カテゴリ:製作記( 303 )

最新作ヴァイオリン、動画でご紹介 (別の楽器もあります)

5月7日の宮地楽器さんでのイベント、たくさんの御予約をいただき、まことにありがとうございます。
10時30分からの部はまだお席に余裕がございますので、ぜひこの機会にお目にかかれれば嬉しいです。
こちらの宮地楽器さんの電話番号(042-385-5585)で、ご予約を受け付けております。

さて、その5月7日のイベントにてお披露目させていただく予定の最新作ヴァイオリンですが、先日、輪野光星さんに録音していただきましたので、動画と写真にてご紹介させていただきます。

もう1台、輪野さんが関わった楽器もご紹介していますので、最後までぜひご覧下さい。


輪野さん、いつも素敵な演奏をありがとうございます。
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完成したばかりの楽器の録音は、緊張感も漂いますが、、、楽しく収録しております。
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今回、楽器の音をリアルに録音するための試みとして、新しいマイクを導入して、より楽器に近い位置で収録しました。
マイクはオーストリアのAKG社、C414B XLS というモデルで、私が放送局勤務時代に、楽器録音用に頻繁に使用していたマイクです。
これからも、ヴァイオリンの音を記録するための、より良い方法を模索していきたいと思っております。
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では、輪野さんの演奏です、2曲続けてお聴きください。
1曲目は、パラディスのシチリアーノ、2曲目はバッハのパルティータ2番の、いずれも冒頭部分です。



生まれたばかりのヴァイオリンの音色、お楽しみいただけましたでしょうか?
この楽器は、5月7日のイベントでも演奏される予定です。
ぜひ、生の音も聴いていただければ嬉しいです。

では、楽器の写真をご紹介します。

ストラディヴァリ、1705年モデルです。
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エフです、アマティ的な丸みを帯びたスタイルで製作しております。
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裏板の、コーナー部分です。
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ウズマキは、今回の楽器から、別のモデルを使用しております。
黄金期のストラドモデルであることには変わりないのですが、少しだけ小ぶりで、繊細なタイプになっています。
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5月7日の宮地楽器さんのイベントでは、この最新作の他に、いつも展示会でおなじみになっているヴァイオリン2台、ビオラ、そして1台だけ製作したチェロを使用しての演奏会を予定しております。
楽器とともに、皆様の御来場をお待ちしております。


さて、この楽器を収録した日、もう1台のヴァイオリンの動画も撮影しました。

輪野さんが、製作家仲間の2人と共同で製作した楽器です。
数年前、お互いの技術交換と音響研究を兼ねて共同製作されたそうで、しばらくホワイトで乾燥した後、今年、輪野さんがニス塗りをして完成したばかりのヴァイオリンです。
こちらの、輪野さんのHPにて、楽器の写真と、それぞれの製作者のプロフィールをご覧いただけます。
http://artviolins.net/violin-2017-collaboration-wano-momose-nose/

左から、輪野光星さん、野瀬典子さん、百瀬裕明さんです。
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では、演奏をお聴きくださいませ。
曲目は同じく、パラディスのシチリアーノ、バッハのパルティータ2番の、2曲です。



ご覧いただき、ありがとうございました。
若い製作者同士で切磋琢磨して、技術を磨いていくことは、すばらしいことですね。
優秀な製作者が育っていくことは、私達にとって脅威でもあるのですが、、とても嬉しいことです。
でも、まだまだ負けられませんので、、、^^、私も頑張って精進を続けて行きたいです。

録音の後、根本君、吉田さんも合流して、製作者同士の集まりとなりました。
楽器を手に、意見交換する姿はいつも真剣です。
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そして、お互いの楽器の音を聴き比べる、試奏会となります。
それぞれに、いろいろな思いを心に持ちながら、、悲喜こもごもの時間ですが、でも、確実に将来に向けての糧になる機会だと思いますので、これからも時々、こういう時間を持ちたいと思っています。
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左から、吉田朗子さん、根本和音さん、輪野光星さん、私、百瀬裕明さん、野瀬典子さんです。
あれ、なぜか明さんが居ない~?
この日は都合が合わなくて、、残念でした。。
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ミケにゃん、、私が帰国準備を始めると、必ずこうなります。。
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by violino45 | 2017-04-28 05:08 | 製作記 | Comments(2)

