新作ヴァイオリン、と久しぶりのミケ
2014弦楽器フェア(10/31~11/2)まで、あと2週間少々となりました。
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会場にてお目にかかれますことを、楽しみにしております。
さて、先日、お客様にお届けしたヴァイオリンを、少し写真にてご紹介いたします。
この楽器は、残念ながら弦楽器フェアでは展示いたしません。
弦楽器フェアの出品楽器は、後日ご紹介いたします。
裏板は、10年ほど前にモラッシーさんのお店で購入した2枚板です。
見た目も端正で美しく、音響的にも優れた木材で、製作者の技量がそのまま出てしまう、ある意味怖ろしい材料です。
左右のエフです。
年輪が強く、しかも幅が広いタイプの表板は、楽器のアウトラインやエフがゆがみやすく、最後まで神経を使う部分です。
ウズマキです、重くなり過ぎないよう、軽快なラインを目指しました。
ご注文いただいたお客様には、見た目も音も気に入っていただけたようで、安心しました。
次回は、弦楽器フェアで展示しますチェロ、そしてヴァイオリンもご紹介したいと思っております。
最後に、久しぶりにミケにゃんを2枚。
わざわざ、痛そうなところで横になる不思議。
中に入ろうとして倒れたままのカゴでご満悦。
by violino45 | 2014-10-16 06:21 | 製作記 | Comments(4)
でめた持ち主さんが気にいってくださることがいちばん嬉しいですね。
ミケちゃんもお久しぶりです。我が家のねこももう少しで落っこちるよというようなところでくつろいでいます。( ´ ▽ ` )ノ
しかし、菊田さん楽器を数年前からこころまちにしている方 本当に楽しみに写真を眺めているのでしょうね。産まれたての楽器の魅力がヒシヒシつたわりました!
菊田さん、楽器に会える11月楽しみです。
o(^▽^)o
そうですね~、寸法も大切ですが、でも、もっと重要なのは、曲線が流れるように生き生きとしていることなのですが、良い表板は年輪が強くて、精密に削りづらいので神経を使います。
猫は、ほんとうに、どう考えても快適とは思えない場所でくつろぐところが不思議ですよね。。
毎回、帰国の前はバタバタになってしまうのですが、慌ただしくても、楽器の製作や仕上げだけは早回しはできませんので、ドタバタしながらも、新作楽器の周りだけは優雅な時間が流れている、不思議な状況です。
そうですね、製作をお待ちいただいている方のために、ブログでは製作風景をご紹介したいと思いつつ、なかなか実行できず、心苦しい状況が続いています。
少し前から、ブログのタイトルから、「製作記」の文字が消えているのですが、気が付かれましたでしょうか^^。
製作記にエネルギーを取られて、楽器の質が下がってしまっては本末転倒なのですが、でも、完成した楽器の紹介だけは、これからも続けていければと思っております。