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松山での音楽イベントに参加しました。

毎年、11月の後半には松山市にお邪魔して、音楽イベントに参加させていただいておりますが、今年はレクチャー形式の演奏会、大人のための音楽教室【モーツァルトはなぜ良いのか?、なんて良いのか!】と題されたイベントに参加いたしました。

場所は、松山市の中心街にあります、マツヤマ楽器さんの2Fホールです。

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最初は、松山市を中心に活躍されているピアニスト、池田慈さんによる、モーツァルトのピアノ曲の解説、そして演奏も聴かせていただきました。

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池田さんとは、実は、10年前からの御縁です。
2007年に、チャイコフスキー・コンクールのヴァイオリン製作部門で一位を獲得した時に、諸事情で表彰式と展示会には行けなかったのですが、その時に、モスクワに住む知人に紹介していただいたのがロシア留学中だった池田さんで、池田さんの友人が写真に詳しいとのことで、展示会の様子を撮影していただいたのですが、その時にはまだ面識もありませんでした。

その後、諸事情で楽器がクレモナに戻ってきてしまい、2009年に、ようやくコンクール事務局に楽器を返還することになり、高橋明さんとモスクワに渡ったのですが、楽器が無事返還できて、ホッとして、モスクワ市内の「うどん屋」に入った時に、偶然、その場にいらっしゃったのが池田さんだったのです。

それがご縁で、翌年にはクレモナに来訪されたりして、親交が続いていたのですが、ロシア留学が終わって松山を中心に活動を開始されていたのは存じていましたが、池田さんが、この会の主催をされている西村真也さんと出会われて、このようなイベントでご一緒することになったのはまったく偶然の流れでしたので、御縁の不思議さを感じております。

ですが、御縁があったのにもかかわらず、今まで、ピアノの生演奏を聴かせていただいたことがなかったので、今回、初めて間近で聴くことができて、嬉しかったです。
モーツァルトのピアノソナタ、素晴らしい演奏でした。
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続いて、松山で英語教師をされている長岡アーティさんによる講演でした。
非常に幅広く深い知識をお持ちの長岡さんが、モーツァルトの魅力を、CDによる音楽再生を交えながらじっくりと説明されて、私自身もとても勉強になる時間でした。

腕に抱えておられるのは本物の猫ちゃんではなく、今は他界された愛猫ピクシーを模したぬいぐるみなのですが、長岡さんによると、ピクシーはとても頭の良い猫だったため、教授となって蘇ったとのことです。
今回の講演は、ピクシー教授と長岡さんの掛け合いで、楽しく進行されました。

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最後は、主催者であり、松山モーツァルト会会長である西村真也さんと、御子息の壮さんによるヴァイオリン・ソナタ演奏、そして、モーツァルトの音楽の魅力を解説いただきました。
表題の、【モーツァルトはなぜ良いのか?、なんて良いのか!】というテーマに向けて、実演を挟みながらの解説は、とても興味深い内容でした。

演奏していただいたのは、2009年に私が製作したヴァイオリンです。
今回、ガット弦(オリーブ)が張られていましたが、メリハリがあって深みのある音色で、モーツァルトの演奏に合っていると感じました。
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今回、私もイベントに参加させていただきましたが、モーツァルトについて語れる知識も話術もありませんので、モーツァルトの時代にどのような楽器が使われていたのかを、バロック時代のヴァイオリンを使って実演できないかと思い、宮地楽器の山本さんに相談したところ、バロック・バイオリンの新作を貸していただけることになりました。

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私の拙い説明では、バロックバイオリンを上手くご紹介できたかどうか怪しいところですが、実物をご覧いただけたことで、また、壮さんに少し弾いていただけて、当時の音色をお客様にも感じていただけたのではないかと思います。
山本さん、ご協力いただき、ありがとうございました。
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ちなみに、このバロックバイオリンを製作したのは、クレモナ在住の金子祐丈さんなのですが、なんと、出身は松山市とのことです。
今回のイベントは、いろいろな御縁を感じる場となりました。
あらためて、お世話になりました皆様に御礼申し上げます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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by violino45 | 2017-11-19 19:15 | 日記 | Comments(2)

弦楽器フェアのご報告

弦楽器フェアには大勢のお客様にご来場いただき、ありがとうございました。

大変遅くなりましたが、写真にてご報告させていただきます。
3日間、宮地楽器のブースにはたくさんのお客様にご来場いただきました。
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お客様と、楽しく歓談させていただいたり、、、
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貴重なご意見もたくさんいただきました。