もう1台のヴァイオリン、ホワイトでのご紹介

5月7日開催のイベント、たくさんの御予約をいただき、まことにありがとうございます。
10時30分からの部はまだお席に余裕がございますので、ぜひこの機会にお目にかかれれば嬉しいです。
こちらの宮地楽器さんの電話番号(042-385-5585)で、ご予約を受け付けております。
各イベントの詳細は、こちらです。
http://strings.miyajimusic.jp/sale/event.php

さて、もう1台製作中だったヴァイオリンですが、ホワイトで完成しておりまして、遅くなりましたが、ご紹介させていただきます。
この楽器は、5月20日、21日に池袋で開催されます、「ヴァイオリン製作研究会 春の展示会」にて展示させていただきます。
両日とも、展示楽器を使用した試奏会がありますが、このヴァイオリンは日曜日の13時からの部で演奏いただく予定です。

いつもの、ストラディバリモデルで製作しました。
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裏板は、少し変化のあるトラ杢の1枚板を使いました。
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エフは、いつもどおり、少しアマティの影響を受けた時代のストラディヴァリ・スタイルです。
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コーナー部分の仕上げです。柔らかさと精密さの両立を常に考えて、仕上げていきます。
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ウズマキは、一つ前のヴァイオリンと同じく、今までとは少し違うイメージのストラディバリのモデルで製作しました。
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モデルは変わっても、いずれにしても黄金期のストラディバリを目指していますので、大きくイメージは変わっていないと思います。
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後頭部の彫り込みです。
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ウズマキも、シャープさと柔らかい雰囲気のバランスが難しいところです。
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ここのところ、クレモナも少し寒が戻って、ミケにゃんも体温調節が難しそうです。
皆様も、季節の変わり目、お体にはお気をつけてお過ごしくださいませ。
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by violino45 | 2017-04-25 05:07 | 製作記 | Comments(2)

41センチビオラのご紹介

5月7日開催の宮地楽器さんでのイベントには、たくさんの電話予約をいただき、まことにありがとうございます。
午前と午後の2回公演となりましたが、特に10時30分からの部はまだお席に余裕がございますので、ぜひこの機会に演奏会にてお目にかかれれば嬉しいです。
こちらの宮地楽器さんの電話番号(042-385-5585)で、ご予約を受け付けております。
イベントについてのご紹介は、前回の記事をご参照くださいませ。
http://violino45.exblog.jp/24046760/

さて、以前、ホワイトにてご紹介いたしました、41センチのビオラが完成しましたので、写真と動画にてご紹介いたします。
いつも使っている、ストラディヴァリモデルで製作しました。

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裏板は、少し細かいトラ杢のカエデを使いました。
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エフは、基本的にはヴァイオリンと同じく、アマティの影響を受けた時期のストラディヴァリをモデルとしています。
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裏板の、コーナー部分です。
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ウズマキは、いつものヴァイオリンのウズマキとはモデルが違いますので、少し雰囲気が異なって見えますが、ストラディバリのスタイルで製作しております。
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正面からです。
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斜めからのウズマキです。
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この楽器は、すでにお客様の手元にお届けしまして、大変喜んでいただけましたので、ホッとしているところです。
末永く、お客様とともに、良い音楽を奏でていって欲しいと、製作者として願っております。
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さて、動画ですが、、、以前もそうでしたが、クレモナではビオラの試奏をお願いすることがなかなか難しいので、今回は、また自分自身で弾いてみました。

ただ、練習不足な上に、タイミング悪く風邪をひいてしまい、倒れそうな体調の中での録音で、普段に増して音程もボーイングも不安定な状況で、お聞かせするようなものではないのですが、、、生まれたばかりのビオラの産声、音の記録としてアップしましたので、その点をご了承いただき、「勇者」を自負する方のみ、聴いていただければ幸いです。

