、渦巻きが仕上がってしまいました。

この渦巻きの材料も、良く見ると、木目がきれいに通っているのが分かると思います。
今回は、意識してそういう材料を使ってみたのですが、いつもそういう材料が手に入るわけでもないですし、表板のところでも書きましたが、木目だけで材料の質を判断するわけではないので、特に深い意味はないのですが。

ストラディバリモデルなので、私としては可能な限りストラディバリに見えるように削っているのですが、見る人によっては、「全くストラディバリに見えない!」という指摘をいただくこともあって、なかなか奥が深い世界です。
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by violino45 | 2006-03-04 13:09 | 製作記 | Comments(0)

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