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ヴァイオリンの音を聴いていただく時は、とても緊張しますが、貴重な勉強の時間です。
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今回も、試奏担当として、宮地楽器の講師先生にご参加いただきました。
佐々木梨花先生には、何年もお世話になっております。
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長直子先生は、今年初めてご参加いただきました。

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弦楽器フェアでの、大久保さんとの記念撮影、大切な恒例行事となっております。
知り合ってから、もう20年となりました。お互い、まだまだ元気で頑張っていきたいものです。
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そして、ラザーリ師匠との記念撮影です。
15年前に師事して以来、ずっと大きな目標であり、大切な同い年の友人でもあります。

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さて、今年の弦楽器フェアは、60周年ということで、「日本のヴァイオリン製作の歴史」が紹介されていました。

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やはり、代表的な製作家としては、鈴木バイオリンの創設者、鈴木政吉さんが筆頭となりますね。
90年前の作品、風格と凄みを感じさせる楽器でした。
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そして、個人製作家としては、やはり宮本金八さんが有名です。
今回は、氏のカルテットが展示されていました。

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さすがの、安定した技術を感じさせる、すばらしい作品でした。
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恥ずかしながら、私の勉強不足で、存じ上げない製作家の作品もありましたが、雰囲気のある、力強い作風に惹きつけられました。

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大先輩方の作品を拝見していて、どのようなお気持ちで製作をされていたのか、想像しました。
今よりも情報が少ない時代、きっと、無我夢中で、熱い思いで挑戦されていたのではないかと思います。
私たち後世の製作家は、先輩たちが築いてこられた歴史を汚すことの無いように、真摯に取り組んでいかなければならないと思いました。
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今回来日されていたジェノバのマエストロ、ジョルダーノ氏に楽器を見てもらっている高橋明さん。
さすがに、緊張してますね。

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クレモナの製作家仲間、そしてライバルでもある、メンタさんとダニーロさんに私の楽器を見ていただきました。
良い評価だったので、嬉しかったです。。

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小さいお子さんにはフルサイズのバイオリンは大き過ぎですが、、でも、手作りの楽器の雰囲気を感じて、良い経験になっていただければ、弦楽器フェアの意義は大きいのではないかと思います。
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天野さん、講師の長先生に試奏していただいて、真剣に音のチェック中です。
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フェア最終日、皆、壊れてきました。
突然、チェロを弾き始める高橋明さん。

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私と山本さん、足をストレッチして気合を入れ直します。
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無事にフェアも終わり、記念写真です。
お客様との触れ合いがとても楽しい3日間でしたし、今後の製作活動に向けて、とても勉強になる時間となりました。
あらためて、感謝申し上げます。
来年も、この場所で皆さまとお目にかかれます日を楽しみにしております。
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打ち上げは、イタリアの仲間との、居酒屋での宴会でした。
イタリア人、特にメンタさんが居酒屋での作法(取り分け等)を完璧に心得ていてビックリでした^^。。
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by violino45 | 2017-11-10 22:30 | 日記 | Comments(2)

クレモナに戻りました。

日本でのイベントと展示会が無事に終わり、クレモナに戻ってきました。

宮地楽器さんでのイベント、池袋での展示会に御来場いただきましたお客様、そしてお世話になりました皆様に、あらためて感謝申し上げます。
また次回、お目にかかれます日を楽しみにしております。

帰国早々、荷物を整理しようとしたら、さっそく占領されました。
まったく作業が進みません。。。
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強い意志を感じる瞳です。。
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by violino45 | 2017-06-02 12:22 | 日記 | Comments(2)

池袋の展示会、無事終了しました。

5月20日~21日と開催されました、「日本バイオリン製作研究会 春の展示会」が無事に終わりました。
真夏のように暑い二日間、たくさんのお客様にご来場いただき、まことにありがとうございました。