内容は、前半が音階、後半がカイザーの一番を弾いております。
途中、指が痙攣しているように見えますが、本人的には、いわゆる、「ビブラート」というものをかけているつもりのようです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
現在製作中のヴァイオリンは、輪野さんに弾いていただき、動画をご紹介する予定ですので、お楽しみにです。


by violino45 | 2017-04-15 05:50 | 製作記 | Comments(2)

もう1台のヴァオリン、製作中です。

なかなか製作記を更新できませんが、現在製作中のヴァイオリンがもう1台ありますので、ダイジェストになってしまいますが、写真にてご紹介いたします。

いつものように、ブロック材に横板を貼り付ける作業から始まります。
センター部分の横板、曲げる前は真っ直ぐです。。。
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ベンディング・アイロンで曲げて、クランプでニカワ付けします。
この方法も、製作者によって様々なノウハウがありますが、私はこのやり方に慣れてしまいました。
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6箇所の横板が貼り付いて、ヴァイオリンの形になりました。
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裏板にカンナをかけて、平面出しをします。
この時点で、木材の硬さ、削った感触などを確認して、どのような楽器に仕上げていくかをイメージしていきます。
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横板の形を裏板に写し取って、ヴァイオリンの形に切り取ります。
裏板の場合、ボタン部分を残しておく必要があるのですが、、初心者のうちは、これを忘れて切り取ってしまうこともあるので、要注意です。。
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切り抜いた裏板を、大きく荒削りする作業です。
丸ノミで、ひたすら削っていきますが、この時点で、最終アーチの膨らみ具合を意識して削ることが大切です。
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パーフリングを入れた後、再び丸ノミで荒削りしますが、仕上がり面まで1ミリ近くになるくらいまで削りますので、荒削りとは言え繊細な作業です。
以前の楽器ですが、動画でご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=RfLiu2OTFQQ&feature=youtu.be
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そして、ミニカンナによる、アーチの整形に入ります。
木材の特性を見極めながら、どのような膨らみにすれば良い音で鳴るのか、正直、悩みながら削っていく作業です。
以前の楽器の動画は、こちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=wycw5YdeU1Q&feature=youtu.be
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最後に、スクレーパーで仕上げます。
楽器としての美しさと、音の良さを目指して、納得がいくまで仕上げていきます。
以前の動画はこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=TTZFfiEjzAs
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裏板が仕上がりました。
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ご覧いただき、ありがとうございました。
なかなか余裕が無く、次回はまたもしかしてホワイトヴァイオリンになってしまうかもですが、ご紹介していきたいと思っております。

もう春も間近で、ミケにゃんも伸び始めました。
気持ちよさそうに寝てますが、痛くないのでしょうか。。
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by violino45 | 2017-03-20 03:31 | 製作記 | Comments(2)

春に向けての、ホワイトヴァイオリン

先日、製作途中をご紹介しましたヴァイオリン、ホワイトで仕上がりましたので、ご紹介いたします。

このヴァイオリンは、5月のGW、宮地楽器さんで開催予定のイベントでお披露目する予定です。
現在発売中のサラサーテ誌内の広告でも、イベントの内容をご覧いただけますが、詳細は、後日、詳しくご紹介させていただきます。

定番となりました、ストラディヴァリ1705年のモデルで製作しました。
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ストレートなトラ杢の裏板ですが、少しだけ変化があります。
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少しアマティ的な、柔らかさを持ったエフをいつも目指しています。
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コーナー部分の仕上げも、シャープさとともに、柔らかさ、温かみを感じる仕上がりを心がけています。
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ウズマキは、今回の楽器から、少し違うモデルを試しています。
ストラディヴァリ・モデルには変わりはないのですが、少しだけ、繊細さを表現しやすいモデルにしてみました。
でも、モデルが変わっても、製作している間に、自分のスタイルになっていきますので、最終的な仕上がりの印象は、ほとんど変わらないのかもしれませんです。
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ご覧いただき、ありがとうございました。
この季節、暖かかったり、寒かったり、気温の変化が激しいですので、皆様、体調にはお気をつけてお過ごしください。
ミケにゃんも、まだ固い、桜のつぼみのように眠っております。
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by violino45 | 2017-03-10 14:26 | 製作記 | Comments(4)

