弦楽器フェアのお知らせ、広告編、と製作記
昨日発売となりました弦楽器専門誌「サラサーテ」に、弦楽器フェアへの出展をお知らせする宮地楽器さんの広告が載りましたので、ご紹介いたします。
弦楽器フェアには、2007年から毎年参加させていただいていまして、今年は5回目になります。
天野年員さん、高橋明さんとともに、今年も新作楽器を展示させていただきますので、ぜひ、ご来場いただければ嬉しいです。
写真をクリックすると、大きな画面で広告をご覧いただけます。
私は、現在ブログにてご紹介しておりますバイオリンと42センチビオラを、天野さんは新作のバイオリンを、高橋さんは、現在製作中のビオラ(41センチ)と新作バイオリンを展示いたします。
高橋さんは、弦楽器フェアの会場でご購入いただける楽器も用意されるとのことですので、この機会に、ぜひ試奏をされてみてはいかがでしょうか?
私たち3人は、弦楽器フェアの期間中、いつでも宮地楽器さんのブースにおりますので、お気軽にお声をかけていただければ嬉しいです。
また、今回、初めての試みなのですが、宮地楽器さんのブースでは、ご希望をいただければ、常駐のプロ奏者が試奏の代行をさせていただきます。
楽器から離れた場所での音色を確認されたい時、客観的に音色の比較をされたい時など、お気軽にご用命いただければ幸いです。
また、宮地楽器さんのHP上での、私たちをご紹介いただいていますページもリニューアルされましたので、ご覧いただければ幸いです。
http://strings.miyajimusic.jp/japanese_maker.php
会場にてお目にかかれることを、宮地楽器のスタッフさんとともに、楽しみにお待ちしております。
では、42センチビオラの製作記をご紹介します。
前回製作した内型に、ブロック材を貼り付けます。
ブロック材を、コーナーの形に削ってから、横板を曲げます。
センター部分だけ貼り付けた横板です。
なんだか、猿の耳のようで、、、けっこう好きな瞬間です。。
横板をすべて貼り付けると、急に楽器らしくなってきます。
横板に合わせて、裏板と表板をデザインします。
ビオラはバイオリンに比べて大きいので、横板からはみ出す部分も大きいような気がしますが、実は、バイオリンとほとんど同じです。
切り抜いた裏板と表板です。
次回は、荒削りと、パーフリングの作業になります。
バイオリンのほうは、ミニかんなでのアーチ作りです。
削る場所によって、ミニかんなの大きさを変えていきます。
2匹の猫がにらみ合っているような感じですね。。
スクレーパーで、アーチを仕上げていきます。
スクレーパーは、木材を削り取るというよりも、カンナで切り取るような感覚で作業します。
削りくずも、カンナに似ています。
シマにゃんも、最近は涼しくなってきて、生き返ってきた感じです。
大きさを実感していただこうと思い、バイオリンとの2ショットを撮ってみました。
不審な物体に、、、警戒しております。。
by violino45 | 2011-09-02 07:38 | 製作記 | Comments(11)
以前は、どう楽器が出来ていくか全く分からなかったし実はあまり感心が無かったのですが、菊田さんのブログを見るようになって、興味が湧いてきました。感謝です。
毎回疑問に思うのですが横板が出来たら裏板と表板ってどうやって横板と付けるんだろー??
とか、、一枚板のVnの模様が左右対象に綺麗になっているので(とても美しいです!)そういった板を探すのが かなり難しいのでは?ナドナド、、ここのブログ見てる皆様からは、かけ離れた知識しかないのですが、それでも楽しいです。11月の展示会楽しみにしています!!