今回は、クレモナから3人で参加させていただきました。
左から、根本和音さん、菊田、高橋明さんです。
根本さんは、10代半ばからクレモナで修業されて、まだ20代半ばですが、将来有望と期待されている製作者仲間です。
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二日間とも、大勢のお客様にご来場いただき、賑わいました。
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私はヴァイオリン3台とビオラ1台を展示させていただきました。
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最新作のヴァイオリンです、4月に完成ばかりの楽器で、今回の展示会が初のお披露目となりました。
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2011年のヴァイオリンです、宮地楽器さんのイベントでは、ファーストヴァイオリンとして演奏いただいた楽器です。
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そして2005年のヴァイオリン、イベントではセカンドヴァイオリンとして演奏いただきました。
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2006年のビオラです、このビオラもカルテットで演奏いただいた楽器です。
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展示楽器を使用したリサイタルは、製作者にとって、とても貴重な経験となる時間です。
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今年は、三澤裕美子さんに演奏いただきました。
製作研究会のリサイタルでは、何度も出演いただいておりますが、今回も、とても素晴らしい演奏をご披露いただきました。
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製作者にとって、自身の楽器が、プロ奏者による演奏で会場に響く瞬間は、やはり何度経験しても嬉しいものです。
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私は、4月に完成したばかりの最新作を演奏いただきました。
ニスの乾燥もままならない、赤ちゃんのような楽器ですが、どのように響くのか聴いてみたかったのです。
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三澤さんの演奏によって、元気な声を響かせていただきました。
製作者として、とても感動的な時間でした。
素敵な演奏をありがとうございました。
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高橋明さんが15年前に製作された、カノン砲のコピー楽器も久しぶりにお披露目されました。
試奏リサイタルでは、まさにカノンという感じで鳴り響いておりました。
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2日間、ご来場いただいたお客様には、たくさん楽器を試奏いただき、ありがとうございました。
とても楽しい時間を過ごさせていただくとともに、まだまだ勉強すべき点が多々あることを、あらためて実感できた展示会となりました。
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まだヴァイオリンを始めたばかりという方との出会いも嬉しいものですし、製作者を志している若い人たちとの語らいの時間も、私にとって、とても貴重で楽しい時間です。
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今回、宮地楽器さんには試奏弓をご提供いただき、また、スタッフの平山彩子さんには展示のサポートをいただきました。あらためて感謝申し上げます。

クレモナから参加した3人にとって、貴重な経験となった二日間でした。
また次回、お目にかかれます日を楽しみにしております。
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by violino45 | 2017-05-21 22:57 | 日記 | Comments(2)

本年もよろしくお願いいたします。

旧年中は当ブログにご来場いただき、まことにありがとうございました。
2017年も、可能な限り頻繁に更新していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

今年も、昨年の最後に製作したウズマキの写真で、新年のご挨拶をさせていただきました。
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7年目となりますウズマキの写真年賀ですが、毎年、クローズアップでの撮影に耐えうるクオリティの作品を製作できているかどうか、自分自身への問いかけにもなっています。

今年も作品をご紹介できることの安堵とともに、一年間、大過なく過ごせたことにあらためて感謝しつつ、新しい年をスタートしたいと思っております。



さて、昨年末は時間的な余裕が無く、ブログで一年間を振り返ることができませんでしたが、2016年もいろいろな事があった年でした。

その中で、ブログ上では記事にしなかった事がありました。
それは、今までの製作台数が「100台目」を迎えたということだったのですが、あえて、自分の中でも、ブログ上でも特別に意識しないようにしていたのでした。

自分にとって、製作楽器はどれもすべて大切なものなので、区切りの数字であっても、特別な記念作品のような意味合いを込めたくなかったということもあるのですが、もう一つの理由として、妙に意識してしまうことで余分な力が入ってしまい、作品の完成度が下がってしまうことが一番心配でしたので、100台目を迎えることは、できるだけ意識せず、口にも出さず、ネット上でもスルーしてきたというわけです。

ですが、100台目を迎えたという事実そのものは、やはり大切な節目ですし、楽器製作を始めて20年、イタリアに来て15年目の記念でもありますので、新年を迎えた今、ブログ上に記録しておきたいと思った次第です。

ヴァイオリン製作を始めた20年前は、いつかは100台目を迎えることができるなどとは予想もできず、まして、クレモナでプロの製作家として活動できているとは夢にも想像できないことでしたので、この地で100台目を完成することができたのは、やはり、自分にとって大きな出来事でした。
だからこそ、それを口に出すのは恐ろしいことでもあったのでした。。。

100台目となった楽器は、昨年10月、こちらの記事にて2台目のヴァイオリンとしてご紹介した楽器です。
http://violino45.exblog.jp/23575841/