厚み出し動画の続きと、クレモナ散歩。

前回、丸ノミでの厚み出しを紹介しましたが、今回は、ミニカンナとスクレーパーでの仕上げ作業をご紹介します。
4分程度の動画で、前半がミニカンナでの削り、後半がスクレーパーでの仕上げです。

スクレーパーでの削りは、ほぼ仕上げの厚さに近づいておりますので、かなりの騒音が出る作業で、夜間はできない仕事です。
また、厚み測定ゲージの、コンコンという音も、楽器っぽく?響くようになるので、気持ち的にも盛り上がってきます。




さて、普段は引きこもりで、、、ほとんど散歩などもしない私ですが、先日の日曜日、仕事が限界まで煮詰まったので、徒歩5分程度のドゥオーモ(大聖堂)まで、ワイドレンズを持って散歩してきました。

自宅の玄関を開けると、こんな景色です。 
隣人さんが世話をしている観葉植物がいい感じです。
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建物の外に出て振り返ると、こんな感じです。
この黄色いアパートに、15年間住んでいます。
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通りに出るための門です。
電動で開閉します。
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通りに出ると、こんな感じ、、、ベスパが良く似合う景色は、さすがイタリアです。
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通りを進むと、突き当たりにドゥオーモとトラッツォ(時計塔)が見えてきます。
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こちらは後ろから見たドゥオーモです。
製作学校時代は、毎日、この後ろ姿を見ながら通学しました。
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こちらは、真横から見たドゥオーモです、ライオン君?が居ます。
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そして、見慣れた、正面からの映像です。
いつ見ても、荘厳な雰囲気に圧倒されます。
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もう少し進むと、ストラディバリ広場ですが、この日はアンティーク市が開かれていました。
というか、これを見るために散歩に出たのですが。
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時計塔が見える路地にも、屋台が並んでいます。
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なにやら真剣に物色する婦人が約一名。。。
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この日は穏やかな天候で、ドゥオーモ前も賑わっていました。
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帰り道、雰囲気の良い路地の入り口に、雰囲気の良い自転車がありました。
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自宅に向かう道の風景です。突き当たりに教会が見えます。
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古ぼけた自転車も、なぜかオシャレに見えます。
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自転車の国イタリア、冬でもレーシングスーツで走っている人をよく見かけます。
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一時間の外出でしたが、ミケにゃんは、何事も無かったように丸まってました。
でも、薄目を開けて、様子を伺っていますね。。
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by violino45 | 2017-02-25 16:50 | 製作記 | Comments(7)

ヴァイオリン製作 写真と動画(厚み出し)

気がつけば2月になってしまい、新年の挨拶から更新できず、失礼しておりました。

久しぶりの製作記、ダイジェストになってしまいますが、現在製作中のストラドモデルのヴァイオリンを、少し写真でご紹介させていただきます。

製作動画も久しぶりにアップいたしました。

内型に貼り付けた横板の形を、裏板に写し取る作業です。
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最初の荒削りです。
大まかな仕事ではありますが、この時点でアーチの膨らみを明確にイメージできているかどうかで、その後の仕事の精度とスピードが大きく違ってきます。
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パーフリングを入れた後の、再び丸ノミでの荒削り工程です。
ここで良い形に整形しておくと、この後のミニカンナの作業が上手くいきます。
以前アップした動画は、こちらです。
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ミニカンナでのアーチ整形作業です。
ここでほぼアーチのイメージは仕上がりますが、スクレーパーでの作業でさらに追い込んでいきます。
動画は、こちらです。
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スクレーパーでアーチを仕上げます。
削る量は少ないですが、実際は、この作業がもっとも時間がかかります。
以前アップした動画は、こちらです。
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アーチが仕上がったら、裏側を削って、厚みを出していきます。
アーチの作業は、音作りにも重要ですが、見た目の美しさを最大限に表現するために神経を集中させますが、厚み出し作業は、美的感覚はとりあえず置いておいて、ひたすら良い音を追求するために、厚み配分に集中して削っていきます。
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別の楽器の映像ですが、厚み出し作業の第一段階を動画でご紹介します。
丸ノミを使っての、荒削りとなります。


