スクレーパー
表板のアーチを仕上げています。
ミニカンナで形を作った後で、スクレーパーという道具で仕上げます。
このスクレーパー、道具というには簡単すぎて、鉄板を切り抜いて、研いで刃をつけているだけです。
でも、この鉄板の厚さや、大きさや形が違うと、削り具合が微妙に変わってきて、仕上がりに差が出てきます。
単純ですが、とても奥が深い道具だと思います。
スクレーパー無しでも、バイオリンの製作は可能ですが、優雅な曲線にするのはとても難しいと思います。
ちなみに、アーチを仕上げる途中では、エフを仮にデザインしています。
この方が、仕上がりのイメージをつかみやすいのです。
当然、削れば消えてしまいますので、何度も書き直します。
by violino45 | 2006-06-25 16:15 | 製作記 | Comments(8)
ワックスを染み込ませた後、余計な分をけづり落とす時は必需品です。
ワックスを染み込ませた後、、、、いい表現ですね~。
カッコいい~。
あの映画を思い出してしまいました。
セリカGT4が活躍してましたね~。
あ、スクレーパーの話でしたね。
スキー板を修理したりする時も使いそうですね。
見た目はただの鉄板なのに、ほかの道具では代用できないというのが不思議な道具ですよね。
菊田さんが使われているのがホンマモンのスクレーパーなんですね。
100円のはお好み焼きのコテみたいで、店では床に張り付いたガムを剥がすのに使用してます。
あまりに使用法が違いますね (笑)
これを使って、私もいつか作ってみたいです~。
いつもながら、なめらかな曲面となめらかな陰影です。
ただ、削るための道具じゃなくって、パテナイフとして、表板や裏板と側板を膠付けするときとか、膠を剥がすときに・・
私は大きな歯のスクレーパーは持っていないので、少しずつ全体を見ながら削ってますが、大きなスクレーパーは大きな曲面にはとても便利ですよね~
私は↓のページを参考に使い方を勉強してました。
http://www.off.co.jp/feature/feature04/sp04_01.html
この道具、たぶん、曲面を多用している家具などにも必須なんじゃないでしょうか?
そうですか~、100円ショップに、、、お疲れ様です。
いいですね~、いろいろな物に囲まれて、、、あ、でも仕事だと大変ですよね。
日本に帰国するたびに、いろいろな100円ショップを回って、買出しをするんですよ。
そのうちに、noriさんと出会うかもですね。
最近は、お皿とかも良い物が置いてありますよね。
スクレーパー、売っているんですか?!
ある意味、お店で売られているスクレーパーの方が、ホンマモンかもしれませんね。
生活に役立つという意味でも、存在価値が高い気がします。
スクレーパーという道具、ヨーロッパの木工の世界では昔から使われていたらしいんですけれど、日本ではどうだったのでしょうね。
ヨーロッパでは、もちろん楽器製作専用というわけではなくて、家具とか、船とか、木工の世界ではすごく一般的な道具として、よく目にします。
お、たにつちさんも楽器製作の世界に!
い~ぐるさん、一名、ご案内です~。
さすが、おもしろいHPをご存知ですね。
早速拝見しました。
スクレーパーの特色を分かりやすく説明されてますね~。
このページでも書かれているとおり、まさしくカンナとサンドペーパーの中間的な道具のような気がします。
実際の作業でも、カンナの後にスクレーパーを使いますし、その後でサンドペーパーをかけますしね。
バイオリン製作ですと、スクロールを掘る時には欠かせません。
いろいろな形のものを使います。
またご紹介しますね。