弦楽器フェアでも、ガラスケースの中で展示させていただきました。
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ニス塗り途中の様子は、こちらです。
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さて、製作した100台の楽器ですが、ヴァイオリンが86台、ヴィオラが13台、そして、クレモナの製作学校時代に製作したフラットマンドリンが1台含まれています。
製作学校の授業でマルキ先生とともに製作したヴァイオリンとビオラ、そして以前ご紹介したチェロは、やはり想い出深い大切な作品ではありますが、個人での製作とは言えないため、あえて含んでおりません。

100台という数字は、年間10台ペースで製作した場合、10年で達成できますが、私の場合、普段その半分近いスピードでの製作ということもあり、これから年齢を重ねていくことを考えると、200台目に到達できるのは、早くて20年後という感覚になります。

ちょっと気が遠くなりますが、、、@_@、、、、200台という製作台数は、自分の中でも夢というか、大きな目標でもありますので、一歩ずつ近づいていければと思っております。

2016年の最後にご紹介しましたホワイトビオラは、まさしく101台目の楽器となりますので、20年後へ向けての一歩を踏み出すには丁度良い区切りと言えるかと思っております。

新年早々から、長文になってしまい失礼しました。


さて、こちらの写真、一年前に友人からいただいた白いシクラメンが今年も花を付けたのですが、今度は、同じ友人からピンクのシクラメンをいただきましたので、二つ並べての記念撮影です。
昨年も長くて暑い夏でしたが、元気に乗り切って、花を付けてくれたのは嬉しいことでした。
自然の生命力を見習って、元気に生きていきたいなと思いました。
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この季節の日差しは、猫にとって、一番心地良いようです。

今年も、鏡餅的なミケにゃんで失礼いたします。
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by violino45 | 2017-01-01 03:51 | 日記 | Comments(2)

クレモナでの出会いが絵になりました

弦楽器フェアの三日間、素敵な出会いがたくさんありましたが、その一つをご紹介します。

放送局に勤めていた頃にお世話になった音響機器メーカーの元社員さんの佐藤当史さん(右)に、一昨年クレモナで再会できたのですが、その時にご紹介いただいたイラストレーターの「ゆうきよしなり」さん(左)から、絵をプレゼントしていただきました。

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お二人は、一昨年、イタリアのボローニャで開催された絵本展を視察に来られたのですが、その時にクレモナにも滞在されて、ヴァイオリンの町から感じたインスピレーションを点描で表現された作品です。
題して、「クレモナの夜明けのヴァイオリン」です。

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大聖堂(ドゥオーモ)の隣にある時計塔の上で、誰かがヴァイオリンを弾いていて、その音色が虹になっています。

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細かく、点描で描かれています。
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大聖堂と、時計塔です。
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ゆうきさんのブログは、こちらです。
http://ameblo.jp/yuki-yoshinari/
音楽演奏と絵画のコラボレーションの演奏会も開催されているようです。

↑写真右側の佐藤さんは現在、アニメーションの音楽制作をはじめ、クリエーターとしてご活躍されています。
佐藤さんが手にされているのは、ゆうきさんがクレモナでインスピレーション感じ、最初に描かれた下絵です。
今回、この下絵もいただきましたが、この絵も素敵なので、飾らせていただこうと思っています。

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不思議な御縁が重なって、クレモナに来たイラストを見ながら、虹のような音色が出る楽器を作りたいなと、あらためて思いました。
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by violino45 | 2016-12-08 15:51 | 日記 | Comments(4)

ヴァイオリン製作学校にお邪魔しました。

弦楽器フェアが無事に終了しまして、安堵しましたが、その後も、いろいろなところにお邪魔していましたので、少しずつ、ご紹介していければと思っております。

代官山音楽院のバイオリンクラフト&リペア科には、今までにも何度かお邪魔しておりますが、
今回、高橋明さんともタイミングが合ったので、二人で来訪させていただきました。

詳しくは、下記の代官山音楽院さんのサイトにてご紹介いただいております。
興味深い記事にまとまっておりますので、ぜひご覧いただければ嬉しいです。
http://www.daikanyama-ongakuin.com/vc-contents/scratch/18130/