ご覧いただき、ありがとうございました。
今後も、できるだけ更新していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

そろそろ春が近づいてきていることを、感じているのか、いないのか、、、。
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by violino45 | 2017-02-04 06:33 | 製作記 | Comments(2)

ホワイトビオラのご紹介です。

皆様、良きクリスマスをお過ごしでしょうか?

例年、ヴァイオリンをモチーフにしたクリスマスカードでご挨拶させていただいておりますが、、
この年末は、いろいろ余裕がなく、今年はカードを作ることができませんでした。

でも、ちょうど、製作していたビオラがホワイトで完成しましたので、写真にてご紹介させていただきます。

41センチサイズの、ストラディヴァリモデルのビオラです。
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裏板は2枚板、優しい印象ですが、トラ杢はけっこう深い木材です。
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表板の年輪の幅は広めで、強い木目の材料を選びました。
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エフは、少しアマティの影響が残っている時代のストラディヴァリのモデルです。
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エフの外側の部分の逆カーブは、ビオラの場合も十分深く彫り込みます。
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コーナー部分の仕上げです。
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今年最後のウズマキは、ビオラになりました。
少しだけ、重厚な雰囲気を目指して製作しました。
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穏やかなクリスマス、そして年末をお過ごしくださいませ。
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by violino45 | 2016-12-24 18:18 | 製作記 | Comments(2)

弦楽器フェアに向けての試奏会 & 新作楽器の紹介動画

11月4日から開催の、「弦楽器フェア2016」が迫ってきました。

あらためて、宮地楽器さんの特設サイトをご紹介させていただきます。
弦楽器フェアの詳しい説明、そして、参加する製作者5人のプロフィール、半生などが分かりやすく紹介されていますので、ぜひご覧下さい。
http://strings.miyajimusic.jp/gengakki_fair/2016.php

さて、宮地楽器ブースにクレモナから参加する4名(菊田、高橋、百瀬、西村)の、展示作品が仕上がってきましたので、各自持ち寄り、試奏、意見交換をする会を開きました。

参加者は、
〈後列〉、百瀬裕明さん、高橋明さん、菊田、根本和音さん。
〈前列〉、西村翔太郎さん、輪野光星さん、吉田朗子さんです。

輪野さんには試奏係とともに、私の楽器の録音もお願いしました。
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試奏の前に、とりあえず楽器を見ながら雑談が始まってしまうのが、製作者同士の集まりです。
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楽器を手に、こうして意見交換をすることは、若い製作者にとって、よい勉強の機会になることはもちろんですが、私たち中堅?(気持ちは若手)にとっても、常に新しい発見のある、とても貴重な時間になります。
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皆さん真剣です。
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なかなか終わりません。
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やっと、試奏会となります。
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こうした試奏会では、皆、それぞれの楽器の音を聴き取って、自分の楽器との違いを感じて、安心したり、危機感を持ったりという時間になりますが、言葉少なに集中することが大切だと、個人的には思っています。

その音の違いが、その場の調整で改善できるものだったり、削り方を変えるべきものだったり、材料の選択まで遡って考えるべきものだったり、いろいろですが、言葉では説明できないことがほとんどですので、まずは、集中して音の違いを聴き取り、記憶して、次の楽器製作へのヒントとすることが大切だと思います。