シマにゃんとvn可愛いーですね。
ネネちゃんはvnの音が好きでないみたいなのに、別の部屋からvnを持ってくると目を離すと必ずケースの上に座っているんですよー。
慌てて、ダメダメーって言い聞かせてますが、、(笑)
私のブログを通じて、楽器にさらに興味を持っていただけて、私もとても嬉しいです。
なかなか至らないところが多くて、分かりやすく説明できていない部分も多いと思いますが、これからも、少しずつ視点を変えながら、製作記を続けていければと思いますので、よろしくお願いします。
こちらこそ、弦楽器フェアでお会い出来るのを楽しみにしております。
ネネちゃん、かわいいですね。
猫って、座り心地が悪い場所だったとしても、その場所に座らずには気が済まない状況があるようですよね。
たぶん、junjunさんが持ってきた楽器ケースよりも自分の存在を感じて欲しくて、思わずその上に座ってしまうのではないかな?と想像しておりますです。
シマにゃんも、私たちが何か片付けものをしていると、必ずその中心に陣取って座りますので、、、。
シマにゃん元気になってよかったですねホントに。
最後の画像、シマにゃんクンがヴァイオリンの表板に
「ペシッ!」ってやらないか心配しました。
シマにゃんはいい子だからそんなことしませんね。
幸せそうな表情にホッとしました。
最近、滋賀県も涼しくなって、夏バテ気味の体には助かります~。
シマにゃん、バイオリンに手を出さずにお利口にしてますね。うちのワンはニスの匂いが気になるのか、時々クンクンしてます。マーキングされたら困るのですぐ引き離しますが。。。
今日は表板のバスバーの仕上げをしていました。今回は初号機の時よりも綺麗に付けられたと思っていたのですが、
なんと! 左右逆でした!!
「あ~~~っ」と叫びましよ、本当に。いや~、アホですね。
2号機は嫁さん用なので「まぁ、いいか」と一瞬考えましたが、あとが怖いのでこれから削り取ります、はい。
円高の今のうち、材料や道具を買っておこうかなぁ。
それでは失礼します。
この3日ほど留守にしておりまして、お返事が遅くなり、失礼しました。
おかげさまで、シマにゃんは見違えるほど元気になりました。
時々、モードチェンジスイッチが入るのは、あいかわらずですが、、。
でも、どんな猫も、そうですよね。
シマにゃん、、そうなんです、いろいろな物に興味があって飛びついたりするのですが、、バイオリンにだけは、無関心のようです。
でも、時々、ニスを塗っていると、エンドピンのところに刺してある棒にじゃれようとすることがありますが、、、。
台風の影響は、大丈夫でしたでしょうか?
お返事が遅くなり、失礼しました。
そうですか~、、バスバーが左右逆に、、、けっこう手間がかかる作業なので、ショックですよね。。
台数を作って慣れてくると、そういう失敗もなくなると思いますが、私が知っているだけでも、同じことをされた人が数人いますので、意外な落とし穴なのでしょうね。
他に、左右関係で、よくある失敗は、やはり、ペグの穴でしょうね。
G線のペグを右側から入れてしまうような失敗は、バイオリンを日常的に演奏してきた人はあまりしないと思うのですが、初めてバイオリンに触れるような方は、要注意だったりしますね。
ここだけの話、私も、初期の頃に一度だけやってしまったことがあります。
ウズマキを完成したあとでしたので、、これもダメージが大きかったですが、アマチュアの頃でしたので、木を埋めて修理して、完成させました。
いろいろな失敗は、初期の頃にしておいた方が良いですね。。
いろいろお気遣いをありがとうございます。
全然大丈夫ですので、気にされないでくださいね。
非公開コメントにあせって名前入れ忘れたみたいです(笑)
弦楽器フェアーにはまた御邪魔させてもらうと思います。
私も現在大きめのヴビオラ作ってますので菊田さんのビオラ楽しみです!
現在修理が忙しくフェアーまでに完成は無理そうですが(笑)どこまで出来るかわかりませんが持っていけそうなら見て下さいませ~。
では、また。
そうですか~、shigeさんもビオラ製作中なのですね。
ぜひぜひ、拝見させてくださいませ。
フェア会場でお会い出来るのを楽しみにしています。
ではでは。。