完成したばかりの生徒さんたちの楽器を、じっくりと拝見させていただきました。
学生、プロ関係なく、楽器を見る時はいつも真剣になります。
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基本的な技術とともに、よりレベルの高い楽器を目指すにはどうしたら良いか? 
一緒に考えていく時間を過ごさせていただきました。
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実際のところ、皆さんの楽器のクオリティは高く、感心するとともに、製作者として少なからず脅威も感じる時間となりました。
私自身、まだまだ勉強すべきところが多いことに気が付きましたし、実際に、生徒さんの楽器からヒントをいただいた瞬間もありました。
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私と同時期にイタリアで修業された高倉さん(右隣)はじめ、歴代講師の皆様の指導の積み重ねが、多くの優秀な卒業生を輩出されていることを実感させていただきました。
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熱意と才能を持った若い人たちが集い、良い環境で学ぶことで、私や高橋さんを追い越していく製作者となるのも時間の問題と感じましたが、まだまだ私たちも挑戦者ですし、そう簡単には負けないゾと、新たな闘志を持って楽器製作に向き合っていきたいと思いました。
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by violino45 | 2016-11-17 19:53 | 日記 | Comments(2)

弦楽器フェアのご報告

遅くなりましたが、弦楽器フェア2016無事に終了いたしましたので、簡単に写真でご報告させていただきます。
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2007年から、宮地楽器さんのブースにて参加させていただいております弦楽器フェア、今年で10回目となりました。
参加メンバーが入れ替わったり、いろいろ大変な状況もあった10年でしたが、無事に10回目を迎えられたのは、多くのお客様にご来場いただき、ご指導をいただきましたおかげです。
あらためて、感謝申し上げます。
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宮地楽器の山本さんとの出会いは2005年でしたが、その当時は、こうして弦楽器フェアで展示できることになるとは夢にも思っていませんでしたので、10回目を迎えることができたのは、とても感慨深いのです。
山本さんとの想い出話は、また別の機会にお話しさせていただきます。
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おかげさまで、ブースの周りは、常に賑わった状況の三日間でした。
ブースの面積が足りておらず、御試奏のお客様には窮屈な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。
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今年も、最新作のヴァイオリンをお披露目することができました。
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宮地楽器の講師の先生には、毎年、試奏係をお願いしています。
お客様の前で、音色を披露いただけるのはとても嬉しいですが、緊張する瞬間でもあります。
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私が楽器製作を始めた20年前からお世話になっている方々と再会できるのも、弦楽器フェアの嬉しい出来事です。
大久保治さんと松原幸広さん、このお二人に出会っていなかったら、今の私はまったく違う場所にいるのは間違いないと思います。
毎年、あらためて感謝の気持ちを込めて、記念写真をしています。

松原さんのホームページ「ビギニングス」はこちらです。http://beginnings-music.com/
大久保さんのホームページは、こちらです。http://okuboviolinkoubou.wixsite.com/mysite
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3日間、体力的には厳しい状況でしたが、弦楽器を愛する皆様と、楽しい時間を過ごさせていただきました。
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もちろん、楽器のオーナー様と再会できる瞬間は、製作者として、とても嬉しい時間です。
緊張もしますが、、、。
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フェアも無事に終わり、記念写真です。
来年も、スタッフ一同、ご来場をお待ちしております。
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イタリアからの仲間と合流しての打ち上げです。
3日間の緊張から解放されて、皆、良い笑顔ですね。
また来年、東京でお会いしましょう。
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by violino45 | 2016-11-11 09:35 | 日記 | Comments(2)

モンドムジカ終了しました。

クレモナモンドムジカ、無事に終了いたしました。
毎年、同じような記事になってしまいますが、写真にて少しご紹介いたします。
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今年も、宮地楽器スタッフの山本さん、そして御子柴さんが買い付けに来られました。
この製作者さんは、ゴンザロ・バヨロさん、2012年のトリエンナーレ・コンクールでの3位受賞をはじめ、多くのコンクールで受賞を重ねているスペインのマエストロです。
数年前から、宮地楽器さんでも販売されています。
http://strings.miyajimusic.jp/item/GonzaloBayolo/
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バロック弓を試奏中の御子柴さん。
最近の宮地楽器では、バロック弓の販売にも力を入れているそうです。
http://strings.miyajimusic.jp/handmade_ins.php#bow
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会場でも、以前より、バロック楽器の展示が多いような気がしました。
こちらは、ヴィオラ・ダ・ガンバの新作楽器です。
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コントラバスも並んでますね。
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チェロも並んでます。
右端の白い楽器が気になりますが、、、。
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オールドの楽器をたくさん見られるのも、モンドムジカの楽しみです。
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毎年、工夫を凝らした展示が目を引きます。
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カラフルな肩当てや、、
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こちらは、ニス用の顔料や、調合のための道具です。
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カーボンのヴァイオリンも、増えてきたような気がします。
製作者としては、気になる存在です。
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材料を見る目は、やはり真剣になってしまいますね。
数ヶ月かけて製作する楽器の音色を決める、大切な要素ですので。
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こちらは、いつも演奏をお願いしている輪野光星さんと、毎年弦楽器フェアで一緒に展示している百瀬裕明さんです。やはり目が真剣です。
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と言いつつ、悩みながら選ぶのも楽しい時間ではありますね。
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モンドムジカでは、近年、ヴァイオリン系以外の楽器の展示も増えています。
こちらは、ピアノコーナーでの1台、前衛的なスタイルで目を引いていました。
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シェーカーなどの打楽器や、、
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カホンというんでしたっけ? ノリノリで叩いてました。
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ウクレレも目立ってました。
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そして、今年から大きくスペースを取っていたのが、ギター関係のブースです。
こちらは、有名どころの、テイラー・ギター。
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そして、マーチン・ギターのブースです。
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まさか、クレモナでマーチン・ギターのブースを見る日が来るとは、想像もしていませんでしたので、嬉しい驚きでした。
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ギターを見ている時が、一番嬉しそうですね。。
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長文ご覧いただき、ありがとうございました。