もちろん、アドバイスを貰うことも重要ですし、意見交換することで、1人で作業しているだけでは気が付けない問題点を再発見できたりするのが、試奏会の良い所だと思います。
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明さんにも弾いていただきました。
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なかなか、こうして皆で揃う機会は少ないですが、老若男女関係なく、皆で切磋琢磨しながら、良い楽器を生み出す努力をしています。

ぜひ、弦楽器フェアでは、私達の楽器を御試奏いただければ嬉しいです。
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さて、試奏会に先立って、輪野さんに私のヴァイオリン2台を演奏いただきましたので、動画にてご紹介いたします。

1台目は、つい先日、ホワイトでご紹介しましたヴァイオリンですが、記憶が新しいうちにということで、まずこの楽器をご紹介します。

曲は、前回と同じ、パラディス作曲の、シチリアーノです。



いつも、楽器が完成してから録音まで、十分な時間を取れないのですが、今回も、弦を張った翌日の録音となってしまい、楽器が十分に馴染んでいるとは言えない状態でしたが、とりあえず、元気に鳴ってくれたので安心していますし、こうして、生まれたての状態の音を記録しておくことは、後々、貴重な音源になるのではと思っております。

もう一台の楽器は、9月に、モンドムジカ前にホワイトでご紹介した楽器です。
こちらも、同じタイミングで完成しましたので、弦を張って1日目の状態です。



輪野さん、いつもありがとうございます。
今年はたくさん楽器を弾いていただきました。
来年も、よろしくお願いします。
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さて、長い記事になりましたが、今回動画でアップしました楽器の写真をご紹介します。
まず、1台目となります。

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続いて、2台目の楽器です。
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長文ご覧いただき、ありがとうございました。
楽器と共に、弦楽器フェアでお目にかかれますのを楽しみにしております。
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by violino45 | 2016-10-26 13:23 | 製作記 | Comments(0)

弦楽器フェア & ホワイトヴァイオリン

2007年から参加させていただいております弦楽器フェア、今年は10回目となりました。
この10年間で、参加メンバーが変わったり、いろいろ変化がありましたが、順調に継続して来られたのは、私達の楽器をたくさん御試奏いただいたお客様のおかげと感謝しております。

今年は、3年ぶりに天野年員さんも参加されることとなりました。
その他のメンバーは、昨年同様、菊田浩、高橋明さん、百瀬裕明さん、西村翔太郎さんです。

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11月4日(金)~6日(日)、東京九段下、科学技術館での開催です。
宮地楽器さんのブースにて皆様にお目にかかれますことを、スタッフ一同、心よりお待ちしております。

宮地楽器さんのサイトで、弦楽器フェアについて詳しく紹介いただいております。
http://strings.miyajimusic.jp/gengakki_fair/2016.php

さて、タイトルにも書きましたが、先日動画でご紹介したホワイトヴァイオリンの他に、もう一台、ホワイトで完成しておりましたので、遅くなりましたが、動画と写真でご紹介させていただきます。

今回、新しい試みというほどではないのですが、BGMは、私自身がギターで演奏しております。
演奏と言っても、、、適当に分散和音を弾いているだけのアドリブなので、お耳汚しなのですが、曲はともかく、、楽器の収録技法などいろいろ試していく中での一つの形としてトライしてみました。



引き続き、写真にてご紹介させていただきます。
A.Stradivari 1705年モデルで製作しました。
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裏板は、素直な、優しい感じのトラ杢のカエデを使いました。
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表板は、少し年輪が幅広い材料を使いました。
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コーナー部分の仕上げです。
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ウズマキは、ストラディバリのスタイル、そして師匠からの教えを追求しながら、自分自身の個性も少しずつ盛り込んでいければと思っておりますが、なかなか難しく、いつも課題ばかりが増えていきます。
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先日ご紹介しました、隣の窓の猫ちゃんたち、元気です。
窓越しに、遊んでおります。
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ミケにゃん、少しすねてるかな?
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by violino45 | 2016-10-20 17:09 | 製作記 | Comments(2)

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