モンドムジカも無事終わり、一ヶ月後にはいよいよ弦楽器フェアとなりました。
今年は11月4日(金)~6日(日)、東京九段下、科学技術館での開催です。
いつものように、宮地楽器さんのブースにてお待ちしております。

フェアに先立って、宮地楽器さんのサイトで、特設ページとしてご紹介いただきました。
こちらでご覧下さいませ。
http://strings.miyajimusic.jp/gengakki_fair/2016.php

会場にて、みなさまにお目にかかれますのを楽しみにしております。
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by violino45 | 2016-10-04 06:18 | 日記 | Comments(4)

池袋の展示会、無事終わりました。

5月21日と22日に開催されました、「第14回 日本バイオリン製作研究会 作品展示会」が無事に終了いたしました。
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好天に恵まれ、特に22日は真夏のような暑さでしたが、たくさんのお客様にご来場いただき、まことにありがとうございました。
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私は、3台の楽器とともに参加させていただきました。
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2005年製作、ストラディバリモデル。
一昨年までの10年間、宮地楽器さんに店頭見本として置いていただき、また、展示会などでも毎回お披露目させていただいた楽器です。
このブログの読者様の中にも、1度は(何度も^^)この楽器を試奏いただいた方も多いのではないかと思います。
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2011年製作、ストラディバリモデル。
昨年から、宮地楽器さんに置かせていただいているヴァイオリンです。
5年間、展示会やコンクールなどで弾かれてきて、少しずつ、木材の鳴りを感じる音色に成長してきたように感じます。
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2006年製作ビオラ、ストラディバリモデル。
10年間、一人のお客様に弾き込んでいただいたビオラで、毎年、展示会などにお借りしている楽器ですが、この数年、楽器本来の音色、響きがさらに目覚めてきたように感じています。
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このような展示会に参加して、多くのお客様とふれ合い、貴重なご意見をいただけることは何よりも嬉しい事ですが、年月を重ねる中で、同じ楽器を何度も展示することで、製作した楽器がどのように変化していくのかを実感できるのは、製作者として得難い経験になっていると、あらためて感じた展示会でした。
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今回も、友人の製作家、大久保さんと再会できて、嬉しい時間となりました。
思えば、初めて出会ってから、ちょうど20年目になるのでした、、、。
大久保さんのほうが三つ先輩なのですが、、髪の毛も黒くて、若いですね~。
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今回の展示会では、川畠成道さんが試奏コンサートの演奏者として熱演をご披露いただきました。
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私も、2011年のヴァイオリンを弾いていただきました。
パガニーニの超絶技巧の曲でしたが、私の楽器は、超高速なパッセージにも破綻せずに、明確な音程で響いていましたので、ホッとするとともに、いろいろな課題も感じながら聴かせていただいた試奏会でした。
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会場の皆様も、川畠さんの迫力のある演奏に惹き込まれて、あっという間に時間が過ぎてしまう演奏会となりました。
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あらためて、ご来場いただきました皆様に、感謝申し上げます。
次回は、秋の弦楽器フェアでふたたびお目にかかれますのを楽しみにしております。
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by violino45 | 2016-05-24 09:08 | 日記 | Comments(5)

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